[ファイアーフライパークリゾート]ホタルのクリスマスツリーを見てきた

2014.06.03 12:00 
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日本ではこれからシーズン到来となるホタル観賞。ここマレーシアでは川沿い一帯のマングローブの木に数千匹のホタルが集まり、まるでクリスマスツリーのようになる場所があります。

 

どーも、旅する理科教師ぞーしきです。僕は星空宇宙天文検定2級を有する、ロマンチストでもあります。今回はホタル観賞という最高のロマンチックに浸ってきました。

 

場所はクアラセランゴールのfirefly park resort。マレーシアの首都クアラルンプールから車で1時間半程度です。

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タクシーのチャーターが難航……

クアラルンプールから英語ツアーだと一人190リンギット(約6000円)、日本語だと約9000円かかります。なので、僕らはタクシーをチャーターすることにしました。相場が200リンギット(約6000円)なので100リンギットぐらいで引き受けてくれるタクシーを探します。
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探し始めて約2時間、12台目でようやく130リンギット(約4000円)を見つけました。ホタル観賞は夜なので、電話番号を交換して夕方まで待つことにしましたが、この後恐れていた事態が発生します。

 

午後5時、約束の時間になり電話するも……繋がりません。苦労が水の泡です。
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仕方ないのでもう一度探すと、今度はあっさり3台目で見つかりました。
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ホタルがマングローブに集まる理由

19時過ぎにfirefly park resortに到着しました。入り口です。ここではチケットは買いません。
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ゆるキャラですね。甲虫要素がひとかけらも見当たりません。
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中に入って少し歩くと、日本語表記ありの石碑が見えてきます。ここに、ホタルが集まる理由が書いてありました。
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ここの湿地帯はベレンバンというマングローブが生育する環境を満たしており、この木の葉から分泌する樹液がホタルのエサになるため、数千匹のホタルが集まります。

 

小さなボートでマングローブ沿いを周遊

チケットを購入します。1ボート50リンギット(約1500円)です。1ボート4人乗りでしたが、僕らはシェアする相手が見つからず2人でこの値段を払いました。
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この小舟に4人乗ります。船頭さんが入るので2人でちょうどいい感じもしました。
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川の向こう岸はすべてマングローブの木。ベレンバンの木も数多くありました。ここを30分ほどかけて周遊します。
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鑑賞が始まる20時頃までこの船着き場で待ちます。直前にはツアーのお客さんで30人ほどになりました。
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ホタルの語源がわかる周遊へ出発

そして、カウンターでチケットを渡して、出発です!
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残念ながらフラッシュ撮影が禁止ということで写真が撮れませんでしたので、言葉で説明します。

ボートに乗った瞬間から対岸のマングローブ林で点灯するホタルたちの歓迎が見られます。
ボートは乗船所の小屋の光から逃げるように下り、対岸のホタルが集まるベレンバンの木に向かいます。対岸に着く前から、ガイドブックで謳われている南国のクリスマスツリーという真意が分かります。

目の前に広がるその電飾は、一か所だけでなく対岸にいくつも現れます。そして、輝いている灯がホタルだけでないことに気づきます。夜空に目を向けると、そこには美しい星空が広がっていました。

ホタルは電飾のように留まってはいません。その灯を絶やすことなくゆっくりと飛翔し、ふらふらと小さな弧を描き再びマングローブの木に着地します。それが、夜空の星と重なりゆっくりとマングローブの木に垂れてくるような感覚に陥ります。

 そこで初めて、ホタルの語源のひとつ「星垂る」を理解します。

 

これが、揺れるボートの上で比較的ぶれずに取れた一枚です。
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写真がなく、この感動は伝わりづらいと思います。だからこそ、実際に足を運び「ホタルたちの生きる絶景」を体感することをぜひともお勧めします。きっと、星垂る夜があなたをロマンチックな世界に誘ってくれるでしょう。

場所:クアラセランゴールのfirefly park resort

 

 

文・写真:ぞーしき

 

 


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デスク
世界新聞の通称「デスク」。株式会社世界新聞代表取締役。これまでに35カ国以上を訪れる。 2011年〜1年間の世界一周旅行へ。ブログ村世界一周ランキング1位。2013年、世界新聞を立ち上げる。 著書に「世界一周できませんと思っていたらできちゃった」(幻冬舎) 海外旅行に関する講演もちらほら。

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