以前、まるでタイムスリップしたかのよう!ウユニのおばちゃん朝カフェという記事を書きましたが、そこでボリビア人が毎朝飲んでいるのが「アピ」。ボリビアの「赤いおしるこ」とでも言うような不思議な飲み物でした。
ウユニのメルカド(市場)の朝カフェにて、ボリビア人が毎朝飲んでいる赤い飲み物……アレは一体何なんだ?ということで注文してみました。
ボリビアにおいてアピはTE(お茶)、 CAFE(コーヒー)と同列の扱いです。
注文すると、おばちゃんが鍋から注いでくれますって……とろみがあるんですね。
アピはパンとセットで60円くらいです。
このつぶつぶは何なんでしょうか。色も含めてちょっと邪悪な印象です。
勇気を出していただきます。
これは……今まで味わったことのない感じです。口当たりはおしるこよりもっとサラサラしていて、どちらかと言うと葛湯(くずゆ)に近い感じ。何にせよトロトロしています。まず、ほのかなレモンのような酸味があって、恐らく砂糖由来であろうのっぺりとした甘さが残ります。どちらにせよすごく大人しい味なんですが、何故か飲ませるから不思議です。このくらいアンニュイなほうが、朝にはいいかもしれません。
調べてみると、アピは紫とうもろこしの粉から作られているんだそうな。ちなみに日本でも買えるみたいです。ボリビアに行った際はおばちゃんの大きな背中を眺めながら、アピで良い一日のスタートを!
文・写真:デスク
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