旅行者に大ダメージを与えかねない空港トラブル。プライオリティパスで空港ラウンジを駆使して世界一周していた僕が、いかに空港トラブルを避けてきたかを紹介します。
世界一周中、旅の窮地を救ったプライオリティパス
こんにちは!世界新聞編集部のRyutaです。2014年~15年にかけて夫婦で世界一周旅行をしていました。
僕は世界一周中、プライオリティパスで空港ラウンジ(VIPラウンジとも言う)を利用していました。
プライオリティパスに関して口コミで知っている方もいると思います。
しかし実際に、プライオリティパスで空港ラウンジを使ってみると、住めるレベルで便利です。笑
安全で癒される空間に用意された軽食と飲み物(お酒も!)、さらにはwifiまで…!
旅先で何度助けられたことか…。
世界一周の経験上、海外旅行者はプライオリティパスは絶対持っていたほうがいい…!
正直、旅をしていてそう思うことは多かったです。
そんなこともあり、プライオリティパスが海外旅行でどう役に立ったかという自分の体験について書こうと思いました。
口コミだけでは知りえないプライオリティパスの情報をお伝えできたらと思います!
まずは簡単に、僕の旅の様子を紹介しておきます。
こんな感じで世界一周していました
2014年6月19日から夫婦での世界一周の旅をスタート。(写真はスリランカ)
フィリピンのオスロブではジンベイザメと2ショットに成功。
マレーシアではあまりの居心地の良さに、本気で移住を考えかけました。
アイスランドのスーパーブルーと呼ばれる氷の洞窟。今まで見た景色の中で間違いなくベスト3に入ります。
イギリスの湖水地方。今度は子供を連れて、また行ってみたい場所です。
モロッコのサハラ砂漠では、天の川が直視できるほどの星空に出会いました。
もちろんウユニも行ってきました!
…こうして約9ヶ月間、29ヶ国の旅を経て日本に帰国。
今は日本で生活していますが、年に数回は海外に行くことにしています。
(妻は現在第二子を妊娠中。子供がある程度大きくなったら家族で放浪旅を計画中)
空港ラウンジについておさらい
空港ラウンジとは、Wikipediaでこう定義されています。
空港ラウンジ(英語: Airport lounge, VIP lounge)とは、空港において飛行機の出発を待つ乗客の利便のために航空会社や空港によって提供される特別待合室を指す。
Wikipedia「空港ラウンジ」より。
…特別待合室!
口コミでも有名ですが、誰でも入れる場所というわけではありません。
空港ラウンジを利用するためには「プライオリティパス」が必要です。
空港ラウンジを利用するための「プライオリティパス」とは
空港ラウンジを利用する際に、僕が使っていたのがこのプライオリティパスです。
プライオリティパスはクレジットカードとは違い、空港ラウンジに入るためのカードです。
このプライオリティパスで、世界30ヵ国・500都市の1000軒以上の空港ラウンジを利用することができます。
ちなみに、プライオリティパスの運営会社は設立して25年。世界最大級のラウンジサービスを提供しています。
カスタマーサービスも24時間年中無休で対応(しかも多言語で!)してくれるので、使う側からしても安心です。
口コミでもこの辺りの評判はいいですね。
ちなみにこのプライオリティパス、航空会社や航空券のランクに関係なく空港ラウンジを使えます。
エコノミークラスでもファーストクラスでも、等しく使えます。
もちろんLCCでも、プライオリティパスさえ持っていたら空港ラウンジを利用できます。
(僕自身ほとんどLCC利用でしたから笑、これは本当に助かってました)
プライオリティパスはどんな海外旅行者も持っておいて損はないアイテムだと、個人的に思っています。
そもそも空港ラウンジってどんなところ?
例えばアジアのハブ空港、マレーシアのクアラルンプール国際空港の場合。
ここには4つの空港ラウンジがあります。
(大きな空港ですから1つだと逆に困りますね。笑)
1 クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur Intl) (KLIA1 (サテライト))
24時間営業。国際線出発専用のVIPラウンジで、サテライトビルの中2階にあります。
2 クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur Intl) (KLIA2)
営業時間は午前4時~午前0時。国際線の出発専用で、ゲートL8の隣にあります。
3 クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur Intl) (KLIA2)
営業時間は午前7時~午前0時。国際線出発専用で、3階のSkybridgeを過ぎたところにある「TheBar」の後ろにあります。
4 クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur Intl) (KLIA2)
24時間営業。ランドサイドのレベル2M、フードコートエリアの近くにあります。
…ってホテルかよ!
これだけでも十分なのですが、場所によっては飲食、wifi、シャワールーム、さらにはマッサージを提供する空港ラウンジまで存在します。
プライオリティパスが提供する空港ラウンジ、もはや待合室の域を超えた癒しの空間です…。
使ってみるとわかるのですが、口コミ以上のインパクトがあります。
僕もクアラルンプール国際空港では、飛行機に乗るまで空港ラウンジで過ごしていました。搭乗までの優雅な一時。
おかげでマレーシアがいい思い出になりました。
僕を空港トラブルから救ってくれたラウンジ3選+おまけ
① コミュニケーション問題
② 待ち時間問題
③ wifi問題
海外の空港を利用する時、この3つで困った人は多いのではないでしょうか?
僕も色んな空港を利用してきましたが、やっぱり困ったことといえばこの3つに集約されます。
(この問題は日本の観光庁が調べた訪日外国人へのアンケートからも見て取れます)
…というか、海外旅行者として悩むことは、みんな同じなんですね。
でも安心してください。これらの問題、すべて解決できます。
…そう、プライオリティパスならね。
プライオリティパスで利用できる空港ラウンジによって、いかにトラブルを回避できたか…。
口コミだけではわからない、僕の体験エピソードで紹介していきます。
1.乗り継げない!モロッコで旅中断の危機
まず1つ目のコミュニケーション問題。
英語がわかればある程度は大丈夫…なハズでした。
しかし僕が世界一周していた時も、いくつかの空港でコミュニケーション問題が発生しました。
例えば、モロッコのフェズ空港
空港職員の英語の発音が訛っていて上手くコミュニケーションできませんでした。
僕の英語もイマイチだったのですが、身振り手振りで伝えてみても中々伝わりません。
このままでは次の空港での乗り継ぎ情報がわからない!旅が中断されてしまう…。
何とかなるだろうとは思いつつも、かなり不安。
そこで僕は、プライオリティパスを見せました。
すると空港職員は、さっきまでのやり取りが嘘だったかのようにスムーズに空港ラウンジへ案内してくれました。
空港ラウンジには専用スタッフがいて、とても聞き取りやすい英語で話してくれました。
僕のイマイチな英語にも、何度も頷きながら聞いてくれました。
とても気持ちよく会話ができましたし、乗り継ぎ等の情報をしっかり聞くことができました。
おかげで無事に飛行機を乗り継ぎ、旅が中断される危機から救われたのです…。
ちなみにモロッコのフェズ空港の空港ラウンジは異国感があって僕のお気に入りのラウンジでもあります。(しかも24時間営業)
利用してみて思ったのですが、やはりラウンジには質の高いスタッフがいると思います。
高級ホテルのカスタマーサービスみたいなイメージでしょうか。
本当に助かりました。
2.夜中のインドで嫁さんと長時間トランジット…シンプルに不安。
2つ目の待ち時間問題。
個人の海外旅行者にありがちなのが、費用を抑えるために乗り継ぎの時間がとんでもなく長くなること。
(夜23時頃に着いて、次の飛行機が朝4時半とか)
わかるわかると頷いているあなたは、立派な旅人ですね。笑
デリー空港(ニューデリー・インディラ・ガンディー国際空港)にて。
僕の場合、それこそ22時くらいにインドに入り、朝5時発くらいだったと思います。
空港の床や椅子で寝てもいいのですが
……インドなんですよね。
もちろん空港なので警備員とかもいるんですが
……インドなんですよね。
奥さんも連れていたし、荷物をそこに置いて寝るなんて危険がいっぱい
……インドなんです。
(※インドは嫌いではありませんよ!)
しかしプライオリティパスを持っていたら、インドとかあまり気にする必要ありません。
ということで、24時間営業の空港ラウンジへ。(デリー空港には9件のVIPラウンジがあります)
ふかふかのソファーがいっぱいあって、気持ちよく眠れました。
空港ラウンジなので、荷物が盗まれる心配もないです。
なによりあの硬い床や椅子ではなく、ふかふかのソファーというのが感動でした。
ちなみに飲み物も無料で飲み放題です。
デリー空港では何事もなく、これが最後の旅になった…なんてことにならなくてすみました。笑
3. wifiが使えず〆切が間合わないという絶望的ヒヤヒヤ感
そして3つ目のwifi問題。
wifiが使える空港は多いですが、空港によっては利用時間制限があります。
10〜60分ぐらいでwifiが使えなくなったりします。
そのたびにオーマイガッ!ってなる人を見ていた僕も、自分のwifiが切れたときはオーマイガッ!って言っていました。
僕が特にヒヤヒヤしたのは、旅先でライター仕事をしていて、日本の編集者に記事を送る時です。
テキストだけならいいのですが、写真も一緒に送るとどうしてもサイズが大きくなります。
これ、空港とかにある公共のwifiだとなかなか送れないんですよね…。
【送信87%完了】
ってなって、もう少し、もう少し!もう少し頑張れ!!
【エラー 送信できませんでした】
ってなった時の気持ちたるや。文字では表現しきれません。
〆切間際の時なんか神頼みです。
パソコンに向かって「ホンマにお願い」って頼んでましたからね。
しかしこのwifi問題も、プライオリティパスを持っていると回避できました。
イギリスのガトウィック空港の空港ラウンジにて。
基本的に、空港ラウンジにはラウンジ独自のwifiが飛んでいます。もしくは空港のwifi利用無制限パスがもらえます。
要するに、プライオリティパスがあればwifiは使い放題というわけです。
no internet no lifeな現代人には不可欠…!
僕の場合、大きなサイズの写真もサクッと送れて仕事が捗りました。
冗談抜きで、ありがとうラウンジ!助かったよラウンジ!ラウンジ神!!ってなってました。(特に〆切間近)
とくに海外旅行中は、次どこでwifiが確保できるか保証がないですからね…。
プライオリティパスがあったので「空港さえ行けば空港ラウンジで確実にwifiが確保できる」という安心感がありました。
イギリスでライターの仕事を失う…なんてことにならなくてよかったです。笑
おまけ:意外とシリアスな軽食問題
意外と困るのが、食べ物の問題。
クレジットカードが使えなかったり通貨を両替し忘れたり…。
国によっては、空港で何時間も食事できない…なんてことも。
貧乏旅行をしていた僕は、フィリピンの空港でミイラになりそうになったことがありました。
(その時はプライオリティパス持っていなかった…残念!)
しかし、そんな時こそプライオリティパスの使いどきです。ほとんどの空港ラウンジには、軽食やドリンクが無料で提供されています。
僕が利用した中でも特によかったのが、ロンドンのルートン空港の空港ラウンジ。
スナックやスープが色々揃っていて、ペットボトルのドリンクもありました。
(これらのペットボトルは機内持ち込み可能なので、LCC利用の時には重宝します)
スナックもありますよ!ぼんち揚げみたいで美味しかったなぁ~
あと、スペインのマドリード=バラハス空港の空港ラウンジでは無料でワインも飲み放題でした!
マドリード=バラハス空港の空港ラウンジの様子。
サラミやチップスもあって、この後気持ちよく飛行機に乗れました♪
フィリピンで餓死しかけたあの頃が嘘のよう…。
時にプライオリティパスは、現地通貨以上の価値すら発揮するということを思い知らされました…笑
アジアの空港でとくに便利な空港ラウンジ5選
日本人の海外旅行者にとって、アジア圏の空港は特に利用頻度が高いと思います。
せっかくなので、僕も気になっているアジア圏の空港の空港ラウンジをご紹介します♪
1 チャンギ国際空港/シンガポール
営業時間:24時間
特徴:最長3時間まで滞在可能。2歳未満は入室無料。
詳細:SATS PREMIER LOUNGE シンガポール・チャンギ国際空港(Singapore Changi Intl) (第2ターミナル)
アジアの空港の中で最高の評価をされたこともあるチャンギ国際空港には、なんと空港ラウンジが10ヶ所あります。
チャンギ国際空港自体も広くて清潔なので、必見ですね!
2 シェムリアップ国際空港/カンボジア
営業時間:午前5時~午前1時
特徴:最長3時間まで滞在可能。2歳未満は入室無料。喫煙専用エリアあり。
詳細:PLAZA PREMIUM LOUNGE シェムリアップ・アンコール国際空港(Siem Reap Angkor Intl) (国際線ターミナル
僕が実際にカンボジアを訪れた時も、旅してるなぁ〜と感じられる国でした。物価も安いですしね!
シェムリアップ国際空港はそんなに大きくなく、空港ラウンジはこの1つなので、迷う心配もありませんね。
3 スワンナプーム国際空港/タイ
営業時間:午前5時~午後8時30分
特徴:お子様1名は入室無料。アルコール飲料あり(20歳以上)。礼拝専用室あり。
詳細:OMAN AIR FIRST & BUSINESS CLASS LOUNGE バンコク・スワンナプーム国際空港(Bangkok Suvarnabhumi Intl) (国際線コンコースE)
タイは日本からも行きやすく、観光地としても人気ですよね!
スワンナプーム国際空港内には空港ラウンジは10ヵ所あります。
4 仁川国際空港/韓国
営業時間:午前6時~午後10時
特徴:スペースの関係で入室制限の可能性があり。混雑しすぎる状態を避けられます。
日本のお隣さん、韓国!LCCの発展でとても安く旅行できるので、若い世代にも人気の国ですね。
仁川国際空港には空港ラウンジは8ヶ所あります!
5 オークランド国際空港/ニュージーランド
営業時間:午前6時~午前1時(フライトスケジュールによって変更の場合あり)
特徴:最長3時間まで滞在可能。5歳未満入室無料。
日本からは少し離れますが、時差もほぼなく日本に似た気候で人気の国ニュージーランド。
オークランド国際空港に空港ラウンジはこの1ヵ所です。
プライオリティパスの真の価値
今まで空港ラウンジというと…
VIPしか利用できない、無礼があったらいけないから入れない、住んでる世界が違う
なんて思っていた人もいたかもしれません。
プライオリティパスの口コミだけでは、わからないこともあったと思います。
でも実際は、貧乏旅行で世界一周していた僕ですら何度も利用していました。
パーカーにジーンズでも利用できましたからね!笑
実際に便利なのはもちろんですが、プライオリティパスを持っていると、海外旅行時の安心感がハンパじゃないです。
プライオリティパスの口コミだけでは、この感覚までは伝わりにくいのではと思います。
プライオリティパスを手にしてからは、空港ラウンジを使うために早く空港に行ったり、あえて長めのトランジットのチケットを取ってみたり…笑
余裕が生まれ、旅の幅も広がったと感じています。
そんなプライオリティパスのホームページには、こんなメッセージが書かれています。
25年前に混雑する空港ゲートで搭乗を待っていた弊社創業者は、プレミアム・クラスの乗客だけが専用のラウンジで待ち時間を過ごしているのを目にし、「搭乗クラスに関係なく、手頃な会費で最高級の空港ラウンジを利用できないものか」と考えたことがきっかけとなりプライオリティ・パスが誕生しました。
こういう快適さで海外旅行がより楽しくなるのだと思いますし、実際に僕の旅の助けになっていました。
そもそもプライオリティパスさえあれば、ファーストやビジネスクラスの人と同じサービスが受けられるわけですからね。
海外旅行者はより快適に、貧乏旅行者にとっても癒しの拠り所となる。
こういったことから、海外旅行でプライオリティパスという切り札を持っておくといいのではと思うわけです。
やっぱり旅はいい思い出にしたいですからね…!
僕は今後の海外旅行でも、どんどん利用していくつもりです。
プライオリティパス、今度の海外旅行の際には使ってみてはどうでしょうか?
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