歪む線路、迫る市場……扉の無い日本の電車が走るタイのマハーチャイ線に乗り、電車旅してきました。
タイ・バンコク郊外で鉄道旅
こんにちは、タケオトラベラーを運営しているたけちゃんです!
海外旅行には色々な楽しみ方がありますが、現地の鉄道に乗ってぶらぶら小旅行に出掛けるのも一つの方法ですよね。今回はタイ・バンコクから半日程度の小旅行ができる鉄道路線をご紹介します。
バンコクにあるウォンウィアン・ヤイ駅(Wongwian Yai)から伸びているタイ国鉄マハーチャイ線に乗ってみました。
メークローン線の東線がマハーチャイ線、西線がメークローン線と呼称されている。Wikipedia参照。
ウォンウィアン・ヤイ駅から出発
マハーチャイ線に乗るため、始発駅であるウォンウィアン・ヤイ駅へ向かいました。
「WONG WIAN YAI STATION」というアルファベットの看板が、マハーチャイ線ウォンウィアン・ヤイ駅の目印です。
手作り感のある時刻表
ウォンウィアン・ヤイ駅構内に掲示されている時刻表。一番左の2列が、ウォンウィアン・ヤイ→マハーチャイ、その直ぐ右横2列が、マハーチャイ→ウォンウィアン・ヤイの時刻表。ほぼ1時間に1本の間隔で運行され、所要時間は約1時間です。
ちょっとオシャレな駅構内
ウォンウィアン・ヤイ駅は始発駅とは感じさせない、東京の下町のようなのどかな雰囲気が漂っていました。ウォンウィアン・ヤイ駅構内の待合室。紫基調の色使いが印象的でした。
駅周辺は…なんか危ない
線路ギリギリまでテントが張り出しています! 尚、遠くにはセブンイレブンの看板が見えます。
線路めいっぱいまで店のテントが入り込んでいる光景。日本であれば強制撤去レベルですが。
マハーチャイまでのきっぷを購入
ウォンウィアン・ヤイ~マハーチャイのきっぷ。運賃は10バーツ(約33円)でした。
○ックカメラの案内放送で流れているタイ語をイメージしながら「マハーチャイ」と発音すると、あっさり購入出来ました(笑)
日本車両JAPAN、登場
いよいよマハーチャイ線列車に乗り込み、小さな鉄道旅に出発です!
それにしても、列車に乗り込んでみると、ボックス席の形といい、網棚の形といい、天井の扇風機といい、なんとなくどこかで乗ったような気がしてなりません。
そう思いながら車内を見まわしていると、なんと「NIPPON 車 SHARYO JAPAN」と記されている看板を発見!
マハーチャイ線で走る列車は、新幹線車両を製造している日本車輌製造(株)が作ったものだったのです! 鉄道車両の分野でも、日本の会社製の車両が海外で活躍しているんですね!
日本車両JAPANから見たタイ
多くの乗客を乗せた日本製列車はマハーチャイに向けて走り始めました。ドアが開いたままでしたが、それでもお構いなしに走行。しかし勿論危険、日本では運行禁止レベルです!
マハーチャイ線は単線のため、途中駅で反対方向の列車と行き違うことになるのですが…
駅員が緑色の旗を持って反対方向の列車に進入可能の合図をしていました。これは紛れもなく手信号!テクノロジーの発達した現代において、原始的な光景が見られるとは思ってもみませんでした。
マハーチャイ駅構内に市場
ゆっくりと時間を掛けて走った列車はマハーチャイ駅に到着!マハーチャイ駅でまたまた驚いたことに、ウォンウィアン・ヤイ駅と同じくらい、市場が線路ギリギリまで入り込んでいます!
駅構内深くまで市場が入り込んでいて、駅なのか市場なのかわかりません(笑)
マハーチャイ駅周辺
こうして、マハーチャイ駅を後にし、スタート地点のウォンウィアン・ヤイ駅に戻りました。
どうしても気になったこと
ウォンウィアン・ヤイ駅へは無事戻ってこれましたが、どうしてもあることが忘れられませんでした。
線路が歪んでいても大丈夫!という方は、ぜひマハーチャイ線の鉄道旅にチャレンジしてみて下さい! 忘れられない旅になると思います。
たけちゃん
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