ちは!デスクです。世界遺産全981件のレポートをわりと本気で集めてみようという連載の第2回は、世界最古の世界遺産のひとつであるポーランドの「ヴィエリチカ岩塩坑」です。
古都クラクフには3つの世界遺産が。
ヴィエリチカ岩塩坑はポーランド第三の都市クラクフの郊外にあります。
より大きな地図で Wieliczka を表示
ポーランドの古都であるクラクフも「クラクフ歴史地区」として世界遺産なので、ヴィエリチカと併せて得した気分になります。さらに、世界遺産アウシュヴィッツ強制収容所もこの街が拠点となるので、ポーランド観光では要チェキ(要チェック)な街です。
クラクフからローカルバスに揺られること約40分、バスを降りると、
ヴィエリチカへの道には土産物屋が連なっています。これも世界遺産の宿命。
行列のできる世界遺産
列は公園の方まではみ出してます。ヴィエリチカは(日本では)あまり有名ではないし、もっと寂れているかと思っていました。
ヴィエリチカ岩塩坑は何を隠そう、世界遺産に最初に登録された12件のうちのひとつです。モーニング娘。で言えばおそらく飯田圭織的なポジションですね。廃坑になっていない岩塩坑としては世界最古で、同時に世界最古の製塩企業だそうです。wikipediaより引用
チケット売り場では何やら格式高いお方がチケットを買っておられ、何故か期待が高まります。
行列に並びながら世界遺産グルメと洒落込みましょう。パンとソーセージのセット。グリルしたてのソーセージから肉汁がほとばしりすぎて困惑するレベル。
こちらは、中世の剣をモチーフにしたかのような細長いソフトクリーム。ホワイトチョコが入っているようで、まろやか濃厚です。
ヴィエリチカのプロモーション映像が流れていました。坑内でボクシングの試合も行われたようです。多目的にも程があります。
地下327mへの遥かなる旅路
動画
ようやく地下に到着。一生分の階段を降りた気がしますというのは嘘ですが、20分は降りていたのではないでしょうか。ヴィエリチカ岩塩坑は地下 327 m 、全長は 300 km 以上に及びます。
そのうち3.5kmの坑道が観光客向けに開放されています。
photo by by Klearchos Kapoutsis
坑道には、歴史上や神話上の様々なモチーフを象った彫像が並んでいます。
これらはすべて塩で作られているとのこと。坑夫たちが信仰のために岩塩を彫り上げたのだそうな。
同時進行で、マネキンで当時の坑内の様子が再現されるパターンも展開されております。
いきなり登場するので、怖いです。
photo by cineparadisoblog03
ドワーフ(小人)でしょうか。このイルミネーションはいかがなものかと。
photo by cineparadisoblog03
なんだかなぁと思いながら、
photo by mk_is_here
ヴィエリチカ最大の見どころ「塩の大聖堂」
全てが塩で作られた大聖堂です。地下にこれほど大きな空間があるなんて、不思議な気分です。
塩でできたマリア像
photo by ♣ ℓ u m i è r e ♣
photo by by Klearchos Kapoutsis
塩のレストランもあります。
photo by exfordy
そして、塩の教会
photo by ♣ ℓ u m i è r e ♣
ここまで塩で作られると圧巻、飯田圭織の名は返上です。最後の最後にヴィエリチカは「世界遺産オリジナル12」の本領を発揮してくれました。
あ、地上へは流石にエレベーターが用意されていますのでご安心を。
文・写真:デスク
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