「天空遺跡」「空中都市」「失われた都市」など数々の異名を持ち、NHKの世界遺産ランキングで1位になるなど日本人に特に人気のある世界遺産といえば、ペルーのマチュピチュです。見所を上げればきりがないマチュピチュの最大の魅力は、2500m級の山々に抱かれたそのロケーションでしょう。photo by mckaysavage
こんにちは!デスクです。世界遺産の連載を始めてみようと思います。有名なものから無名のものまで、ライターさんの力もお借りして集められるだけ集めようという試みです。第一回はマチュピチュです。
マチュピチュはこのあたり。ペルーの古都クスコからバス+電車で約4時間の距離に位置します。
より大きな地図で マチュピチュ を表示
マチュピチュへの入り口。朝はたいてい霧が立ちこめていて雰囲気があります。
マチュピチュは、アンデス山麓に属するペルーのウルバンバ谷に沿った高い山の尾根(標高2430m)に位置します。
山裾から遺跡の存在が確認できないことから、しばしば「天空遺跡」「空中都市」「インカの失われた都市」などと称されます。
朝靄にたたずむマチュピチュ。圧倒的な存在感。厳粛な空気を感じずにはいられません。
マチュピチュはアメリカの探検家ハイラム・ビンガムが発見したとされていましたが、最近になり、ビンガム以前にペルー人が発見していたという説が浮上しました。
photo by exfordy
マチュピチュはインカ帝国の避暑地としての冬の都(離宮)や、別荘といった種類のものであったと考えられています。遺跡には王宮を中心に大きな宮殿や寺院があり、住民の住居もあります。この空中都市は、インカの王パチャクティの時代の1440年頃に建設が着手され、1532年にスペイン人により征服されるまでの約80年間、人々が生活していたと言われています。wikipediaより引用
都市への入り口。
石垣にぴったりはめ込まれた巨石。マチュピチュは巨石文明の都市ですが、いかにして5〜10tもある巨石を運び上げたかは未だ謎。
当時の技術の高さを窺わせる遺跡に張り巡らされた精巧な水路
都市に住む人々のための作物を作っていたという段々畑
遺跡の背後に見える尖った山は標高2720mのワイナ・ピチュ (若い峰の意)。対してマチュピチュの名は「老いた峰」を意味する現地の言葉「machu pikchu」からきています。
リャマとマチュピチュ
マチュピチュ山から望むマチュピチュ
マチュピチュが、いかにあり得ないロケーションにあるかが分かります。
マチュピチュをなぜこのような急峻な山の上に造ったのか?ラファイエット単科大学のナイルズによると「パチャクチ(王)がこの場所を選んだのは……圧倒する景色としか答えようがありません」。イェール大学の近年の研究成果では、高地であり、かつ両側が切り立った崖上になっているため太陽観測に最も適し、かつ(インカの)宗教的理念として太陽に近いところである、という点が場所選定の理由として挙げられています。wikipediaより引用
photo by mckaysavage
huayno picchuから
photo by stevendamron
photo by Phillie Casablanca
マチュピチュを取り囲む自然環境は、優れた景観の中に絶滅危惧種をはじめとする重要な動植物を含んでいることから、マチュピチュは「マチュ・ピチュの歴史保護区」として複合遺産に登録されています。
【マチュピチュの歴史保護区】
所在地:ペルー
登録区分:複合遺産
登録年:1983年
文・写真:デスク
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