「狂ったディズニーランド」などと称され、日本でもカルト的な人気をほこるベトナムの「スイティエン公園」…。今や、華の女子大生が訪れるまでに…。何がそんなに面白いの?
ディズニーとともに世界の有名テーマパーク12選に
こんにちは!未だにディズニーシーの効率的な周り方をマスターできていないきづきです。今回は大学最後の夏休みを使って1ヶ月ほど東南アジアに行ってきました。
ところで、ディズニーランドは"世界一有名な"テーマパークですが、ベトナムに東京ディズニーランドやUSJとともに「世界の有名テーマパーク12選」に選ばれた「スイティエン公園」がありました。
このテーマパークは写真集「奇界遺産」の表紙になったことで知られることになりました。
そして今や、日本からわざわざディズニー好きの女子大生が訪れるまでに…。
入場料はたった¥480
スイティエン公園はホーチミン市内からバスで1時間ほどの郊外に位置します。
ということでやってきました!はなっから荒々しい姿でお出迎えしてくれています。
入場料は大人90.000ドン(約480円)、子ども45.000ドン(約240円)です。
どうやら身長によって大人か子どもか判断される模様。
チケットの値段はディズニーランドの14分の1。その価値はそれ以上なのか?
テーマパーク✕仏教
ゲートを通ると目に入ってくるのがこの獅子。いきなりでかい…
獅子の前を通過すると、メインストリートのようなものが。ディズニーランドでいう「ワールドバザール」でしょうか。閑散としており、人っ子一人いません。
さらに歩いているとGANTZに出てきそうなとんでもない大きさのブッダが!
しかもお客さんが礼拝しています。
そう、ここスイティエン公園は仏教をテーマとしたアミューズメントパーク。テーマパークに来てまで礼拝するべトナム人の信仰心の強さが伺えます。
見どころその1 クセが強すぎる像の数々
ここスイティエン公園には奇妙な像がいたるところにあります。今回はその一部を紹介していきます!
龍が4体も連なっている仏閣です。活目せよ!と圧力を掛けられているようで、警備員さんも見慣れてるはずなのに見入っています。
サルが桃を……どういうこと?桃太郎もびっくり。
ディズニーシーでこんなの見たことあるような。ベトナムver.は観音様が地球の上に。
まるでゲームの世界に迷い込んだ感覚。
象と虎が夢のコレボレーションしちゃってます。まさにライオンキングの「ハクナ・マタタ」。
見どころその2 意味不明なアトラクション
テーマパークですので色々なアトラクションがあります。しかし、その発想にはときどき度肝を抜かれます。
このようなどこの遊園地にもありそうなアトラクションもありますが、お客さんがいないためめったに動くことはありません。
スイティエン公園の「アナと雪の女王」!……でしょうか。最新アトラクションの"Snow Castle"。
妖艶なライトアップと爆音で流れるクラブミュージックの中でソリ遊びができます。ちっとも「ありのまま」じゃないです。
アトラクションの内容がわからない
スイティエン公園ではそれぞれのアトラクション毎にお金を払う必要があります。(約¥150〜¥300)しかし、そのほとんどがベトナム語で説明されているため、中に入るまで内容がわからない仕様になっています。逆にそれがドキドキだったり?!
こちらは8Dシアターです。4Dなんて時代遅れです。8Dです。時代の最先端はここスイティエン公園にあります。しかしなぜ8Dなのかは入らなければわからない……結局入っていないので、その恩恵には授かれませんでした。ちょっぴり後悔。
マンモスに入ってみた
内容は一切わかりませんが、まず入ってみたのがこちらのアトラクション。
何でしょう、マンモスやら恐竜やらがでてくるのでしょうか。25.000ドン(約130円)。
どうやらこれに乗ってどんぶらこするようです。
僕が乗った後方にはベトナム人カップルが。なんたってベトナムのディズニーですからね。う、羨ましい…
肝心の内容はディズニーでいう「カリブの海賊」のようなもの。先住民族やら動物やらがときどき脅かしてくるホラー要素が少しだけ入ったものでした。やはりコンセプトが伝わってこない。
ちなみにどのアトラクションも待ち時間なく、楽しむことができます!
ホグワーツ魔法学校は◯◯だった!
ここにも、日本のUSJ同様にハリーポッターでお馴染みのホグワーツがありました。怪しいけどしっかりHarry Potterと書いてあります。
中はまさかのお化け屋敷!ホラーは得意な方の僕ですが、今回ばかしは少しビビりました。なぜなら入った時から外に出るまで、ホグワーツの中にいたのは僕一人だけだったからです。閑散としているが故の恐怖……
お化け屋敷よりも怖い観覧車
ホグワーツのお化け屋敷よりも怖いアトラクションがありました。それがこの観覧車。
意気揚々と乗り込みましたが、これがまた風でめちゃめちゃ揺れる!
「ミシミシミシミシ…キシキシキシキシ…」
しかも変な音鳴っているし!
不安を駆り立てる音と揺れまくる観覧車内。楽しむどころではありません。
見どころその3 ワニ釣りで「リアル・ジャングルクルーズ」
スイティエン公園の目玉の一つが「ワニ釣り」です。
餌を求めたワニがうじゃうじゃ……まさに「リアル・ジャングルクルーズ」です。
ワニは肉食です。ミミズなんて生ぬるいものでは決して釣ることができません。竿の先にこんな形で肉をつけます。
さっそくやってみます。1回3.000ドン(約16円)。
絶対釣って見せる!
そーっと竿を降ろしていきます。
ワニが寄ってきたと思うと…
「!!!!!!!」
はい、絶対に釣れるわけがありません(笑)凄まじい力で引きちぎられて終了です。釣ったことのある人はいるのでしょうか?いるわけありません。要するにエサやりですね。
見どころその4 人魚姫も寄り付かないプール
スイティエン公園の中でもインパクト大なのが、こちらのプール。入場するとすぐ見えるのがこちらの光景。日本じゃ考えられないハイセンスさ。その発想力に驚きです。
逆側から見た光景。お、落ち着けない……こんなところじゃリトルマーメイドの「アリエル」も出てきてくれません。
龍の中はウォータースライダーになっていますが、中は真っ暗のためとにかく恐怖!
こだわりのディテールです。芸がとにかく細かい。
女子大生も大満足!
帰り際、"ベトナムのディズニー"に、本家ディズニーの格好をして来場している日本人女子大生に会いました。見てください、その心意気と笑顔を。
気合いを入れてきた甲斐があったようで「予想外に楽しかった!」と言って、ワクワクしながらまた別のアトラクションへと去って行きました。こんなに奇妙な場所ですが、実は女子大生でも十二分に楽しめるようです。
アトラクションからプールから奇妙な像から動物まで、楽しいものをすべて盛り込んでしまった「スイティエン公園」。あいにく、僕は終日一人でこのクレイジーなテーマパークを周りましたが、まる1日楽しむことができました。ベトナムに来た際にはカメラを持って、足を運んでみてはいかがでしょうか?
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編集長おすすめのホーチミンのホテルが、Blue Diamond Hotel(写真)です。このホテルはホーチミン市内中心にあり、ショッピングやエンターテイメントエリアに出かけるにも便利なロケーションです。¥3,273〜
きづき
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