労働と引き換えに、ホストファミリーに宿と食事を提供してもらえるサービス「workaway」。夫婦でworkawayを利用した、3週間のイギリス滞在の様子を紹介します!
夫婦でworkawayを使いイギリスに滞在
こんにちは!新婚旅行で世界一周中のNO TRAVEL NO Life改め、タビワライフの大地と涼です。
エチオピアで入院から緊急帰国とお騒がせしましたが、日本に帰るとあっという間に体調は良くなりました。
大事をとって1ヶ月ほど日本で静養したあと、日本→ロンドンの航空券が安いと言う理由でイギリスに来ました!
これからヨーロッパ旅の始まりです!
ヨーロッパの物価の高さを痛感
しかし、ヨーロッパに来て感じたのは物価の高さ!
これまでアジア、アフリカと安宿に泊まって節約旅を続けてきた僕たちにとっては大打撃です!
イギリスでは「workaway」というサービスを利用し、かなり安く滞在することができたので、その様子を紹介します!
workawayって?
workawayとは働き手を必要としているホスト(受け入れる側)と、なるべくお金をかけずに旅をしたい人(受け入れてもらう側)の、双方のニーズに応えたマッチングサービスサイトです。
旅人が1日数時間の労働をする代わりに、ホストから宿と食事を提供してもらえます。
そのためお互いにお金のやり取りはありません。
workawayサイト登録料
最初にworkawayサイトへの登録料として一年間で29ドル(約3,300円)、2人の場合38ドル(約4,320円)の支払いが必要です。
ヨーロッパでは、宿に泊まってご飯を食べたら1日でこの位の金額になってしまいます。
つまり料金は1日分の生活費ですむというわけです。
workawayを始める流れ
登録をしたら自分のプロフィールを作成し、世界中にいる約3万件近いホスト先から自分が行く国を選択し、場所、仕事内容、言語などの様々な条件に近いホスト先を絞り込んでいきます。
ホスト先が絞り込めたら、サイト上で直接メッセージを送ることができ、ホストに自分が行きたい期間などを連絡して、ホストがOKであれば実際にスタートするというものです。
workawayを使う最大のメリット
workawayを利用するメリットは何と言っても出費を抑えられることだと思います。
多くの旅人は貯金を切り崩しながら旅を続けていると思います。
もちろん、僕たちも新婚旅行と言いながら少しでも安い宿を探したり、食べたいものを時にはガマンしたりと少しでも出費を抑える努力を続けてきました。
でも、いくら安く宿でもお金はかかるし、お腹はすくので食費はかかってしまいます!
しかし、このworkawayを利用すれば、1日数時間の労働をすることでホストが宿と食事を無料で提供してくれます。
workawayは100カ国以上で使える
ホストはヨーロッパだけでなく、世界100各国以上で登録されているので、workawayをうまく使って格安で世界を旅することも現実的に可能です。
どんなホストが登録されているかを見るだけであれば登録料を支払わずに閲覧することができるので、自分が行きたい国や地域で検索してみるもの面白いと思います。
また、仕事内容もゲストハウスのお手伝いだったり、オフィスワークだったり、僕たちが今回選んだファーム作業だったり本当に様々です。
イギリスで実際にworkawayを使ってみた
イギリス・ホニートン
僕たちが実際にworkawayを利用して初めてお世話になったホストファミリーは、ロンドンから電車で3時間程離れた「ホニートン」という田舎町に暮らす3人家族のお宅でした。
正直、「ホニートン」はworkawayを利用しなければ一生来ることがない場所だったと思います。
駅までホストファミリーが迎えにきてくれて、そこからさらに車で1時間ほど離れた家に向かっている時はワクワクよりも不安の方が大きかったです。
イギリスのホストファミリーの様子
ここのホストのジョン(お父さん左)、ローラ(お母さん右)、エスミー(4歳の女の子)の3人家族です。
僕たちがお世話になる前からオランダ人のアイリッシュという女の子がインターン生として一緒に生活していました。
ジョンたち4人は僕たちのことをとても歓迎してくれ、家族の一員のように温かく迎え入れてくれました。
workawayの仕事内容
ここはオーガニックファームをこれから作っていきたいと段階のファームでした。
山の斜面に鶏やアルパカが放し飼いになっているとてものどかな場所でした。
僕たちがやった仕事は毎日これと決まったものはなく、前日やその日の朝にジョンと話をして指示をもらいました。
実際にしたことは、草刈り、鶏の小屋掃除、新しい鶏小屋を作るお手伝い、夕ご飯作り、エスミーの子守と多岐にわたりました。
子守もする
草刈りをする日もあれば、ジョンとローラが違う仕事をするためエスミーの子守をしていて欲しいと言われる日もありました。
エスミーは涼が作る折り紙に夢中になり、いろんなものを作ってというエスミーの注文に涼の折り紙のレパートリーもどんどん増えていきました!
workawayとワーホリの違い
ジョンやローラだけでは手が回らないところを「今日はこれをやってほしい!休憩は自分たちで自由にとってね!」という感じでお願いされて、ちょっとお手伝いするという感覚に近かったです。
オーストラリアで体験したワーキングホリデーのように、雇う・雇われるというお金を介した関係ではないため、お互いにほどよい気軽さがあるのかもしれません。
workawayでの寝床はこんな感じ
住む場所はキャラバンを一つ使わせてもらいました。このホスト先を最初に選んだ大きな理由がこのキャラバンです。
僕たちは将来キャンピングカーやキャラバンでも旅をしてみたいと思っていたのでこのキャラバンがとても魅力的でした。
workawayは以前にそのホスト先に行ったことのある人のフィードバックが書いてあったりするので、ホスト先を選ぶときはとても参考になります。
食事の様子
ご飯は基本的にジョンとローラが作ってくれたのですが、僕たちも数回作ることがありました。
workawayを利用していろんな国の家庭料理を楽しむのも面白いかもしれません。
また、食事や生活を一緒にすることで観光して回る旅以上に文化の違いや意外な共通点など現地の暮らしを体験することができました。
休みの日の様子
ここでは3週間お世話になりました。週5日間(土・日はお休み)、1日に約5時間の労働の代わりに宿と3食のご飯を提供してもらえました。
当初は物価の高いヨーロッパで出費を何とか抑えるためにどこか仕方なくworkawayを利用してみようという気持ちがありました。
しかし、宿代、食費がかからないとはいえ、旅中の自分たちの貴重な時間を使っていることには変わりありません。
だったら…観光もしちゃいましょう!
ホストファミリーのオススメエリアを観光
僕たちは土日の休みを使って、ジョンやローラがオススメしてくれたホニートン周辺のウォーキングコースを観光しました。
旅をしていて思うのですが、観光する場所はやはりそこに住んでいる人に教えてもらうのが一番だと思いました。
自分たちではインターネットやガイドブックを使っても見つけることができない場所やオススメのおいしいお店など僕たちに合わせてアレンジもしてくれます。
お金に関してはその時にカフェに行ったのでそこでお金を使いましたが、3週間で使ったのは本当にそれだけでした。
物価の高いヨーロッパでこれは僕たちにとって本当にありがたいことでした。
金銭面以外で感じたworkawayのメリット
1 英語が学べる
まず、英語の勉強になります。
このworkawayのウェブサイトもそうですが、ホストファミリーとのやり取りは全て英語です。
そのため僕たちにとっては暮らしの中で英語を使う機会が2人で旅をしている時よりも必然的に増えました。
ジョンやローラは僕たちにわかりやすくゆっくりと話してくれて、旅のことや日本のこと、お互いの文化の違いなどたくさんの話を積極的にしてくれました。
2 異なるライフスタイルを模擬体験できる
次に、多様なライフスタイルを模擬体験できることです。
ジョンとローラは以前はロンドンでオフィスワークをしていたそうですが、自分たちのやりたいこと、これからの生き方を考えた時に2人でオーガニックファームを作ろうと今の生活を一から作っていったそうです。
そのため、はじめはうまくいかないことや失敗することも多かったみたいですが、少しずつ自分たちの理想に近づいていると話してくれました。
3週間ではありましたが、日々試行錯誤をしながら自分たちで理想のライフスタイルを作っていくジョンとローラの考えを近くで感じられたのは今後の自分たちにとってとてもよい経験になりました。
3 良質な人間関係が築ける
そして、何と言ってもまた会いたいと思える関係を築くことができたことです。
僕たちもworkawayを利用するのが今回が初めてだったので不安もありましたが、受け入れてくれるホスト側もどんな人が来るのか、事前のやり取りはネット上していましたが、もしかしたら僕たち以上に不安だったかもしれません。
お互いに良い関係を築こうとすることで、短い期間でも距離が縮まり、また会いたいと思える関係になれたのかもしれません。
workawayは夫婦でも問題なく使える
workawayは、僕たちが想像していた以上の体験をさせてくれました。
自分たちの選択肢になかった場所での出会いや経験は僕たちの旅(人生)の幅を広げてくれたように感じています。
今回イギリスでworkawayの便利さを実感できたので、他の場所でも活用していこうと考えています。
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