おデブちゃんの絵ばっかり展示するコロンビアのボテロ美術館に行ってきた

2017.04.07 07:00 
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コロンビアを代表するアーティスト、フェルナンド・ボテロの作品はおデブちゃんばっかり。彼にかかればモナリザも豊満に…。そんな作品の数々をこの目で確かめるべく、コロンビアの首都ボゴタのボテロ美術館に行ってきました。

 

こんにちは。筋肉質なだけと言い張ってきた自称ぽっちゃり系旅人のカイです。 コロンビアの首都ボゴタに、おデブちゃんばかりを集めた美術館があると聞いたので、どんなもんか偵察に行ってきました。

 

描くもの全てがおデブちゃんになる芸術家、ボテロ

今回訪れたのはボテロ美術館。「最もコロンビア人らしい芸術家」と呼ばれる画家・彫刻家のフェルナンド・ボテロの作品を集めたものです。 火曜日の定休日を除いて、開館日は入場料無料。 旧市街(ラ・カンデラリア)の中心近くにあるので、観光するにも便利です。
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ボテロ美術館(Museo Botero)

 

アクセス:メトロバスのムセオ・デル・オロ駅を降りて歩行者天国のカレーラ7通りを南へ。旧市街の中心地ボリバル広場に行き着いたら大聖堂の横を左へ曲がって3ブロック先にあります。

 

ボテロの作品が有名になった理由は、描くものすべてがふくよかになってしまうからとか。 どんなおデブちゃんに会えるのか期待感大で乗り込みました。

 

ボテロ美術館の中にはおデブちゃんがいっぱい

館内に入るとすぐにボテロのおデブちゃんセレクションが始まります。 まずは、ボテロの中でも一番の人気を誇る「おデブなモナリザ」。 本物のミステリアスな美しさとはまた違って愛嬌のある可愛らしいモナリザですね。
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貴婦人の肖像画もありました。 ご本人の感想が知りたい…。
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ガリガリの代名詞、骸骨だってこの通り。 中南米を旅して多くの骸骨モチーフに出会いましたが、こんなにも生き生きした骸骨は初めてです。手に持ったギターももちろんおデブ。
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ぽっちゃりしたキリスト様もいました。いつもはやせ細って悲壮感漂うその姿もボテロにかかるとなんだかコミカルですね。 十字架の下に座るマリア様も普通のおばちゃんにしか見えません。笑
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このように館内はまさにおデブちゃんのオンパレード。 進むにつれておデブでシュールな世界に引き込まれていってしまいました。

 

おデブな美女もたくさん!

展示の中には、肖像画を重視するというボテロが描いたおデブ美人の絵画がたくさん。 きっとボテロは生粋のぽっちゃり好きだったのでしょう。
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普段は少しドキッとしてしまう裸婦画もなんだかシュール。 重量感がたまりませんね。
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南米を旅していると、ラテン美女のようなどっしりとした豊満なお尻に憧れます。 お尻がなんともやわらかそう。
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見返り美人ならぬ、見返りおデブ美人。 足首のハム感がいい味を出しています。
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おデブな立体作品も

中庭をとり囲むようにぐるりと展示室が並んでいる二階建てのボテロ美術館。 一階は絵画の展示がメインでしたが、二階には多くの彫刻作品もありました。
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もちろん銅像作品もしっかりおデブさん。上半身がでかすぎて下部とのバランスがチグハグ…気味です。笑
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人の身長ほどもあるブロンズ像になると、絵画の何倍も重量感と迫力があります。
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展示室だけでなく廊下にもたくさんのおデブさんが。 なんだか怪しげなオーラに包まれていますね。
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こちらは「眠れるビーナス(Venus Dormida) 」という題の作品。 ビーナスというよりかは寝っ転がってる裸のおばちゃんにしか見えませんでした。笑
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ボテロ以外の有名アーティストの作品も

ボテロ美術館の一部の展示室にはボテロ以外の画家の作品も飾られていて、そのラインナップもなかなか豪華でした。 こちらはシュルレアリスムの巨匠ダリの作品。
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こちらはピカソの作品。しかも一枚だけでなく、館内を歩いているとふいに何枚もピカソに出会えるから驚きです。
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他にも、シャガールや
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ルノワールまでいました。
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いきなり、なんの前触れもなく超有名芸術家たちの作品が現れるので、ボテロの作品はもちろん、すべての展示室をくまなく覗きながら時間を忘れて楽めました。

 

ボテロのシュールな世界をぜひ体感してほしい!

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おデブちゃんばかりのボテロ美術館いかがでしたでしょうか。半信半疑で訪れた筆者でしたが、半日いても飽きないほど、予想に反してその魅力に取り憑かれてしまいました。

アクセスも簡単で入場料も無料なので、ぽっちゃり好きもそうでない人も是非、コロンビア観光のついでにボテロのシュールな世界を堪能してもらいたいなと思います。

以上、コロンビアよりカイでした。

 


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カイリカコ

カイリカコ

1989年千葉県生まれ。B型っぽいO型よりのA型。ガジェット系雑誌・Webサイトの広告マンを2年半務めたあと退職し、かねてより計画していた世界放浪をスタート。「そよかぜのように旅をする」をモットーに、世界のどこかをそよりと放浪中。▶︎Blog(そよかぜ旅日記)▶︎Instagram(@soyotabi_rkk)

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