キューバのガウディ「ホセ・フステル」の異世界な自宅にお邪魔してきた

2017.03.15 07:00 
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キューバ・ハバナの郊外に存在するキューバのガウディこと「ホセ・フステル」の自宅に行ってきました!

 

こんにちは。私服がカラフルすぎて「アマゾンの毒蛙」とあだ名されたことのある旅人のカイです。

キューバ・ハバナに「キューバのアントニ・オガウティがいる」との情報を得たので、カラフルでぶっとんでいると噂の彼の自宅兼アトリエに行ってみることにしました。

 

キューバのガウディこと、ホセ・フステル

アントニオ・ガウディといえば、サグラダファミリアやグエル公園などを手がけたスペインの建築家で、その緻密な彫刻やカラフルなタイルアートなどで世界的に知られていますよね。

キューバのガウディと呼ばれるホセ・フステルの作品もまたカラフルさや奇抜さで、キューバ国内では本家に負けないほど有名なのだとか。

 

場所はこちら

 

行き方は、バスを乗り継ぐ行き方もあるらしいのですが、私はハバナの中心街から地元タクシーを乗り継いで、最寄りの「ハイマニータス(Jaimanitas)」というバス亭で降ろしてもらいました。地元民が使う乗り合いタクシーを使ったので合計30モネダ(約150円)で済みました。

 

家の周りからすでにカラフル

大通り沿いのバス停で降ろしてもらったら、すぐにここがそれか!とわかるほどのカラフルさ。このエリアに一歩入った瞬間からワクワクが止まりません…!
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愛国心が強いキューバならではの国旗のモザイクアートや、
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革命家たちのモザイクアート。
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普通の民家もこんなにカラフルでした。
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ホセ・フステルのアトリエ兼自宅が有名なのは、彼の自宅だけでなく、その区画一帯が彼のモザイクアートで飾られているから。これでもかというほど、街一帯がタイルアートで飾られていました。

期待を胸にホセ・フステルの自宅兼アトリエへと向かいます。

 

入り口からすでに異世界…!

カラフルな家を通り過ぎてすぐに、ひときわ目立つホセ・フステルの自宅兼アトリエに到着です。入り口からしてすでに異世界感たっぷり。
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ゲートを抜けると、よく分からないオブジェが出迎えてくれます。何なのかよくわからないですが、よくわからないのがアートですよね。
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ラテンアメリカ諸国の守護神、グアダルーペのマリア様もフステルにかかるとこんな感じに。このマリア様、眺めれば眺めるほど、じわじわきます。
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奥へ進むと建物のエントランスに行き着きました。横を見ると岡本太郎の太陽の塔のようなお顔テーブルが鎮座していました。DSC_7832

エントランス脇には建物の上へと続く階段があったので、意を決して階段を上って行きます。期待とちょっぴり不安を胸に進んでいきます。

 

いざ上の階へ

タイルアートがちりばめられた階段を上る途中でふと人の気配を感じたので上を見上げると、本物の人間サイズの人形アートが。
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これらはいったい何を表現しているのでしょうか。一般人にとって、アートとは時たま不可解です。いきなり大きめのオブジェやぎょっとするアートが度々出現するので心臓を強く持って階段を登っていきます。

 

階段を登りきると屋上へ行き着きました。遠くに海を望んで潮風が気持ち良かったのです、が、
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よくわからないアートに取り囲まれていたので、ちっとも落ち着けませんでした。
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これとかちょっとピカソっぽい
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一段一段階段を上っていくうちに異空間へワープしていくような感覚に陥り、屋上へ到着したときにはすっかりフステル・ワールドにハマってしまっていた筆者です。笑
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俯瞰して見えた別世界

屋上から下を見てみると、異様!奇怪!まさに異世界!としか表現できないような、なんとも不思議なアート空間が広がっていました。
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周囲の家々も含めてカラフルなアートが海まで続いているように見えて、ある意味で「死ぬまでに見たい世界の絶景」に入るのではと個人的には思ってしまいました。
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異世界の入り口ってこんな感じでしょうか…。
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ふと横を見ると、隣のアパートの給水タンクに「VIVA CUBA」の文字が。なんだかほっこりして異世界から現実に戻ってくることができました。危ない、危ない。
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個人的にツボにハマったフステルのアートたち

異世界間たっぷりの、ある意味で絶景のホセ・フステルのアートたち。その中でも得にお気に入りだったものを最後に紹介したいと思います。

 

ノアの箱船?
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よくわからないけれど船にのった動物たちの壁画アート。黄色い壁とのコントラストがいい感じです。

 

岡本太郎?
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たぶん花をかたどったのでしょう。岡本太郎っぽいオブジェ。二階のテラスのようなところにデンと構えていたのですが、完全に芸術が爆発している点が素敵でした。

 

まる子?
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これなんか完全にちびまるこちゃん。周りを囲む手もいい感じに意味がわからなくて、まさにアートですね。素敵です。

 

ぜひこの異世界間を実際に味わっていただきたい!
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ホセ・フステルに会えるかも

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キューバ版アントニオ・ガウディ、ホセ・フステルの自宅兼アトリエ、いかがでしたでしょうか。不思議すぎる異世界感が少しでも伝わっていたらなと思います。

訪れる前は少し半信半疑でしたが、この場所のぶっ飛び具合は相当なものでした。キューバ・ハバナを旅行する際は、是非ぜひ、この異世界感を実際に五感で味わってほしいなと思います。

ちなみに、ホセ・フステルは存命で元気に創作活動を続けているそうです。わたしが訪れたときは休暇でパナマに行っているとのことでお会いすることができなかったのですが、タイミングが合えばこの異世界を創った本人に会えるかもしれません。

以上、キューバよりカイでした。

 


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カイリカコ

カイリカコ

1989年千葉県生まれ。B型っぽいO型よりのA型。ガジェット系雑誌・Webサイトの広告マンを2年半務めたあと退職し、かねてより計画していた世界放浪をスタート。「そよかぜのように旅をする」をモットーに、世界のどこかをそよりと放浪中。▶︎Blog(そよかぜ旅日記)▶︎Instagram(@soyotabi_rkk)

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