チャリで銭湯に行く感覚で行けた現地のセノーテ4選(メキシコ・トゥルム)

2017.02.08 07:00 
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メキシコ東部ユカタン半島で、神秘の泉・セノーテを探検しまくってきました。せっかくなのでおすすめセノーテをいくつか紹介します!

 

こんにちは。ビーチよりも真水で本気で泳ぐ方が好きな元スイマーで旅人のカイです。

メキシコ・ユカタン半島に無数に存在する泉セノーテ。

メキシコはトゥルムの町を拠点に、自転車で気軽に回れるセノーテの中から特に印象的だったセノーテをご紹介したいと思います!

 

トゥルム

 

セノーテって?

メキシコ東部のユカタン半島には5000を超えると言われるセノーテが存在し、古くから生活用水の供給源としての役割や、生け贄を捧げる場所として崇拝の対象になったりと、人々の生活に密接に関わってきた場所です。

 

セノーテ(cenote) は、ユカタン半島の低平な石灰岩地帯に見られる、陥没穴に地下水が溜まった天然の井戸・泉のこと。

ユカタン半島の多くのセノーテは、まず第一に真水の供給源であったが、供物を捧げる場として機能したものあった。

参照:Wikipedia​「セノーテ

 

ひとまず自転車をレンタル!

前回トロピカルな遺跡があると紹介した町トゥルム周辺には多くのセノーテがあり、自転車を使って手軽に回ることができます。
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自転車は街中のレンタルショップや宿で24時間80ペソ(420円)程度で借りることができました。この相棒に乗ってセノーテ巡りのスタートです。
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セノーテその1 グラン・セノーテ

メキシコ・ユカタン半島にあるセノーテの中でも、人気と知名度ではダントツの一番を誇るこのセノーテ。トゥルムの町から自転車で手軽に行くことができます!
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グラン・セノーテはトゥルムの町から5キロほど離れていて自転車では約30分で到着です。道もまっすぐでわかりやすい。
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ちなみにグラン・セノーテはスペイン語で「偉大なる泉」。古くマヤ時代から崇拝の対象として人々に畏敬の念を持って親しまれてきたセノーテです。眺める角度や光の加減で水の色が緑や青に変化するのも見ていて飽きませんでした。
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セノーテの奥は洞窟につながっていて内部にも泳ぎ入ることができました。中はとても神秘的で、暗がりを泳いでいるとなんだか不思議の世界に迷い込んだ気分になります。
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洞窟内部は、水中からだとこんな感じ。
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セノーテは常に真水が巡回しているので、水の透明度がとても高く、水の存在を忘れてしまうほど透き通っていました。
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グラン・セノーテ付近の地下地図。個々のセノーテは地下でつながっていて、洞窟の全長は数百kmになるとのこと。規模が大きすぎてびっくりです。
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一つのセノーテ内で様々な顔を見せてくれるグラン・セノーテ。上から見ていても泳いでも旅行者を楽しませてくれるセノーテ界のドンは、旅行者人気No.1も納得のものでした。

 

セノーテその2 サシル・ハ

おすすめの二つ目は、マヤ語で〝クリアな水〟という意味のセノーテ「サシル・ハ」
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場所はグラン・セノーテから国道をさらに3キロほど奥に進んだ場所にあります。トゥルムの町からは約8kmほどで、自転車では1時間ほどで到着です。
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サシル・ハの特徴はなんといっても、その水の色。絵に描いたような水色の水面は、何かで着色でもされているのかと見紛うほどでした。
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一目見た瞬間に、その水の青さにただただ感動してしまった筆者。透明度も相当なもので、セノーテの底までくっきり見通すことができます。
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さらにこのサシン・ハはアクティビティも充実していて、セノーテを横切るように引かれたレールから勢いに乗ってジャンプで飛び込むことも可能。地元の子供たちが嬉々として挑戦していました。
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ただ美しいだけじゃなく、娯楽要素も満点のサシル・ハ。旅行者もそこまで多くないので、地元の人々とワイワイ楽しみたい人にはうってつけのセノーテです。

 

セノーテその3 ドス・オホス

おすすめセノーテ三つ目は、トゥルムの町周辺のセノーテの中では最大級のセノーテ「ドス・オホス」。ドス・オホスとは「二つの目」という意味です。
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トゥルムの町からは20kmと少し離れていますが自転車だと2時間程度。サイクリングがてら朝の道を走るととても爽快でした。
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ドス・オホスは〝二つの目〟という名の通り、二つのセノーテで構成されています。二つのセノーテは地下でつながっていて、ダイビングで潜ることも可能。
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わたしはダイビングのライセンスを持っていないので競泳ゴーグルをつけてひたすら泳いでいましたが、ドス・オホスはダイビングのメッカでもあり、多くのダイバーの姿もありました。
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水が透明で不純物が少なく差した光が屈折せずに底まで到達するので、まるで水がそこにないかのような目の錯覚を覚えてしまいました。
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水面がどこだかもうわからない。笑
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セノーテの脇にはハンモックが吊るしてあって、泳ぎ疲れたら休憩することも可能。ハンモックで横になりながらセノーテに差す光をみていると、とてもリラックスした気持ちのよい気分に浸ることができました。
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個人的に一番おすすめだったのがこのドス・オホス。規模、水の透明度、雰囲気ともに、訪れたセノーテの中でピカイチでした。

 

セノーテその4 カー・ウォッシュ

ラストのおすすめセノーテは、少し変わった名前を持つセノーテ。その名も「カーウォッシュ」
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場所はサシル・ハから徒歩で数分。文字通り、サシル・ハの目と鼻の先にあるセノーテです。看板にも「×サシル・ハ、⚪︎カー・ウォッシュ」との表記。よく間違えちゃう人も多いんだとか。
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他のセノーテ同様に澄んだ水がきれいなセノーテですが、ここのおすすめはやはりなんといっても雰囲気が抜群。周りを木々に囲まれているので、国道脇すぐにあるにもかかわらずまるで森の中の湖畔のいるよう。
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お弁当片手にこのセノーテの片隅に座って水面を眺めているだけで、とてもリラックスした気分にひたることができます。気がつくと1時間経っていた、なんてことも。
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ここもダイビングのメッカで、多くのダイバーが潜っていました。
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わたしが訪れたのはお昼時でしたが、他の旅行客の話では、朝陽や夕陽の時間帯もまた違った雰囲気が出てオススメとのことでした。

観光に疲れた人には是非、カー・ウォッシュでゆっくりとした時間をすごしてほしいなと思います。

 

メキシコの神秘の泉・セノーテには絶対訪れてほしい

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いかがでしたでしょうか。

この記事では筆者の独断と偏見でオススメのセノーテを紹介しましが、この記事で紹介したもの以外にも、トゥルム周辺には他に多くのセノーテがあります。

自分のお気に入りのセノーテを探しに探検してみるのもまたおもしろいかもしれません。筆者自身も、次回また訪れる機会があればより穴場のセノーテを探してみたいと今から密かに計画していたりします。

カリブ海のビーチリゾートもいいけれど、メキシコ・ユカタンを訪れた際にはぜひ、ビーチよりも魅力的で魅惑的な神秘の泉セノーテに是非ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか!

以上、メキシコよりカイでした。

 


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カイリカコ

カイリカコ

1989年千葉県生まれ。B型っぽいO型よりのA型。ガジェット系雑誌・Webサイトの広告マンを2年半務めたあと退職し、かねてより計画していた世界放浪をスタート。「そよかぜのように旅をする」をモットーに、世界のどこかをそよりと放浪中。▶︎Blog(そよかぜ旅日記)▶︎Instagram(@soyotabi_rkk)

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