初めてトラベラーズチェックを使った際、なんだかお金持ちになった気分のした編集部のLeeです。
私が初めてトラベラーズチェックを使ったのが1997年、それ以降、海外旅行に行くたびにトラベラーズチェックにはお世話になりました。
しかし現在、トラベラーズチェックを国内で購入することはできなくなりました。
この記事では、トラベラーズチェックとは何かという素朴な疑問に答えつつ、トラベラーズチェックに代わるお金の管理方法として、キャッシュパスポートを紹介します。
※トラベラーズチェックは販売終了になりました
トラベラーズチェックは、2014年3月31日、アメックスで販売を休止したのを最後に、日本国内で購入することはできなくなりました。
日本国内での購入はできなくなったものの、すでに購入済みのトラベラーズチェックを、現地でのショッピングに利用したり国内外で換金したりすることは可能です。
ただし、ショッピングや換金も利用可能な店舗は減少の一途です。
特に、日本国内で換金できる店舗はかなり少なくなっていますので、早めに使いましょう。
代わりとしてはキャッシュパスポートがおすすめ
繰り返しますが、日本国内でトラベラーズチェックを購入することはできません。
それに代わるお金の管理方法を探す必要がありますが、おススメはキャッシュパスポートです。
キャッシュパスポートとは、海外専用のプリペイドカードで、チャージ(入金)した金額分しか使えません。
トラベラーズチェックと比較して、以下の点で優れています。
多くの場所で使える
トラベラーズチェックの換金は銀行や両替所などで可能ですが、ショッピングはごく限られた場所でしかできません。
一方のキャッシュパスポートには、マスターカードブランドが搭載されています。
マスターカードに対応しているATMから現地通貨を引き出せ、世界210以上の国と地域に広がる加盟店でショッピングができます。
紛失・盗難の際もそのまま使える
トラベラーズチェックとは再発行が可能な小切手ですが、再発行手続きをしている間は当然利用できません。
一方のキャッシュパスポートは、スペアカードがあります。
本カードが被害に遭っても、スペアカードでそのままショッピングや引出しができるのです。
追加で入金できる
日本国内で購入したトラベラーズチェックを、現地で追加購入することは可能ですが、手間を考えるとあまり現実的ではありません。
一方のキャッシュパスポートは、自分名義のインターネットバンキング口座があれば、追加チャージができます。
それが不可能な場合も、日本にいる家族によるチャージが可能です(事前に入金委任状を提出する必要がある)。
トラベラーズチェックとは?
トラベラーズチェックとは「旅行者小切手」
トラベラーズチェックとは、日本語訳をすると「旅行者小切手」となります。
小切手というと、銀行に多額の預金をしているお金持ちしか持てない印象ですが、トラベラーズチェックに購入条件などは特に設定されていません。
普通の小切手は、小切手に金額を記入すると現金同様の価値を持ち、後日、紐づけになっている銀行口座から金額分が引き落とされる仕組みです。
一方、トラベラーズチェックとは、事前に金額分の小切手を購入しておき、利用の際に自らのサインをすることで現金同様の価値を持ちます。
トラベラーズチェックは銀行口座の開設をする必要がなく、世界中で利用可能なことから、主に旅行者を中心に使われていました。
トラベラーズチェックの通貨
トラベラーズチェックは、全ての通貨建てで発行されているわけではありません。
ある程度信用の高い通貨に限り、その通貨建てのトラベラーズチェックが発行されていました。
代表的な通貨は、以下の通りです。
・アメリカドル
・ユーロ
・日本円
・オーストラリアドル
・スイスフラン
・中国人民元
2001年、単一通貨ユーロが誕生する以前には、フランスフランやドイツマルク建てのトラベラーズチェックも発行されています。
私が頻繁に利用していたユーロ建てとフランスフラン建ては、1冊10枚つづりとなっており、ユーロは1枚10ユーロの10枚つづりで1冊となっていました。
トラベラーズチェックの発行元
トラベラーズチェックとは、ある程度信頼のおける発行元でないと意味がありません。
そのため、日本国内で購入できたトラベラーズチェックとは、以下のように限られた発行元でした。
・アメリカン・エキスプレス
・トーマスクック
・三菱東京UFJ銀行
・三井住友銀行(VISA)
・JTB
私が愛用していたのはアメックスのトラベラーズチェックで、他の発行元よりも信頼性が高いものでした。
トラベラーズチェックの購入方法
※2014年をもってトラベラーズチェックの国内販売は終了しました
トラベラーズチェックの購入場所
日本国内でトラベラーズチェックを購入できるところは、限られていました。
私がアメックスのトラベラーズチェックを購入していたのは、郵便局(ゆうちょ銀行)でしたが、全ての郵便局やゆうちょ銀行で購入できたわけではありません。
限られた店舗でのみ販売されていたため、私がアメックスのトラベラーズチェックを購入する際には、車で30分以上離れた郵便局に行かなければなりませんでした。
郵便局以外には、都市銀行や地方銀行などの金融機関、トラベレックスやワールドカレンシーショップなどの両替所、さらにはJTBや日本旅行などの旅行代理店でも購入できました。
トラベラーズチェック購入の流れ
セシールや両替所の一部では、通信販売でトラベラーズチェックを購入することもできました。
ただし、送料がかかるのと信用が置けなかったこともあり、私は郵便局で購入していました。
「郵便」の窓口ではなく「貯金」の窓口に行き、「トラベラーズチェックをください」と言います。
郵便局ではアメックスしか置いてありませんでしたが、複数の発行元のトラベラーズチェックを揃えているお店ならば、お好みの発行元を指定しましょう。
もちろん、どの通貨をいくら分購入するかも、言ってください。
在庫があれば、その場で購入することが可能ですが、マイナー通貨だったり利用客が少ないお店だったりすると、取り寄せとなる場合もあります。
トラベラーズチェックを購入する際には、発行手数料として購入金額の1%が上乗せされます。
日本円の現金で支払ったら、購入契約書が渡されます。
万が一、トラベラーズチェックが紛失・盗難の被害に遭っても再発行が可能ですが、購入契約書がないといけないので、捨てずにとっておきましょう。
購入をしたら、「ホルダーズ・サイン」(所有者の署名)を1枚ずつします。
サインはどのサインでも構わないのですが、利用する際にパスポートを提示するため、パスポートと同じサインにしておくといいでしょう。
ホルダーズ・サインのない状態で紛失・盗難の被害に遭っても、再発行はされませんので、忘れずにサインをしてください。
トラベラーズチェックの使い方
トラベラーズチェックとは、ショッピングにも換金にも使える小切手です。
トラベラーズチェックでショッピング
トラベラーズチェックでショッピングの支払いをする際には、必要な金額分のトラベラーズチェックのカウンター・サイン(利用者の署名)をします。
必ず、その場でカウンター・サインをしましょう。
面倒だからと、事前にカウンター・サインとホルダーズ・サインの両方にサインをした状態で、紛失・盗難の被害に遭っても、再発行はされません。
もちろん、トラベラーズチェックの額面より多く支払った分に対してはお釣りが出ます。
ただし、ショッピングでそのままトラベラーズチェックが利用可能な店舗は限られています。
フランス旅行の際、私が行ったお店でトラベラーズチェックをショッピングに使えるお店はありませんでした。
トラベラーズチェックを換金
換金をするためには、現地の銀行や両替所、郵便局やホテルのフロントに足を運びます。
使い方は、ショッピングで利用するのと同じやり方ですが、換金場所によって手数料を差し引かれた状態で現地通貨を渡されます。