キャッシュパスポートでかかる手数料のすべて

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編集部Lee

編集部Lee
4枚のカードを保持し、日々クレジットカードやプリカのお得情報をリサーチしている編集部のLeeです。

キャッシュパスポートでかかる手数料は以下の通りです。 

キャッシュパスポートでかかる手数料一覧

キャッシュパスポートでかかる手数料を表にまとめてみました。

手数料がかかる項目にマーカーを引いています。

手数料 内容
年会費 無料
発行手数料 無料
ATM利用手数料 2米ドル
1.75ユーロ
1.50英ポンド
2.50豪ドル
14香港ドル
200円
2.75NZドル
2カナダドル
2.50SGドル
入金手数料 入金金額の1%
為替手数料 無料
クロスボーダー手数料 利用額の4%
カード再発行手数料 無料
月間カード管理料 毎月150円(12ケ月利用がない場合)
出金手数料 540円/回

キャッシュパスポート公式サイトで詳細を見る

以下でキャッシュパスポートでかかる手数料を個別に解説します。

ATM利用手数料

キャッシュパスポートで最も大きな手数料がATM利用手数料です。

キャッシュパスポートを使って海外ATMから現地通貨を引き出すと、通貨ごとに定められたATM利用手数料がかかります。

ちなみに、同じく海外ATMから現地通貨が引き出せるクレジットカード(三井住友カード)の海外キャッシングを利用すると、以下のATM利用手数料がかかります。

取扱金額 1万円以下…108円
取扱金額 1万円超…216円

キャッシュパスポートはクレジットカードの海外キャッシングに比べると、ATM利用手数料は割高と言えます。

ただし、忘れてはいけないのはクレジットカードの海外キャッシングには利息がかかるということ。

なので、一概にATM利用手数料が高いとは言えないです。

ATM利用手数料を節約したい人は、キャッシュパスポートはショッピングメインで使い、現地通貨引き出しはクレジットカードの海外キャッシングを利用するなどの使い方もおすすめです。

入金手数料

入金手数料を無料としている海外プリペイドカードもある中、キャッシュパスポートは入金手数料が1%かかります。

自分で利用限度額をコントロールできるのが海外プリペイドカードのメリットですが、入金で1%の手数料は結構痛いです。

クロスボーダー手数料

キャッシュパスポートでは為替手数料は無料です。

これは、米ドル口座→米ドルなど、自分がチャージした通貨を使う分には手数料はかからないという意味です。

ただし、自分がチャージした通貨以外の通貨を利用する場合にはクロスボーダー手数料がかかります。

例)
日本円口座→韓国ウオン、中国元など
米ドル口座→カナダドルなど

また、キャッシュパスポート内で通貨を移動した時にもクロスボーダー手数料がかかります。

例)米ドル口座→カナダドル口座

クロスボーダー手数料を支払わないで済むためにも、使うことになる通貨には多めに入金しておきましょう。

出金手数料

出金手数料とは入金した金額の残高を払い戻しする際にかかる手数料です。

出金手数料に関しては、ほとんどの海外プリペイドカードで、同程度の金額設定をしています。

月間口座管理料

キャッシュパスポートは12ヶ月間カードの利用がない場合13ヶ月目から月間口座管理料(150円または外貨相当額)がかかってきますので、注意が必要です。

他の海外プリペイドカードでは、何か月カードの利用がなくても月間口座管理料をとらないところが多いです。

この手数料を支払いたくないのであれば、該当しそうな時はキャッシュパスポートの残高は使い切る(残高が150円以下だと手数料はかからない)か、払い戻ししてしまいましょう。

キャッシュパスポート公式サイトで詳細を見る

キャッシュパスポート・マネパカード手数料比較

キャッシュパスポートと並び人気の海外プリペイドカード・マネパカードは、手数料が安いことが大きなメリットとされているカードです。

両者の手数料を表で比較してみました。

手数料がお得な方にマーカーを引いています。

キャッシュパスポート マネパカード
年会費 無料 無料
発行手数料 無料 無料
ATM利用手数料 2米ドル
1.75ユーロ
1.50英ポンド
2.50豪ドル
14香港ドル
200円
2.75NZドル
2カナダドル
2.50SGドル
2米ドル
1.75ユーロ
1.50英ポンド
2.50豪ドル
20香港ドル
入金手数料 入金金額の1% 無料
為替手数料 無料 無料
クロスボーダー手数料 利用額の4% 利用額の3%
カード再発行手数料 無料 1,080円
月間カード管理料 毎月150円(12ケ月利用がない場合) 無料
出金手数料 540円/回 540円/回

手数料ではマネパカードが有利

最も大きな違いは、キャッシュパスポートではかかる入金手数料1%がマネパカードではかかりません。

1%なので少額ではさほど関係ないかもしれませんが、多額の利用ですと大きな差が生まれるでしょう。

ただし、ATM利用手数料・クロスボーダー手数料もほぼ同じですし、ネット上で言われているほどの差はないと思います。

マネパカードはFX口座からの振り替えが可能

マネパカードの運営元は、FXなどで有名な「マネーパートナーズ」ですが、マネーパートナーズでFX口座に外貨を保有している人は、FX口座の外貨をマネパカードの口座へ振り替えることも可能です。

ただし、その際にはマネパカードの口座に対して1通貨当たり0.004通貨の「外貨受入手数料」がかかります。

例えば、FX口座の1000米ドルをマネパカード口座に振替する場合、4米ドルが外貨受入手数料となります。

外貨受入手数料は後日請求されるのではなく、振替時に天引きされますので、実際にマネパカードの口座に未チャージ状態で振り込まれるのは、996米ドルです。

マネパカードでは再発行手数料がかかる

再発行手数料に関しては、キャッシュパスポートが無料で再発行できるのに対して、マネパカードは税別1000円かかります。

しかもマネパカードの場合、1000円支払ったからと言ってすぐにカードが再発行されるわけではありません。

一方のキャッシュパスポートにはスペアカードがありますので、海外滞在中にカードの紛失や盗難の被害に遭っても、スペアカードを使いつづけることができるので、お金の心配はいりません。

マネパカード公式サイトで詳細を見る

キャッシュパスポートとは?

1枚のカードで世界中で7種類の通貨が利用できる

キャッシュパスポートは、1枚のカードに、日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、香港ドル、シンガポールドルの9種類の通貨をチャージして利用できる、海外プリペイドカードです。

クレジットカードのMasterCardと提携しており、世界中のMasterCard対応ATMとMasterCard加盟店で利用できます。

空港のATMはもちろん、どんな小さな田舎町のATMでもMasterCardならほぼ確実に対応していますから、留学に旅行にビジネスに、安心して頼れますね。

NZドル・カナダドル・香港ドル、シンガポールドルに対応

キャッシュパスポートの対応通貨の多さは、海外プリペイドカードの中でもトップクラスです。

中でも、NZドル・カナダドル・香港ドル、シンガポールドルに対応しているのが、キャッシュパスポートの特徴です。

日本円や米ドル、ユーロやイギリスポンドなどに対応している海外プリペイドカードは少なくありません。

そんな中、カナダやニュージーランドは、海外旅行はもちろんのこと、語学留学先としても人気の国ですので、これらの通貨に対応しているのはありがたいですね。

限度額をコントロールできる

キャッシュパスポートはチャージした金額の範囲内で、クレジットカード同様に海外のATMで現地通貨の現金を引き出すことができ、ショッピングの支払いに利用することもできます。

チャージした金額しか使えないのは一見不便なようですが、裏を返せば自分で限度額をコントロールできるということでもあります。

学生や初めてクレジットカードを作る方は、どうしてもクレジットカードの限度額が少なくなってしまう傾向にあります。

一時的に増額してもらうこともできますが、それには手続きが必要です。

しかも、増額してもらえるのはショッピング枠で、現地通貨を借入れできるキャッシング枠は増額してもらうことは困難です。

海外ではクレジットカードが広く利用できますが、それでもカード払いできないところも少なくなく、現地通貨の需要は高いです。

キャッシュパスポートなら、ショッピングも現地通貨引き出しも関係なく、自分で限度額を設定できるのです。

なお、キャッシュパスポートは日本国内では利用できません。

「スペアカード」がある

またキャッシュパスポートは、万一の紛失盗難時の予備のために「スペアカード」があります。

最初から2枚セットでカードが発行されるのです。

これはキャッシュパスポートだけの特徴です。

利便性を求めるあなたにキャッシュパスポートはおすすめ

1%の入金手数料がかかることが気になる人には、キャッシュパスポートはおすすめできません。

入金手数料以外の各種手数料も、マネパカードに比べるとキャッシュパスポートは割高です。

ただし、海外プリペイドカードの選択肢としては、行き先がニュージーランド、カナダ、シンガポールの方は、利用できる通貨の観点から、必然的にマネパカードではなくキャッシュパスポートを選ぶことになると思います。

(マネパカードではNZドル、カナダドル、シンガポールドルを利用する際にはクロスボーダー手数料がかかります)

キャッシュパスポートは万一の安心を重視する人におすすめ

また、キャッシュパスポートのスペアカードがついてくる点は、万一の紛失や盗難に遭ったときも既に予備があるから困らずに済むという、画期的なものです。

他の海外プリペイドカードでは、スペアカードを発行していません。

しかも、キャッシュパスポートは再発行する際の手数料も無料なので、万一のときの安心感をより多く求める方にはキャッシュパスポートがおすすめです。

キャッシュパスポート
年会費 無料
入会資格 年齢制限・審査なし
発行まで 1週間程度
取扱​通貨 米ドル
ユーロ
英ポンド
豪ドル
香港ドル
日本円
NZドル
カナダドル
シンガポールドル
 ATM利用手数料 2米ドル等(通貨による)
為替手数料 無料
入金手数料 入金金額の1%

キャッシュパスポート公式サイトで申し込む

発行までに1週間以上かかることも…申し込みはお早めに!

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