数あるトラベラーズチェックを比較しても、アメックスのトラベラーズチェックがやっぱり一番かっこいいなと思う編集部のLeeです。
トラベラーズチェックにはいくつかの種類がありますが、それぞれを比較してより自分に合ったトラベラーズチェックを購入しよう、そう考えている人もいるのではないでしょうか。
現在では、トラベラーズチェックを新規購入することはできませんが、この記事では、複数のトラベラーズチェックを様々な観点から比較しています。
さらに、トラベラーズチェックに代わるお金の管理方法としてキャッシュパスポートを、トラベラーズチェックと比較しながら紹介しましょう。
※現在トラベラーズチェックを新規購入することはできません
私も、海外旅行に行くたびにトラベラーズチェックを購入していましたが、2016年にフランス旅行に行ったときには、トラベラーズチェックを持って行っていません。
というのも、トラベラーズチェックが売っていなかったからです。
いつもの調子でゆうちょ銀行にトラベラーズチェックを購入しに行ったのですが、「もう販売していません」と言われて衝撃を受けました。
実は、2014年3月31日をもって、日本国内におけるトラベラーズチェックの新規購入はできなくなったのです。
購入済みのトラベラーズチェックをまだ大切に持っている方は、海外で利用することはできますし、日本で換金することもできます。
トラベラーズチェック自体に有効期限はないものの、トラベラーズチェックの利用や換金が可能な店舗は年々減少していっているため、記念に持っておく人以外は早く使ってしまいましょう。
代わりとしてはキャッシュパスポートがおすすめ
トラベラーズチェックの代わりとしておすすめなのが、キャッシュパスポートです。
トラベラーズチェックと比較しながらご紹介します。
スペアカードで安心
トラベラーズチェックは再発行が可能なものの、発行までに時間がかかります。
一方のキャッシュパスポートは、本カードが紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードがあれば使い続けられます。
追加チャージできる
日本国内で購入したトラベラーズチェックを現地で使いきってしまったら、新たに海外で購入することは手間がかかります。
一方のキャッシュパスポートならば、自分名義のネットバンキング口座に残高があれば、現地からでもキャッシュパスポートにチャージできます。
それでも無理な場合、事前に入金委任状を提出しておけば、家族による代理チャージも可能です。
クレジットカードと同様にショッピングできる
トラベラーズチェックは換金して使うのが一般的で、そのまま使おうとしても私がヨーロッパ滞在中には、ほとんど使えるお店がありませんでした。
一方のキャッシュパスポートは、マスターカードの加盟店ならば、クレジットカードと同じ使い方でショッピングが可能です。
トラベラーズチェック3種比較表
※現在、国内でトラベラーズチェックを購入することはできません。
トラベラーズチェックは、様々な会社から発行されていました。
メジャーなトラベラーズチェックのブランドといえば、「アメックス」「VISA」「マスターカード」の3種類です。
ここでは、取扱店舗別に、購入可能なトラベラーズチェックのブランド、そして手数料を比較します。
店舗名 |
購入可能なトラベラーズチェックと通貨 |
手数料 |
トラベレックス |
VISA、マスターカード (アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円) |
1% |
ゆうちょ銀行 |
VISA (アメリカドル、日本円)アメックス (アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円) |
1% |
JTB |
マスターカード (アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円) |
1% |
セシール |
アメックス (アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、日本円) |
0.5%~0.7% |
三井住友銀行 |
VISA (アメリカドル、日本円)マスターカード (ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円) |
1% |
香港上海銀行 |
アメックス (アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円) |
1% |
三菱東京UFJ銀行 |
アメックス (アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)マスターカード (アメリカドル) |
1% |
みずほ銀行 |
マスターカード (アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円)マスターカード (アメリカドル) |
1%+1000円 |
北洋銀行 |
VISA、マスターカード (アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、日本円) |
1% |
千葉銀行 |
アメックス (アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、スイスフラン、日本円) |
1% |
近畿大阪銀行 |
アメックス (アメリカドル、ユーロ、イギリスポンド、カナダドル、オーストラリアドル、スイスフラン、日本円) |
1% |
どのトラベラーズチェックがおすすめ?
特におススメはアメックス
主に3種類あるトラベラーズチェックのブランドですが、比較して最もおすすめなのがアメックスです。
多くの場所で買える
アメックスのトラベラーズチェックは購入場所が非常に多いのがメリットです。
全国各地を網羅するゆうちょ銀行の、トラベラーズチェックを取り扱っている店舗で購入できます。
また、送料無料の宅配でトラベラーズチェックを販売しており、手数料も通貨によって0.5%~0.7%と他と比較して低いです。
特に、地方在住者にとっては、ゆうちょ銀行や宅配の使えるアメックスは、大きな強みですね。
現地での換金がお得
また、アメックスのトラベラーズチェックは現地で換金をするときも非常にスムーズです。
私が1997年にフランスに留学していた時、宿舎の近くにアメックスのトラベラーズチェックを換金できる郵便局があったのですが、そこは換金の際の手数料が無料でした。
他では、2%程度の手数料がかかっていたので、アメックスのトラベラーズチェックで大いに留学費用を減らせました。
国内でも多くの場所で換金できる
VISAとマスターはブランドだけを提供して、実際の発行や販売は銀行などに任せています。
そのため、同じVISAブランドのトラベラーズチェックでも、発行している国内銀行と換金に持って行った国内銀行が異なれば、受け取ってもらえないこともあります。
それと比較して、アメックスは自社でトラベラーズチェックを発行しており、販売を銀行や郵便局に委託しています。
そのため、どこで販売されたトラベラーズチェックであっても、アメックスブランドを取り扱っている国内の場所であれば、換金してくれるのです。
ヨーロッパ旅行ならば、マスターカード(トーマスクック)もあり
ほとんどのケースでは、アメックスのトラベラーズチェックを持って行けば間違いないですが、ヨーロッパ旅行の場合は、マスターカードのトラベラーズチェックでもいいかもしれません。
マスターカードブランドのトラベラーズチェックの1つに、「トーマスクック」があります。
発行元はトラベレックスですが、トーマスクックの本社はロンドンに置かれています。
1998年にイギリス旅行に行ったとき、フランスからの列車が到着したウォータールー駅には、トーマスクックが存在感を発揮していました。
アメリカ、日本人観光客が多い渡航先ならば、VISAもアリ
アメリカや日本人観光客が多い地へ行くならば、VISAもありです。
日本国内で販売されるVISAブランドのトラベラーズチェックは、アメリカドルと日本円が多いです。
どちらも基軸通貨ですので、比較的多くの国で受け取ってもらえます。