[chat face=”lee.jpg” name=”編集部Lee” align=”left” style=”type3″]4枚のカードを保持し、日々クレジットカードやプリカのお得情報をリサーチしている編集部のLeeです。
キャッシュパスポートの使い方は、クレジットカードを使ったことがない人でもすぐ慣れるくらい簡単ですよ!
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今回は人気の海外プリペイドカード・キャッシュパスポートが気になる海外旅行初心者・留学予定者(親御さん)に向けて、キャッシュパスポートの使い方について詳しく書いてみたいと思います。
キャッシュパスポートの特徴やデメリットも。
キャッシュパスポートとは?
1枚のカードで9種類の通貨が使える
キャッシュパスポートとは、1枚のカードに、日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドルの9種類の通貨をチャージして利用できる、海外プリペイドカードです。
チャージした金額の範囲内で、クレジットカード同様に海外のATMで現地通貨の現金を引き出すことができ、ショッピングの支払いに利用することもできます。
「LINE Pay」「au WALLETプリペイド」などの汎用型プリペイドカードは、国内外でショッピングの支払いとして利用できますが、海外で現地通貨を引き出せないデメリットがあります。
キャッシュパスポートなどの海外プリペイドカードは、海外ならばショッピングに現地通貨の引き出しに大活躍です。
世界中のMasterCard加盟店、ATMで使える
キャッシュパスポートはクレジットカードブランドのMasterCardと提携しており、世界中のMasterCard対応ATMとMasterCard加盟店で利用できます。
かつてはアメリカではVISAが強く、ヨーロッパではMasterCardが強いと言われてきましたが、今ではアメリカでも十分にMasterCardが使えるので安心してください。
空港のATMはもちろん、どんな小さな田舎町のATMでもMasterCardならほぼ確実に対応していますから、留学に旅行にビジネスに、安心して頼れますね。
「スペアカード」がついてくる
またキャッシュパスポートは、万一の紛失盗難時の予備のために「スペアカード」があります。最初から2枚セットでカードが発行されるのです。
スペアカードはキャッシュパスポートだけの特徴です。
キャッシュパスポートの使い方1
現地通貨を引き出す手順
MasterCardのロゴがついているATMで、現地通貨を引き出す手順は以下のとおりです。
1.キャッシュパスポートをATMに挿入します。
機械がカードを飲み込む場合、カードをスライドさせるだけの場合、カードを挿入してすぐ抜き取る場合など、操作はATMによって異なります。
2.暗証番号を入力します。
3.取引の種類の画面では「引き出し」の意味の表示(英語の場合はWITHDRAW)を選択します。
4.口座の種類の画面では、「クレジット」の意味の表示(英語の場合はCREDIT、アメリカでは「Checking Account」との表示のATMもあります)を選択します。
5.金額を選択し、Enterを選択します。
6.お金が出てきたら受け取ります。
カードも手元に戻ってきたことを必ず確認してください。
4の選択肢が若干分かりづらいかもしれませんが、お金が出てこなかったらやり直して別の選択をしてみてください。
海外ATMを使う時の注意点
ATMがブース内にあることも
海外では、ATMがブース内にあり、ブースに入るのにカードが必要となる場合があります。
その場合、入り口にあるカードスリットにキャッシュパスポートの磁気テープをスライドさせれば、ブース内に入れるようになります。
この時、画面が初期画面になっていることを確認しましょう。
取引きが終わっているか確認しよう
日本では、取引が終了すると自動的に最初の画面に戻りますが、海外のATMの中には取引が終了しても、「引き続き取引をしますか?」のメッセージが表示される場合があります。
これを見ずに立ち去ってしまい、あとから来た第三者がそのまま別の取引を続行してしまう可能性も否定できません。
中国のATMには注意
キャッシュパスポートを作るときに、任意の4桁の暗証番号を設定しますが、日本を含めてほとんどの国では、ATMで現地通貨を引き出す際にはそのまま4桁の暗証番号を打ち込めばOKです。
ただし、中国のATMで現地通貨を引き出す際には、6桁の暗証番号を求められることがありますので、少しドキッとしてしまいますよね。
昔は、4桁の暗証番号の前に「00」を入力して6桁としていましたが、今の中国のATMは4桁にも対応しているところが多いので、そのまま4桁の暗証番号を入力して確認ボタンを押せば完了です。
キャッシュパスポートの使い方2 ショッピングする手順
MasterCard加盟店で、ショッピングの支払いにキャッシュパスポートを利用するときの手順は以下のとおりです。
1.お店のスタッフにキャッシュパスポートを提示します。
お店のスタッフが決済手続きをします。
2.専用の端末に暗証番号の入力を求められた場合は入力します。
専用の端末にサインをするように求められた場合は、専用のペンでサインをします。
レシートにサインを求められた場合はサインをします。
3.控えとカード、品物を受け取って完了です。
1.のとき「クレジット オア デビット?」と尋ねられた場合は「クレジット」と答えてください。
キャッシュパスポートにはICチップが搭載されていますので、暗証番号の入力を求められる場合が多くなっています。
海外では「,」(コンマ)と「.」ピリオドの使い方が異なる
海外でカードでショッピングする際に注意をしたいのは、金額の確認です。
フランスなどでは、数字における「,」(コンマ)と「.」ピリオドの使い方が異なります。
日本ではコンマは3桁ごとに入れ、ピリオドは小数点の意味合いがありますが、例えばフランスでは逆です。
コンマが小数点となり、ピリオドが3桁ごとの区切りとなります。
日本では「1,000.95ユーロ」と言う金額であれば「1000ユーロ95セント」と理解されますが、同じ数字をフランス人に見せたら「1ユーロと0.95セント?」と思われかねません。
キャッシュパスポートのデメリット
最後にキャッシュパスポートのデメリットにも触れておきます。
デメリット1 比較的手数料が高い
キャッシュパスポートはスペアカードが付いてきたり、本人以外のチャージができたりと利便性は抜群なのですが、手数料がデメリットと感じる人もいるかもしれません。
二大海外プリペイドカードの一方・マネパカードと手数料を比較してみました。
キャッシュパスポート・マネパカード手数料比較
入金手数料1%はデメリット
手数料の中で一番注目すべきは、キャッシュパスポートはマネパカードではかからない入金手数料1%がかかることでしょう。
海外プリペイドカードは入金しないと使えないので、入金の度に手数料がかかるというのは、1%とは言えデメリットに感じる人もいるかもしれません。
対策としては、使う通貨がはっきり決まっているのであれば、多めに入金していくことをおすすめします。
はっきり言って、入金手数料1%のデメリットがどうしても気になってしまう人にはキャッシュパスポートはおすすめできません。
月間カード管理料は大したデメリットではない
月間カード管理料の毎月150円に関しては、12か月間利用または入金がない場合にしかかからないので、デメリットというほどのものではありません。
もし、次にキャッシュパスポートを利用するまでに間が空きそうな時は、残高を使い切って帰国するか、帰国してから出金して残高を150円以下にすれば、月間カード管理料はかかりません。
クロスボーダー手数料も大したデメリットではない
クロスボーダー手数料とはざっくり言うと、入金した通貨以外でキャッシュパスポートを利用した時にかかる手数料です。
入金した通貨を使う分にはかからない手数料なので、デメリットというほどのものでもありませんね。
クロスボーダー手数料の詳細は下記です。
1)マイアカウント内で通貨を移動する際に適用される為替手数料
例)米ドル口座→カナダドル口座2)ご利用金額を円残高またはご利用通貨とは別の通貨の残高より引き落す場合
例)日本円口座→韓国ウオン、中国元など 米ドル口座→カナダドルなど
デメリット2 日本で使えない
マネパカードは国内のマスターカード加盟店でショッピング利用ができますが、キャッシュパスポートは海外でしか使えません。
国内でも引き続きキャッシュパスポートを使いたい人にはデメリットと言えるでしょう。
キャッシュパスポートの使い方は簡単!
このように、海外のATMで現地通貨を引き出す時の操作はクレジットカードでキャッシングするときの操作と同じ、ショッピングの支払いに利用するときの手続きも、クレジットカードの使い方と全く同じです!
とっても簡単です!
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