アジアとヨーロッパ、アフリカは渡航経験があるものの、南北アメリカとオセアニアには行ったことがない編集部のLeeです。
キャッシュパスポートをはじめとする海外プリペイドカードは、今や海外旅行の定番アイテムになりました。
私も愛用している海外プリペイドカードですが、これから持とうとしている人もいるでしょう。
そこでこの記事では、キャッシュパスポートでチャージできる通貨とその通貨をそのまま使える国を紹介します。
※キャッシュパスポートにチャージできる通貨は9つですが、実は9つの通貨以外の国でも使えます(記事末参照)!
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キャッシュパスポートは8の通貨の国で使える
キャッシュパスポートは、全部で9つの通貨をチャージ可能です。
チャージ可能な通貨は以下です。
・日本円
・米ドル
・ユーロ
・英ポンド
・豪ドル
・NZドル
・カナダドル
・シンガポールドル
・香港ドル
しかし、キャッシュパスポートは日本国内での利用ができないので、日本円でチャージはできても実際にはチャージ残高を日本円では利用できず、他の海外通貨への両替専用になります。
こうして見てみると、主要先進国の通貨は網羅していますし、アジア地域においては香港とシンガポールという、観光はもちろん飛行機の乗り継ぎ需要の高い国の通貨をカバーしていますね。
同じ海外プリペイドカードであるマネパカードは、6通貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル、日本円)にとどまっている現状を考えると、キャッシュパスポートは多くの国で使えることが分かります。
キャッシュパスポートが使える国でできること
キャッシュパスポートが使える国では、世界210以上の国と地域に及ぶmastercard加盟店で、ショッピングをすることができます。
利用代金は、キャッシュパスポートの口座から即座に引き落とされますので、お金の管理が楽で分かりやすいです。
キャッシュパスポートの使える国では、ショッピングだけではなく現地通貨の引き出しもすることができます。
クレジットカードでも現地通貨のキャッシングができますが、借金ですので利息が発生します。
一方のキャッシュパスポートは、チャージ残高の範囲内で現地通貨を引き出すため、利息は発生しません。
ドルが使える国
キャッシュパスポートのチャージ可能通貨でメジャーなのは、「米ドル」です。
「米ドルはアメリカでしか使えないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実は、アメリカ以外でも使える国や地域が少なくありません。
以下で、米ドルを公式に通貨として採用しているアメリカ合衆国以外の国や地域を紹介しましょう。
・グアム
・北マリアナ諸島
・プエルトリコ
上記は、ハワイやアラスカを除くアメリカ合衆国本土以外の使える国・地域です。
・ミクロネシア連邦
・マーシャル諸島
・パラオ
上記は、アメリカとの自由連合盟約国のため、米ドルが使える国です。
・エクアドル
・エルサドルバドル
・パナマ
・東ティモール
・ヴァージン諸島
・タークス・カイコス諸島
・イギリス領インド洋地域
・BES諸島
・ジンバブエ
・カンボジア
上記の国は、自国の政情不安のため、自国の通貨がハイパーインフレを起こす可能性が高いため、基軸通貨である米ドルを通貨として採用しています。
ユーロが使える国
米ドルと並ぶ基軸通貨「ユーロ」もキャッシュパスポートにチャージ可能です。
ユーロが使える国は、現在のところ以下の通りです。
・アンドラ
・オーストリア
・ベルギー
・キプロス
・ドイツ
・スペイン
・エストニア
・フィンランド
・フランス
・ギリシア
・アイルランド
・イタリア
・コソボ
・ラトビア
・リトアニア
・ルクセンブルク
・モナコ
・マルタ
・モンテネグロ
・オランダ
・ポルトガル
・サンマリノ
・スロバキア
・スロベニア
・バチカン市国
フランスの海外領土であるグアドループやフランス領ギアナ、マルティニークなどでもユーロを法定通貨としてます。
その他の通貨が使える国
米ドル、ユーロ、日本円以外のキャッシュパスポートでチャージ可能な通貨と使える国や地域は、主に以下の通りです。
・英ポンド…イギリス、ジブラルタル、フォークランド諸島など
・カナダドル…カナダ
・豪ドル…オーストラリア、ナウル、
・NZドル…ニュージーランド、クック諸島
・シンガポールドル…シンガポール
・香港ドル…香港、マカオ(独自通貨の流通量を超える)
キャッシュパスポートは8通貨以外の国でも使える
実は、キャッシュパスポートは8通貨以外の国でも使えます。
例えば、キャッシュパスポートの9通貨がいずれも使えないタイの通貨は「バーツ」ですが、タイでキャッシュパスポートは問題なく使えます。
なぜなら、9通貨以外の国でキャッシュパスポートを利用した場合、キャッシュパスポートにチャージされている9通貨の残高を自動で両替・融通し合って、バーツでの支払いも可能になるのです。
融通する通貨の優先順位は、日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドルの順番です。
例えば、タイのATMでバーツを引き出した時点で、キャッシュパスポートに以下のような残高があったとします。
・日本円…1万円
・英ポンド…100ポンド
・豪ドル…100豪ドル
優先順位に従って、まずは日本円で両替・融通し、それでも不足の場合は英ポンドで両替・融通します。
それでも不足したら、豪ドルで両替・融通しますので、安心してキャッシュパスポートを利用できます。
キャッシュパスポートが使える国で使う際に注意すべきこと
ただし、キャッシュパスポートの使える国であっても、使う際に注意すべきことがあります。
デポジットの支払い
まずは、海外ホテルや海外レンタカーなどで支払うデポジット(保証金)です。
海外ホテルや海外レンタカー、海外レンタサイクルでは、万が一の時に備えて事前にデポジットを徴収されることがあります。
高級ホテルなどでは、1泊分に相当するデポジットを請求されてしまうので、なかなかの高額です。
デポジットの支払いにもキャッシュパスポートを利用できますが、1か月程度資金が留保されてしまいます。
留保されている間は、残高があっても利用できません。
海外のオンラインショップ
キャッシュパスポートでは海外のオンラインショップももちろん利用可能です。
ただし、利用の際には裏面記載のセキュリティコードの入力を求められる可能性がありますので覚えておきましょう。
ガソリンスタンド
キャッシュパスポートの使える国で車を借りて、ガソリンスタンドで給油をする際にも注意が必要です。
キャッシュパスポートの使える国であれば、ガソリンの支払いにも利用できますが、キャッシュパスポートに7000円相当額以上の残高が必要となります。
7000円未満の場合、キャッシュパスポートの未使用残高も一時的に利用できなくなる可能性があります。
キャンセルの場合
キャッシュパスポートの使える国で購入した商品やサービスをキャンセルする際にも、注意が必要です。
キャンセルは可能なものの、キャンセル金額がカードに戻るまで1か月以上かかる場合もあります。
レストランやバーでの支払い
キャッシュパスポートの使える国でレストランやバーの支払いに利用する際にも、注意が必要です。
チップとして、15%程度が上乗せされることがありますので、十分にチャージをしておきましょう。
機内販売
キャッシュパスポートの使える国の航空会社で機内販売を利用することは、できません。
キャッシュパスポートは電子的(オンライン)取引に限られます。
機内販売はオンラインではなく、手動またはオフラインでその場の処理を行ない、到着後にオンライン処理をするため、機内販売には利用できません。
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