「年会費無料のカードしか持たない!」をポリシーとしている編集部のLeeです。
私は海外旅行に行く際、クレジットカードと共に、現地通貨引き出し用に海外プリペイドカードを持って行きます。
海外プリペイドカードも様々な種類がありますが、最も人気なのが「キャッシュパスポート」です。
「キャッシュパスポートは無料」というキャッチコピーを見て、発行を検討している人の中には、「本当にキャッシュパスポートは無料なの?」と、疑っている人もいるかもしれません。
この記事では、本当にキャッシュパスポートは無料なのか?
何が無料で、何が有料なのか?
その真偽を明らかにするとともに、便利でお得なキャッシュパスポートの魅力も合わせて紹介しましょう。
↑年会費・発行手数料無料↑
キャッシュパスポートの年会費・新規発行は無料
クレジットカードの中には、年会費や新規発行手数料、更新料や再発行手数料がかかるカードも少なくありません。
しかし、キャッシュパスポートは年会費や新規発行手数料はもちろんのこと、更新料や再発行手数料まで無料なのです。
キャッシュパスポートで手数料がかかるパターン
ただし、キャッシュパスポートも完全に無料なわけではなく、以下のような手数料がかかります。
口座管理手数料 |
月150円 |
為替手数料 |
4% |
クロスボーダー手数料 |
4% |
入金手数料 |
1% |
ATM手数料 |
200円相当 |
口座管理手数料は、12か月以上キャッシュパスポートの利用がないと、発生します。
クロスボーダー手数料とは、チャージした通貨以外の通貨を利用した際に発生する手数料です。
また、キャッシュパスポートが徴収する200円相当のATM手数料以外にも、ATMを設置している現地銀行からも、100円~200円程度の利用手数料を徴収される場合もあります。
もちろん、この辺りの手数料は他の海外プリペイドカードや、クレジットカード(キャッシングの場合のATM手数料など)でもかかるので、これをもって「無料じゃないじゃん!」と騒ぐ人はいないと思いますが…。
キャッシュパスポートは無料なのにこんなに便利
年会費無料で持つことのできるキャッシュパスポートですが、「安かろう悪かろう」では決してありません。
キャッシュパスポートは無料にもかかわらず、こんな便利な機能があるのです。
スペアカードが無料で付いてくる
他の海外プリペイドカードにはなく、キャッシュパスポートならではの特徴としては、初めから無料でスペアカードが付いてくる点です。
海外でカードの紛失・盗難の被害に遭えば、せっかくの滞在が台無しになってしまいます。
他の海外プリペイドカードも再発行は可能ですが、再発行まで時間がかかりますし、1000円程度の再発行手数料がかかります。
キャッシュパスポートなら、スペアカードが無事であればそのまま使い続けられますし、メインカードももちろん無料で再発行が可能です。
1週間程度で手元に届く
海外に持って行こうとクレジットカードを申し込んだものの、出発までにカードが届かなかった、そんな経験はありませんか?
私はあります。
申し込んだクレジットカードが届いたのは、結局帰国後でした笑
キャッシュパスポートなら、インターネットから申し込めば、通常約1週間のスピードで発行されます。
年齢制限も審査もなし
キャッシュパスポートには、審査がありません。
クレジットカードは、審査難易度に違いこそありますが、どんなカードを申し込んでも審査は避けられません。
審査で時間がかかれば、その分、カードが手元に届くのも時間がかかってしまいます。
一方、キャッシュパスポートをはじめとする海外プリペイドカードには、審査がありません。
これは、海外プリペイドカードがチャージ残高しか利用できないため、「借金」ではなく審査の必要がないからです。
また、キャッシュパスポートには年齢制限もありません。
クレジットカードは、原則として高校生を除く18歳以上でないと申し込めません。
他の海外プリペイドカードも、13歳以上、あるいは15歳以上など、年齢制限を設けているカードがほとんどです。
キャッシュパスポートには年齢制限もないため、中学生や高校生でも問題なく持つことができます。
キャッシュパスポートは無料なのにこんなにお得
無料で持つことができるキャッシュパスポートは、それだけでも十分にお得ですが、さらなるお得もあります。
為替レートがお得
まず、キャッシュパスポートは、為替レートがお得です。
2017年10月20日現在の、キャッシュパスポートと現金の両替レート(現金売レート)を比較してみましょう。
キャッシュパスポート |
現金売レート |
|
アメリカドル |
115.00 |
115.79 |
ユーロ |
137.41 |
137.48 |
イギリスポンド |
155.54 |
161.37 |
豪ドル |
96.26 |
98.52 |
NZドル |
85.93 |
89.61 |
カナダドル |
97.86 |
99.27 |
シンガポールドル |
87.56 |
89.15 |
香港ドル |
15.23 |
16.90 |
特に、豪ドルやNZドル、英ポンドなどの通貨において、キャッシュパスポートはレートがお得に設定されています。
「たった3円程度じゃないか」と侮るなかれ。
6円のレートの違いがある英ポンドを200ポンド両替した場合、単純計算で1200円の違いが生まれるのですから。
現地通貨を引き出しても金利は無し
海外ではクレジットカードのキャッシングで現地通貨を調達する人も多いでしょう。
しかし、クレジットカードはあくまでも借金であり、引き出したお金に対しては年15%~18%程度の金利が適用されます。
一方のキャッシュパスポートは、自分のチャージ残高から現地通貨を引き出すため、金利は無料です。
マスターカードの海外優待を受けられてお得
キャッシュパスポートには、マスターカードブランドが搭載されています。
210以上の国や地域にあるマスターカードの加盟店や銀行ATMで、キャッシュパスポートは利用可能です。
また、マスターカードが実施している以下のような海外優待を、クレジットカードではないキャッシュパスポートでも受けることができます。
店名 |
優待内容 |
ハーツレンタカー |
レンタカー料金10%オフ |
hotels.com |
8%オフ |
エクスペディア |
海外ホテルが9%オフ |
JAL |
200円相当利用につき1マイル |
ソウル空港鉄道A’REX |
特急料金が53%オフ |
新羅免税店 |
1万ウォン~3万ウォンの割引クーポン |
知っていれば、かなりお得な海外旅行になりそうです。
好きなタイミングで両替できてお得
キャッシュパスポートは自分の好きなタイミングで外貨に両替可能です。
キャッシュパスポートのチャージ口座は、9つの通貨ごとに専用口座が用意されています。
銀行窓口やATM、またはインターネットバンキングを使って、入金をしたい口座を選択してお金を振り込みます。
クレジットカードの場合、実際に利用した日のレートが適用されるので、レートが良くないときでもクレジットカードを利用しなければならないなら、やむを得ません。
キャッシュパスポートの両替レートは、平日14時30分までに入金を行なえば、その日の両替レートが適用されます。
実際に利用するときのレートが悪くても、入金時のレートが良ければ入金時のレートのまま利用できますので、お得です。
まとめ
キャッシュパスポートは、基本的に無料で持つことができます。
それでいて、ショッピングだけでなく現地通貨の引き出しにも使えて、スペアカードも最初からついているなど、コスパ最高です。
また、為替レートも条件がよく、マスターカードの海外優待も受けられるなど、お得がてんこ盛りです。
利用の際に手数料が発生することがありますが、それを差し引いても、キャッシュパスポートはお得で便利な海外プリペイドカードです。
↑年会費・発行手数料無料↑
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