海外旅行ではクレカや海外プリペイドカードを駆使する自称スマートトラベラー、編集部のLeeです。
キャッシュパスポートは、海外プリペイドカードの中でも人気があります。
年齢制限や審査がない、1枚に9通貨をチャージできる、スペアカードがある点が、主な人気の理由です。
そんな充実したキャッシュパスポートですが、本当に自分にとって必要なのか、それとも必要ないのか、判断しかねている人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、キャッシュパスポートが必要な人と必要ない人をはっきりと伝えることで、海外プリペイドカード選びの参考にしていただきたいと思います。
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キャッシュパスポートが必要かどうかは人による
キャッシュパスポートは確かに人気の海外プリペイドカードですが、あらゆる人のニーズを満たすカードではありません。
日本国内では利用できない、ポイント還元キャッシュバックがない、為替手数料が高いなどのデメリットもあります。
海外プリペイドカード選びで、これらのデメリットを重要な判断基準にしている人は、キャッシュパスポートを必要ないと思うかもしれません。
逆に、キャッシュパスポートのデメリットを気にしない人であれば、検討する価値は十分にあります。
つまり、キャッシュパスポートが必要か必要でないかは、人によるということです。
キャッシュパスポートが必要な人
中高生とその親御さん
まず、キャッシュパスポートが最も必要だと思われる人は、中高生とその親御さんです。
中高生でも本人名義のキャッシュパスポートを発行可能
クレジットカードは、原則として高校生を除く18歳以上でないと申込すらできません。
また、同じ海外プリペイドカードでも、種類によって申し込み可能な年齢に以下のような制限があります。
海外プリペイドカード名 |
年齢制限 |
キャッシュパスポート |
なし |
マネパカード |
15歳以上70歳未満 |
マネーTグローバル |
なし |
GAICA |
13歳以上 |
Visa TravelMoney Gonna |
15歳以上 |
ネオマネー |
13歳以上 |
マネーTグローバルとキャッシュパスポート以外は、申し込みに年齢制限があります。
修学旅行や海外研修で渡航する中高生が自分名義のカードを持てる海外プリペイドカードは、さほど多くありません。
キャッシュパスポートは、そんな数少ない海外プリペイドカードの1枚なのです。
ただし、未成年者の申込には親権者の同意が必要となります。
日本国内から親御さんが送金することも可能
キャッシュパスポートは、原則として本人がチャージ(入金)をしなければなりません。
ただし、海外で思った以上にキャッシュパスポートを利用する可能性もあるでしょう。
キャッシュパスポートはチャージ残高が足りないと利用できませんが、かといって多額のチャージを事前にしてしまうと、使い過ぎを心配する親御さんもいるでしょう。
キャッシュパスポートは海外でもインターネットバンキングの口座さえあれば、中高生が自らチャージすることも可能ですが、インターネットバンキングを持っていない中高生も多いでしょう。
そんなとき、日本にいる親御さんが中高生のキャッシュパスポートの口座に代理でチャージすることができます。
中高生のお子さんとの関係が一等親である親御さんであればは、インターネットから「入金委任状」を送信するだけで、日本国内から中高生本人のキャッシュパスポートにチャージすることが可能です(兄弟姉妹、祖父母などの二親等の場合は郵送での手続きが必要)。
これならば、必要な金額だけその都度日本から送金してあげることができます。
その他のキャッシュパスポートが必要な人
また、以下のような人もキャッシュパスポートが必要と考えられます。
クレジットカードを作れない人
まずは、クレジットカードを作れない人です。
年齢の関係でクレジットカードを作れない中高生はもちろん、申込条件を満たしていてクレジットカードを申し込んでも、審査落ちしてしまう人は、キャッシュパスポートがおすすめです。
「自分は収入の額があまり多くない」
「過去に債務整理をしてブラックリストに登録された」
といった人たちは、クレジットカードの審査に通る可能性が高くありません。
しかし、クレジットカードとは異なりキャッシュパスポートには審査がありません。
審査がないので、当然審査落ちもありません。
収入が不安な人も、過去に債務整理をした人でも、キャッシュパスポートならば問題なく発行できます。
スペアカードが欲しい人
また、スペアカードがほしい人も、キャッシュパスポートが有力候補です。
多くの海外プリペイドカードでは、万が一カードが紛失・盗難の被害に遭っても、利用停止手続きをすればカード残高が保護されます。
それはそれで助かるのですが、海外プリペイドカードを主なお金の管理方法にしている人にとっては、困った問題もあります。
紛失・盗難の被害に遭ってもカードの再発行は可能ですが、再発行には時間がかかります。
その間はカード残高があってもカードがないため、利用できません。
しかし、キャッシュパスポートは新規発行時に、オリジナルカード(本カード)とともにスペアカードが発行されます。
オリジナルカードとスペアカードはデザインが同じですが、カード番号の末尾4桁の数字が違います。
万が一、オリジナルカードが紛失・盗難の被害に遭っても、スペアカードが無事であれば、スペアカードを引き続き使うことができます。
再発行を待つ必要がありませんので、お金に困ることもありません。
もちろん、オリジナルカードの利用停止をしておけば、オリジナルカードが不正利用される心配もありません。
キャッシュパスポートが必要ない人
一方で、以下のような人はキャッシュパスポートの必要があまりないかもしれません。
日本国内でも使いたい人
キャッシュパスポートは、海外利用専用のプリペイドカードです。
日本国内のパソコンを使って、海外のオンラインショッピングでの買い物や、海外の航空会社サイトでの航空券購入等で、キャッシュパスポートで支払いをすることはできますが、それ以外では日本国内での利用はできません。
クレジットカードならば、国内外のショッピングやお金のキャッシングもでき、便利です。
どうしてもプリペイドカードにこだわるなら、日本国内で使える「au WALLETプリペイドカード」や「LINE Payカード」など、一般的なプリペイドカードを利用してください。
海外プリペイドカードにこだわる方は、「マネパカード」ならば日本国内でのショッピング利用が可能です。
各種手数料を安く済ませたい人
手数料を安くしたい方も、キャッシュパスポートにあまり必要性を感じないかもしれません。
キャッシュパスポートと人気の海外プリペイドカード「マネパカード」の手数料を比較してみます。
キャッシュパスポート |
マネパカード |
|
入会金 |
無料 |
無料 |
新規発行手数料 |
無料 |
無料 |
再発行手数料 |
無料 |
1000円 |
年会費 |
無料 |
無料 |
口座管理手数料 |
月150円 |
無料 |
為替手数料 |
4% |
0.7% |
クロスボーダー手数料 |
4% |
3% |
入金手数料 |
1% |
無料 |
ATM手数料 |
200円相当 |
200円相当 |
海外プリペイドカードを頻繁に利用すると、為替手数料と入金手数料がかさみますが、ここだけを見てもマネパカードの方がお得です。
また、12か月間使わないとキャッシュパスポートは口座管理手数料がかかりますが、マネパカードは使わなくても手数料がかかりません。
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まとめ
以上のように、キャッシュパスポートは、必要とする人、必要としない人に分けられます。
コスト重視の人、日本国内でも使いたい人にとっては、キャッシュパスポートはさほど必要ではないでしょう。
ただし、スペアカードをはじめとした利便性を重視する人、他のお金の管理方法を持てない人などは、キャッシュパスポートが必要かもしれません。
キャッシュパスポートのメリットとデメリットをしっかりと把握して、自分にキャッシュパスポートが本当に必要か、よく考えてから申し込んでください。
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