海外留学でお金が足りなくなり、日本にいる親に海外送金を頼んだものの、時間がかかってやきもきした経験のある、編集部のLeeです。
海外旅行や海外留学をするお子さんが現地でお金に不自由しないように、できるだけ多くのお金を持たせたいと思うのが親心でしょう。
しかし、海外で多額の現金を持つと盗難や紛失のリスクがあり、かといって少ししか持たないと現地で金欠になる可能性もあります。
実は、海外プリペイドカードの「キャッシュパスポート」は、海外送金の手段としても優秀なのです。
この記事では、海外送金手段としてキャッシュパスポートを検討する親御さんや、キャッシュパスポートで家族から送金してほしい人に向けて、キャッシュパスポートを使った海外送金の方法を紹介します。
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キャッシュパスポートを使えば海外送金がこんなに簡単に!
「海外送金」と聞くと、非常に難しく手間がかかるイメージがあります。
一般的な海外送金は現地の銀行口座を開設する必要がある
確かに、私が学生の頃の海外送金は、時間も手間もかかっていました。
現地の銀行口座を開設して、自分の銀行口座に関する情報を、日本にいる家族に伝えなければなりません。
その上で、日本にいる家族に現地の銀行口座宛に海外送金をしてもらう必要があります。
今にして思えば、全く初めての手続きを家族はよくやってくれたものだ、と感心するばかりです。
キャッシュパスポートは現地の銀行口座が不要
一方のキャッシュパスポートは、現地の銀行口座はもちろんのこと、日本国内の銀行口座も必要ありません。
キャッシュパスポートは銀行口座を使わず、キャッシュパスポート用の口座を使用するため、銀行口座の必要がないのです。
あとは、日本の家族が、日本国内の銀行窓口やATM、インターネットバンキングを使い、キャッシュパスポート用の口座に振り込むだけです。
キャッシュパスポートでの海外送金には委任状が必要
ただし、日本にいる家族がキャッシュパスポートの口座に海外送金をするためには、「入金委任状の登録」が必要となります。
入金委任状と言っても、基本的にはインターネット上で登録が完了します。
キャッシュパスポート入金委任状フォームから登録しよう
まず、「キャッシュパスポート入金委任状フォーム」にアクセスをします。
カードの種類が「キャッシュパスポート」となっていることを確認してください。
その下に、キャッシュパスポートの番号を入力します。
番号は16桁ありますが、そのうち末尾の8桁を入力しましょう。
カード保有者(お子さん)の生年月日、氏名、PC用のメールアドレス、入金予定者(2名まで可能)の氏名、カード保有者との続柄、入金予定者の住所と電話番号を入力してください。
「入力内容を確認する」をクリックして、確認すれば登録が完了します。
キャッシュパスポート入金委任状フォームの注意点
仮にメインカードを紛失した場合は、スペアカードの番号を入力しますが、スペアカードとメインカードの番号は、末尾4桁が異なりますので、注意してください。
また、オンラインでキャッシュパスポート入金委任状フォームを登録できるのは、一親等(親、配偶者、子)のみです。
二親等(祖父母、兄弟姉妹)が送金をする場合には、オンラインでのキャッシュパスポート入金委任状フォームでの登録はできません。
ホームページより入金委任状をプリントアウトして、入金予定者の本人確認書類とともにFAXしてください。
キャッシュパスポートで海外送金する手順
キャッシュパスポート入金委任状フォームの登録が完了したら、いよいよ実際に海外送金をする番です。
通貨ごとの口座に振り込めばOK
あらかじめお子さんから口座番号などの必要情報を知っていれば早いのですが、分からない場合はまず、キャッシュパスポートのホームページにアクセスをします。
ログインをして振込に必要な情報を確認しましょう。
ログインには、登録してあるメールアドレスとキャッシュパスポートのカード番号の末尾4桁の入力が必要です。
振込先の銀行は三井住友銀行すずらん支店です。
キャッシュパスポートは9通貨(日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドル)をチャージ可能ですが、各通貨で割り当てられている口座番号が異なりますので、間違えないようにしてください、
振込依頼人名は「カード保有者の氏名」
振込依頼人名は、キャッシュパスポートのカード番号16ケタに加えて、カード保有者の名前を入力してください。
たとえ親御さんがお子さん(カード保有者)に送金をする場合でも、振込依頼人名はカード保有者の氏名ですので、注意しましょう。
キャッシュパスポートは一般的な海外送金と比べてこれだけ優秀
一般的な海外送金と比べて、キャッシュパスポートでの海外送金はこれだけ優秀です。
キャッシュパスポートは現地の銀行口座必要なし
一般的な海外送金は、現地の銀行口座を開設する必要があります。
その銀行口座に、日本にいる家族がお金を振り込むわけです。
日本国内の銀行口座でも口座開設の手続きは面倒なのに、日本とは勝手が異なり言葉も十分に通用しない海外で、銀行口座を開設するのは至難の業です。
一方のキャッシュパスポートは、銀行口座を開設する必要がないため、現地で銀行口座開設に手間取ることもありません。
キャッシュパスポートは手数料がお得
一般的な海外送金の場合、手数料がかなりかかります。
参考までに、日本国内の三井住友銀行からヨーロッパの銀行口座に海外送金をする際の手数料を紹介しましょう。
・海外送金手数料:4000円
・関係銀行手数料:2500円
・為替手数料:2500円
合計で9000円となってしまいます。
しかも、海外送金1回につき一律この手数料なので、頻繁に海外送金すればその分だけ手数料が余計にかかってしまいます。
これでは、手数料節約のために一度にまとめて海外送金をしなければならなくなり、海外送金されたお子さんは多額の現金管理で不安な思いをするかもしれません。
一方のキャッシュパスポートは、チャージ手数料として海外送金額の1%をキャッシュパスポートに支払うだけです。
あとは振り込む際に使ったATMや窓口、インターネットバンキングによって、振込手数料が違いますが、数百円程度です。
これならば、頻繁に海外送金をしても経済的負担は大きくありません。
キャッシュパスポートなら24時間以内に送金可
そして、キャッシュパスポートはスピーディーに海外送金できることもメリットです。
一例ですが、郵便局からカナダに海外送金をしようとすると、4~6日程度はかかります。
一方のキャッシュパスポートは、キャッシュパスポートが入金を確認してから24時間以内にカードへチャージがなされます。
振込時間によっては、翌営業日の入金確認となりますが、それでも郵便局よりはスピーディーに反映されます。
まとめ
キャッシュパスポートを海外送金ツールとして利用すれば、高額な手数料に悩まされることもなく、お金が必要な時にすぐ海外送金ができます。
現地の銀行口座を開設するという余計な負担もありません。
キャッシュパスポートで海外送金をする際には、入金委任状の登録が必要ですが、親御さんでしたらオンラインで簡単に登録可能です。
海外送金のやり方も、銀行窓口やATMで振込をした経験がある方でしたら、違和感なく行えるでしょう。
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