小籠包といえば、溢れんばかりの肉汁が病み付きになる飲み物ですが、「グルジアの小籠包」こと「ヒンカリ」の肉汁はどれほど溢れるのか?小籠包を名乗るにふさわしいのか?実際に食べてみました。
何を隠そう肉汁信者です
こんにちは!旅する肉汁教師ぞーしきです。僕は今グルジアの首都トビリシにいます。
滞在中、グルジアの小龍包と呼ばれる「ヒンカリ」の存在を知りました。人生の最後に食べるものは肉汁茶漬けと決めているぐらい、生粋の肉汁信者の僕は、その存在が気が気でなりませんでした。それ故、その肉汁本気度を確かめてきました。
ヒンカリとは?
こちらのサイトによると、グルジアの代表的な料理で、見た目は大きな小龍包。牛と豚のひき肉やニンニク、タマネギのみじん切りなどの具材を、小麦粉で作る皮で包み込んだもの。「ジーラ」と呼ばれている香辛料のクミンで肉に味付けしてるのが特徴。
街中に溢れる肉汁感
商店でも冷凍ヒンカリが売っているので、街中いたるところで簡単に手に入ります。ちなみに1個0.25ラリ(約15円)と激安です。
観光地だと、サービスなのか、お店で茹でている所も見れます。グルジアの国民食として確固たる地位を確立している様子が伺えます。
ヒンカリとご対面
席に着き、ヒンカリを頼みます。5個入りで3ラリ(約180円)でした。
そして、10分程でヒンカリの到着です。形は、巾着袋のように、中心で皮がキュッと結ばれています。それが、肉汁氾濫防止としての大役を引き受けています。
どうでしょう、この存在感。小龍包のように、蓮華に乗せられる大きさではありません。手のひらに乗せると、やっとフィットするぐらいの大きさです。
肉汁本気度検証
さて、とうとう、肉汁を検証するときがやってきました。方法は簡単です。お皿に移したヒンカリにフォークを刺して出た肉汁を観察します。
フォークを指した途端、肉汁が溢れ出しました。受け皿に幸せが広がります。
さらに、皮を広げていくと黄金色のスープが僕を魅惑してきました。
いざ実食!
さぁ、もう我慢の限界です。頂きましょう。食べ方はこの上の捻った部分を指でつまみ手で頂きます。
この目を見れば我慢の臨界点を超えていたことが伺えるでしょう。
一口かじると、コリアンダーの香りとともに、肉汁がジュワっと口中に押し寄せ、コショウのピリ辛がのどに刺さります。その肉汁の量の凄いこと。こぼすのがもったいないので、吸いましょう。
吸った後でもまだ溢れるこの肉汁の量。肉汁界のサウジアラビアと名付けましょう。
餡には、コリアンダーの緑と玉ねぎの透明と赤いパプリカのようなものが見えました。
一方、残った皮は、もちろん肉汁のプールです。世界一のダイビングスポットはグルジアのヒンカリで決まりです。
ちなみにヒンカリのこの上のつまみの部分は残すのが一般的です。少し硬いので好まない人が多いです。
まとめ
今回、肉汁教師として期待していた肉汁の量を上回る結果でした。肉汁本気度を感じました。また、僕は香草が好きなので、コストも考えると小龍包よりも優ると思います。グルジアはトルコからビザなしで1日もあれば来れる国なので、トルコに足を運ぶ際は、グルジアに寄ってヒンカリを思う存分堪能するのもありだと思います。
この記事を書いていて、また猛烈に食べたくなったので今から行ってきます。ご馳走様でした。
文・写真:ぞーしき
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