かれこれ10年間、「楽天カード」を愛用している編集部のennuiです。
楽天カードは年会費無料なのに海外旅行保険が使えるし、楽天市場での買い物も常にポイント4倍になるし…と私にとって願ったり叶ったりの1枚なのですが、中には「年会費無料って…ホントに無料?」と疑ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。このご時世、無料だと思って使い始めたら「最初の1年だけね」なんていう制限付きだったりして、痛い目を見たことがある方も少なくないはず。
そこで今回は、楽天カードのみならず楽天グループのサービスをヘビーユースしている私が、楽天カードの年会費は本当に無料なのか、本当にずーっと無料で使うことができるのか、疑いの眼差しを持ったみなさんにビシッと解説していきます。
楽天カードの年会費はホントに無料!
まずお伝えしておきたいのが、楽天カードの年会費は本当に無料だということ。私はこれまで、楽天カードの年会費としては1円も払ったことがありません。
ただ、一口に楽天カードと言ってもそこには2つの意味合いがあります。楽天グループが発行しているクレジットカード全般を指すケースと、「楽天カード」という固有のクレジットカードを指すケースです。私がここで年会費無料と言っているのは後者のほうで、楽天カードは楽天のクレジットカードの中でも最もベーシックな1枚として知られています。
そのほか楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカードといった別のラインナップもあり、楽天ゴールドカードは年会費2,160円(税込)、楽天プレミアムカードは年会費10,800円(税込)となっているので、申し込むカードの種類を間違えないように気を付けましょう。
楽天カードは年会費永年無料
クレジットカードの年会費でよく見かける「初年度無料」のフレーズ。これは、初年度は無条件で無料だけど、翌年度からはカード利用などの条件をクリアしてくれないと有料になっちゃうよ、という要注意フレーズです。
楽天カードはどうなっているかというと、「年会費永年無料」。今のところは、この先ずーっと無料ということになっています。実際、私も年会費を払ったことはありません。
がしかし! 楽天カードには過去1度だけ「前年度にカード利用がなかった場合は年会費2,100円」という気の迷い(!?)が生じたこともあり、今後絶対に年会費が発生しないかというと、その保証もないのです。ちょっとモヤモヤしてしまいますが、それでも私は今後楽天カードが有料になることは99.9%ないだろうなと思っています。
当時、年会費導入の発表をしたのが2009年5月19日で、その発表から1ヶ月もたっていない6月9日にスピード撤回。結局年会費を取ることはなく、これはよっぽどユーザーからの反発が強かったとみて間違いありません。楽天カードはそれ以来ユーザーの信頼を取り戻すのに必死です。それを思うと、再度「やっぱり年会費取ります…」とはさすがに言い出せないですよね。
楽天カードは家族カードも年会費無料!海外旅行保険も付帯
楽天カードが無料なのは、年会費だけじゃないんですよ。
家族のいる人にありがたいのが、家族カードの発行も無料でできるところ。もちろん家族カードの年会費も永年無料です。
・年会費無料なのに海外旅行保険も充実
よく海外旅行をする人にとっては、付帯海外旅行保険も注目ポイント。楽天カードでは万が一のとき、無料で次のような補償を受けることができます。
傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円
傷害治療費用:1事故につき200万円
疾病治療費用:1疾病につき200万円
賠償責任:1事故につき2,000万円
救援者費用:年間200万円
携行品損害:年間20万円
海外旅行保険で1番発生頻度の高いケガや病気に備える補償が、どちらも200万円用意されているのはとても心強いですよね。年会費無料のクレジットカードだと良くて100万円、中には付帯保険はナシ!というカードもあるくらいなので、この補償額はかなり太っ腹です。
携行品損害の補償については1回の事故につき3,000円の自己負担が必要になりますが、ここも最大20万円補償してもらえるのは大きいです。海外では日本よりも盗難に遭うリスクが高いですし、備えあれば憂いなしだと思います。
・年会費無料なのに「キャッシュレス診療」
また、楽天カードの海外旅行保険でありがたいサービスが「キャッシュレス診療」。
ざっくり言うと海外で病院を受診するとき、自分で治療費を支払わなくても保険会社が後で支払っておいてくれるという便利なサービスで、私もハワイで利用したことがあります。
このサービス、慣れない海外でどこに病院があるのかも分からないし、面倒なこと考えてる余裕ないくらいお腹痛いし…な当時の私にとって、本当にありがたいサービスでした。
楽天カードのサポートデスクに電話すると、提携病院を教えてくれて予約も代わりに入れてくれて、私はただ病院に行くだけ。スピーディーに治療を受けることができましたし、何より安心感がありました。年会費無料のクレジットカードでキャッシュレス診療がついているなんて、なかなか珍しいことだと思います。
1点だけ、楽天カードの付帯保険は利用付帯なので、自宅から空港までの交通費かツアー代金を楽天カードで支払っておく必要があります。忘れてしまうと保険が適用されないので、自動付帯のクレジットカードを使い慣れている方は特に気を付けましょう。
・「カード利用お知らせメール」が届くから安心
私が楽天カードを使っていて「これ良いな」と感じているのが、「カード利用お知らせメール」。楽天カードで支払いをした翌日か、早いときには当日の夜に速報として利用明細が送られてくるのです。
私は楽天カードが初めて持つクレジットカードだったので、このメールサービスにはかなり安心感をおぼえました。万が一不正利用されていても、心当たりのない明細がくればすぐに気付くことができますよね。速報版には利用した日付と金額が載っていて、後日改めて利用した店舗名も入ったメールが送られてきます。このメールサービスも無料です。
楽天カードで手数料がかかるとしたら…
年会費をはじめとしてもろもろ無料の楽天カードですが、次のようなケースでは別途手数料がかかることもあります。
・ETCカードを追加したとき
楽天カードにはETCカードの機能を追加することができ、便利なのですがその場合はETCカードの年会費が540円かかります。楽天市場の会員ランクがプラチナ・ダイヤモンドならこの540円も無料になるので、楽天会員の方は自分のランクを確認してみてくださいね。
・分割払い・リボ払い・ボーナス2回払いで支払ったとき
カード決済の支払い方法を分割払い・リボ払い・ボーナス2回払いにしたときには、それぞれ手数料がかかります。1回払い・2回払い・ボーナス1回払いのどれかで支払えば手数料はかかりませんが、初期設定で自動リボが選択されていることがあるので、楽天カードを作る際は申し込み画面の項目をよくチェックしてください。
・海外で利用したとき
海外で楽天カードを使うと、各ブランドで次の海外事務手数料がかかります。
VISA:1.63%
MasterCard:1.63%
JCB:1.60%
・キャッシングしたとき
楽天カードではショッピング利用のほかにキャッシング枠というものがあり、ATMなどから手軽にお金を借りることができます。キャッシングしたときには、利用金額に応じた利息とATM手数料の支払いが必要です。
・紙の明細書を郵送するとき
楽天カードはWEBで利用明細を見ることができるので、紙で明細書を発行してもらうと手数料が82円かかります。
・楽天カードの利用料金を口座振替以外で支払っているとき
楽天カードの利用料金は口座振替・コンビニ払い・銀行振り込みで支払うことができますが、このうちコンビニ払い・銀行振り込みではそれぞれ数百円程度の手数料がかかります。
・支払い期日に間に合わなかったとき
支払い期日が過ぎても利用料金を支払わなった場合、遅延損害金が発生します。
こうして見ると意外とありますね! 通常のショッピング利用をしているだけならほとんど気にしなくても大丈夫な内容ですが、分割払いやリボ払いは何気なく選択してしまう人も多いと思うので、手数料をかけたくない場合は気を付けましょう。
このようにお得な使い道が盛りだくさんの楽天カード、なんせ無料ですし、気になる方はぜひこの機会に申し込んでみてくださいね!
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