海外旅行で3枚のクレカと1枚の海外プリペイドカード(マネパカード)を駆使する自称スマートトラベラー、編集部のLeeです。
海外旅行では、お金の管理が重要ですよね。
クレジットカードがあれば非常に便利ですが、年齢制限や審査の関係でクレジットカードを持てない、普段は現金派だけど海外で多額の現金を持つのは嫌だ、クレジットカードのサブがほしい、そんな方に人気なのが海外プリペイドカードです。
今では、多くの会社から海外プリペイドカードが発行されていますが、中でもおすすめなのが「キャッシュパスポート」「マネパカード」「MoneyT Global」の3枚です。
「どの海外プリペイドカードがいいの?」と疑問に思う人もいるでしょうから、この記事では3枚の海外プリペイドカードを徹底的に比較して、どれがおすすめかを紹介したいと思います。
おすすめ海外プリペイドカード3枚の特徴
比較する前に、まずは3つの海外プリペイドカードの特徴を紹介しましょう。
キャッシュパスポート
キャッシュパスポートは、世界各地に両替所を展開している、「トラベレックス」の日本法人が発行している海外プリペイドカードです。
チャージ時のレートは、トラベレックスの両替レートを参考に行われますが、トラベレックス店舗での両替レートよりはお得です。
キャッシュパスポート1枚で9通貨をチャージ可能となっており、使いたい通貨の残高不足やチャージ不可能な通貨の国での利用の際は、チャージされている他の通貨から自動的に補てんされます。
また、本カードとは別に、スペアカードを無料で発行してくれるのは、他の海外プリペイドカードにはない特徴です。
マネパカード
マネパカードは、FX会社として知られている「マネーパートナーズ」が発行している海外プリペイドカードです。
チャージや両替の際のレートは、さすがFX会社が母体だけあって、かなり好条件のレートです。
マネパカードは、海外だけでなく日本国内でのショッピングにも利用可能です。
しかも、日本国内でのショッピングに利用すると、FXの利用状況に応じて1.5%~100%のキャッシュバックが受けられるキャンペーンを実施しています。
MoneyT Global
MoneyT Globalは、日本最大級の旅行代理店である「JTB」が発行している海外プリペイドカードです。
他の2枚が「マスターカード」なのに対して、MoneyT Globalは「Visa」を搭載しています。
Visaは世界最大のクレジットカードブランドですので、世界中で利用できます。
さらに、世界約40都市にあるJTBのトラベルサポートデスクで、サポートを受けられるのも大きなメリットです。
海外プリペイドカード3つ比較(手数料)
ここからは、3枚の海外プリペイドカードを様々な観点から徹底的に比較していきましょう。
まずは、各種手数料です。
キャッシュパスポート |
マネパカード |
MoneyT Global |
|
年会費 |
無料 |
無料 |
無料 |
再発行手数料 |
無料 |
税別1000円 |
税別500円 |
両替手数料 |
無料 |
0.7% |
無料 |
クロスボーダー手数料 |
4% |
3% |
5% |
入金手数料 |
1% |
無料 |
無料 |
口座維持管理手数料 |
月150円 |
無料 |
無料 |
ATM手数料 |
200円相当額 |
200円相当額 |
200円 |
清算手数料 |
税別500円 |
税別500円 |
税別500円 |
海外プリペイドカードの手数料については、マネパカードがもっともお得です。
入金、両替、クロスボーダーが分かりにくいので、ここで説明します。
入金手数料とは、海外プリペイドカードにチャージをした時点で発生する手数料で、キャッシュパスポートのみ存在します。
両替手数料とは、チャージした通貨を他の通貨に両替して、利用できるように待機しておくための手数料です。
マネパカードは、チャージ自体は日本円でしかできませんので、そこから両替をして他の通貨にして実際の利用に備えます。
クロスボーダー手数料とは、チャージされている通貨以外の通貨で利用した場合に発生する手数料です。
海外プリペイドカード3つ比較(利便性)
次は、利便性の観点から、3枚の海外プリペイドカードを徹底的に比較します。
キャッシュパスポート |
マネパカード |
MoneyT Global |
|
チャージ可能通貨 |
9通貨 |
6通貨 |
日本円のみ |
国際ブランド |
マスターカード |
マスターカード |
Visa |
国内ショッピング |
× |
○ |
× |
入金~残高反映の時間 |
入金確認後 |
最短即時 |
入金確認後 |
本人以外の入金 |
2親等以内 |
可能 |
可能 |
最近では、どの海外プリペイドカードでも利便性が向上しております。
マネーパートナーズのFX口座を持っていれば、マネパカードに24時間即時入金が可能です。
本人以外の入金はマネパカードが最も便利
本人名義のインターネットバンキング口座があれば、現地にいながら海外プリペイドカードに入金ができます。
ただし、それができない場合、残高が不足したら日本から誰かに入金をしてもらわなければなりません。
その場合、最も利便性が高いのはマネパカードです。
特別な手続きをする必要なく、振込人名義を本人名義にしておけば、入金が可能です。
マネパカード以外の2枚の海外プリペイドカードは、事前に代理人登録しなければなりません。
キャッシュパスポートは2親等以内の家族しか入金できませんが、MoneyT Globalならば家族以外の知人などでも入金可能です。
MoneyT GlobalはVISAが使える
マネパカードとキャッシュパスポートはマスターカードブランドなのに対して、MoneyT GlobalはVisaブランドです。
世界的に見れば、Visaが最も加盟店が多いため、MoneyT Globalが使いやすいかもしれません。
マネパカードは米ドルへのチャージが重要
MoneyT Globalは、日本円でのみチャージ可能で、利用時に利用通貨に自動的に両替されます。
マネパカードとキャッシュパスポートは外貨でチャージしておくことが可能ですが、チャージ可能な通貨はキャッシュパスポートの方が多いです。
しかも、マネパカードは米ドルをチャージしていないと、チャージ可能通貨以外の国で利用することができませんので、不便かもしれません。
海外プリペイドカード3つ比較(その他)
最後に、手数料や利便性以外の観点から、比較をしてみましょう。
キャッシュパスポート |
マネパカード |
MoneyT Global |
|
ショッピング保険 |
× |
○ |
× |
スペアカード |
○ |
× |
× |
海外の危険情報配信 |
× |
× |
○ |
ショッピング限度額 |
24時間で85万円相当額 |
【海外】 【国内】 |
1回で100万円相当額 |
ATM限度額 |
24時間で15万円相当額 |
30万円相当額/回100万円相当額/日 |
1回で10万円相当額 |
高額な買い物をする予定のある方は、ショッピング限度額やATMの限度額が多く、ショッピング保険も付帯しているマネパカードがおすすめです。
万が一の際は、スペアカードが最初からついているキャッシュパスポートが安心です。
海外旅行初心者は、旅行代理店ならではの強みで危険情報を配信してくれる、MoneyT Globalがいいでしょう。
利便性ならキャッシュパスポート、安さならマネパカードがおすすめ!
ここまで、3枚の海外プリペイドカードを徹底的に比較してきましたが、人によっておすすめの海外プリペイドカードは異なります。
利便性を重視するならば、チャージ可能通貨がもっとも多く、チャージ可能通貨以外の国でもお得に便利に利用できる、キャッシュパスポートがおすすめです。
手数料やレートをとにかく重視する方は、マネパカードがおすすめです。
自分が何を重視するかよく考えて、最適な海外プリペイドカードを選んでください。
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