by frankieleon
こんにちは!これまでにアジア、アフリカ、ヨーロッパへの渡航経験、そしてフランスへの留学経験がある編集部のLeeです。
心配性なので海外旅行に行く際には必ず、海外旅行保険がついたクレジットカードを持っていきます笑。
クレジットカードの海外旅行保険は「利用付帯」「自動付帯」で大違い
クレジットカードの中には海外旅行保険が付帯しているものがあることは、知っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、クレジットカードに付帯している海外旅行保険には、付帯条件が異なるものがあることを知っている人はさほど多くないでしょう。
実は、クレジットカードの海外旅行保険には、「自動付帯」「利用付帯」があるのです。
2つの違いについては後で述べますが、付帯条件によっては、付帯していると思っていたら実は付帯条件を満たしておらずに、海外旅行保険が適用されていなかったなんて事態も考えられます。
そこで今回は、クレジットカードに付帯している海外旅行保険の付帯条件について見ていきましょう。
「利用付帯」とは?
・利用付帯の付帯条件
▶︎パッケージツアーか公共交通機関の決済をすること
海外旅行保険が付帯しているクレジットカードの説明をよく見てみると、「自動付帯」「利用付帯」のいずれかの付帯条件が書かれていますが、ここでは利用付帯について説明しましょう。
利用付帯とは、簡単にいうと「当該クレジットカードで旅行代金を支払うと付帯する」という条件です。
ここで問題となるのが「旅行代金」ですが、どこまでが旅行代金なのでしょうか?
旅行代金として認められているのは、「募集型企画旅行」「公共交通乗用具」の2種類です。
募集型企画旅行と言うのはパッケージツアーのことで、パッケージツアーの旅行代金をクレジットカードで支払っていれば、利用付帯の条件を満たします。
公共交通乗用具と言うのも聞きなれない言葉ですが、基本的には公共交通機関で、交通に関する各法律に基づいて運行されているものに限られます。
パッケージツアーでなくても、航空券を航空会社や旅行代理店でカード決済していれば、利用付帯の条件は満たせます。
法律に基づいて運行されていない白タクは対象外です。
それ以外の交通手段については「公共交通乗用具」として認められず、一例としてダイナースクラブカードのホームページには具体的に記載されていますので、以下に紹介します。
・自家用車の関連費用
・空港の駐車場料金
・レンタカー代
・飛行機のチャーター料金
・空港利用税
・高速道路代
・交通系電子マネーへのチャージ
カード会社によって適用条件は異なりますので、出国前に各カード会社のホームページを確認しましょう。
▶︎条件を満たす時期を問われることも
パッケージツアーや公共交通機関のカード決済という条件を満たしたとしても、利用付帯の条件を満たさないことがあります。
実は、条件達成の時期によって条件を満たすか満たさないかが変わってくるのです。
主に以下2つの条件があります。
①出国前に条件を満たさなければならない
②出国前後に関係なく条件を満たせばよい
現地でホテルやオプショナルツアーをカード払いしても①の条件のカードの場合は条件を満たせませんが、②の条件のカードならば利用付帯の条件を満たせます。
・利用付帯のメリット=
補償内容が優れていることが多い
利用付帯のクレジットカードの海外旅行保険は、条件さえ満たせば、自動付帯のカードの海外旅行保険よりも、補償が充実していることが多いです。
例えば「楽天カード」は利用付帯のカードで、利用付帯の条件は海外でのホテル宿泊も対象外となっています。
補償内容は、以下のようになっています。
自動付帯のカード、「JCB EITカード」の補償内容と併せて比較してみましょう。
|
楽天カード |
JCB EIT |
傷害死亡・後遺障害 |
2000万円 |
2000万円 |
傷害治療 |
200万円 |
100万円 |
疾病治療 |
200万円 |
100万円 |
賠償責任 |
2000万円 |
2000万円 |
救援者費用 |
200万円 |
100万円 |
携行品損害 |
20万円 |
10万円 |
海外旅行保険で特に利用頻度の高い「傷害治療」「疾病治療」の補償金額は、楽天カードの方が多いです。
・利用付帯のデメリット=
カード決済できないと条件を満たせない
旅行代理店の中には、カード会社に支払うカード利用手数料を嫌がるなどの理由で、カード決済を導入していないところもあります。
そのような旅行代理店でパッケージツアーを購入しても、利用付帯の条件は満たせません。
「自動付帯」とは?
自動付帯とは、当該クレジットカードを利用しても利用しなくても、関係なく保険が適用される条件、つまりは無条件で付帯するということです。
・自動付帯のメリット
メリットはもちろん、カード決済をする必要がないということです。
クレジットカードは持っているができればあまり使いたくなく、お守り代わりに持っているという方もいるでしょう。
そんな方にとって、自動付帯のクレジットカードは不可欠なカードです。
・自動付帯のデメリット
デメリットは、利用付帯のクレジットカードよりは補償内容が充実していないことが多いということでしょうか。
前述の楽天カード(利用付帯)とJCB EITカード(自動付帯)の補償内容の比較でもありましたが、JCB EITカードの補償内容は全般的に楽天カードよりも劣っています。
クレジットカードの海外旅行保険は自動付帯がおすすめ
総じて言うと、クレジットカードの海外旅行保険は、自動付帯がおススメです。
しかし、補償内容を考えると自動付帯のクレジットカード1枚だけでは心もとないです。
そんなときは、自動付帯のクレジットカードを複数枚持って行くといいでしょう。
クレジットカードの海外旅行保険は死亡・後遺障害以外の補償、傷害治療や疾病治療などの補償を合算することができますので、補償に厚みを持たせることができますよ。
編集部オススメの「自動付帯」のクレジットカードはこちら
コメント