2024年2月までに事業者がやっておくべきGoogleの新しい検索「SGE」対策

世界新聞の松崎です。
広島県尾道市でウェブマーケティングの会社をやっています。

生成AIを利用した新しいGoogleの検索機能「SGE」は現在、希望者のみ試験版が利用できます。
では、SGEが一般に導入されるのはいつになるのか?試験運用の終了日として2024年2月という記載があるので、その辺りが目安になりそうです。

SGEでは、ユーザーの質問に対して”Googleの検索結果上で”生成AIが回答を表示させるので、自社名や自社サービス名を生成AIの回答に採用させるための「対策」が必要になります。

そちらに関しては下記の記事を参照いただくとして、SGEが導入された時もうひとつ、事業者が考えるべきことがあります。
https://sekaishinbun.net/co/sge-hack/

SGEでは生成AIが自社の紹介文を作る

それが、SGEでの自社名・自社サービスの見え方です。

SGEで「株式会社世界新聞」と検索してみると以下のように表示されます。

株式会社世界新聞は、ホームページの制作やウェブマーケティング、ウェブメディアの運営などを行っている会社です。本社は大阪府高槻市真上町2丁目1番19号にあり、2013年4月に松崎敦史によって設立されました。

末尾の隣にある青いボタンを押すと、この文章の参照元となったページが表示されます。商工会議所の弊社紹介ページなどが参照元になっていることがわかります。

注目すべきは生成AIが参照するのは自社ホームページとは限らないということです。

生成AIコンテンツの欠点

続いて、生成AIには次のような文章があります。

株式会社世界新聞では、旅するライターによる新着記事を中心にした脳内トラベルメディア「世界新聞」も運営しています。

脳内トラベルメディア「世界新聞」は5年前に更新を停止しているので、この情報は古い。はっきり言って表示させたくない笑。

参照元をみると、脳内トラベルメディア「世界新聞」のXのアカウントを参照しています。アカウントが生きているので、生成AIのコンテンツに採用されたようです。

対策としては、Xのアカウントを削除すればいいと思われます。

SGEでは自社の”見せ方”をコントロールできない

何が言いたいかというと、SGEにおいては自社名やサービス名ですらコントロールできないということです。

これまでは自社名を検索すれば上位にホームページが表示されて、こちらが意図した情報をユーザーに見せることができました。

SGEでは、生成AIがいくつかのページを参照し”勝手に”コンテンツを作ってしまうのです。

しかも現状、この生成AIのコンテンツが検索の一番上に表示されます。

SGEで自社名やサービス名をチェックしよう

なので、事業者の皆さんは一度、SGEで自社名やサービス名を検索してどのようなコンテンツが表示されるか確認することをおすすめします。

僕がいくつか尾道の企業を検索したところ、生成AIのコンテンツに明らかな間違いを発見しました。

・「全席禁煙」の飲食店なのに「全席喫煙可能」と表示
・代表者の名前が違う

対策としては参照元のページを修正すればOKです。タイムラグはありますが生成AIのコンテンツに反映されるはずです。

間違った情報を掲載しているページが自分の管理下にない場合は厄介ですが…。

SGEの使い方

最後にSGEの使い方を載せておきます。

SGEは現在、試験段階でありGoogleにデフォルトで搭載されてはいません。

まずは、
http://labs.google.com/search
にアクセスし下記2つの方法で使うことができます。

・スマホのGoogleアプリ
・デスクトップの Chrome ブラウザ

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