世界新聞の松崎です。
広島県尾道市でウェブマーケティングの会社をやっています。
先日クライアントさんから、自社で運用しているオウンドメディアにアドバイスが欲しいとのご相談がありました。
今回は「オウンドメディア」のコンサルとはどういうことをするのか、実例を出しながら書いてみたいと思います。
オウンドメディアとは
オウンド メディアは直訳すると「自社で保有するメディア」です。
企業がユーザーに向けて直接発信するマーケティング手法として注目されています。近年はホームページとは別にオウンドメディアを作り、情報発信を強化する企業が増えています。
オウンドメディアへのコンサルを公開
弊社が保有するサイトを題材にして、「仮にこのサイトを企業が保有していたとして、どのように事業に活かすのか」という視点で施策を考えてみたいと思います。
前提としてはこんな感じ。
・サイトは弊社が保有する旅ブログ(月5000アクセス)
・こちらをOTA(旅行予約サイト)事業者が保有していると仮定
・実際にサイトのデータを見ながら作成
・記事カテゴリ:出雲大社・伊勢神宮・厳島神社・群馬の観光地
そして最も大事なオウンドメディアの目的は、自社サービスでのホテル・航空券の予約とします。
具体的な施策内容
ここでのオウンドメディアのコンサル=SEO(検索エンジン)対策と考えてもらってOKです。
サーチコンソール(上画像)というツール(グーグルからの流入キーワードなどがわかる)を見ながら、短期的にコンバージョンを増やすには?長期的にグーグルからのアクセスを増やすには?などを考えます。
短期的な施策
短期的な施策としては、既存の記事を修正することでコンバージョンを増やすことが挙げられます。
修正する基準はアクセスが多いand流入キーワードの質が良い記事。
キーワードの質が良いの基準は「コンバージョンに結びつくキーワード」かどうかです。
例えば、以下記事であればこのような施策をします。
記事A(アクセス1位)
流入キーワード:厳島神社 季節、宮島 季節etc
・「季節」と検索するユーザーはその場所に行く=キーワードの質が良い
・春夏秋冬の比較表を作成→ユーザーが求めるものを提供
・春夏秋冬ごとの宿・航空券の相場表を作成→自社サイト誘導へのきっかけ作り
長期的な施策
一方で、長期的な施策としてサイト全体のアクセスを伸ばすことを考えます。
前提として、このサイトは扱っている3つの神社のキーワードでそれぞれ上位表示されているので、
・「金刀比羅宮」など他の神社でも上位表示できるのではという仮説→カテゴリーを作り記事を作成
・次の段階として「神社」→「寺」など関連度の高い順で対象を全国に広げる
・一方で「箱根湯本から芦ノ湖 行き方」など上位表示キーワードを起点に新規のカテゴリーを作っていく
・「吹割の滝 」など上位表示できているが、(近郊からの客が多く)宿泊などのCVにつながる可能性が低い「群馬」カテゴリーは優先度を下げる
オウンドメディアはご相談を
専門用語が多く少しわかりづらかったと思いますが、オウンドメディアを伸ばす場合こういうことをします。
オウンドメディアのコンサルのみならず、新規のプロデュースもご相談ください。
弊社でプロデュースさせていただいたオウンドメディアの事例はこちら。