ドイツ大好きライターのプリンです。
ベルリン、ミュンヘン、ライプツィヒ、シュトゥットガルトを訪問した経験があります。
海外でクレジットカードは今や必需品ですが、ドイツではどの程度クレジットカードを利用できるのか不安になる方も多いのではないでしょうか。
ドイツでは観光客の訪れる場所はほとんどクレジットカード払いが可能で、現金をなるべく持ち歩かずにクレジットカードの使える場面ではクレジットカード決済することでスリやひったくりの被害を最小限にとどめることもできます。
この記事では私のドイツ旅行での経験をもとに、ドイツのクレジットカード事情をお話しします。
記事末でドイツでおすすめのクレジットカードも紹介します!
プリンのドイツ滞在データ
最新渡航時期:2017年8月
渡航目的:観光
訪問都市:ベルリン、ミュンヘン、ライプツィヒ、シュトゥットガルト
持って行ったクレジットカード:VISA、マスターカード、JCB各1枚
ドイツのクレジットカード普及度は?
ドイツでは一般的に、クレジットカードよりもデビットカードがかなり普及しています。
買い物をする時にカードで払うけれども、銀行口座から直接引き落とされる、または事前にカードにチャージしておいた金額から引かれる、というようなカードが主流ということになります。
そのため、お店で他のお客さんがカードで支払っているのを見て、クレジットカードで払えると思っていたら実はそのお客さんが使っていたのはデビットカードで、クレジットカードには対応していなかったというケースもあります。
しかし、ベルリンやミュンヘンなどの都会で観光をする場合において、観光客の訪れるような場所では基本的にどこでもクレジットカードを使用することが可能です。
ホテル、お土産屋、レストラン、観光施設、スーパーマーケットはもちろん、駅で電車の切符を購入する時、郵便局から手紙を出す時の切手購入、さらには自動販売機で飲み物を買う時でさえクレジットカードが使える最新の機械があります。
また、日本のファストフード店ではまだクレジットカード決済が不可能な店舗が多いですが、ドイツのマクドナルドやバーガーキングなどでは当たり前のようにクレジットカード決済が可能です。
注意点としては、クレジットカードを使用した際にPINコードと呼ばれる暗証番号が必ず必要になることです。
日本でクレジットカードを使うとサインで済ませることが多いので普段暗証番号を使うことが少ないですが、逆にドイツではクレジットカードを使ってサインするケースは少ないため、クレジットカードの暗証番号は必ず覚えておきましょう。
ドイツでのVISA、マスターカード、JCBの使える度は?
VISAの使える度は?
VISAはレストランやスーパーマーケット、電車のチケット購入など、大体のところで使うことができました。
クレジットカードが使えるお店でVISAだけが使えないというお店は見かけませんでした。
マスターカードの使える度は?
マスターカードもVISAカードと同じぐらいどこでも使うことができました。
VISAが使えるけどもマスターカードが使えないというお店はまれにあるという情報もありますが、観光で訪れた場所では見かけませんでした。
JCBの使える度は?
観光地のお土産屋や免税店などでJCBカードに対応しているお店を少し見かけましたが、観光客のよほど多い一部の店をのぞくと、JCBカードを他に利用できるお店は見かけませんでした。
JCBカード1枚でドイツを旅行をするのは厳しいと言えます。
その他のブランドの使える度は?
一部のブランド高級店やレストラン、ホテルでアメリカンエキスプレス、ダイナースクラブなどのクレジットカードのマークがついているのを数回見かけましたが、庶民的なスーパーやレストランでは対応していないところが多かったです。
ドイツでクレジットカードが利用できないシーン
ドイツでもクレジットカードが使えない場所もあり、主に小さな個人経営の店やレストランでクレジットカードを使えない場合が少なくありません。
クレジットカードが使えても「クレジットカードは5ユーロ以上のみ受け付けます」「15ユーロ以下のクレジットカード払いは受け付けられません」という制限を設けているお店もよく見かけます。
クレジットカード決済はお店が手数料をカード会社に支払わなければならず損失が生じるため、クレジットカードを受け付けているにもかかわらずクレジットカードを出すと嫌な顔をするドイツ人店員も存在します。
レストランやお店に入る前にクレジットカードが使えるかどうか一言確認しておくと安心です。
ただ、クレジットカードが使えるお店でもクレジットカードを読み取るマシーンが故障したり、通信状況が悪くてカード決済ができないという場合もたまにあります。
その場合「近くにATMがあるので引き出してきて」と言われることもありますので、現金も最低限持ち歩いておくのがおすすめです。
ドイツでキャッシング可能なATMの数は?
現金が足りなくなった場合、ATMでキャッシングをしてユーロを引き出すことが可能です。
クレジットカードのキャッシングは為替レートも比較的悪くなく、必要な分だけ出すことができるため便利です。
国内ではキャッシングを使わないけど海外旅行の時は使うと言う人も少なくありません。
ドイツでは基本的にどのATMでも日本のクレジットカードでキャッシングすることが可能です。
VISAやマスターカードだと確実ですが、JCBカードでもキャッシングできる可能性が高いです。
キャッシングができるかどうかの見分け方は、ATMについているマークと手持ちのクレジットカードについているマークを確認しましょう。
VISA、マスターカードなどのブランド名ではなく、カードの裏面(又は表面の場合もあり)に印字されているPlus、Cirrusなどのマークです。
VISAなら「Plus」、マスターカードとJCBなら「Cirrus」のマークがついているので、それと同じマークのついているATMでキャッシングを利用することが可能です。
ドイツでおすすめのカードブランドの組み合わせと使い分けのコツ
ドイツではVISAとマスターカードが使える確率が高いですが、VISAかマスターカードどちらかしか対応していないということもあります。
そのためVISAとマスターカードを1枚ずつ用意しておくのがおすすめです。
JCBカードが使えるお店はかなり限られるため、ドイツでJCBでのクレジットカード払いは出来ないと思っていた方が良いですが、「Cirrus」マークがついていればキャッシングで現金を引き出すことが出来ます。
VISAとマスターカードはクレジットカード決済に利用し、JCBはキャッシングに利用するという使い分けがおすすめです。
なお、ドイツで普及している「ECカルテ」というデビットカードはドイツに住所がないと作れないため旅行者は作ることができませんが、ドイツに住所登録があれば外国人でも口座を作ることができるため、長期滞在の方にはおすすめです。
編集部おすすめのVISAカードはこちらの記事で
コメント