イギリス在住経験があるライターのクスクスです。
イギリス在住経験10年、今でも旅行・仕事でイギリスに年3-5回訪問することが多いです。
イギリスではタクシー、食事、ホテルの予約とほとんどのシーンでクレジットカードを使っています。
今回は、僕の実体験をベースにイギリスにおけるクレジットカードの様々な知識をお伝えさせて頂き、今後海外旅行や仕事でイギリスに行くことがあるかもしれない皆様のお役に立てると幸いです。
記事末でイギリスでおすすめのクレジットカードも紹介します!
クスクスのイギリス滞在データ
イギリス在住歴:10年
最新渡航時期:2017年3月
渡航目的:観光
訪問都市:ロンドン、オックスフォード、ケンブリッジ
持って行ったクレジットカード:VISA、JCB各1枚
イギリスのクレジットカード普及率は102%
イギリスでのクレジットカードの普及率ですが、日本と比較すると約2倍程度の普及率だと言われています。
日本クレジット協会による日本のクレジットカード普及率は約80%程度であると言われていますが、イギリスだとクレジットカード普及率はなんと102%と言われています。
つまり、イギリス国民のうち、ほぼ全員がクレジットカードを保有していると考えられ、 日本と同等以上にクレジットカードを使用できます。
実際にクレジットカードが使える例と使えない例を実体験に沿ってお話ししましょう。
まず、クレジットカードが使える例ですが、皆さんが思い浮かべる観光・仕事のシーンのほとんどでクレジットカードが使えます。
具体的には、ロンドンのヒースロー空港から宿泊するホテルまでのタクシー・Uber代、宿泊するホテルに預けるデポジット金額、食事のため訪れるイタリアンレストランでの支払い、ありとあらゆる場面で支払いが可能なケースが多いです。
また、ロンドンのホテル勤務の方に聞いた話だと、イギリスではクレジットカード=個人の信用であるため、デポジットを含めたホテルでの支払いは現金よりクレジットカードのほうが好まれる、と言うことです。
では、逆にクレジットカードが使えなかった経験ですが、私自身はほとんどありません。
クレジットカードが使用できない場面については後述します。
イギリスでのVISA、マスターカード、JCBの使える度は?
イギリスでの各カードブランドの利用状況について、日本国内でメジャーな3つのカードブランドに絞って紹介します。
VISAの使える度は?
VISAカードは全世界でNo.1のシェア率を誇ることもあり、イギリスでクレジットカードが利用できるシーンでVISAカードが使えない、といったシーンはあまりないです。
特に僕がVISAカードを持っていて役立ったシーンでは、レストランにて家族のお祝いや接待時に特別メニューを割引で提供してもらったことがあります。
(イタリアンレストランとして有名なJamie’sと言うお店です。おすすめです!)
マスターカードの使える度は?
マスターカードはイギリスだけでなく、フランス・ドイツ等各ヨーロッパで非常に強いカードです。
筆者の周りでは、レストランやホテルでマスターカードを提示した客だけの特別サービスを提供してもらった、などの例がありました。
JCBの使える度は?
JCBカードは日本国内で生まれたカードと言うこともあり、ブランド認知度がイギリスでは低いです。
免税店や空港では利用可能だと思いますが、ロンドンやオックスフォードでは日本食レストランを除いて利用シーンが限られると思います。
特にイギリスに仕事で行かれる方は、タクシー移動が多くなると思いますので、VISAやマスターカードといった知名度の高いクレジットカードを発行しておくことをおすすめします。
イギリスでクレジットカードが利用できないシーン
僕の実体験では以下のようなシーンではクレジットカードが使えない場合が多いです。
•ロンドンアイ(非常に大きな観覧車)に乗る際の利用代金
•短距離でのタクシー移動(10分以内)
•オックスフォードやケンブリッジでのパブの代金支払い
特にタクシー移動については、クレジットカードで料金が払えず延々とタクシードライバーから訛りのきつい英語であれこれ言われます。
タクシーに乗車する前に「Can I pay with credit card for 10 minutes ride?」と聞いておき、Yesと言われてから乗車するように心がけましょう。
また、ロンドンアイなどの観光名所はオンライン予約ができないかを確認しておけば問題ないと思います。
最後のパブでの支払いは、ロンドン含めほとんで現金でしか支払いが認められないケースが多いです。パブでの支払い用にポンドを持ち歩くのをおすすめします。
イギリスでキャッシング可能なATMの数は?
パブに食事に行ったり、短距離でのタクシー移動を繰り返すとクレジットカードのキャシング可能枠で現金を下ろしたい、と言う場面が発生すると思います。
しかし、イギリスでは日本のようにコンビニにATMがあったり、駅にATMがあると言うことはないです。
ロンドンでは徒歩30分圏内に銀行があり、そこでキャシングするといったケースが多いです。
オックスフォードではHertford Collegeの徒歩10分圏内に1つある程度で、ケンブリッジではATM自体が発見できませんでした。
現金があとどれくらいで枯渇するかを逐一確認し、どうしてもキャッシングしないとどうしようもない場面に、ロンドンなどでATMを使いキャシングするのがおすすめです。
イギリスでおすすめのカードブランドの組み合わせと使い分けのコツ
クレジットカードの魅力はポイント還元率や上位クレジットカードへの交換等様々ありますが、イギリスに旅行や仕事に行く際はマスターカード or VISAカードと JCBカードを使い分けるようにしたほうがいいです。
マスターカードやVISAカードはイギリス国内で幅広く使用できることもあり、イギリス滞在のメインカードとして利用できます。
逆にJCBカードは、保有者の多くがJCBの最上級ステータスカードである「JCB Class」保有を狙っていることもあり、空港での免税品購入に充てるよう使い分けたほうが、クレジットカードヒストリー向上にも役立ちますよ!
編集部おすすめのVISAカードはこちらの記事で
編集部おすすめのJCBカードはこちらの記事で
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