ミュンヘンでトラブルに合わないための電車の乗り方を徹底解説します。
ミュンヘンの電車の乗り方紹介
こんにちは。小学生までドイツで育ち、現在も機会があればドイツを旅行しているkuritaroです!
今回は、旅先でも最も移動手段として活躍するであろう、ミュンヘンでの電車の乗り方について、お伝えしたいと思います(電車はUバーン、地下鉄を想定しています)。
ミュンヘンの電車は簡単すぎてちょっと特殊ですが、仕組みさえ理解してしまえば大体どこにでもいけるので、ぜひここでマスターしてください。
ミュンヘンの電車の乗り方解説1:4つのZONE
ミュンヘンには、地下鉄(Uバーン)、トラム、バス、タクシーなどが沢山走っており、交通網が発達しています。電車やバスはMVV(ミュンヘン交通局)によって運営されていて、旅行中は最も利用する交通機関のひとつだと思います。
4つのZONE(区分)
ご存知の方も多いと思いますが、ミュンヘンの交通網は、1~4までの4つのZONEに分けられています。各ZONEごとに料金が決まっており、ZONEをまたいで移動をする場合は料金が高くなります。
ただ、ミュンヘンの観光地のほとんど(中心部、旧市街、中央駅など)がZONE1内にあるので、そこまで移動は難しくありません。
ちなみに、空港から市内に移動する場合は、ZONE4の切符を購入することになります。
ミュンヘンの電車の乗り方解説2:運賃と乗車券の有効期限
次に、実際のチケットの買い方と運賃について、解説します。
ミュンヘンの電車のチケットは、有効期限内でしたらバスにもトラムにも使うことができます。チケットには数種類ありますが、使う機会が多いのは「1回券」「1日券」、そして「City Tour Card」になると思いますので、ここではその3種類をご紹介します。
1回券(Einzelfahrkarte)
片道分のチケット。ZONEにより料金が異なります。チケットの有効期限はZONE1なら3時間、ZONE2が4時間。有効期限内であれば、乗り換えが可能です。ただし、往復や逆の方向に向かうことはできないので、ご注意ください。
1日券(Tageskarte)
1日3回以上電車に乗る方は、1日券のほうがお得になります。
City Tour Card
他にも、観光客向けに、電車のチケットと美術館などの割引入場が一緒になっているカード「Ciyu Tour Card」があります。こちらは、観光したい場所が該当していればかなりお得に回れるので、もしご興味があればこちらもご検討ください。
ちなみに、2017年版だと、ニンフェンブルク城やアリアンツアリーナの入場割引、バンジージャンプやヘリコプター飛行の割引、美術館の入館料割引、レストランやカフェでの割引やお土産など、様々な特典がつくみたいです。
詳細は以下のホームページをご確認ください。
http://www.citytourcard-muenchen.com/
ミュンヘンの電車の乗り方解説3:チケット購入時は絶対注意
ミュンヘンの電車の乗り方の中で最も戸惑う部分なのですが、チケットを購入したら、必ず、チケット販売機周辺の打刻機にチケットを入れ、日付を押す。
ここが一番の注意ポイントです。必ず、電車に乗る前にチケットを打刻機に入れて日付を記録してください。改札のないミュンヘンでは、これが改札の役割を果たします。
日付の打刻が無い場合、問答無用で無賃乗車と判断され、60ユーロの罰金(2017年1月現在)を課せられます。観光客でも問答無用で罰金を取られるので、チケットを買ったら必ず日付を打刻してください!
ドイツの電車の名物行事と言わんばかりにバンバン罰金を取られているので、これだけはきをつけてください。
チケット検査は割と頻繁に抜きうちで行われる
ちなみに、チケットを持っているかどうかの検査は抜き打ちで行われるため、突然自分の隣に座っていた男性が身分証明書を見せながら立ち上がり、「チケットを見せてください」とチェックを始めることがあります。
もしチケットに打刻がされていない場合は、その場で電車から降ろされ、身分確認があり、その後中央駅で罰金を支払う、ということになります。
これは時間的にも金銭的にも大ダメージですので、「日付の無いチケットは必ず打刻!」と肝に銘じてください。
ミュンヘンは、無賃乗車者の数が多いため、近年また取締りを厳しくしました。せっかくの旅行ですから、このようなことで不要なストレスを受けることは避けましょう。
わからなかったら駅員さんに聞いてみてください。
ミュンヘンの電車の乗り方解説3:改札無は無い
ドイツの場合、日本と違って改札がありません。そのため、チケットを購入したらそのままホームへ向かってください。電車が来たら、行き先を見て乗車する電車を確認してください。
ミュンヘンの電車の乗り方解説4:電車のドアを自分で開ける
基本的に電車の扉は自分で開けます。扉の横についているボタンを押すか、取っ手が付いている場合はそれを引っ張ってください。
電車によっては、止まりきっていない状態でドアが開くこともあるので、ドアには寄りかからないようにしましょう。
ミュンヘンの電車の乗り方まとめ
以上、今回はミュンヘンの電車の仕組みや乗り方についてご紹介しました。
ミュンヘンの観光名所の多くはZONE1に集中しているので、ZONE1の中の移動が多いと思います。
また、1日で3回以上Uバーンに乗るならば1日券がお得ですし、観光先が決まっている方はCity Tour Cardをチェックして、該当観光場所があればそれを、というように、自分の旅行プランに合わせてチケットを購入してください。
また、繰り返しになりますが、決してチケットの打刻を忘れないこと!それさえ守っていただければ、問題なく乗れるでしょう。