「フランス 治安って実際どうなの?パリやマルセイユは特に不安…」
「パリでホテルを取るなら、治安が良いエリアを知りたい」
「マルセイユの治安が悪いって聞くけど、観光して大丈夫?」
フランス旅行や滞在を考えると、治安の不安はつきものです。
パリやマルセイユといった都市は観光地として人気がある一方、スリやひったくり、強盗などの犯罪が多発しているエリアも存在します。
フランスの治安は日本と比べて注意が必要であり、特にパリの10区・18区やマルセイユ北部などは現地の人も避ける傾向があります。
この記事では、外務省海外安全ホームページとフランス在住日本人の声をもとに、フランスの治安が悪いエリア・治安が良いエリアを具体的に解説し、ホテルを取るのにおすすめのエリアも紹介します。
フランスの治安概要
フランス全体の治安状況
フランスは観光地が多く、日中は女性の一人歩きも問題ありません。
ただし、治安は日本より悪いとされています。
パリやマルセイユなど大都市では、スリや置き引き、ひったくりなどの軽犯罪が多発しています。
特に観光地や公共交通機関、空港などで日本人を含む観光客が被害に遭いやすいです。
パリ・マルセイユの犯罪傾向
パリでは1区~8区の観光地でスリが多く発生しています。
10区・18区・19区など郊外では強盗やひったくりが起きやすいとされています。
マルセイユでも、観光地や駅周辺で同様の犯罪が多く報告されています。
夜間・社会情勢の注意点
夜間は観光地や住宅地を問わず強盗事件が起きています。
夜の一人歩きや裏通りの利用は避けるべきです。
また、2015年以降はテロ事件も発生しており、デモやストライキなど社会情勢の変化にも注意が必要です。
防犯対策と安全ポイント
・手荷物や貴重品は常に身につける
・バッグは前に抱える
・リュックやポケットに貴重品を入れない
・物売りや署名依頼は断る
・高価なものを身につけない
被害に遭った時は、身の安全を最優先し、抵抗せず速やかに警察や大使館に連絡しましょう。
まとめ
事前に危険エリアや犯罪手口を把握し、安全対策を徹底することで、フランス旅行をより安心して楽しむことができます。
パリで治安が良いおすすめ宿泊エリア
パリは世界有数の観光都市ですが、エリアによって治安状況が大きく異なります。
安心して滞在するためには、治安が良いエリアを選ぶことがとても重要です。
ここでは、パリで特に治安が良いとされる宿泊エリアと、その特徴や選び方のポイント、現地在住日本人の口コミを紹介します。
治安が良いパリ市内エリア一覧
パリ市内には、観光にも便利で治安が良いとされるエリアがいくつかあります。
特に女性の一人旅や家族連れにもおすすめできるエリアを紹介します。
7区(エッフェル塔周辺)
7区はエッフェル塔やアンヴァリッドなど有名観光地が集まるエリアです。
高級住宅街が広がり、パリの中でも治安が良いことで知られています。
夜間も比較的落ち着いており、女性や家族連れの旅行者にも人気です。
周辺にはホテルやレストランも多く、観光の拠点として非常に便利です。
>エッフェル塔周辺のおすすめホテルを見る
16区(高級住宅街エリア)
16区はパリの中でも特に裕福な人々が住む高級住宅街です。
閑静な街並みと整備された公園が特徴で、治安が非常に良いと評判です。
パリ西部に位置し、ブローニュの森やトロカデロ広場なども近くにあります。
観光地からはやや離れますが、静かで安全な滞在を希望する人におすすめです。
>16区のおすすめホテルを見る
6区(サンジェルマン・デ・プレ周辺)
6区はパリの伝統的なカフェやブティックが並ぶ、おしゃれなエリアです。
治安も良く、日中から夜まで多くの人で賑わっています。
リュクサンブール公園やサンシュルピス教会など、見どころも豊富です。
カフェ文化を楽しみながら、安心してパリの生活を体験できるエリアです。
>サンジェルマン・デ・プレのホテルを見る
パリでホテルを選ぶ際のチェックポイント
パリでホテルを選ぶ際は、立地や治安だけでなく、周辺環境や交通アクセスも重要です。
・最寄り駅から徒歩5分以内の場所を選ぶ
・夜間も人通りが多い大通り沿いのホテルを選ぶ
・ホテルのエントランスにセキュリティゲートがあるか確認する
・エレベーターやフロアにルームキーが必要なセキュリティシステムがあるか確認する
・口コミサイトやGoogleマップで現地の評判をチェックする
これらのポイントを押さえることで、より安全で快適な滞在が可能になります。
パリ在住日本人の口コミ・体験談
パリ在住日本人によると、「7区や16区は夜でも安心して歩ける」「6区は観光にも生活にも便利」という声が多く聞かれます。
また、「10区や18区など、駅周辺は治安が悪いので避けた方が良い」とのアドバイスもあります。
「ホテルの入口や部屋のセキュリティがしっかりしているかは必ず確認している」という意見も多く、滞在前の下調べが重要です。
現地のリアルな声を参考に、パリで安全な宿泊エリアを選びましょう。
マルセイユで治安が良いおすすめ宿泊エリア
マルセイユは地中海に面したフランス第二の都市で、美しい港町として知られています。
一方で、エリアによっては治安に不安がある場所もあるため、宿泊エリア選びはとても重要です。
ここでは、マルセイユで治安が良いとされるおすすめのエリアや、ホテル選びのポイント、現地在住日本人の口コミを紹介します。
治安が良いマルセイユ市内エリア一覧
マルセイユには観光やビジネスに便利で、比較的治安が良いとされるエリアがいくつかあります。
安心して滞在できるエリアの特徴を紹介します。
8区(プラド周辺)
8区はマルセイユの中でも高級住宅街が広がるエリアです。
プラドビーチや公園があり、開放的で落ち着いた雰囲気が特徴です。
治安も良く、地元の人や家族連れにも人気があります。
観光地の旧港(ヴュー・ポール)や市内中心部へのアクセスも良好です。
>8区のおすすめホテル
7区(ヴュー・ポール周辺)
7区はマルセイユの象徴的な観光スポット「旧港(ヴュー・ポール)」を中心としたエリアです。
多くのレストランやカフェが並び、昼夜問わず人通りが多いのが特徴です。
観光客も多く、比較的治安が良いとされています。
海沿いの散歩道やノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院など、見どころも豊富です。
マルセイユでホテルを選ぶ際の注意点
マルセイユでホテルを選ぶ際は、エリアの治安だけでなく、アクセスやホテルのセキュリティも重視しましょう。
・地下鉄やトラムの駅から近い場所を選ぶ
・夜間も明るく人通りの多い大通り沿いのホテルを選ぶ
・ホテルの入口やフロントに警備員がいるか確認する
・部屋にセーフティボックスがあるかチェックする
・口コミサイトやGoogleマップで現地の治安状況を確認する
これらのポイントを意識することで、安心してマルセイユ滞在を楽しめます。
マルセイユ在住日本人の口コミ・体験談
マルセイユ在住日本人によると、「8区のプラド周辺は家族連れにも安心」「7区の旧港エリアは観光にも便利で治安も比較的良い」という声が多く聞かれます。
「市内中心部でも3区や北部は夜間の一人歩きは避けた方が良い」とのアドバイスもあります。
「ホテル選びでは入口のセキュリティやフロントの対応を必ずチェックしている」という意見もあり、事前の情報収集が重要です。
フランスで現地人も避ける危険エリア
フランスの大都市には、現地の人さえも避ける治安が悪いエリアが存在します。
観光客は特に被害に遭いやすいため、危険エリアの特徴や具体的な場所、そこで多発する犯罪について知っておくことが大切です。
ここでは、パリとマルセイユの代表的な危険エリアと、実際に起きている犯罪事例を紹介します。
パリの治安が悪いエリア
パリには観光地のすぐ近くにも治安が悪いエリアが点在しています。
特に夜間や人通りの少ない時間帯は注意が必要です。
18区(バルベス周辺)
18区のバルベス周辺は、移民が多く集まるエリアです。
昼夜を問わずスリや薬物売買、強盗などの犯罪が多発しています。
観光地モンマルトルのすぐ近くですが、夜間の散策や裏通りの利用は避けましょう。
10区(北駅・東駅周辺)
10区はパリ北駅や東駅がある交通の要所です。
駅周辺ではスリや置き引き、詐欺、ドラッグの売買が頻繁に報告されています。
特に夜間はホームレスや不審者が増え、犯罪リスクが高まります。
19区(ラ・ヴィレット公園周辺)
19区のラ・ヴィレット公園周辺も治安が悪いことで知られています。
公園内や周辺の道路では、強盗や暴力事件が発生しています。
昼間でも人通りの少ない場所は避け、夜間は絶対に立ち入らないようにしましょう。

マルセイユの治安が悪いエリア
マルセイユはフランスの中でも犯罪発生率が高い都市です。
特に北部や一部の下町エリアは、現地の人も近づかないほど危険とされています。
北部(サン・アントワーヌ周辺)
マルセイユ北部のサン・アントワーヌ周辺は、失業率が高く、ギャングやドラッグ関連の犯罪が多発しています。
暴力事件や車上荒らしも頻繁に起きており、観光客は絶対に立ち入らないようにしましょう。
3区(ベルズ周辺)
3区ベルズ周辺は、マルセイユの中でも特に治安が悪いエリアです。
スリや強盗だけでなく、銃器を使った犯罪も報告されています。
昼間でも注意が必要で、夜間の移動は厳禁です。

危険エリアで多発する犯罪と被害事例
危険エリアでは、以下のような犯罪が多発しています。
・スリやひったくり
・置き引きや詐欺
・強盗や暴力事件
・ドラッグの売買や薬物犯罪
・車上荒らしやバイク盗難
パリ在住日本人によると、「北駅周辺でスーツケースごと荷物を奪われた」「バルベスでスマートフォンをひったくられた」などの被害が実際に起きています。
マルセイユ在住日本人からも「北部や3区は昼間でも危険を感じる」「現地の人も近寄らない」といった声が多く聞かれます。
危険エリアには近づかず、万が一迷い込んでしまった場合は、すぐに人通りの多い場所や駅に移動しましょう。
また、警察(パリ:17番、マルセイユ:17番)や日本大使館の連絡先を事前に控えておくと安心です。
フランス主要都市の治安とおすすめの過ごし方
フランスにはパリやマルセイユ以外にも多くの魅力的な都市があります。
都市ごとに治安状況や注意点が異なるため、目的地に合わせた過ごし方や宿泊エリア選びが大切です。
ここではリヨン、ニース、地方都市の治安とおすすめの過ごし方を紹介します。
リヨンの治安とおすすめ宿泊エリア
リヨンはフランス第3の都市で、美食の街としても有名です。
パリやマルセイユと比べると治安は比較的良好ですが、注意すべきエリアも存在します。
リヨンで治安が良いとされるエリアは以下の通りです。
・6区(ブロトー周辺):高級住宅街で治安が安定している
・2区(ペラーシュ駅周辺):観光やビジネスに便利で比較的安全
・旧市街(ヴィエイユ・リヨン):観光客が多く、日中は安心
一方、パールデュー駅周辺やギョティエール地区は夜間の一人歩きを避けるべきです。
ホテル選びでは、駅近くでも人通りが多く明るい場所を選ぶことがポイントです。

ニースの治安とおすすめ宿泊エリア
ニースは南仏コートダジュールを代表するリゾート都市です。
観光地として人気が高く、治安も比較的良いとされています。
おすすめの宿泊エリアは以下の通りです。
・プロムナード・デ・ザングレ周辺:海沿いで観光にも便利、治安も良好
・マセナ広場周辺:ショッピングやレストランが多く、夜も賑やか
・旧市街(ヴィエイユ・ニース):観光客向けで治安も比較的安心
ただし、駅周辺や裏通りではスリや置き引きに注意が必要です。
夜間は人気の少ない路地を避け、メインストリートを利用しましょう。

地方都市での治安と注意点
フランスの地方都市はパリやマルセイユに比べて治安が良い傾向があります。
しかし、観光地や交通の要所ではスリや置き引きが発生することもあるため油断は禁物です。
・観光地や駅では荷物から目を離さない
・夜間の一人歩きは避ける
・人通りの少ない裏道や公園には近づかない
地方都市では、地元の人が集まるレストランやカフェを利用することで安心して過ごせます。
また、現地の観光案内所やホテルスタッフから最新の治安情報を聞くのもおすすめです。
フランスの主要都市では、都市ごとの特徴や治安状況を理解し、安心して観光や滞在を楽しみましょう。
フランスで女性・一人旅の治安と安全対策
フランスは女性や一人旅の旅行者にも人気の国ですが、日本と比べると治安面で注意すべきポイントが多くあります。
特に女性や一人での行動は、犯罪被害に遭いやすい傾向があるため、しっかりとした安全対策が必要です。
ここでは、女性や一人旅の方がフランスで安心して過ごすための注意点や対策を詳しく解説します。
女性が注意したいポイント
フランスでは、女性をターゲットにしたスリやひったくり、声かけ詐欺が多発しています。
また、夜間の一人歩きや人通りの少ない場所では、強盗や性犯罪のリスクもゼロではありません。
・バッグは必ず体の前で持つ
・貴重品は分散して持ち歩く
・夜間や早朝の一人歩きは避ける
・露出の多い服装は避け、現地の雰囲気に合わせた服装を選ぶ
・知らない人からの親切な申し出や誘いには警戒する
現地在住日本人によると、「夜の地下鉄やバスは避け、タクシーや配車アプリを利用している」「カフェやレストランでも荷物は膝の上に置く」などの声が多く聞かれます。
一人旅で気をつけるべきシチュエーション
一人旅の場合、複数人で行動するよりも犯罪のターゲットになりやすい傾向があります。
特に以下のようなシチュエーションでは注意が必要です。
・観光地や駅で写真撮影に夢中になっているとき
・カフェやレストランで席を離れるとき
・夜間や早朝にホテルから出入りするとき
・人通りの少ない裏道や公園を歩くとき
・知らない人から道を聞かれたり、サインを求められたとき
これらの場面では、常に周囲に注意を払い、荷物や貴重品から目を離さないことが大切です。
夜間・移動時の安全確保方法
夜間や移動時は犯罪リスクが高まるため、特に慎重な行動が求められます。
・夜遅くの外出は控える
・どうしても夜間の移動が必要な場合は、タクシーやUberなどの配車アプリを利用する
・ホテルのフロントや信頼できる人に移動ルートを伝えておく
・スマートフォンの位置情報を家族や友人と共有しておく
・危険を感じたらすぐに人通りの多い場所や店舗に避難する
フランスでは、女性や一人旅の旅行者が安心して過ごすために、日常的な防犯意識と事前の情報収集がとても大切です。
安全対策をしっかり行い、楽しいフランス滞在を実現しましょう。
まとめ:フランス観光を楽しむために
フランスは世界有数の観光大国であり、パリやマルセイユをはじめとする多くの都市が旅行者を魅了しています。
一方で、治安面では日本と比べて注意が必要な場面も多く、事前の情報収集と安全対策が不可欠です。
ここでは、フランス観光を安全に楽しむためのポイントと、万が一の際に役立つ連絡先やアプリをまとめます。
安全に旅行するためのポイント総まとめ
フランスで安全に観光を楽しむためには、以下のポイントを押さえて行動しましょう。
・治安が良いエリアを選び、危険エリアには近づかない
・バッグや貴重品は常に体の前で持ち、リュックやポケットには入れない
・夜間や人通りの少ない場所の一人歩きは避ける
・見知らぬ人からの声かけや親切な申し出には警戒する
・ホテル選びではセキュリティや立地、口コミをよく確認する
・観光地や交通機関ではスリや置き引きに細心の注意を払う
・現地の最新治安情報を外務省海外安全ホームページや大使館サイトで随時確認する
・万が一被害に遭った場合は、抵抗せず速やかに警察や大使館に連絡する
これらを意識することで、トラブルを未然に防ぎ、フランス旅行をより安心して楽しむことができます。
緊急時に役立つ連絡先・アプリ一覧
フランス滞在中にトラブルや緊急事態が発生した場合、すぐに連絡できるよう主要な連絡先や便利なアプリを控えておきましょう。
・警察:17番
・救急:15番
・消防:18番
・在フランス日本国大使館
住所:7 Avenue Hoche, 75008 Paris
電話:01-4888-6200(フランス国内からは01-4888-6200)
・外務省海外安全ホームページ
https://www.anzen.mofa.go.jp/
・フランスの公共交通アプリ「Citymapper」
https://citymapper.com/
・フランス全土の緊急情報を受け取れる公式アプリ「SAIP」
https://www.gouvernement.fr/risques/saip
・パリ市内の治安情報や事件速報を確認できる「Prefecture de Police」
https://www.prefecturedepolice.interieur.gouv.fr/
旅行前や滞在中は、現地の最新情報をこまめにチェックし、万が一に備えておくことが安心につながります。
安全対策を徹底し、フランスの美しい街並みや文化、グルメを心ゆくまで楽しみましょう。