意外とトラブルのある場所も含め、フランクフルトで注意すべき治安の悪い場所を紹介します。
こんにちは!小学生までドイツで育ち、その後も機会があればドイツに旅行をしているkuritaroです。
今回は、フランクフルトの治安についてお伝えしたいと思います。
ご存知の方も多いかもしれませんが、フランクフルトはドイツの中では治安が悪いところです。
銀行などの高層ビルが集中している綺麗な町並みでも、一本路地に入ると、急にガラッと雰囲気が悪くなるところも。
ということで、フランクフルトの治安と、気をつけるべき場所をお伝えしたいと思います。
フランクフルトの治安の悪い場所についての概要
「ドイツはヨーロッパの中では比較的安全」だといわれていましたが、近年はISLなどによるテロの脅威のほか、難民受け入れによる治安の悪化が目立っています。
他にも、比較的失業率が高いことや、外国人犯罪組織が流入していること、麻薬が一部で広がっていることなどから、犯罪率は高くなっています(最新の状況は外務省のホームページをチェックしてください)。
中でもフランクフルトは、ドイツの中でも犯罪率が高いです。被害としてはすりや置き引きが一番多く、日本人を狙った犯罪も目立っているので、十分に気をつけてください。
とにかく「ん?なんか変な雰囲気の場所だぞ」と思ったら、どんなに人がそこを歩いていても、自分の勘に従って、近づかないようにしましょう。君子危うきに近寄らず、です。
フランクフルトの治安の悪い場所リスト1:フランクフルト空港の場合
フランクフルト空港は利用者も多く、様々な国の人がいます。そのため、どうしても犯罪が多いです。
特に財布などを狙うすりや、荷物の置き引きなどが多発しています。飛行機にのるまでは、自分の荷物から決して目を離さないようにしましょう。
スーツケースや免税店で買ったものの他、スマートフォンやパソコンなどの電化製品(転売して儲けるみたいです)などには、特に目を光らせておきましょう。
飛行機に乗る前や、降りた直後は、疲れもあり注意力が散漫になりがちです。気を引き締めて、買い物や移動をしてくださいね。
フランクフルトの治安の悪い場所リスト2:フランクフルト中央駅周辺
次に注意していただきたいのが、中央駅周辺(モーゼル、エルベ、ウェーザー、ニッダ通り)です。中央駅の中でもすりや物乞いをしてくる人がいますが、外も危険です。
特に、モーゼル、エルベ、ウェーザー、ニッダの各通りには、暗くなってからは絶対に近づかないでください。
それらの通りは風俗店などのほかに、ぼったくりバーもあるので、その通りにあるお店は利用しないほうが良いです。
24時を過ぎることから、浮浪者のほか、麻薬常習者や麻薬の売人なども徘徊するので、男性でも、夜は歩かないことをおすすめします。
筆者のドイツ人の友人でも、夜は近寄らないようにしている、という人が多いです。
フランクフルトの治安の悪い場所リスト3:繁華街
また、人が多い繁華街も危険です。レーマー広場には観光客も多く集まるため、それを狙う犯罪者も多いです。
いまだに「日本人は警戒心が薄い」というイメージがあるので、犯罪のターゲットにされやすい状態です。
多い犯罪としてはすりや置き引きのほか、偽装警察官による金品強奪なども報告されています。
子供を使った窃盗も起きているので、たとえ子供が近づいてきても、油断をせずに自分の貴重品から目を離さないようにしましょう。
フランクフルトの治安の悪い場所リスト4:地下鉄などの電車
地下鉄などの電車では窃盗の事件が多く起こっています。
日本と違って、決して貴重品から目を離さず(内ポケットにいれると良いです)、常に警戒してください。
足元においていたバックを取られたり、荷棚に乗せていた荷物を持っていかれたりする事例も多いです。
特に、ドイツの電車は切符を持たずに乗車が可能(もちろん、切符を買わずに乗るのは違法です)なため、犯罪を企む人にとっては利用しやすい場所になっています(電車が駅で止まっている隙に車両に乗り、物を盗んで降りて逃走、など)。
気をつけましょう。当たり前ですが、電車の中で寝ることも絶対に避けてください。
また、夜遅くなってからの地下鉄は避けましょう。人影もまばらで、一度乗ると次の駅まで密室なので、何かあったときに危険です。
フランクフルトの治安の悪い場所リスト5:ホテルのビュッフェ
意外ですが、ホテルのビュッフェ場所もフランクフルトで最も犯罪が起きる場所のひとつです。
ホテルのビュッフェは外から誰でも入ってこれる上に、利用客は貴重品だけもってビュッフェに来ることが多いので、狙いやすいのです。
日本と違って、少しの間でも財布や携帯電話をテーブルに置いて離れると、盗られてしまうこともあるので、常に肌身離さず持っていましょう。
フランクフルトの治安の悪い場所まとめ
以上みてきたように、フランクフルトでは犯罪が多いので、十分に気をつけて行動してください。
「貴重品は常に持ち歩く」ことと、「妙な雰囲気を感じたらすぐに逃げる」ことに気をつけていれば、そこまで危険なことに巻き込まれることもありません。
また、日本人女性を狙って声をかけてくる人もいます。
当然ですが、個人情報(どのホテルに泊まっているのか、いつまで滞在するのか含む)は一切あかさないことと、怪しいと感じたら大きな声で助けを求めてください。
ドイツ社会では、困った人を助けることは当然なので、必ず助けてくれる人が現れます。
出来る警戒は十分にした上で、楽しい時間を過ごしてくださいね。
フランクフルトのおすすめホテル情報はこちら
知ってると役に立つかも!? フランクフルト豆知識
フランクフルトについて
フランクフルト・アム・マイン (Frankfurt am Main) はフランクフルトと通称され、ドイツ連邦共和国ヘッセン州最大の都市。
ドイツ全体ではベルリン、ハンブルク、ミュンヘン、ケルンに次ぐ第5の都市である。
フランクフルトの人口は69万人を超える(2012年時点)。
フランクフルトは国際金融の中心地であり、工業や産業の中心でもある。
フランクフルトは経済的側面から世界都市の一つに数えられており、欧州中央銀行、ドイツ連邦銀行、フランクフルト証券取引所、ドイツ銀行、コメルツ銀行、ドイツ復興金融公庫、DZ銀行、ヘッセン=テューリンゲン州立銀行(ヘラバ)の本社がある。 メッセ・フランクフルトは世界最大の見本市会場の一つである。
フランクフルト空港は世界最大級のハブ空港であり、鉄道についてもヨーロッパ最大級のターミナル駅であるフランクフルト中央駅がある。
また、道路においてもフランクフルト・ジャンクションはドイツで最も自動車交通量が多いジャンクションの1つである。
フランクフルトの DE-CIX は、データ転送量において世界最大のインターネット中継点である。
参照:Wikipedia「フランクフルト・アム・マイン」