[chat face=”lee2.jpg” name=”編集部Lee” align=”left” style=”type3″]海外旅行では3枚のクレジットカードを使い回す自称スマートトラベラー、編集部のLeeです。 [/chat]
「海外旅行にVISAかmastercardのどちらかを持って行きたいけど、どう違うのかがよく分からない」という人は少なくないと思います。
この記事では、VISAとmastercardの国際カードブランドを様々な角度から比較して、海外旅行のクレジットカード選びの参考にしてほしいと思います。
結論:VISAの方がおすすめ
結論から言うと、海外旅行にはVISAの方がおススメです。
VISAの方がシェアが大きいですし、日本国内ではVISAを搭載しているカードの方が多いです。
特典・優待も世界中で使うことができます。
詳しくは、これから説明します。
VISAとmasterを比較1:シェア
VISAとmaster、まずは規模やシェアで比較してみましょう。
規模やシェアが大きいほど、そのクレジットカードブランドの信頼性が高いことにもなります。
数字は、決済関連レポートしては世界的に有名な「The Nilson Report(ザ・ニルソン・レポート)」(2015年)などを参考にしています。
VISA |
master |
|
購入取引件数のシェア |
56% |
26% |
カード発行枚数のシェア |
28.95% |
15.35% |
会員数 |
約20億人 |
約10億人 |
利用可能な国・地域 |
200以上 |
200以上 |
加盟店舗数 |
約3,850万店 |
約3,850万店 |
VISAとmasterの両方が使える加盟店が多いため、利用可能な国・地域と加盟店舗数では大差がありません。
しかし、会員数とカード発行枚数のシェアについては、VISAの方が多くなっています。
masterよりもVISAの方が、多くの人に利用されていることが分かりますね。
VISAとmasterを比較2:特典・優待
VISAとmaster、次は海外旅行の特典や優待で比較してみましょう。
海外旅行でクレジットカードを使うと、現金がなくても買い物ができたり、ポイントが貯まったりするだけでなく、特典・優待を受けることができます。
特典・優待には、クレジットカード発行会社(三井住友カード、楽天カードなど)のものと、国際クレジットカードブランド(VISA、masterなど)のものがありますが、今回は国際クレジットカードブランドの主な特典・優待で比べてみましょう。
割引やギフトが充実しているVISA
国・地域 |
店名 |
特典・優待内容 |
タイ |
ハーン |
・10%オフ
・ギフト進呈(3,000バーツ以上購入) |
マカオ |
ターボジェット |
350香港ドル以上の支払いで
55香港ドルオフ |
韓国 |
新世界百貨店 |
・ギフト進呈
・商品券進呈(メンバー登録後) |
台湾 |
新光三越 |
・最大10%オフ
・ギフト進呈 |
セブ島 |
カフェフォルトゥナ |
20%オフ |
ハワイ |
アラモアナ・センター |
・プレミアパスポート進呈
・プレゼント進呈(300米ドル以上購入) |
ワイキキ・ビーチウォーク |
トートバッグ進呈(200米ドル以上購入) | |
フランス |
10%オフ | |
イギリス |
ザ・チェスターフィールド・ メイフェア |
10%オフ |
アジア、アメリカ、ヨーロッパと、世界の主な地域で割引やギフト進呈が利用できます。
ジャンルも、グルメ、交通、ショッピング、ホテル、アクティビティとバリエーションに富んでいますね。
個人的には、一度は参加してみたい「パリ・ア・ヴェロ・セ・サンパ」の10%オフが魅力的です。
お金で買えない価値が手に入るmaster
国・地域 |
店名 |
特典・優待内容 |
日本 |
日本航空 |
対象参加店舗でのカード利用200円相当ごとに1マイル |
Hotels.com |
・8%オフ
・12%オフ(2連泊以上) |
|
韓国 |
空港鉄道A’REX |
53%オフ |
新羅免税店 |
1万ウォン~3万ウォンのクーポン進呈 | |
ロッテワールド |
フリーパスチケット25%オフ | |
フランス |
パリ・オペラ座 |
プライベート・ガラに参加可能(500ユーロ) |
ドバイ |
ブルジュ・ハリファ |
展望デッキとラウンジにVIPアクセス利用可能など |
masterは「プライスレス」を掲げているだけあって、VISAよりも体験型の特典・優待が多い印象です。
普段の海外旅行ならばVISAの特典・優待の方が使いやすいですけど、特別な海外旅行のシチュエーションでは、masterが威力を発揮します。
VISAとmasterを比較3:カード選択肢の多さ
日本国内では数多くのクレジットカードが発行されていますけど、全てのクレジットカードが全ての国際クレジットカードブランドを搭載しているわけではありません。
ここでは、主なクレジットカード別に、VISAブランドとmasterブランドの有無について紹介します。
VISA |
master |
|
三井住友クラシックカード |
○ |
○ |
楽天カード |
○ |
○ |
REX CARD |
○ |
× |
イオンカード |
○ |
○ |
Orico Card THE POINT |
○ |
○ |
DCカードジザイル |
× |
○ |
ビックカメラSuicaカード |
○ |
× |
ファミマTカード |
× |
× |
ENEOSカード P |
○ |
× |
全体的に見ると、VISAを搭載しているクレジットカードの方が、割合が多い感じです。
ちなみに僕は、最初に持ったクレジットカードがmasterしか搭載してなかったので、2枚目にVISA、3枚目にJCBを持ちました。
基本的にはVISAがおすすめ!masterがおすすめな人は?
VISAが海外旅行におすすめな理由
VISAが海外旅行におすすめな理由、それは国際カードブランドとしての認知度の高さです。
会員数と取引シェアは、masterよりもVISAの方が多く、それだけ取引に使われているということです。
シェアが大きいということは、お店の人もVISAをよく知っているということです。
以前海外旅行で、JCBを利用しようとしたら、「VISAかmasterはないか」と言われて、JCBはまだまだメジャーじゃないんだなと実感しました。
それだけ、カードブランドの認知度は重要です。
では、masterがおススメな人はどんな人なのでしょうか。
masterがおススメな人
コストを抑えたい人
masterはもともと、庶民的なクレジットカード発行会社とライセンス契約をしてきました。
そのため、年会費無料のクレジットカードが多いです。
海外旅行でカード利用した際の為替レートも、VISAよりもmasterの方が若干良いです。
ヨーロッパに行く人
歴史的に、VISAはアメリカ、masterはヨーロッパで強いとされてきました。
以前よりも少なくなったものの、masterしか使えないヨーロッパのお店も、まだまだあります。
特別な体験をしたい人
masterカードは、海外旅行でプライスレスな体験をしたい人向けです。
特典・優待でも説明しましたけど、masterは体験型の特典が多いです。
VISAとmaster両方持つのももちろんOK
もちろん、海外旅行に向けてVISAとmaster、両方作っても構いません。
2枚作っておけば、1枚が使えないときでももう1枚でピンチを乗り切れますし、VISAとmaster、両方の特典・優待を受けられます。
自分に合ったクレジットカードの組み合わせを見つければ、海外旅行も楽しくなりますよ!
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