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【旅テク】クレジットカードの海外旅行保険を合算する方法

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こんにちは!これまでにアジア、アフリカ、ヨーロッパへの渡航経験、そしてフランスへの留学経験がある編集部のLeeです。

目次

クレジットカードの海外旅行保険は合算できるって本当?

僕は心配性なので海外旅行に行く際には必ず、海外旅行保険がついたクレジットカードを持っていきますが、実はクレジットカードの海外旅行保険は、複数のカードで合算できます。

合算できることは知っていても、具体的にどう合算されるのかは、実際に海外旅行保険を請求しないとイメージがわかないかもしれません。

そこで今回は、クレジットカードに付帯している海外旅行保険はどのように合算するのか、何か条件はあるのかなどを紹介します。

クレジットカードの海外旅行保険は具体的にどのように合算できる?

まずは、海外旅行保険が付帯している複数のクレジットカードを合算するとどうなるか、「楽天カード」「JCB EITカード」の2枚のクレジットカードを例に挙げて紹介しましょう。
いずれも年会費が無料のカードです。

楽天カード

JCB EIT

合計

傷害治療

200万円

100万円

300万円

疾病治療

200万円

100万円

300万円

賠償責任

2000万円

2000万円

4000万円

救援者費用

200万円

100万円

300万円

携行品損害

20万円

20万円

40万円

海外は日本と比べて医療費が高い傾向にあります。

例えば、海外で盲腸になって手術の後2泊した場合、ニューヨークでは216万円、ハワイでは195万円、パリでは113万円程度はかかります。

楽天カード単独では、ニューヨークの盲腸治療にかかった216万円全額を賄うことはできません。
しかし、そこにJCB EITの疾病治療100万円を合わせれば合計300万円となり、ニューヨークの216万円も保険で全額カバーできるのです。

クレジットカードの海外旅行保険が合算できないパターン

・「死亡・後遺障害」は合算できない

しかし、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードにおいて、全ての補償項目が合算できるわけではありません。
上記の表をよく見ると、「死亡・後遺障害」の補償項目がありません。

楽天カード、JCB EITカードの両方とも、死亡・後遺障害の補償金額は最高2000万円です。
実は、海外旅行保険の補償項目の中で、死亡・後遺障害だけは、保険が付帯している複数のクレジットカードの補償金額を合算して請求することができません。

複数のクレジットカードの中で、最も補償金額が多いカードだけに請求をすることが可能で、その他のクレジットカードには請求をすることができません。

・同じカード会社が発行する複数のクレジットカードも合算できないかも

注意をしなければならないのは、複数持っているクレジットカードの中に、同じカード会社が発行しているクレジットカードがある場合です。

同じカード会社が発行する複数のクレジットカードの海外旅行保険の補償は、原則として合算できません。

ただし、一部例外もあり、それが三菱UFJニコスです。
三菱UFJニコスの中には、「NICOSカード」「DCカード」など複数のカードブランドが並立しています。

NICOSブランドの「VIASOカード」とDCブランドの「DCカードJizile」を持っているとしましょう。
カード発行会社は同じですがカードブランドが異なるので、この組み合わせに関しては海外旅行保険の補償金額の合算ができます。

・引受保険会社が同じでもカード会社が異なれば合算は可能

クレジットカードの海外旅行保険において、実際に保険金の請求手続きや相談などを受け付けるのは、カード会社ではなく引受保険会社です。

楽天カードの場合は「三井住友海上」、JCB EITカードの場合は「損保ジャパン日本興亜」ですので、この2枚では引受保険会社が異なるため、特に問題はありません。

この2枚に加えて、「三井住友VISAクラシックカードA」を持っていたらどうなるでしょう。
三井住友VISAクラシックカードAの引受保険会社は「三井住友海上」です。

そうなると、楽天カードと引受保険会社が同じなため、もしかしたら合算できないのではと考えがちですが、実際は問題ありません。
合算ができない可能性があるのは、カード会社が同一な場合であり、引受保険会社が同じでも問題ありません。

クレジットカードの海外旅行保険を合算するなら「自動付帯」が便利

クレジットカードの海外旅行保険を合算するならば、自動付帯のカードが便利です。

JCB EITカードは「自動付帯」、楽天カードは「利用付帯」です。楽天カードの海外旅行保険を有効にするには、旅行代金を楽天カードで支払わないといけません。
一方、JCB EITカードは持っているだけで海外旅行保険が有効になります。

中には、カード払いを受け付けていない旅行代理店もありますので、カード払いができないと楽天カードの海外旅行保険は有効とならず、もちろん合算もできません。

クレジットカードの海外旅行保険を合算するなら自動付帯に越したことはありませんね。

クレジットカードの海外旅行保険を合算してもしもの時に備えよう!

病気やケガ以外にも、海外でのトラブルには何かとお金がかかります。

フランスの高級ホテルでバスタブのお風呂を溢れさせたトラブルでは、実際に1200万円以上の賠償金が支払われました。

もちろん、これ以上に賠償金を請求されるケースも考えられ、そうなると1枚のクレジットカードの補償では賄いきれません。

万が一に備えて、海外旅行保険の付帯する複数のクレジットカードを用意しておき、想定外にかかる費用にもしっかりと対応できるようにしましょう。

合算に最適な海外旅行保険が「自動付帯」のクレジットカードをお探しの方はこちら

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