ミュンヘンでも食べられるドイツのあるあるB級グルメ5選

ドイツの王道B級グルメであると同時に、ミュンヘンでもあるあるなグルメを紹介します!

 

ミュンヘンで食べられるドイツの王道グルメ

ドイツ人と結婚し、現在ドイツ在住のコウキです!

そもそもドイツ料理は、大陸続きで様々な国と繋がっていること、そして沢山の諸外国からの移民の影響で食文化も日々進化しています。

アジアから一番近い国際空港が位置するミュンヘンでは、アジアからの移民も多いことからアジア系のレストランも日々増えています。例えば中華料理は、ドイツ人向けにアレンジした焼きそばが大人気でドイツ風中華料理、という立ち位置を確保しているほどです。

今回はミュンヘンで食べられる、ドイツの国民食として確立されたグルメをご紹介させて頂きます!

 

ミュンヘンで食べられるドイツの王道グルメ1 ケバブ

トルコからやってきたケバブ

ケバブはドイツ料理ではないと思われていますが、ベルリンへ移住してきたトルコ人がトルコのシャワルマという料理をドイツ人に合うように改良したものが現在のケバブと言われています。

殆どのドイツ人が一度は食べたことがあり、今やドイツのどの都市へ行っても食べることの出来る程の認知度ナンバーワンの外来ドイツ風料理になりました。

 

パンに挟み、ソースでいただく

マリネされた鶏肉、羊肉、場所によっては牛肉を店内でぐるぐるとあぶり焼きにし熱が通った外側から順番にそぎ落とし、そぎ落とされた肉とたっぷりの野菜をトルコパンに詰めてさっぱりとしたヨーグルトソースで頂きます

ソースはだいたいどこでも3種類(ヨーグルト、ガーリック、スパイシー)あります。スパイシーは確実に辛いので、苦手な方は、仕上げに赤いソースをかけられそうになったら不要である旨を伝えたほうが良いでしょう(笑)

 

パンはだいたい2種類

10年程前まではケバブ発祥地では2ユーロから食べられましたが、現在はインフレーションの関係で殆どが4ユーロ前後からとなっています。ミュンヘンでは5ユーロ弱が妥当な価格でしょうか。

パンにはトルティーヤ状のDürüm(ドラム)ピタパンのDoner (ドネル)の2種類あり、パン抜きも可能です。

普通にケバブをオーダーするとピタパンで出てきます。パン生地だけでおなか一杯になりたくない、と言う場合はDürüm(ドラム)でオーダーをしてみてください。薄い生地にケバブの中身を包んでくれるのでパン生地でおなか一杯になりすぎて中身を食べれなかった、ということはなくなるはずです。

 

野菜抜きも可能

トマトが嫌いな人、玉ねぎが嫌いな人はトマト抜き、玉ねぎ抜きののオーダーが出来ます。

私はかつて野菜不足解消に、よくお世話になっていました。その当時は1個3ユーロでしたので、それで葉野菜やトマト、そして蛋白源摂取と言うことで肉もたっぷりはいっていたケバブは命綱でした。

 

ミュンヘンでおすすめのケバブ屋「Royal Kebabhaus」

住所:Arnulfstr. 5, 80335 Munich

ミュンヘン中央駅近くなので、電車旅行の際のお供にもどうぞ。

 

ミュンヘンで食べられるドイツの王道グルメ2 カリーヴルスト

ケチャップにカレーがポイント

カレーソーセージという言葉を聞いたことはありますか。ドイツの料理かどうかよくわからない名称に感じるかもしれませんが、実はれっきとしたドイツの国民食です。カレーソーセージは焼きソーセージにカレー味のケチャップをたっぷりかけていただく、至ってシンプルな食べ物です。

基本的には焼きソーセージにケチャップとカレーパウダーをかける、もしくはカレー味のケチャップをかけるだけですが、最近お店によってソーセージそのものやソーセージの皮付き皮なし選択が出来たり、ソースの辛さもマイルドから激辛まで選べるなど変化を遂げています。

 

フライドポテト付き

ソーセージだけではなく、フライドポテトと一緒に食べると十分お腹が一杯になりますし、フライドポテトもこのソースととても相性が良いのでソーセージと一緒にフライドポテトもオーダーすることをおすすめします。

ミュンヘンで手軽に食べたい場合はヴィクトアリエンマルクトの屋台で販売していますし、ミュンヘン中央駅地上、地下鉄接続口の地下構内でも販売していますが、スナックという位置づけなので、基本的には持ち帰りのみです。

 

ミュンヘンでおすすめのカリーヴルスト屋「Pommes Freunde」

住所:Karlsplatz 1 Untergeschoss

店内で飲食可能ですが、常に混んでいるのでテーブル確保はあまり期待できません。

 

ミュンヘンで食べられるドイツの王道グルメ3 アイスクリーム(ジェラート)

ミュンヘンはドイツの南に位置し、スイスを挟んでいるものの、イタリアの影響を多大に受けている地域ですので、おいしいイタリアンジェラート屋(アイス屋)を見つけることが出来ます。

さらに健康やオーガニックに敏感なミュンヘンの人々には手作りアイス等がとても人気です。その中でも突出してミュンヘンの地元の人に人気なのが下記店舗です。

 

ミュンヘンでおすすめのアイス屋「True & 12 Handmade Ice Cream」

住所:Rosenheimer Str. 14, 81669 Munich

マリエン広場から少し離れているので、夏でしたら散歩がてらにイザーウ川を越え、アイスを買いに行き、川沿いでアイスを食べながら川辺で日光浴する地元の人達を眺めるのも面白いかもしれませんね。

 

ミュンヘンで食べられるドイツの王道グルメ4 Schmalznudel

ドイツのグルメ、というよりはどちらかというとミュンヘンに特化したグルメです。Schmalznudel という揚げパンなのですが、これが出来たてを食べるとやみつきになります。

冷めてしまうと私達日本人にとっては脂っこくなってしまい、あまり食指がすすみませんので、あくまでもできたてを店内で食べる、という位置づけにすることをおすすめします。

 

ミュンヘンでおすすめの揚げパン屋「Cafe Frischhut」

住所:Praelat-Zistl-Str. 8, 80331 Munich

 

ミュンヘンで食べられるドイツの王道グルメ5 ケーキ

ドイツではよくケーキが食べられています。

海外のケーキは甘すぎて大味だと思っている方、ドイツのケーキは意外にあっさりしていて想定以上においしいので、だまされたと思って食べてみて下さい。

ミュンヘンには沢山のおいしいケーキを提供しているカフェがありますが、旅行者に行き易いマリエン広場にあるカフェを下記の通りご紹介します。持ち帰りと店内で食べるケーキの値段は異なりますのでご注意下さい。

 

ミュンヘンでおすすめのケーキ屋「Cafe Rischart」

住所:Marienplatz 18, 80331 Munich

 

ミュンヘンで食べられるドイツの王道グルメ(おまけ)

念のためご案内しますが、ミュンヘンで有名な白ソーセージは午前中しか販売していません。かつ、屋台などで売ることは殆どありません。焼きソーセージとは異なり、鮮度を保つために朝作られたものを午前中までに販売するソーセージであることが理由のためです。

私は以前ミュンヘンを訪れたときにこのことを知らず、午後観光中にあちこちで白ソーセージはありませんか、と屋台やレストランで聞いて回っていました。

結局その日、白ソーセージを提供している場所は見つけられませんでした。

朝からソーセージ、ということお腹がもたれそうな気がしますが、思っているよりもあっさりしているソーセージですので是非試してみて下さい!

 

ちょっと意外!?ミュンヘンで実際に流行っているレストラン5選

どちらかというと肉料理なイメージのミュンヘンで、現地人が通う流行りのレストランを紹介します!

 

ミュンヘンには多様な国籍のレストラン

ドイツ人と結婚し、現在ドイツ在住のコウキです!

ドイツ・ミュンヘンといえば伝統的な肉料理のイメージですが、もちろんそれ以外の食べ物も人気です。(例えば日本でも「餃子の王将」や「マクドナルド」など、人気のレストランは必ずしも日本料理というわけではないですよね)

どっしりとした肉料理が殆どのドイツ料理に胃が疲れた…という現地ドイツ人もいる様で、ミュンヘンのオフィス街では様々な国のレストランが軒を連ね、サラリーマンの胃を癒しているほどです。

今回は、ミュンヘンの現地人の間で本当に流行っているレストランをご紹介したいと思います!

 

ミュンヘンで流行りのレストラン1 Burrito Company

Burrito Company/住所:Augustenstraße 74, 80333 München

 

ドイツ人に人気のメキシカン料理を提供する、ミュンヘンのBurrito Company  は平日はサラリーマンで一杯になります。

ミュンヘン観光の拠点となるマリエン広場から徒歩30分程掛かってしまいますが、野菜がたっぷり入ったブリトーを地元サラリーマンに混じって食べてみるのは如何でしょうか。

ミュンヘンの地元料理は塩気が強い肉料理が多いため、数日もすると胃が疲れてきます。そこで新鮮な野菜がたっぷりと入ったブリトーを求めて来る人が多いのでしょう。小さいレストランなので、席をすぐ確保できないのが難点です。

 

ミュンヘンで流行りのレストラン2 Geisel's Vinothek

Geisel's Vinothek/住所:Schuetzenstr 11, Hotel Excelsior, 80335 Munich

 

ミュンヘンはビールの都ですので、ワイン生産地と比較するとワイン取り扱いレストランは少なめです。それにもかかわらずビールの嫌いなドイツ人女性も存在することから、各国そしてドイツ各地のワインを提供するGeisel's Vinothekはミュンヘンでは人気が高いワインレストランです。

なお、立地はミュンヘン中央駅から徒歩一分、Hotel Excelsiorの中に入っています。ミュンヘン中央駅にも近いので、仕事帰りに一杯飲んでいくという人もいる様です。

食事も保証つきのおいしさです。難点は価格帯がかなり高いとこうことですが、それだけ品質のよい食材を用いて料理提供していますし、素晴らしいワインセレクションを用意していることから高価格帯になるのは已む無し、ということです。

また、接客もドイツのレストランでは見受けられないほど素晴らしいので、ドイツワインや周辺各国のワインをソムリエからアイディアを出してもらいながら楽しみたい方へおすすめさせて頂きます。

 

ミュンヘンで流行りのレストラン3 Mr. Pancake

Mr. Pancake/住所:Gabelsbergerstr. 34, 80333 Munich

 

欧州各国並びにアメリカを含めた様々な国のパンケーキを提供するMr. Pancakeが大人気です。

たかがパンケーキと侮ってはいけません。ボリュームたっぷりでグルメなミュンヘンの人達が通ってしまうほどのパンケーキを提供しています。

日本人だと一皿で二人でシェアする程の量ですが、折角ミュンヘンにいながら様々な国のパンケーキが食べれるので、是非一人一種類ずつオーダーして食べ比べしてみて下さい。

もちろんミュンヘンのパンケーキ、という商品もありますので、ご安心を。

 

ミュンヘンで流行りのレストラン4 Naxos Taverna

Naxos Taverna/住所:Verdistrasse 33, 81247 Munich

 

ドイツ人の旅行先トップのうち一つであるギリシャ。ギリシャ料理はここミュンヘンでも人気が高いです。

残念ながら地元で一番有名なギリシャレストランの所在地はニンフェンブルグ城よりもさらに西へ行ったところにあり、徒歩ではマリエン広場からたどり着ける距離にはありません。(タクシーか電車を利用しないとたどり着けません)

しかしその様な立地でもミュンヘンの人達は連日列をなして来ている人気店ですので、味は保証済みでしょう。アルコール度数の高いギリシャリキュールのウゾをショットで飲みながら様々なギリシャ料理を食べる光景は圧巻です。

肉メニューが多いギリシャ料理ですが、シーフードメニューは日本人になじみのあるものもあります

 

ミュンヘンで流行りのレストラン5 麺処 匠(TAKUMI München)

麺処 匠(TAKUMI München)/住所:Hessstrasse, 71  80798 Munich

 

ドイツの日本人街・デュッセルドルフに本店を持つラーメン屋の匠ですが、ミュンヘンにも進出しており、現地ドイツ人に大人気です。

ドイツ人向けのラーメンのため、若干しょっぱく感じるかもしれませんが、日本国外の遠く離れたミュンヘンでこの様な日本のラーメンを提供してもらえるのであれば文句はありません。

ドイツ人にも人気ですので、常に店の外には行列が絶えません。ですが、回転が早いので15分程待っていれば席に通してもらえます。行列でも諦めずに待ちましょう。

 

ミュンヘンで流行りのレストラン(おまけ)

Cafe Katzentempel/住所:Tuerkenstr. 29, 80799 Munich

 

番外編で一風変わったカフェをご紹介します。日本でも大人気となった猫カフェがミュンヘンでも実は存在します。

ドイツで最初の猫カフェとのことで、猫好きなドイツ人が訪れます。日本の猫カフェほど猫の数は多くないことと、保護された猫を引き取っているのであまり人懐っこくないことから、ここで滞在中に猫と戯れるチャンスはそれ程高くありません。

どちらかというと自由気ままに店内を闊歩する猫を見て癒されるような場所だと思えばよいでしょう。

また、料理は動物愛好家を意識し、野菜を中心とした健康志向のものが用意されています。

 

ミュンヘンで流行りのレストランのまとめ

 

ミュンヘンの街中を歩いてみると感じることですが、本当にアジア料理を提供するレストランが多くなってきました。タイ料理を始め、ベトナム料理やインド料理も大人気です。

断トツでミュンヘンの街中でドイツレストランの次に多いのはイタリアンレストランですが、アジア料理等の選択の幅が広がっているのは嬉しい限りです。

地元料理もいいですが、ミュンヘンに馴染んだ諸外国の料理を提供するレストランも是非試してみて下さい!

 

 

ビールの本場ミュンヘンのおすすめビアホール5選(特長も!)

本場ミュンヘンだからこそ行って欲しい…!それぞれの特長とともに人気のビアホールを紹介します!

 

本場のビールを飲みにミュンヘンのビアホールへ行ってみよう!

ドイツ人と結婚し、現在ドイツ在住のコウキです!

ドイツと言えばビールというイメージが強いと思いますが、実際ドイツ人は沢山のビールを飲みます

特にミュンヘンではビール飲料量は断トツとのこともあり、ミュンヘンには沢山のビアホールが存在します。

その中でも旅行者でも簡単にアクセスできるビアホールを5つを特徴とともにご紹介します!

 

ミュンヘンの有名ビアホール1 Augustiner am Dom

Augustiner am Dom/住所:Frauenplatz 8, 80331 München

 

まずはミュンヘン最古のビール醸造を開始したAugustinerへ行ってみませんか。やはり最古の醸造所であることから、Augustinerの生ビールを提供するレストランはミュンヘン市内に沢山あります。

マリエン広場から徒歩圏内にも実は数件ありますが、その中でもやはり一番のおすすめの店舗はマリエン広場横の下記店舗にです。

各国のガイドブックやホテルのコンシェルジェもおすすめするので、地元ドイツ人をはじめ、観光客で平日でも予約で一杯になります。予約なしでのテーブル確保はかなり難しいことをご了承下さい。

また、Augustinerはボトルでもドイツ各地で売っていますが、Augustinerの黒ビールはここミュンヘン地域でしか販売していない様ですので、是非黒ビールも試してみて下さい。

 

ミュンヘンの有名ビアホール2 Hofbräuhaus

Hofbräuhaus(ホフブロイハウス)/住所:Platzl 9, 80331 München

 

オクトーバーフェストの時期ではないときにミュンヘンを訪れる機会があれば、下記Hofbräuhaus店舗でディナーを食べてみて下さい。

バンドが盛り上がる音楽を演奏し、地元のドイツ人も観光客も皆楽しそうに踊ったり歌ったりしています。

オクトーバーフェスト程の騒ぎではありませんが、少しオクトーバーフェストの雰囲気が垣間見られる雰囲気にミュンヘンへ来た、と思えること間違い無しです。

ちょっとしたオクトーバーフェストの雰囲気が味わえる場所としてアジア諸国でも有名なビアホールですので、最近では日本以外のアジアの国からの訪問者も沢山き訪れています。

ふっと気づくとあなたの周りは皆アジア人、ということになるかもしれませんね。お店を探すときはHBという文字に王冠が載った看板を目印にしていきましょう。

 

ミュンヘンの有名ビアホール3 Ratskeller

Ratskeller/住所:Marienplatz 8, 80331 Munich

 

新市庁舎の下に構えるビアホールRatskellerは沢山の国旗を提示しており、外国語のメニューを用意しています。とても観光客向けの雰囲気が強い入り口です。

地元ドイツ人はいないのではないかと訝しがりたくもなりますが、実は意外にも地元ドイツ人にも人気名ビアホールです。

そして店先にはワインを扱っていますという看板も出ていることもあり、他のビアホールと比較してワインを飲んでいる人が多く見受けられます。

ワインは好きだけどビールが飲めないからビアホールはちょっと…という方でも、遠慮なくワインを頼めますので、ビールが苦手と言う方はこちらのビアホールでワイン片手にビアホールの様子を楽しむのは如何でしょうか。

 

ミュンヘンの有名ビアホール4 Münchner Stubn

Münchner Stubn/住所: Bayerstr. 35-37, 80335 Munich

 

ミュンヘン中央駅から徒歩5分ほどで到着する、ミュンヘン中央駅から一番近いビアホールです。

そのせいか一人で来る旅行者、出張者が多く、帰宅途中の現地ドイツ人も多いので、一人でも勇気を出して行って見ましょう。

一人で来ている人は同じテーブルに配置されることが多い様です、英語が片言でもしゃべることが出来れば周りの単独訪問者や旅行中の人と仲良くなって一緒にビールを楽しむことが出来るかもしれません。

そうでなくてもここのビアホールは、他ビアホールと比較して一人客が多いので、気兼ねは不要です。

一人旅でビアホールへ行くのをためらっていた方、こちらのMünchner Stubnで本場ビアホールデビューしてみませんか。

 

ミュンヘンの有名ビアホール5 Paulaner

Paulaner im Tal/住所:Tal 12, 80331 Munich

 

世界各国にPaulanerは進出しており、世界一の白ビール生産量を誇っています。

ですがやはり本場のミュンヘンにて楽しみたいものです。やはりここはPaulanerの有名な白ビールを頼んでみましょう。

白ビールとくれば白ソーセージも頼んでミュンヘンならではの組み合わせを楽しみたいですね。日曜の朝にこの組み合わせで朝食を取るドイツ人もいるそうです。

折角なので、ミュンヘンの地元の人に習って日曜に白ビールと白ソーセージをオーダーしてみましょう。きっと周りのテーブルのお客さんから乾杯を求められますよ。

 

ミュンヘンのビアホールのまとめ

 

ビアホールではウエイトレスになかなか注文を取ってもらえなかった、また、料理が出てくるのが遅かった、という経験をよく聞きます。

それは私達を無視しているわけではなく、単純に常に沢山の現地ドイツ人と観光客でごった返しているので、オーダーを取るのが遅くなり、食事が出てくるのも遅くなっているのが理由です。気持ちをおおらかにして待ちましょう。

待たされるのが嫌だと思われるのであれば、食べたいもの、飲みたいものビアホールに入る前にメニューが掲載されているので、決めておきましょう。

テーブルに案内された時にすぐさま注文を今取ってくれませんか、とお願いして同時に注文してしまいましょう。

以上を踏まえ、ぜひ本場ミュンヘンのビアホールを堪能してください!

 

ミュンヘンじゃなきゃ食べられない…!ドイツ感あふれる名物料理5選

ミュンヘンならではの名物料理を5つ紹介します!(肉好き必見です)

 

本場ドイツ!なミュンヘンの名物料理

ドイツ人と結婚し、現在ドイツ在住のコウキです。

ドイツは肉料理で有名ですが、ここミュンヘンはさらに肉、肉、肉と、肉料理漬けになれる場所です。

煮込み料理はほろほろと口の中で崩れる程おいしく煮込まれており、焼き豚などの炙って肉のうまみを引き出した料理のジューシーさがたまりません。

また、一品ずつ量が多いのも特徴なので、ミュンヘンで食べるドイツ料理は何人かでシェアするのがおすすめです。

今回はそんなミュンヘンの名物料理を紹介します!

 

ミュンヘンの名物料理1 ローストシュヴァイネブラーテン(Schweinsbraten)

豚肉のブロックを皮付きのままじっくりローストしたものを、ダークビールを使ったソースで煮込んだ一品です。

一切れ一切れが手のひら程のサイズで分厚くスライスされた肉がで、一般的には一皿に2枚乗せられてきます。

また、Kartoffelknödelというジャガイモの団子のようなものが2個もれなく付いてくるケースが多いので量は日本人の一人前をはるかに凌いでいます。

名物料理というだけあって、ミュンヘンであればどこのビアホールでもオーダーできるので、是非自分のお気に入りのローストシュヴァイネブラーテンを見つけてみては如何でしょうか。

 

ミュンヘンの名物料理2 ヴァイスヴルスト(Weißwurst)

バイエルン州で作られる伝統的な白ソーセージです。

挽いた仔牛肉、新鮮な豚肉のベーコンをベースに、パセリ、レモン、ナツメグ、タマネギ、ショウガ、カルダモンなどの香辛料をそれぞれのレストラン独自のレシピ使用して作られます。

茹であがりあっさりとした白ソーセージにはミュンヘン地域のみで使われている甘いマスタードをつけて食べます。

白ソーセージの皮は食べないので、フォークとナイフで切れ目を入れてくるっと皮を剥がしてから食べ始めましょう。初めての人は手を使わないとなかなかうまく出来ないようです。

 

白ソーセージは以前は傷みやすかったため、早朝に準備され、正午までに食されていました。

現在冷蔵等の技術が進歩した今でもこの習慣を維持し、ミュンヘン市内のほとんどのレストランでは白ソーセージの提供が正午前後までですので、ディナーで白ソーセージはなかなか食べられません。

これぞミュンヘンの名物料理…といわんばかりの敷居の高さですね(笑)

ミュンヘンでおいしい自家製白ソーセージを食べたいと思われる方は、お昼までにお目当てのレストランに行くことをおすすめします!

 

ミュンヘンの名物料理3 シュヴァイネハクセ(Schweinehaxe)

シュヴァイネハクセは、豚のすね肉の丸焼きです。そしてその丸焼きがお皿に骨付きのまま乗って出てくる料理です。

回転式グリルでじっくりと焼かれた肉は余計な脂が落ち、皮はパリパリで肉はとてもジューシーなので、温かいうちに食べすすめましょう。一人で食べきるのは難しいので、やはり二人以上で分けて食べるのが良いでしょう。

 

ここミュンヘンではローストされたシュヴァイネハクセですが、北ドイツのシュヴァイネハクセは塩煮されており、またミュンヘンのシュヴァイネハクセとは味も見た目も異なります。

パリパリに焼かれたシュヴァイネハクセを食べられるのはミュンヘンならではですので、是非試してみましょう。

専門店でシュヴァイネハクセが回転式グリルでじっくり焼かれている様子もミュンヘンの街中では見かけることができます。

お店によってもレシピが異なるので、ミュンヘン名物料理の…いや、自分だけのシュヴァイネハクセを見つてみては如何でしょうか!

 

ミュンヘンの名物料理4 レバーケーゼ(Leberkäse)

練り上げたひき肉に、スパイスや香味野菜を混ぜて焼いたドイツのミートローフの様な食べ物です。

実は現在ドイツ全土どこでも食べられるものですが、レバーケーゼ発祥の地、ミュンヘンのレバーケーゼは一味違い、ふわふわの味わい深い仕上がりになっています。

どちらかというとファーストフードといった立ち位置ですが、レストランで食べる際には焼きレバーケーゼ等、さらに手の込んだ料理になっていることもあり、十分ミュンヘンの名物料理と言えます。

観光中に小腹がすいたらサンドイッチ状になったレバーケーゼを、そしてレストランでしっかり食べるときはゆっくり味わって食べてみて下さい。

 

ミュンヘンの名物料理5 カイザーシュマーレン(Kaiserschmarren)

一言で言えばドイツ風パンケーキです。パンケーキではありますが、一口サイズに切ってあり、見た目はパンケーキかよく分からない風貌で登場します。

スライスされたアーモンドが生地に入っていることもありますが、レストランによってレシピが異なるので一概には言えないでしょう。

このパンケーキに添えて出てくるのが大量のアップルムースとシナモンシュガーか粉砂糖です。レーズンも添えられることがあります。

冬になるとドイツ人は食べたくなるメニューのようで、クリスマスの時期前からあちこちのテーブルで〆にカイザーシュマーレンを食べているドイツ人を見かけることが出来ます。

他のミュンヘンの名物料理にもありがちなのですが、とても一人で食べきれるような量ではありませんのでご注意を。

 

ミュンヘンの名物料理のまとめ

ドイツの名物料理は肉料理が多いですが、ミュンヘンの名物料理ともなると、その肉食具合は増します。

そんなミュンヘンで、あえて肉の名物料理をトライすることをおすすめします!

 

ミュンヘンのクリスマスマーケットの絶対的定番グルメ3つ

これなしではミュンヘンのクリスマスマーケットに行ったことにはならないと言える、3つの定番グルメを紹介!

 

ドイツ人と結婚し、現在ドイツ在住のコウキです。

ミュンヘンのクリスマスマーケットにほぼ必ずある…というか、これを食べなければクリスマスマーケットに行ったことにはならないとも言える3つのグルメを紹介します!

 

クリスマスマーケットとは

クリスマスマーケットは、ドイツやオーストリアの都市の広場でアドベントに行われるイベント。ドイツ圏ではほぼ全ての都市、小都市で行われ、冬のドイツの呼び物として定着している。

日本の縁日のように、広場や通りに出店が並び、それらは木造の家屋のような作りになっている。メリーゴーランドや観覧車なども設置される。

大きなクリスマスマーケットでは、広場の中心にクリスマスタワーと呼ばれる大きな仮設の塔が置かれる。ここでホットワインやホットチョコレートが売られ、これがマーケットの中心になる。

Wikipedia「クリスマスマーケット」より

 

今回ご紹介するミュンヘンのクリスマスマーケットに関しても同様で、ミュンヘンの中心地では、11月末からクリスマスイブまでクリスマスマーケットが開催されています。

 

ミュンヘンのクリスマスマーケット定番グルメその1:グリューワイン

グリューワインとはシナモン、クローブ等のスパイス等を入れた温かくて甘いワインをベースにしたカクテルです。これを飲むと体の芯からじんわり温まります。

沢山の屋台、お店でグリューワインが販売されていますが、お店毎にレシピが違うので、それぞれを飲み比べするのがクリスマスマーケットでの楽しみの一つです。

というか、グリューワイン(ドイツ語:Glühwein)を飲みに行くことが、クリスマスマーケット訪問する私の個人的な目的でもあります(笑)

ちなみに、昔からグリューワインは赤ワインベースで作られていましたが、最近はなんと白ワインやロゼワインでも作られるようになってきました。最新の流行に敏感なミュンヘンでもこの白ワインベースのグリューワインが飲めます。

まだ日本ではみかけたことがないので、ミュンヘンのクリスマスマーケットで是非試してみて下さい!

 

グリューワインはコップに注意

ミュンヘンのクリスマスマーケットでは一杯2.5~6ユーロで飲めますが、殆どのグリューワインはお店やマーケットオリジナルのカップがグラスで渡されます。その際にカップ代のデポジットとして2~6ユーロ程度を追加徴収されます。

カップをお土産として持ち帰りたいと思えば、飲んだ後カップは返却しなくて問題ありません。ただしカップが不要で、カップ代のデポジットを返して欲しい場合は、飲み物を購入したお店で返さないとデポジットは返却されません。

初めてドイツへ来た友人はこのグリューワインを飲みながらクリスマスマーケットを歩いていたために、どこのお店で買ったか思い出せず、コップを返却することが出来ませんでした。

お土産として持ち帰ることにしていましたので、カップ返却を希望するのであれば飲み終わるまでは買ったお店の傍をあまり離れないほうがよいかもしれません。

 

ミュンヘンのクリスマスマーケット定番グルメその2:ソーセージ

たかがソーセージと思われるかもしれませんが、さすがソーセージ大国ドイツ、おいしいソーセージが沢山あります。折角の機会なので日本のソーセージと比較してみましょう。

寒いところで食べるソーセージの温かさも身にしみておいしさ倍増です。長さも太さも味も様々なソーセージがありますので、その時の空腹状態でどのソーセージを購入するか決めると良いでしょう。値段はパン付で3~6ユーロ程度です。

 

ミュンヘンのクリスマスマーケット定番グルメその3:アーモンド

やめられない止まらない!とはまさにこのこと。

殆どのドイツ人が大好きだと思われる、煎った砂糖でコーティングされたアーモンド(ドイツ語:Gebrannte Mandeln)は、100gで2.5~4ユーロ、200gで6~8ユーロ程度で販売しています。是非、作り立てを食べてみて下さい。

100gだとすぐに食べきってしまってまたこのアーモンドを買いに行ってしまうこと請け合いです。冷えてもおいしいですが、やはり作りたてを食べられるこのクリスマスマーケットでは是非作り立てを入手しましょう。

他のフレーバーやアーモンド以外のナッツで作られたものもありますが、まず最初にこのアーモンド(Gebrannte Mandeln)を試してみて下さいね。クリスマスマーケットのグルメを個人的にも色々比較しましたが、このアーモンド(Gebrannte Mandeln)が一番病みつきでした!

 

ミュンヘンのクリスマスマーケットグルメまとめ

ミュンヘンのクリスマスマーケットではグルメ以外にも、クリスマスツリーに飾るオーナメントやドイツで取れる蜂蜜を使った製品を扱っているお店、さらには手編みの帽子、靴下をはじめ、様々な手作り製品を扱うお店が出店しています。

でもやっぱり、ミュンヘンのクリスマスマーケットでは、お腹をすかして訪れることを強くお勧めします!