ドイツの王道B級グルメであると同時に、ミュンヘンでもあるあるなグルメを紹介します!
ミュンヘンで食べられるドイツの王道グルメ
ドイツ人と結婚し、現在ドイツ在住のコウキです!
そもそもドイツ料理は、大陸続きで様々な国と繋がっていること、そして沢山の諸外国からの移民の影響で食文化も日々進化しています。
アジアから一番近い国際空港が位置するミュンヘンでは、アジアからの移民も多いことからアジア系のレストランも日々増えています。例えば中華料理は、ドイツ人向けにアレンジした焼きそばが大人気でドイツ風中華料理、という立ち位置を確保しているほどです。
今回はミュンヘンで食べられる、ドイツの国民食として確立されたグルメをご紹介させて頂きます!
ミュンヘンで食べられるドイツの王道グルメ1 ケバブ
トルコからやってきたケバブ
ケバブはドイツ料理ではないと思われていますが、ベルリンへ移住してきたトルコ人がトルコのシャワルマという料理をドイツ人に合うように改良したものが現在のケバブと言われています。
殆どのドイツ人が一度は食べたことがあり、今やドイツのどの都市へ行っても食べることの出来る程の認知度ナンバーワンの外来ドイツ風料理になりました。
パンに挟み、ソースでいただく
マリネされた鶏肉、羊肉、場所によっては牛肉を店内でぐるぐるとあぶり焼きにし熱が通った外側から順番にそぎ落とし、そぎ落とされた肉とたっぷりの野菜をトルコパンに詰めてさっぱりとしたヨーグルトソースで頂きます。
ソースはだいたいどこでも3種類(ヨーグルト、ガーリック、スパイシー)あります。スパイシーは確実に辛いので、苦手な方は、仕上げに赤いソースをかけられそうになったら不要である旨を伝えたほうが良いでしょう(笑)
パンはだいたい2種類
10年程前まではケバブ発祥地では2ユーロから食べられましたが、現在はインフレーションの関係で殆どが4ユーロ前後からとなっています。ミュンヘンでは5ユーロ弱が妥当な価格でしょうか。
パンにはトルティーヤ状のDürüm(ドラム)とピタパンのDoner (ドネル)の2種類あり、パン抜きも可能です。
普通にケバブをオーダーするとピタパンで出てきます。パン生地だけでおなか一杯になりたくない、と言う場合はDürüm(ドラム)でオーダーをしてみてください。薄い生地にケバブの中身を包んでくれるのでパン生地でおなか一杯になりすぎて中身を食べれなかった、ということはなくなるはずです。
野菜抜きも可能
トマトが嫌いな人、玉ねぎが嫌いな人はトマト抜き、玉ねぎ抜きののオーダーが出来ます。
私はかつて野菜不足解消に、よくお世話になっていました。その当時は1個3ユーロでしたので、それで葉野菜やトマト、そして蛋白源摂取と言うことで肉もたっぷりはいっていたケバブは命綱でした。
ミュンヘンでおすすめのケバブ屋「Royal Kebabhaus」
住所:Arnulfstr. 5, 80335 Munich
ミュンヘン中央駅近くなので、電車旅行の際のお供にもどうぞ。
ミュンヘンで食べられるドイツの王道グルメ2 カリーヴルスト
ケチャップにカレーがポイント
カレーソーセージという言葉を聞いたことはありますか。ドイツの料理かどうかよくわからない名称に感じるかもしれませんが、実はれっきとしたドイツの国民食です。カレーソーセージは焼きソーセージにカレー味のケチャップをたっぷりかけていただく、至ってシンプルな食べ物です。
基本的には焼きソーセージにケチャップとカレーパウダーをかける、もしくはカレー味のケチャップをかけるだけですが、最近お店によってソーセージそのものやソーセージの皮付き皮なし選択が出来たり、ソースの辛さもマイルドから激辛まで選べるなど変化を遂げています。
フライドポテト付き
ソーセージだけではなく、フライドポテトと一緒に食べると十分お腹が一杯になりますし、フライドポテトもこのソースととても相性が良いのでソーセージと一緒にフライドポテトもオーダーすることをおすすめします。
ミュンヘンで手軽に食べたい場合はヴィクトアリエンマルクトの屋台で販売していますし、ミュンヘン中央駅地上、地下鉄接続口の地下構内でも販売していますが、スナックという位置づけなので、基本的には持ち帰りのみです。
ミュンヘンでおすすめのカリーヴルスト屋「Pommes Freunde」
住所:Karlsplatz 1 Untergeschoss
店内で飲食可能ですが、常に混んでいるのでテーブル確保はあまり期待できません。
ミュンヘンで食べられるドイツの王道グルメ3 アイスクリーム(ジェラート)
ミュンヘンはドイツの南に位置し、スイスを挟んでいるものの、イタリアの影響を多大に受けている地域ですので、おいしいイタリアンジェラート屋(アイス屋)を見つけることが出来ます。
さらに健康やオーガニックに敏感なミュンヘンの人々には手作りアイス等がとても人気です。その中でも突出してミュンヘンの地元の人に人気なのが下記店舗です。
ミュンヘンでおすすめのアイス屋「True & 12 Handmade Ice Cream」
住所:Rosenheimer Str. 14, 81669 Munich
マリエン広場から少し離れているので、夏でしたら散歩がてらにイザーウ川を越え、アイスを買いに行き、川沿いでアイスを食べながら川辺で日光浴する地元の人達を眺めるのも面白いかもしれませんね。
ミュンヘンで食べられるドイツの王道グルメ4 Schmalznudel
ドイツのグルメ、というよりはどちらかというとミュンヘンに特化したグルメです。Schmalznudel という揚げパンなのですが、これが出来たてを食べるとやみつきになります。
冷めてしまうと私達日本人にとっては脂っこくなってしまい、あまり食指がすすみませんので、あくまでもできたてを店内で食べる、という位置づけにすることをおすすめします。
ミュンヘンでおすすめの揚げパン屋「Cafe Frischhut」
住所:Praelat-Zistl-Str. 8, 80331 Munich
ミュンヘンで食べられるドイツの王道グルメ5 ケーキ
ドイツではよくケーキが食べられています。
海外のケーキは甘すぎて大味だと思っている方、ドイツのケーキは意外にあっさりしていて想定以上においしいので、だまされたと思って食べてみて下さい。
ミュンヘンには沢山のおいしいケーキを提供しているカフェがありますが、旅行者に行き易いマリエン広場にあるカフェを下記の通りご紹介します。持ち帰りと店内で食べるケーキの値段は異なりますのでご注意下さい。
ミュンヘンでおすすめのケーキ屋「Cafe Rischart」
住所:Marienplatz 18, 80331 Munich
ミュンヘンで食べられるドイツの王道グルメ(おまけ)
念のためご案内しますが、ミュンヘンで有名な白ソーセージは午前中しか販売していません。かつ、屋台などで売ることは殆どありません。焼きソーセージとは異なり、鮮度を保つために朝作られたものを午前中までに販売するソーセージであることが理由のためです。
私は以前ミュンヘンを訪れたときにこのことを知らず、午後観光中にあちこちで白ソーセージはありませんか、と屋台やレストランで聞いて回っていました。
結局その日、白ソーセージを提供している場所は見つけられませんでした。
朝からソーセージ、ということお腹がもたれそうな気がしますが、思っているよりもあっさりしているソーセージですので是非試してみて下さい!