「南アフリカの治安はどれくらい悪いのか知りたい」
「ケープタウンで治安が悪いエリアや安全なエリアを教えてほしい」
「ヨハネスブルグの治安が良いエリアでホテルを取りたい」
南アフリカへの渡航を考えると、ケープタウンやヨハネスブルグの治安が心配になるのは当然です。
南アフリカは都市によって治安が大きく異なり、現地人も避ける治安が悪いエリアが存在しますが、ホテルを取るなら治安が良いエリアを選ぶことが安全な滞在のカギです。
この記事では、外務省海外安全ホームページと南アフリカ在住日本人の声をもとに、ケープタウン・ヨハネスブルグの治安情報や現地人が避けるべき危険エリア、ホテルを取るのにおすすめのエリアを解説します。
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南アフリカの治安概要
南アフリカは観光資源や経済発展で注目される一方、治安面では世界でも特に警戒が必要な国のひとつです。
ここでは南アフリカ全体の治安状況や犯罪の背景、特徴について詳しく解説します。
南アフリカ全体の治安状況
南アフリカでは凶悪犯罪の発生率が非常に高く、治安状況は極めて厳しいとされています。
外務省海外安全ホームページによると、2022年4月から2023年3月の1年間で犯罪発生件数は約183万件にのぼり、前年よりも7.9%増加しました。
特に殺人と殺人未遂の合計は52,625件と、日本の約60倍に達しています。
また、誘拐事件は1日あたり約42件発生しているという深刻な状況です。
このような背景から、南アフリカでは日本人を含む外国人も日常的に犯罪被害に遭うリスクが高いといえます。
犯罪発生率とその背景
南アフリカの治安悪化の背景には、経済的な格差や失業率の高さが大きく影響しています。
2025年現在でも失業率は30%を超え、若年層では50%を超える地域も存在します。
都市と地方、白人と黒人、富裕層と貧困層の格差が社会全体に根強く残り、「生きるために犯罪に走る」環境が日常化しています。
街中では高級住宅街とスラムが隣り合い、観光客が派手な服装や高価なカメラを持って歩くと「獲物」と見なされやすい現実があります。
犯罪の多くは生活苦やサバイバルの手段として行われている点も、南アフリカの治安の複雑さを象徴しています。
治安が悪いとされる主な都市
南アフリカの中でも特に治安が悪いとされる都市には、ヨハネスブルグ、ケープタウン、ダーバンなどが挙げられます。
これらの都市では殺人、強盗、窃盗、誘拐などの重大犯罪が頻発しており、観光地から少し外れるだけで治安レベルが大きく変化します。
特にヨハネスブルグのCBD(セントラルビジネスディストリクト)やタウンシップ(ソウェト、アレクサンドラ)などは犯罪発生率が極めて高く、現地在住者でも近づかないエリアです。
ケープタウンでもケープフラッツやウッドストック周辺などは危険とされています。
治安が良いとされる主な都市
一方で、南アフリカにも比較的治安が良いとされるエリアが存在します。
ヨハネスブルグのサントンやローズバンク、ケープタウンのウォーターフロント地区やシー・ポイントなどは、日中であれば比較的安全に過ごせる地域です。
ただし、これらのエリアでも夜間の一人歩きや油断は禁物です。
観光客は必ず現地の最新情報を確認し、安全なエリアを選ぶことが重要です。
南アフリカの治安に影響する社会的要因
南アフリカの治安は、経済格差や社会構造、歴史的背景など複数の要因が複雑に絡み合っています。
ここでは主な社会的要因について解説します。
経済格差と失業率
南アフリカは世界でも有数の経済格差社会であり、失業率の高さが犯罪発生の温床となっています。
特に若年層の失業率は50%を超える地域もあり、犯罪に手を染めざるを得ない状況が続いています。
また、物価の高騰や行政サービスの不足も国民の不満を高め、社会不安の要因となっています。
民族・人種間の問題
南アフリカは多民族国家であり、歴史的な人種差別や格差が現在も治安に影響を与えています。
白人と黒人、富裕層と貧困層の対立が根強く残り、社会全体の分断が犯罪の温床となっています。
また、11の公用語が存在し、言語の壁も治安リスクの一因です。
南アフリカでよくある犯罪の特徴
南アフリカで発生する犯罪にはいくつかの特徴があります。
観光客が巻き込まれやすい犯罪やその手口について解説します。
スリ・ひったくり
南アフリカではスリやひったくりが頻繁に発生しています。
特に観光地や人混みでは、複数人が協力して観光客を狙うケースが多いです。
バッグは体の前で持ち、ポケットの中身にも注意を払いましょう。
万が一スリやひったくりに遭遇した場合は、抵抗せずに貴重品を渡すことが生命の安全につながります。
強盗・武装犯罪
南アフリカでは強盗や武装犯罪も日常的に発生しています。
合法・違法を問わず銃器が広く出回っており、空き巣や侵入窃盗にも銃が使用されることが多いです。
信号待ちの車を狙ったカージャックや、車の窓ガラスを割って荷物を奪う「スマッシュ・アンド・グラブ」なども典型的な手口です。
高速道路ではスパイクを道路に置き、パンクした車を狙う強盗も報告されています。
詐欺・観光客を狙った犯罪
観光客を狙った詐欺やトラブルも多発しています。
偽の警官による職務質問や、偽タクシーによるぼったくり、ATM付近での詐欺などが代表例です。
現地で声をかけてくる人物には十分警戒し、正規のサービスを利用することが重要です。
治安対策の基本
南アフリカで安全に過ごすためには、最新の治安情報を入手し、現地での基本的な注意を徹底する必要があります。
外務省の安全情報の活用方法
外務省海外安全ホームページや在南アフリカ日本大使館の情報は必ずチェックしましょう。
危険エリアや犯罪手口、緊急連絡先など最新の情報が掲載されています。
渡航前だけでなく、滞在中も定期的に情報を確認することが重要です。
現地での基本的な注意点
・夜間の外出は極力控える
・人通りの少ない場所や路地裏には近づかない
・貴重品は分散して管理し、必要以上に持ち歩かない
・ATMは銀行内や人通りの多い場所を利用する
・ホテルや宿泊先のセキュリティを確認する
・正規のタクシーや配車アプリを利用する
・現地の治安情報や口コミを常にチェックする
南アフリカでは「自己防衛」が基本となります。
警察の機能が十分でない場合もあるため、常に警戒心を持ち、安全第一で行動しましょう。
ケープタウンで治安が良いおすすめ宿泊エリア
ケープタウンは南アフリカ有数の観光都市として人気がありますが、治安面では注意が必要なエリアが多く存在します。
ここでは、ケープタウンの治安概況と、旅行者が安心して宿泊できる治安が良いエリアについて詳しく解説します。
ケープタウンの治安概況
ケープタウンは国際的な観光都市でありながら、犯罪件数は南アフリカ国内の他の都市と比べても多い傾向があります。
窃盗や詐欺、車上狙いなどの犯罪が多発しており、特に市街中心地や駅周辺では注意が必要です。
ロングストリートやケープタウン駅周辺は、ひったくりやATM詐欺、車上荒らしが多発しているため、日中でも警戒が求められます。
また、週末や夜間は人通りが少なくなる場所も多いため、複数名での行動や、目立つ服装を避けることが大切です。
タウンシップと呼ばれる低所得者居住区(カイエリチャ、ググレツ、ニャンガなど)は、組織犯罪や暴力事件が多発しているため、観光目的でも立ち入らないようにしましょう。
治安が良いとされるエリア一覧
ケープタウンには、旅行者が比較的安心して宿泊できる治安が良いエリアも存在します。
ここでは代表的なおすすめエリアを紹介します。
ウォーターフロント地区
ウォーターフロント地区は、観光客に最も人気があり、警備体制もしっかりしています。
ショッピングモールやレストラン、ホテルが集まっており、昼夜問わず人通りが多いのが特徴です。
警察やセキュリティスタッフも多く配置されているため、ケープタウン初心者や女性にもおすすめのエリアです。
シー・ポイント
シー・ポイントは海沿いに位置し、リゾート感あふれる雰囲気が魅力です。
高級ホテルやアパートメントが多く、地元住民や観光客がジョギングや散歩を楽しむ姿も見られます。
夜間でも比較的人通りがあり、治安面でも安心感がありますが、油断は禁物です。
グリーンポイント
グリーンポイントはウォーターフロント地区からも近く、アクセスの良さが魅力です。
スタジアムやカフェ、ショップが点在しており、観光にも便利なロケーションです。
治安も比較的安定しているため、家族連れや長期滞在者にもおすすめです。
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宿泊エリア選びのポイント
ケープタウンで安全に滞在するためには、エリア選びが非常に重要です。
アクセスの良さや治安、夜間の雰囲気などを事前に確認しましょう。
アクセスの良さと安全性
公共交通機関を利用する場合は、ホテルから駅やバス停までの道のりが安全かどうかもチェックしましょう。
ウォーターフロントやグリーンポイントは、観光スポットへのアクセスが良く、タクシーや配車アプリも利用しやすいエリアです。
夜間の治安と移動手段
夜間はどのエリアでも一人歩きは避けるのが基本です。
移動にはUberやBoltなどの配車アプリを活用し、正規のタクシーを利用しましょう。
ホテル選びの際は、24時間対応のフロントやセキュリティ体制が整っているかも確認しておくと安心です。
ケープタウン在住日本人の口コミ
ケープタウン在住日本人によると、ウォーターフロント地区やシー・ポイントは観光客にも人気があり、実際にトラブルに巻き込まれるケースは少ないとの声が多いです。
一方で、ロングストリートや駅周辺では、昼間でもスリや詐欺に遭う可能性があるため、常に警戒心を持つことが大切だとアドバイスされています。
また、タウンシップや人通りの少ないエリアには絶対に近づかないよう強く推奨されています。
ケープタウンで安全に過ごすためにも、宿泊エリア選びと日々の防犯意識を徹底しましょう。
ヨハネスブルグで治安が良いおすすめ宿泊エリア
ヨハネスブルグは南アフリカ最大の都市であり、経済の中心地として多くのビジネス客や観光客が訪れます。
一方で、治安の悪さは世界的にも有名で、エリア選びを間違えると深刻なトラブルに巻き込まれるリスクがあります。
ここでは、ヨハネスブルグで安全に滞在できるおすすめの宿泊エリアと、その特徴について詳しく解説します。
ヨハネスブルグの治安概況
ヨハネスブルグは南アフリカ国内でも特に犯罪発生率が高い都市です。
殺人や強盗、車上荒らし、詐欺などの事件が日常的に発生しており、観光客やビジネス渡航者も被害に遭うケースが多く報告されています。
特にCBD(セントラルビジネスディストリクト)やヒルブロウ、アレクサンドラなどのエリアは、現地の住民でさえ日中の移動を避けるほど危険とされています。
一方で、都市の中には警備体制が整い、比較的安全に滞在できるエリアも存在します。
治安が良いとされるエリア一覧
ヨハネスブルグには、外国人や観光客が安心して宿泊できる治安の良いエリアが複数あります。
ここでは代表的な3つのエリアを紹介します。
サントン
サントンはヨハネスブルグの中でも最も治安が良いとされる高級エリアです。
高層ビルやショッピングモール、高級ホテルが立ち並び、警備員や監視カメラが至るところに設置されています。
ビジネス街としても有名で、国際的な企業のオフィスが集中しています。
ホテルの多くは24時間体制のセキュリティを備えており、夜間の外出も比較的安心できます。
また、サントン・シティやネルソン・マンデラ・スクエアなど観光やショッピングにも便利なスポットが揃っています。
ローズバンク
ローズバンクは、サントンに次ぐ人気の高級住宅街で、治安の良さとおしゃれな雰囲気が特徴です。
大型ショッピングモールやレストラン、カフェが充実しており、観光客や現地の富裕層にも人気があります。
駅からのアクセスも良く、ホテルやアパートメント型宿泊施設が多いのも魅力です。
警備員が常駐している施設が多く、夜間の移動も比較的安全とされています。
メルローズアーチ
メルローズアーチは、近年開発が進んだ新しい高級エリアで、治安面でも非常に高い評価を受けています。
エリア全体がゲートで囲まれており、出入り口には警備員が常駐しています。
ショッピングモールやレストラン、ホテルが一体となった複合施設が多く、徒歩での移動も安心です。
家族連れや女性の一人旅にもおすすめできるエリアです。
>ヨハネスブルグのおすすめホテル
宿泊エリア選びのポイント
ヨハネスブルグで安全な宿泊エリアを選ぶ際には、いくつかのポイントに注意が必要です。
交通の便と安全性
主要な観光地やビジネス街へのアクセスが良く、警備体制が整っているエリアを選びましょう。
サントンやローズバンク、メルローズアーチは、Gautrain(ハウトレイン)という高速鉄道の駅が近く、空港や市内中心部への移動も便利です。
タクシーや配車アプリ(Uber、Bolt)も安全に利用できるため、夜間の移動時にも安心感があります。
夜間の外出について
治安が良いとされるエリアでも、夜間の一人歩きは避けるのが基本です。
移動が必要な場合は、必ずホテルや信頼できる配車アプリを利用しましょう。
街灯の少ない道や人通りの少ない場所は避け、常に周囲に注意を払うことが大切です。
ヨハネスブルグ在住日本人の口コミ
ヨハネスブルグ在住日本人によると、サントンやローズバンク、メルローズアーチは警備体制がしっかりしており、実際にトラブルに巻き込まれるケースは少ないとの声が多いです。
一方で、CBDやヒルブロウなどの中心部は、昼間でも犯罪のリスクが高いため、観光や買い物の目的であっても立ち入らないよう強く勧められています。
また、ホテルの選択時には24時間対応のフロントやセキュリティが整っているかを必ず確認し、現地の最新情報を常にチェックすることが安全な滞在につながるとアドバイスされています。
ヨハネスブルグでの宿泊は、治安の良いエリアを選び、防犯意識を持って行動することが何よりも重要です。
南アフリカで現地人も避ける危険エリア
南アフリカには、現地の人々でさえ日常的に足を踏み入れない危険エリアが複数存在します。
観光客はもちろん、ビジネス渡航者や現地在住者も、これらの地域には絶対に近づかないことが推奨されています。
ここでは、ケープタウンやヨハネスブルグ、ダーバンなど主要都市の危険エリアとその特徴について詳しく解説します。
ケープタウンの危険エリア
ケープタウンには、犯罪発生率が非常に高いことで知られるエリアがいくつかあります。
ケープフラッツ
ケープフラッツは、ケープタウン郊外に広がるタウンシップ群の総称です。
ギャングの抗争や麻薬取引、強盗、殺人などの凶悪犯罪が日常的に発生しており、現地住民も極力近づかない地域とされています。
観光客が誤って足を踏み入れると、被害に遭うリスクが非常に高くなります。
タクシーや配車アプリでも、このエリアへの送迎を断られるケースが多いです。
ウッドストック周辺
ウッドストックは、中心部から近いものの、再開発エリアと治安の悪いエリアが混在しています。
一部のおしゃれなカフェやマーケット周辺は観光客にも人気ですが、路地裏や夜間は強盗やひったくり、麻薬取引が多発しているため注意が必要です。
現地在住日本人によると、ウッドストック駅周辺や人通りの少ない通りは特に危険度が高いとされています。

ヨハネスブルグの危険エリア
ヨハネスブルグにも、現地人が近づかない危険なエリアがいくつかあります。
ヒルブロウ
ヒルブロウは、ヨハネスブルグ中心部に位置する高層住宅地帯で、犯罪発生率が非常に高いことで有名です。
ギャングの抗争、麻薬売買、強盗、殺人などが頻発しており、昼夜を問わず近づかないことが鉄則です。
警察や救急車でさえ、単独では立ち入らないことがあるほど危険なエリアです。
CBD(セントラルビジネスディストリクト)
CBDはヨハネスブルグの中心業務地区ですが、近年は空きビルやスラム化が進み、犯罪の温床となっています。
日中でもスリや強盗、詐欺、違法な物売りなどが多発しており、観光や買い物の目的でも立ち入らないようにしましょう。
現地在住日本人によると、CBD内のバス停や駅周辺は特に危険度が高いとされています。

その他主要都市の危険エリア
南アフリカの他の主要都市にも、現地人が避けるべき危険エリアが存在します。
ダーバンの危険エリア
ダーバンのCBDやワリック・ジャンクション周辺は、強盗やスリ、麻薬取引が多発しているエリアです。
特に夜間は犯罪発生率が高く、地元の人も利用を避けることが多いです。
観光客はビーチ周辺やホテルエリア以外には近づかないようにしましょう。

危険エリアの特徴と注意点
南アフリカの危険エリアにはいくつか共通した特徴があります。
・ギャングや麻薬組織の活動が活発
・路地裏や空きビルが多く、夜間は人通りがほとんどない
・警察のパトロールが行き届いていない
・タクシーや配車アプリでも送迎を断られることがある
・現地住民も極力近づかない
危険エリアに誤って足を踏み入れないためには、事前に地図や現地の最新情報を確認し、現地の人やホテルスタッフに相談することが大切です。
また、スマートフォンの地図アプリで目的地を設定する際も、危険エリアを経由しないルートを選ぶようにしましょう。
南アフリカでは、危険エリアを避けることが安全な滞在の第一歩です。
南アフリカの治安と女性の一人旅・グループ旅行の注意点
南アフリカは多様な文化や自然が魅力ですが、女性の一人旅やグループ旅行では特に治安面での注意が必要です。
ここでは、女性旅行者が巻き込まれやすい犯罪の特徴や、安全に旅行するための具体策、実際の体験談とアドバイスを紹介します。
女性が巻き込まれやすい犯罪の特徴
南アフリカでは、女性を標的とした犯罪が発生しています。
スリやひったくりのほか、性的暴行やストーカー被害も報告されています。
特に夜間や人通りの少ない場所では、女性が狙われやすくなります。
また、タクシーや配車アプリを装った偽サービスによる誘拐や強盗も発生しています。
グループ旅行でも油断せず、常に周囲の状況に目を配ることが重要です。
安全に旅行するための具体策
女性旅行者が南アフリカで安全に過ごすためには、いくつかのポイントを押さえて行動することが大切です。
昼夜の行動パターン
昼間でも人通りの少ない道や裏通りは避け、できるだけ大通りや観光客の多い場所を選んで移動しましょう。
夜間の外出は極力控え、やむを得ない場合は信頼できる配車アプリ(UberやBolt)を利用し、単独行動を避けることが推奨されます。
ホテルや宿泊先への帰宅は明るいうちに済ませるのが理想です。
服装や持ち物の工夫
派手な服装や高価なアクセサリーは避け、現地の雰囲気になじむシンプルな服装を心がけましょう。
バッグは斜め掛けやリュックではなく、体の前で持てるものを選びます。
貴重品は分散して携帯し、パスポートや多額の現金はホテルのセーフティボックスに預けるのが安全です。
スマートフォンは必要な時以外は出さず、常に周囲に注意を払いましょう。
女性旅行者の体験談とアドバイス
南アフリカ在住や渡航経験のある日本人女性によると、ウォーターフロント地区やサントンなど治安が良いとされるエリアでも、夜間の一人歩きや油断は禁物だといいます。
また、現地の人やホテルスタッフに最新の治安情報を尋ねることで、危険なエリアや時間帯を避けられるケースが多いとのことです。
グループ旅行の場合も、全員が同じ行動をとり、はぐれないように注意しましょう。
現地で困ったときは、すぐにホテルや大使館、警察に連絡できるよう、緊急連絡先をスマートフォンに登録しておくと安心です。
女性旅行者は、常に防犯意識を持ち、無理をせず安全第一で行動することが南アフリカ旅行を楽しむポイントです。
南アフリカの治安と交通手段・移動時の注意点
南アフリカを旅行やビジネスで訪れる際、移動手段の選択は治安面で非常に重要なポイントとなります。
ここでは、公共交通機関やタクシー、レンタカーなど各種移動手段の安全性と注意点について詳しく解説します。
公共交通機関の安全性
南アフリカの主要都市にはバスや鉄道などの公共交通機関が整備されていますが、治安面で不安が残る場合が多いです。
ミニバスタクシー・バス
ミニバスタクシーは現地住民の足として広く利用されていますが、無許可営業や過積載、運転マナーの悪さが目立ちます。
車内でのスリや強盗、暴力事件も報告されており、観光客の利用は推奨されません。
都市間バスや長距離バスもありますが、バスターミナル周辺は犯罪が多発するため、利用時は十分な警戒が必要です。
鉄道・長距離バス
鉄道は通勤や通学に使われていますが、車内や駅構内でのスリや強盗、器物損壊が頻発しています。
特に夜間や人通りの少ない時間帯は危険度が高まるため、利用は日中に限定しましょう。
長距離バスは比較的安全なものもありますが、荷物の管理や乗降時の周囲への注意が欠かせません。
タクシー・配車アプリ利用時の注意点
タクシーや配車アプリは比較的安全な移動手段ですが、利用時にはいくつかの注意が必要です。
Uber・Boltの使い方
南アフリカではUberやBoltなどの配車アプリが普及しており、正規のタクシーよりも安全性が高いとされています。
アプリで車両情報やドライバーの顔写真、ナンバープレートを必ず確認し、乗車前に一致しているか確認しましょう。
配車アプリを使う際は、ホテルやショッピングモールの正面玄関など人目の多い場所で乗降するのが安全です。
車内ではドアをロックし、窓を開けすぎないようにしましょう。
現地在住日本人によると、UberやBoltは都市部では非常に便利で安心感があるという声が多いです。
レンタカー・自家用車利用時の注意点
南アフリカではレンタカーでの移動も一般的ですが、車を使う場合にも治安面でのリスクがあります。
カージャック対策
信号待ちや渋滞中に車を狙ったカージャックが多発しています。
車内にバッグやスマートフォンなどの貴重品を置かず、ドアと窓は必ずロックしましょう。
不審な人物が近づいてきた場合は、すぐに車を発進させるなどの対応が必要です。
夜間や人通りの少ない道路は避け、明るく交通量の多い道を選ぶことが安全につながります。
駐車場での注意点
ショッピングモールやレストランの駐車場でも、車上荒らしや窃盗が発生しています。
駐車する際は、警備員が常駐している場所や監視カメラが設置されたエリアを選びましょう。
車を離れる際は、必ず全ての荷物を持ち出し、車内に貴重品を残さないことが重要です。
現地の駐車場では「カーパークアテンダント」と呼ばれる案内人がいる場合がありますが、必ず公式の身分証を確認しましょう。
南アフリカでの移動は、常に周囲の安全を意識し、信頼できる手段を選ぶことが安全な旅の基本です。
南アフリカの治安まとめ
南アフリカは豊かな自然や多様な文化が魅力ですが、治安面では世界的にも注意が必要な国です。
旅行やビジネスで訪れる際は、常に最新の治安情報を確認し、危険エリアを避ける意識が重要となります。
南アフリカで安全に過ごすためのポイント
南アフリカで安全に滞在するためには、いくつかの基本的なポイントを押さえて行動することが大切です。
・夜間の外出や人通りの少ない場所への立ち入りは極力控える
・高価な持ち物や派手な服装は避け、現地になじむ格好を心がける
・貴重品は分散して管理し、必要以上に持ち歩かない
・ATMや公共交通機関の利用は日中の人通りが多い時間帯に限定する
・正規のタクシーや配車アプリ(Uber、Bolt)を利用し、不審な車両には乗らない
・ホテルや宿泊先のセキュリティ体制を事前に確認する
・現地の人やホテルスタッフから最新の治安情報を得る
これらのポイントを守ることで、犯罪被害のリスクを大きく減らすことができます。
最新の治安情報の入手方法
南アフリカの治安状況は日々変化しています。
外務省海外安全ホームページや在南アフリカ日本大使館の公式サイトでは、危険エリアや犯罪手口、緊急時の対応方法など最新情報が随時更新されています。
また、現地在住日本人の口コミやSNS、ホテルのフロントスタッフからもリアルタイムな情報を得ることができます。
渡航前だけでなく、現地滞在中も定期的に情報をチェックし、状況に応じて行動を調整しましょう。
南アフリカ旅行・滞在時の緊急連絡先一覧
南アフリカで万が一トラブルに巻き込まれた場合、すぐに連絡できるよう主要な緊急連絡先を控えておきましょう。
・警察:10111
・救急:10177
・在南アフリカ日本国大使館(プレトリア):+27-12-452-1500
・ケープタウン領事事務所:+27-21-425-1695
・ヨハネスブルグ領事事務所:+27-11-285-4700
・配車アプリ(Uber/Bolt):アプリ内の緊急ボタンやサポート機能を活用
緊急時には慌てず、安全な場所からこれらの連絡先に連絡し、指示を仰ぐことが大切です。
南アフリカでは「自分の身は自分で守る」という意識を持ち、慎重な行動を心がけることで、安全で充実した滞在を実現できます。
