こんにちは、世界新聞編集長です。
世界一周を含め、これまで40カ国以上を旅してきました。
クレジットカードは海外旅行中に欠かせないアイテムですが、同時にスキミングなどの犯罪リスクとも隣り合わせです。とくに初めて海外に行かれる方にとっては、こうしたトラブルを事前に知っておくことが、楽しい旅を守る第一歩となります。
この記事では、私自身の旅経験を元に、海外でのスキミング被害を防ぐ方法と、現地で役立つ防犯アイテムを詳しく解説します。
スキミングとは?知らぬ間に狙われるカード情報
スキミングとは、専用の読み取り機器を使って、他人のクレジットカードやキャッシュカードの情報を不正に読み取る犯罪です。
近年は非接触ICチップ(NFC)やRFIDといった技術が普及したことで、物理的にカードを盗らなくても情報が抜き取られてしまうケースもあります。
日本でも起きていますが、特に海外では注意が必要。人の出入りが多い観光地のATM、交通機関、カフェ、空港、そしてホテルなどがスキミングの“温床”です。
旅行者が気をつけるべきスキミングの具体例
- ATMに不審な装置(カード挿入口にカバーなど)が付いていた
- レストランで会計時にカードを奥に持って行かれた
- カフェでテーブルに置いた財布からカード情報を抜かれた
- スーツケースの中にある財布からでも電波でスキミングされた
スキミング犯は非常に巧妙です。日本人旅行者は狙われやすいとも言われており、油断は禁物です。
スキミング被害を防ぐための5つの実践テクニック
ICチップ付きカードを利用する
磁気ストライプのみのカードはスキミングの標的になりやすいです。ICチップ付きカードは情報を暗号化しているため、読み取りが難しく安全性が格段に高まります。古いカードをお持ちの場合は、早めの切り替えをおすすめします。
暗証番号を守る
ATMや店舗で暗証番号を入力する際は、手で隠すクセをつけましょう。犯人は肩越しに見たり、隠しカメラを使って番号を盗み見るケースもあります。また、誕生日や電話番号など“推測しやすい番号”は絶対に避けましょう。
スキミング防止グッズを活用する
スキミング防止カードやRFIDブロック付きの財布・パスポートケースの利用が有効です。防止カードは通常のカードと同じサイズで、財布に一緒に入れておくだけ。パスポートケースやセキュリティポーチも、海外旅行ではむしろ必需品です。
カードの利用通知をオンにする
カード会社のアプリやメールで、利用通知をリアルタイムで受け取れるよう設定しておきましょう。不正利用があってもすぐに気づくことができ、早めの対応が可能です。
カードは複数枚、分散して持つ
カードは1枚だけでなく、2枚以上持っておきましょう。1枚はメイン用、もう1枚は非常用としてマネーベルトやスーツケースなど、別の場所に保管します。非常用カードがあるだけで安心感が違います。
スキミングに遭ってしまったら?
万が一、スキミングに遭ってしまった場合の対応は以下の通りです。
- カード会社にすぐに連絡してカードを停止
- 警察に盗難(被害)届を出して証明書をもらう
- 海外旅行保険やクレジットカード付帯保険の申請
スキミングの被害は、保険で補償されることもあります。特にカード付帯保険の「不正利用補償」などがあるか事前に確認しておくと安心です。
編集長おすすめ!海外旅行に持って行くべきアイテム
- スキミング防止カード(RFID/NFC対応)
- RFID対応パスポートケース
- セキュリティポーチ(マネーベルト型)
- 複数ブランドのクレジットカード(VISA+Masterなど)
- 利用通知機能があるクレジットカードアプリ
とくに「現金は最小限、クレカで管理」が安全対策として有効です。万が一現金を盗まれても、カードさえ無事ならなんとかなります。
まとめ:旅の安心は“事前準備”で決まる
スキミング被害は、誰にでも起こり得るトラブルです。ですが、ちょっとした注意と準備で多くのリスクは回避できます。
今回ご紹介した内容は、いずれも「旅慣れた人が実際にやっていること」です。初心者こそ、こうしたテクニックを事前に身につけて、安全で快適な海外旅行を楽しんでください。
“安全あっての冒険”。
ぜひ、あなたの旅が素晴らしい体験となるよう、この記事が参考になれば嬉しいです!