【上海治安まとめ】ホテルをとるべき治安のよいエリアと現地人が避ける危険エリア

「上海の治安が気になる。治安が悪いエリアや良いエリアを知りたい」

「上海でホテルを取るなら、どのエリアが安全なのか知りたい」

「現地の人が避ける上海の治安が悪いエリアを具体的に知りたい」

上海は中国の中でも治安が良いとされていますが、観光や出張で初めて訪れる場合、どこにホテルを取れば安心できるのか、またどのエリアは避けるべきか迷うことも多いはずです。

上海で治安が良いエリアは淮海路・新天地エリアや陸家嘴金融貿易区、古北・虹橋エリアなどで、警備や街灯が整備されており、女性の一人歩きや家族連れにもおすすめです。

一方で、南京東路や外灘、豫園商城周辺、東昌路、龍陽路駅といった観光客が集まるエリアはスリや詐欺、ぼったくりなどの軽犯罪が多発しており、現地の人も夜間の一人歩きは避ける傾向があります。

この記事では、外務省海外安全ホームページと上海在住日本人の声をもとに、上海の治安情報や現地で注意すべきポイント、ホテルを取るのにおすすめのエリア、避けるべき治安が悪いエリアを詳しく解説します。

上海のおすすめ滞在エリア:

>淮海路周辺のおすすめホテル

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上海でホテルをとるべき治安の良いエリア

上海で安心して滞在できるエリアを知ることは、初めて訪れる人にとって非常に重要です。

特にホテル選びでは、治安の良いエリアを選ぶことで、旅行や出張をより安全に、快適に過ごすことができます。

ここでは、外務省海外安全ホームページや上海在住日本人の声を参考に、治安が良いとされる代表的なエリアを具体的に紹介します。

淮海路・新天地エリアの特徴と治安状況

淮海路・新天地エリアは、上海市内でも特に治安が良いとされるエリアのひとつです。

高級ブティックや洗練されたレストランが並び、街全体が明るく、夜間でも安心して歩ける雰囲気があります。

・24時間体制の警備員が巡回している

・街頭防犯カメラが多く設置されている

・多くの外国人が居住しており、英語の案内表示も充実している

・人通りが多く、女性一人でも安心して散策できる

新天地は特に観光客やビジネスマンに人気で、カフェやバーも多く、夜遅くまで賑わっています。

このエリアのホテルは、セキュリティもしっかりしており、フロントスタッフも英語対応が可能な場合が多いです。

上海在住日本人によると、「初めての上海でも新天地エリアなら安心して泊まれる」という声が多く聞かれます。

>淮海路周辺のおすすめホテル

陸家嘴金融貿易区の安全性と利便性

陸家嘴金融貿易区は、上海を代表するビジネス街であり、治安の良さでも知られています。

高層ビルが立ち並び、国際企業のオフィスが集中しているため、警備体制が非常に厳重です。

・警備員が常駐している

・最新のセキュリティシステムを導入したビルが多い

・地下鉄やバスなど公共交通機関が充実している

・観光客や外国人ビジネスマンも多く利用する

このエリアは、観光やビジネスの拠点としても便利で、ショッピングモールやレストランも豊富です。

夜間も人通りがあり、女性や家族連れでも安心して過ごせる環境が整っています。

上海在住日本人の間でも、「陸家嘴は夜遅くでも安心して歩ける」との評価が高いです。

>陸家嘴金融貿易区周辺のおすすめホテル

古北・虹橋エリアの日本人に人気の理由

古北・虹橋エリアは、多くの日本人や外国人が居住する高級住宅地として有名です。

このエリアは日本人学校や日系スーパー、クリニック、レストランが揃っており、生活環境が非常に整っています。

・警備員が配置された住宅地が多い

・インターナショナルスクールや外国人向けスーパーが充実

・地域コミュニティの結びつきが強い

・公園や広場も整備されており、家族連れでも安心

虹橋エリアは国際空港にも近く、出張や旅行の拠点としても便利です。

古北エリアは日本人向けのサービスが多く、初めて上海に住む日本人にも安心感があります。

上海在住日本人によると、「古北や虹橋なら日本語が通じる場面も多く、困ったときも安心」という意見が多く寄せられています。

>虹橋周辺のおすすめホテル

静安寺・南京西路エリアの治安と利便性

静安寺・南京西路エリアも、治安の良さで知られるおすすめのエリアです。

この地域は高級ホテルやショッピングモールが多く、観光やショッピングの拠点として人気があります。

・地下鉄2号線、7号線、12号線、13号線が利用できる

・高級ホテルが集まっている

・夜遅くまで営業しているレストランやカフェが多い

・人通りが多く、夜間も安心して歩ける

静安寺エリアは空港へのアクセスも良く、観光やビジネスの両方に適した立地です。

南京西路エリアは落ち着いた雰囲気があり、女性の一人旅や家族旅行にも適しています。

上海在住日本人の口コミでは、「静安寺周辺は便利で治安も良く、女性でも安心して滞在できる」といった声が多く見られます。

治安が良いエリアでのホテル選びのポイント

治安が良いエリアでホテルを選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえておくとより安心です。

・エントランスにセキュリティゲートがある

・エレベーターはルームキーが必要

・フロントが24時間対応している

・ホテル周辺にコンビニや大型スーパーがある

・夜間も人通りが多く、明るい通りに面している

また、ホテルの口コミや評価も参考にし、実際に宿泊した人の体験談をチェックすることも重要です。

上海在住日本人によると、「ホテル選びでは立地とセキュリティを最優先にすることが大切」とのアドバイスが多く寄せられています。

ホテル周辺の利便性も重視

治安だけでなく、ホテル周辺の利便性も滞在の快適さに直結します。

・最寄り駅まで徒歩圏内か

・レストランやカフェ、ショッピングモールが近くにあるか

・タクシーや公共交通機関の利用が便利か

これらの条件を満たすエリアでホテルを選ぶことで、上海での滞在がより安全で快適なものになります。

外務省海外安全ホームページの最新情報を確認

渡航前には、外務省海外安全ホームページで最新の治安情報を必ず確認しましょう。

現地の状況は日々変化するため、最新の情報を把握しておくことが安全な滞在につながります。

また、現地でトラブルに遭った場合には、在上海日本国総領事館や現地警察に速やかに相談することが重要です。

まとめ:上海で安心してホテルを選ぶために

上海でホテルをとるなら、淮海路・新天地エリア、陸家嘴金融貿易区、古北・虹橋エリア、静安寺・南京西路エリアなど、治安が良いとされるエリアを選ぶことが最も安全です。

これらのエリアは警備体制や利便性が高く、初めての上海でも安心して滞在できます。

ホテル選びでは、立地やセキュリティ、周辺の利便性を重視し、最新の治安情報を確認することが大切です。

上海在住日本人や外務省海外安全ホームページの情報を活用し、安全で快適な上海滞在を実現しましょう。

上海で現地人が避ける治安が悪いエリア

上海は中国の中でも比較的治安が良い都市として知られていますが、観光客や出張者が特に注意すべき「治安が悪いエリア」も存在します。

ここでは、外務省海外安全ホームページや在上海日本国総領事館、上海在住日本人の声をもとに、現地の人も警戒する具体的なエリアとその特徴、被害事例、対策について詳しく解説します。

南京東路・外灘周辺の犯罪傾向と注意点

南京東路は上海を代表する繁華街であり、外灘は美しい夜景で有名な観光名所です。

両エリアとも観光客が非常に多く集まるため、スリや置き引き、詐欺、ぼったくりなどの被害が多発しています。

・南京東路では夜間の客引きやスリ、置き引きが多い

・外灘周辺では写真撮影中の観光客を狙ったスリや置き引きが多い

・「カラオケ詐欺」や「お茶館詐欺」など、見知らぬ人に誘われて高額請求される事例が報告されている

・日本語や英語で親しげに話しかけてくる詐欺師も多い

在上海日本国総領事館によると、南京東路や外灘では「中国人女性から食事に誘われ、付いていったところで法外な料金を請求される」「マッサージ店や飲食店で暴力や脅迫を受ける」といった深刻な被害も発生しています。

バッグは必ず前で持ち、写真撮影時も荷物から目を離さない、夜間の一人歩きを避けるなどの対策が必要です。

ぼったくり・詐欺の手口と対策

南京東路や外灘周辺では、特に以下のような詐欺やぼったくりの手口が報告されています。

・「お茶館詐欺」:親しげに話しかけてきた現地人にお茶館やバーに誘われ、高額な料金を請求される

・「カラオケ詐欺」:カラオケや飲食店に誘われ、勝手に高額な注文をされる

・「写真撮影詐欺」:カメラやスマートフォンで写真撮影を頼まれた後、トラブルに巻き込まれる

・「寸借詐欺」:財布をなくしたと偽り、お金を借りたいと近づいてくる

見知らぬ人からの誘いには決して応じず、怪しいと感じたらすぐにその場を離れることが大切です。

豫園商城周辺で多発するトラブル事例

豫園商城は日本人観光客にも人気の歴史ある商業施設ですが、スリや置き引き、偽ブランド品の押し売り、ぼったくり商法が多発するエリアでもあります。

・混雑時はスリや置き引きが特に多い

・偽ブランド品や粗悪品の押し売りがある

・「正規店」と表示されていない店舗での買い物は避ける

・外貨両替所周辺では、両替後に詐欺師が声をかけてくる事例もある

上海在住日本人によると、豫園商城で「シャッターを押して」と頼まれた後、中国茶館に誘われ高額請求される詐欺が繰り返し発生しています。

また、外貨両替所を出た直後に日本語や英語で話しかけてくる人物には特に注意が必要です。

豫園商城周辺での防犯対策

・バッグや財布は必ず身体の前で持つ

・現金は分散して持つ

・路上での商品購入や両替は避ける

・見知らぬ人にカメラやスマートフォンを渡さない

・「旅行者ですか?」など親しげな声がけには警戒する

混雑時は特に警戒を強め、貴重品から目を離さないようにしましょう。

東昌路・龍陽路駅周辺のリスクと対策

東昌路駅と龍陽路駅周辺は、地元上海人も警戒するスリや強盗多発エリアです。

特に夜間や人通りが少なくなる時間帯は、犯罪のリスクが高まります。

・東昌路駅周辺は夜の一人歩きが厳禁

・グループや子供によるスリ、ひったくりが多い

・龍陽路駅は浦東国際空港からのリニアモーターカー到着駅で、観光客が多く利用する

・龍陽路駅前にはタクシーの客引きが多く、白タクや悪質タクシーによるぼったくり被害が多発

正規のタクシー乗り場を利用し、声をかけてくるタクシーには絶対に乗らないことが重要です。

また、赤やエンジ色のタクシーは避け、水色や白色のタクシーを利用するのが比較的安全とされています。

上海駅・人民広場・七浦路などその他の注意エリア

・上海火車站(上海駅)周辺はスリや物乞いが多く、雰囲気も良くありません

・人民広場駅構内や七浦路の歩道橋上もスリ多発エリア

・漕宝路駅周辺、赤峰路と曲陽路の交差点周辺も現地人が警戒するエリア

これらの場所では、目的地を事前に把握し、長時間その場に留まらないことが大切です。

夜間や閑散とした時間帯は特に注意しましょう。

治安が悪いエリアでの具体的な被害例

上海の治安が悪いエリアでは、実際に以下のような被害が報告されています。

・南京東路や外灘でのスリや置き引き被害

・豫園商城での偽ブランド品の押し売り、ぼったくり被害

・東昌路駅や龍陽路駅周辺でのひったくり、強盗、悪質タクシーによる高額請求

・上海駅周辺での物乞いやスリ、ホームレスとのトラブル

・寸借詐欺や写真撮影詐欺など、観光客を狙った巧妙な詐欺

上海在住日本人によると、「知らない人に話しかけられたら絶対についていかない」「夜間の一人歩きは避ける」「正規のタクシー乗り場以外は利用しない」といった基本的な防犯意識が非常に重要です。

現地でトラブルに遭った場合の対応

・トラブルに遭った場合は、すぐにその場を離れる

・必要に応じて警察(110)や在上海日本国総領事館へ連絡する

・現地の防犯アプリや地図アプリを活用し、安全なルートを選ぶ

・ホテルのフロントや現地の知人にも相談する

上海の治安が悪いエリアでは、観光客や出張者がターゲットになりやすいため、常に警戒を怠らないことが大切です。

事前に危険エリアを把握し、必要な対策を講じることで、安心して上海を楽しむことができます。

上海のおすすめ滞在エリア:

>淮海路周辺のおすすめホテル

上海の治安事情と犯罪発生の傾向

上海は中国の中でも治安が良い都市として知られていますが、都市の規模や人口の多さゆえ、観光客や出張者が巻き込まれるトラブルや犯罪も少なくありません。

ここでは、外務省海外安全ホームページや現地の最新情報をもとに、上海の治安の現状、犯罪発生の傾向、実際の被害事例について詳しく解説します。

外務省海外安全ホームページによる最新治安情報

外務省海外安全ホームページによると、上海は中国の主要都市の中でも特に治安が安定しているとされています。

中国全体でみると、2023年の刑事事件の立件数は約449万件と、人口に対しては決して高い割合ではありません。

ただし、上海のような大都市では、観光客を狙ったスリや置き引き、詐欺、ぼったくりなどの軽犯罪が多発しています。

・主な被害はスリ、置き引き、詐欺、ぼったくり

・空港、駅、繁華街、レストラン、タクシー、長距離バス、列車などで被害が報告されている

・日本人被害者の多くは、手荷物から目を離した隙に盗難に遭っている

また、夜間の一人歩きや、見知らぬ人からの誘いに応じたことでトラブルに巻き込まれるケースも目立ちます。

犯罪発生が多い場所の特徴

犯罪が多発する場所には共通点があります。

・南京東路や外灘などの観光地や繁華街

・豫園商城、七浦路などのショッピングエリア

・上海浦東国際空港、虹橋国際空港、龍陽路駅などの大型交通拠点

・満員電車やバスターミナル

・ATMや両替所

これらの場所では、観光客が多く集まり、注意が散漫になりやすいため、犯罪者にとって格好のターゲットとなっています。

上海在住日本人が感じる治安の変化

上海在住日本人によると、近年は警備体制や監視カメラの増設により、街全体の治安は向上しています。

特に治安が良いとされる淮海路・新天地エリアや陸家嘴金融貿易区、古北・虹橋エリアでは、警備員の巡回や防犯カメラの設置が徹底されています。

一方で、観光客が多い南京東路や外灘、豫園商城などでは、スリや置き引き、詐欺の被害が依然として多い状況です。

・「以前よりも警察の巡回が増え、夜間も安心感がある」

・「観光地では日本語で話しかけてくる詐欺師が増えている」

・「レストランやカフェでも荷物から目を離さないようにしている」

このように、エリアによって治安状況には差があるため、現地の最新情報を常に確認することが重要です。

日本人が巻き込まれやすい犯罪の傾向

日本人観光客や出張者が巻き込まれる犯罪には、いくつかの傾向があります。

・置き引きやスリ:レストランやカフェ、地下鉄、観光地で多発

・詐欺:日本語や英語で親しげに話しかけてくる人物による「お茶館詐欺」「カラオケ詐欺」「寸借詐欺」など

・ぼったくり:タクシーや飲食店、土産物店での高額請求

・強盗や暴行:夜間の人通りが少ない場所や、ホテル周辺での被害

特に、夜間の一人歩きや、見知らぬ人からの誘いには十分な警戒が必要です。

犯罪発生が多い時間帯や場所の傾向

犯罪が発生しやすい時間帯や場所を把握しておくことは、被害を防ぐうえで非常に重要です。

・夜間(特に22時以降)は犯罪発生率が高まる

・人通りが少ない裏通りや、照明の少ない場所は危険

・イベントや祭りなどで人が多く集まる時期はスリや置き引きが増加

・ATMや両替所、空港、駅などでは荷物から目を離さない

また、出張中の日本人男性が夜間にホテルから一人で外出し、複数の男に襲われて現金やクレジットカードを奪われる事件も報告されています。

実際の被害事例とその対策

上海で報告されている日本人被害事例には、以下のようなものがあります。

・レストランで食事中に、椅子にかけた上着のポケットから財布を抜き取られる

・地下鉄やバスで、背後からバッグを開けられて貴重品を盗まれる

・「日本語を勉強している」と声をかけられ、飲食店で高額請求される

・ホテル周辺で複数の男に襲われ、車に連れ込まれて現金を奪われる

これらの被害を防ぐためには、常に貴重品を身につけ、見知らぬ人の誘いには乗らない、夜間の一人歩きを避けるなどの基本的な防犯意識が不可欠です。

緊急時に役立つ連絡先

上海でトラブルに遭遇した場合、すぐに警察や在上海日本国総領事館へ連絡しましょう。

・警察:110

・消防署:119

・救急車:120

・交通事故:122

・在上海日本国総領事館:TEL (86-21) 6278-0788

また、現地の防犯アプリや地図アプリを活用し、安全なルートを選ぶことも大切です。

まとめ:上海の治安傾向を理解し、リスクを最小限に

上海は全体として治安が良い都市ですが、観光客や出張者はスリや置き引き、詐欺、ぼったくりなどの軽犯罪に十分注意する必要があります。

外務省海外安全ホームページや現地の最新情報を活用し、犯罪が多発する場所や時間帯を把握することで、リスクを最小限に抑えることができます。

現地での防犯意識を高め、安全で快適な上海滞在を実現しましょう。

上海で安全に滞在するための防犯対策

上海は中国の中でも治安が良い都市とされていますが、観光客や出張者が被害に遭うケースは決して少なくありません。

スリや置き引き、詐欺、ぼったくりなど、旅行者を狙った犯罪は日常的に発生しています。

ここでは、上海で安全に過ごすための具体的な防犯対策や、現地で役立つ知識・注意点を詳しく解説します。

スリ・置き引き・詐欺への具体的な対策

上海で最も多い犯罪はスリと置き引きです。

特に南京東路や外灘、豫園商城などの観光地や、空港・駅・バスターミナルといった人が多く集まる場所で被害が多発しています。

・バッグは必ず前で持つ

・リュックは背負わず、体の前で抱える

・財布やスマートフォンは外から見えない内ポケットに入れる

・現金は少額ずつ分散して持つ

・パスポートはコピーを持ち歩き、原本はホテルのセーフティボックスに保管する

・写真撮影時も荷物から目を離さない

・混雑時はバッグのチャックが閉まっているかこまめに確認する

また、見知らぬ人から「お茶館に行こう」「英語を練習したい」「写真を撮ってほしい」などと声をかけられても、安易についていかないことが重要です。

詐欺の手口には「お茶館詐欺」「カラオケ詐欺」「寸借詐欺」などがあり、親しげに話しかけてきた相手に誘われて高額な料金を請求される被害が報告されています。

ぼったくりや押し売りへの対応

上海ではタクシーや飲食店、土産物店でのぼったくりや、偽ブランド品の押し売りも多く発生しています。

・正規のタクシー乗り場を利用する

・メーターのない「白タク」には絶対に乗らない

・飲食店やマッサージ店は事前に価格を確認し、口コミや評判を調べる

・土産物は正規店で購入し、路上での購入は避ける

・しつこい客引きには「不要(ブーヤオ)」ときっぱり断る

在上海日本国総領事館によると、「安く飲める」「見るだけでいい」などと声をかけられ、ついて行った先で暴力を受けて高額請求される事例も報告されています。

見知らぬ人の誘いには決して応じないようにしましょう。

タクシー・交通機関利用時の注意点

上海での移動にはタクシーが便利ですが、トラブルを避けるためには注意が必要です。

・白タク(無認可タクシー)には乗らない

・車内にメーターがついているか必ず確認する

・乗車時にメーターを下ろしてもらうよう伝える

・行き先は交差する2つの通り名で伝える

・明らかに遠回りされている場合は地図アプリで確認し、運転手に伝える

・乗車中は寝ない

・運転が荒い場合は「慢一点(マンイーディエン)」と伝えてスピードを落としてもらう

また、最近では配車アプリ「滴滴出行(DiDi)」も普及していますが、初めての旅行者はメーター付きの正規タクシーを利用するのが無難です。

公共交通機関では、地下鉄やバスの中でもスリが多発しています。

・荷物は常に体の前で持つ

・座席に荷物を置いたまま離れない

・混雑時は特に警戒を強める

交通系アプリや地図アプリの活用

上海では、現地の交通系アプリや地図アプリを活用することで、安全かつ効率的に移動できます。

・「百度地図」「高徳地図」などの地図アプリは日本語対応もあり、道に迷った際にも役立ちます

・配車アプリ「DiDi」は中国語ができなくても利用可能

・eSIMや現地SIMカードを利用して、常に通信環境を確保しておく

これらのアプリを事前にダウンロードしておくと、現地でのトラブル回避に役立ちます。

女性・家族連れ・単身者向けの安全アドバイス

女性や子連れ、単身での渡航者は、特に夜間や人通りの少ない場所での行動に注意が必要です。

・夜間の一人歩きは避ける

・明るく人通りの多いエリアを選んで行動する

・ホテルは治安が良いエリアに予約する

・子供から目を離さない

・女性専用車両やトイレを利用する

・不審者に声をかけられても相手にしない

上海在住日本人によると、「夜遅くにタクシーや地下鉄を利用する場合は、必ず友人や家族に連絡しておく」「ホテルのフロントに目的地や帰宅予定時間を伝えておく」などの工夫が有効です。

防犯グッズや便利アイテム

・防犯ブザー

・セキュリティーポーチ

・南京錠やワイヤーロック

・パスポートケース

・現地で使える翻訳アプリ

これらのアイテムを活用することで、犯罪の抑止や万一の際の対応がしやすくなります。

緊急時に役立つ連絡先とアプリ情報

トラブルや犯罪被害に遭った場合は、すぐに現地の警察や日本国総領事館に連絡しましょう。

・警察:110

・消防:119

・救急車:120

・交通事故:122

・在上海日本国総領事館:TEL (86-21) 6278-0788

また、外務省の「たびレジ」に登録しておくことで、現地の最新安全情報を日本語で受け取ることができます。

現地で使える防犯アプリや地図アプリも、トラブル時の連絡や位置情報の共有に役立ちます。

通信手段の確保と情報収集

・eSIMや現地SIMカードを事前に用意する

・WeChatやAlipayなどの決済アプリを使えるようにしておく

・外務省海外安全ホームページや領事館の情報ページをブックマークしておく

これらの準備をしておけば、緊急時でも迅速に対応できます。

まとめ:自分の身は自分で守る意識を

上海で安全に滞在するためには、基本的な防犯対策を徹底し、常に周囲の状況に注意を払うことが大切です。

貴重品の管理、見知らぬ人への警戒、正規の交通機関の利用、緊急時の連絡先の把握など、日常的な意識と準備がトラブル回避につながります。

現地での安全情報を常に確認し、自分の身は自分で守るという意識を忘れずに行動しましょう。

上海の治安に関するよくある質問と現地のリアルな声

上海は中国の中でも治安が良い都市として知られていますが、初めて訪れる日本人や長期滞在者にとっては、現地のリアルな治安状況やトラブル対策についての疑問や不安が尽きません。

ここでは、よくある質問とその回答、さらに現地在住日本人の体験談やアドバイスを交え、上海で安全に過ごすためのヒントを詳しく解説します。

初めて上海を訪れる人の疑問

上海を初めて訪れる人からは、治安に関してさまざまな質問が寄せられます。

代表的な質問とその回答を紹介します。

Q1. 上海は日本と比べて危険ですか?

A: 上海は中国の主要都市の中でも特に治安が良く、基本的に安全です。

ただし、日本に比べるとスリや置き引きなどの軽犯罪は多いので、貴重品の管理には十分注意しましょう。

観光地や繁華街では、特に警戒が必要です。

Q2. 夜の一人歩きは危険ですか?

A: 夜間、特に人通りの少ない場所での一人歩きは避けることをおすすめします。

タクシーや配車アプリを利用し、複数人での行動を心がけましょう。

深夜の移動はトラブルに巻き込まれるリスクが高まります。

Q3. 飲食店での食事は安全ですか?

A: 観光客向けの飲食店や高級レストランは基本的に安全です。

ただし、路上の屋台や極端に安価な店舗では衛生面に不安がある場合もあります。

評価の高い店や現地在住者に評判を聞いて選ぶのが安心です。

Q4. スマートフォンは安全に使えますか?

A: 基本的に安全ですが、路上で歩きながらスマートフォンを使用するのはスリや置き引きのターゲットになりやすいので避けましょう。

また、公共Wi-Fiの利用時はセキュリティに注意し、重要な情報の送受信は控えるのが無難です。

上海在住日本人の体験談とアドバイス

現地で実際に生活している日本人の声は、旅行者や短期滞在者にとって非常に参考になります。

上海在住日本人によると、以下のような体験やアドバイスが多く寄せられています。

・「南京東路や外灘では、見知らぬ人から日本語で話しかけられることがよくあるが、詐欺や客引きが多いので絶対についていかない」

・「豫園商城では混雑時にスリが多発するので、バッグは前で持ち、現金は複数の場所に分けて持つようにしている」

・「夜遅くにタクシーを利用する場合は、正規のタクシー乗り場から乗ることを徹底している」

・「飲食店やカフェでも、荷物は椅子にかけず、常に自分の足元や膝の上に置くようにしている」

・「パスポートや現金はセーフティボックスに保管し、外出時はコピーを持ち歩く」

このような体験談からも、日常的な防犯意識と慎重な行動が、トラブル回避につながることが分かります。

現地で役立つ防犯のコツ

・見知らぬ人に話しかけられても、安易に応じない

・混雑した場所では、バッグや財布の管理を徹底する

・夜間の外出はなるべく控え、移動はタクシーや配車アプリを利用する

・現地の緊急連絡先や日本国総領事館の番号をメモしておく

・パスポートのコピーや写真をスマートフォンに保存しておく

これらのコツを意識するだけで、上海での滞在が格段に安全になります。

外務省や現地警察への相談方法

トラブルや犯罪被害に遭遇した場合、速やかに現地の警察や日本国総領事館に連絡しましょう。

上海の主な緊急連絡先は以下の通りです。

・警察(公安):110

・消防:119

・救急:120

・交通事故:122

・在上海日本国総領事館:021-5257-4766(代表)

パスポートの紛失や盗難に遭った場合も、すぐに日本国総領事館へ連絡し、再発行の手続きを進めましょう。

また、外務省の「たびレジ」に登録しておくことで、現地の最新安全情報を日本語で受け取ることができます。

トラブル時の具体的な対処法

・被害に遭った現場からすぐに離れる

・警察や領事館に状況を説明し、指示を仰ぐ

・ホテルのフロントや現地の知人にも相談する

・現地の防犯アプリや地図アプリを活用し、安全なルートを確保する

・必要に応じて通訳サービスを利用する

現地で冷静に対応することが、被害の拡大を防ぐポイントです。

上海での生活や旅行に役立つQ&Aまとめ

上海は治安が良い都市ではありますが、日本とは異なるリスクや注意点が存在します。

現地在住日本人や外務省の最新情報を参考にし、日頃から防犯意識を高めて行動することが大切です。

「自分は大丈夫」と油断せず、現地のルールやマナーを守って、安全で快適な上海滞在を実現しましょう。

まとめ:上海の治安状況を理解して快適な滞在を

上海は中国の中でも特に治安が良い都市として広く認識されていますが、観光やビジネスで訪れる日本人が被害に遭うケースも実際に報告されています。

ここでは、記事全体の要点を整理し、上海で安全に過ごすためのポイントと注意事項を改めてまとめます。

上海の治安は安定しているが油断は禁物

2025年現在、外務省海外安全ホームページによれば、上海を含む中国の大都市圏では渡航制限や危険レベルの引き上げは行われておらず、全体として治安は安定しています。

しかし、凶悪事件が全くないわけではなく、近年も他都市で日本人が被害に遭う事件が発生しています。

上海でも、夜間の一人歩きや見知らぬ人からの誘い、繁華街や観光地でのスリや置き引き、詐欺には十分な警戒が必要です。

治安が良いエリア・悪いエリアの特徴

治安が良いエリアとしては、淮海路・新天地エリア、陸家嘴金融貿易区、古北・虹橋エリアなどが挙げられます。

これらの地域は警備体制が充実し、外国人や現地の富裕層も多く、夜間でも比較的安心して過ごせます2

一方で、南京東路や外灘、豫園商城周辺、龍陽路駅などはスリや置き引き、詐欺、ぼったくりの被害が多発しており、現地の人も夜間の一人歩きを避ける傾向があります。

日本人が巻き込まれやすい犯罪とその対策

上海で日本人が被害に遭いやすい犯罪は、スリや置き引き、詐欺、ぼったくりが中心です。

・レストランやカフェでの荷物の置き引き

・地下鉄や空港、駅でのスリ

・「日本語を勉強している」などと声をかけられての詐欺

・正規でないタクシーや飲食店での高額請求

これらの被害を防ぐためには、貴重品の管理を徹底し、見知らぬ人からの誘いには乗らない、夜間の一人歩きを避ける、正規のサービスを利用するなど、基本的な防犯意識を持つことが重要です。

現地でのトラブル対応と役立つ連絡先

万が一トラブルに巻き込まれた場合は、すぐに現場を離れ、警察(110)や在上海日本国総領事館(TEL 86-21-6278-0788)に連絡しましょう。

また、「たびレジ」などの安全情報サービスに登録しておくことで、現地の最新情報を受け取ることができます。

上海で安全に過ごすための総合的なアドバイス

・危険なエリアや夜間の一人歩きを避ける

・ホテルは治安が良いエリアで選ぶ

・現金は最低限にし、クレジットカードや電子決済を活用する

・現地の最新治安情報を常に確認する

・現地在住者やホテルスタッフからリアルな情報を聞く

・麻薬や違法行為には絶対に関わらない

上海は世界有数の大都市であり、基本的な注意を怠らなければ安心して滞在できる場所です。

本記事で紹介した防犯対策や現地情報を参考に、リスクを最小限に抑え、安全で快適な上海滞在を実現してください。

上海のおすすめ滞在エリア:

>淮海路周辺のおすすめホテル

※最新の治安情報は外務省海外安全ホームページやSNSなどで収集することをおすすめします

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運営歴12年の海外旅行メディア「世界新聞」が運営しています。50カ国500都市以上の治安・観光情報を掲載中。