「〇〇って危ないんじゃないの?」
よく聞くフレーズですが、そのイメージ、もしかして“先入観”かもしれません。
こんにちは。世界新聞編集長です。
世界一周を含めこれまで40カ国以上を旅してきましたが、「治安最悪」と言われていた場所が、実際は拍子抜けするほど何もなかったことも少なくありません。
今回は、そんな「意外と安全だった」と言われている国・都市を10カ所ご紹介します。
現地の雰囲気や体験談、旅行者のリアルな口コミも交えて解説します。
意外と安全な国・都市10選
国・都市名 | 解説と旅行のポイント |
メキシコシティ(メキシコ) | 「治安が悪い」で有名なメキシコ。でも実際には、エリアさえ間違えなければ安全そのもの。特にポランコ地区やローマ、コンデサなどはおしゃれで洗練され、夜も散歩できる。宿のスタッフに「行ってはいけない場所」を確認するのが鉄則。 |
イスタンブール(トルコ) | ヨーロッパとアジアの文化が交わる都市。かつてテロの報道もあったが、近年は大きく改善。旧市街と新市街は観光客が多く、女性のひとり旅も多い。イスラム文化に配慮した服装でトラブルを防ごう。 |
キト(エクアドル) | 南米=治安が悪い、という思い込みは短絡的。確かに一部エリアは注意が必要だが、旧市街やラ・マリスカル地区など観光中心地は比較的安全。タクシー移動が基本。 |
カイロ(エジプト) | デモや政情不安のイメージが強いが、観光地周辺は警備が強化されていて安全。ピラミッド観光も問題なし。日が暮れたら早めにホテルに戻るのが無難。声をかけてくる“ガイド風”には注意。 |
ボゴタ(コロンビア) | コロンビアというと麻薬や誘拐のイメージがあるが、ボゴタの観光エリア(カンデラリア地区など)は警備も多く、昼間は安心して歩ける。ナイトライフも充実。夜間の移動はタクシーか配車アプリを使おう。 |
ヨハネスブルグ(南アフリカ) | 治安ランキングではいつも下位だが、サントン地区などの高級エリアは驚くほど整っていて安全。ショッピングモールやホテル滞在なら問題ない。外出はタクシーまたはUberで。 |
ブカレスト(ルーマニア) | 東欧の“隠れた安全都市”。観光地は人通りも多く、スリさえ警戒すれば快適。英語も通じやすい。物価が安いのも魅力。 |
サンクトペテルブルク(ロシア) | 政治的な問題はあるが、街自体は観光地として整備されていて安全性が高い。夜の散策も可能。旅行前にビザや情報をしっかり確認することが重要。 |
ハノイ(ベトナム) | バイクが多くて最初は驚くが、凶悪犯罪は少ない。人懐っこい現地の人々に助けられることも。ぼったくりタクシーや荷物の管理にだけ注意すれば、快適な旅ができる。 |
ブエノスアイレス(アルゼンチン) | 「南米のパリ」と呼ばれる美しい都市。確かにスリは多いが、昼間に注意しながら行動すれば問題なし。現地の人と同じ格好で観光客感を出さないのがコツ。 |
「治安が最い」は過去の話?現地で感じたギャップ
どの都市も、ニュースやネット上では「治安が悪い」とされがちです。
ですが実際に行ってみると「人は親切だし、雰囲気も悪くない」と感じることが多々ありました。
たとえばメキシコシティの宿のスタッフは、こんなことを言っていました。
「メキシコって危ないイメージあるけど、観光エリアなら平気よ。問題は“行ってはいけない場所に行くこと”。それは東京だって同じでしょ?」
この言葉がとても印象的で、それ以来、どの都市でもまず「行ってはいけないエリアはどこか?」を現地の人に確認するようにしています。
旅先選びで大事なのは「最新の現地情報」
大事なのは、「安全な場所」と「危険な場所」をきちんと区別することです。
以下の方法で、リアルな現地情報を集めましょう:
- 宿泊先のスタッフに聞く
- 最新の旅行者のブログ・SNSをチェック
- 外務省「海外安全ホームページ」で国全体の傾向を確認
- 現地の移動はUberなどの配車アプリを活用
編集長からのひとこと
「治安が悪いからやめた方がいい」と言われて躊躇していた国に行ってみると、意外と快適で、旅人同士の距離が近くなったり、深く記憶に残る出会いがあったりします。もちろん、無理は禁物。
安全対策はしっかりしたうえで、”本当は魅力的なのに誤解されている場所”にも目を向けてみてください。