「リヤドの治安が悪いエリアには近づかない方がいいのかな?」
「リヤドの治安が良いエリアや、ホテルの選び方を知りたい」
「リヤドでホテルを予約するなら、治安が良いエリアが安心できそう」
リヤドの治安やエリア選びは、とても気になるポイントですよね。
リヤドで安心して滞在するには、治安が良いエリアと悪いエリアの特徴を知り、ホテル選びに活かすことが大切です。
この記事では、外務省海外安全ホームページとリヤド在住日本人の声をもとに、リヤドで治安が良いエリア・治安が悪いエリアの特徴や注意点、そしてホテルを取るのにおすすめのエリアを解説します。
リヤドのおすすめ滞在エリア:
>アル・オラヤ周辺のおすすめホテル
ホテルをとるべきリヤドの治安が良いエリア
リヤドを訪れる際、ホテルの立地選びは安全面で非常に重要なポイントになります。
リヤドには治安が良いエリアとそうでないエリアがはっきり分かれており、安心して滞在したい場合はエリア選びが欠かせません。
ここでは、リヤド内で特に治安が良いとされるエリアの特徴と選び方について、外務省海外安全ホームページとリヤド在住日本人の声を参考に詳しく解説します。
リヤド中心部・アル・オラヤ地区の特徴
リヤドの中心部であるアル・オラヤ地区は、ビジネスや観光で滞在する日本人に最も人気の高いエリアです。
高層ビルが立ち並び、大型のショッピングモールや人気飲食店が集まるアル・オラヤ地区は、街全体が明るく遅い時間まで人の流れがあります。
・街灯が多く、夜でも比較的明るい
・パトロールの警察官や民間警備員の数が多い
・大手ホテルチェーンのほとんどがこのエリアに集中している
・多国籍な雰囲気で外国人の姿も多く、異国人に対する警戒が少ない
そのため、出張や観光の滞在先として選ばれやすいエリアです。
周辺には大使館や政府関係の建物も多く、治安維持のための警備体制が強化されている実感があります。
アクセス面と生活利便性
アル・オラヤ地区はリヤド市内のどこに向かうにもアクセスしやすく、タクシーや配車アプリの利用も便利です。
スーパーやドラッグストア、日本食レストラン、カフェなども充実しています。
初めてリヤドを訪れる場合、まず候補に入れたいエリアと言えるでしょう。
>アル・オラヤ周辺のおすすめホテル
サフハ地区とナキール地区の安全性
サフハ地区はリヤド北部に位置する高級住宅街エリアです。
在住外国人の多くはこのサフハ周辺に住んでいるケースが多く、現地駐在員やその家族にも人気があります。
・閑静な住宅街で深夜の騒音トラブルが少ない
・生活道路は綺麗に整備されていて歩きやすい
・子ども連れや女性の一人歩きでも安心感が高い
ナキール地区はショッピングセンターやレストランが並び、日中は多くの家族連れでにぎわうスポットです。
交通機関の発達や、警備員の多さも安心材料となります。
これらのエリアは在住日本人や欧米人の評判も良く、「女性の一人歩きにもそこまで神経質にならなくてよい」とする口コミも見られます。
ショッピングモール周辺の治安事情
リヤド市内には複数の大規模ショッピングモールがあり、モール周辺では特に治安維持が徹底されています。
・入り口に金属探知機やボディチェックを設置していることが多い
・警備員が常時巡回しており、不審な行動には即座に対応
・館内の監視カメラ設置数が非常に多い
特にリヤド・ギャラリアモールやキングダムセンター周辺は、現地在住日本人からも「夜でも比較的安心して出歩ける」と言われています。
モール周辺のホテルやレジデンスは、ビジネスマンやファミリー層に人気です。
>キングダムセンター周辺のおすすめホテル
大使館・政府機関が集まるエリアの利点
リヤドの北西部には各国の大使館や公的施設が多く集まるエリアがあります。
この地域は周辺道路や建物にも警備員が配されており、外部から不審者が入り込みにくい設計になっています。
・入り口のセキュリティチェックが厳重 ・車両ごとにIDチェックを徹底 ・24時間体制の監視カメラや門番がいる建物が多い
このため、治安面での心配が少なく済むことが大きなメリットとなります。
また、大使館まで徒歩や車ですぐに移動できるため、急なトラブル時でも迅速にサポートを受けられる安心感があります。
治安が良いエリアに滞在する際の注意点
治安が良いとされるエリアでも、油断は禁物です。
現地では一見安全そうに見えても日本とは生活リズムやマナーが異なります。
・夜間の一人歩きは控える
・高額な現金や貴重品は持ち歩かない
・見知らぬ人からの勧誘には警戒する
・ショッピングモールやレストランでも席を離れる時は荷物やスマートフォンを放置しない
また、リヤド市内の一部高級住宅街では、住民以外の出入りを厳しく制限している場合もあります。
事前にホテルや管理会社と連絡を取り、アクセス方法や滞在ルールを確認すると安心です。
在住日本人のアドバイス
「アル・オラヤ地区は清潔で交通の便が良いですが、夜遅くに一人で路地を歩くのは避けた方が良い」といった在住日本人の声や、「サフハ地区の住宅街は落ち着いて暮らせるが、車移動がほぼ必須」といった体験談も参考になります。
リヤドに初めて滞在する場合は、このような現地の生の声をもとにエリアを選ぶことが、安全で快適な滞在につながります。
リヤドで避けるべき治安が悪いエリア
リヤドでは治安が良いエリアがある一方で、注意を要する治安が悪いエリアも存在します。
初めてリヤドを訪問する出張者や旅行者にとって、危険を避けるためにも具体的にどのエリアがリスクが高いのかを知ることはとても重要です。
ここからは外務省海外安全ホームページの最新情報やリヤド在住日本人の体験談をもとに、特に注意が必要なエリアやその特徴、対策方法について詳しく解説します。
バトハ地区の現状とリスク
リヤド中心部に位置するバトハ地区(Bathaa)は、治安が悪いエリアの代表格として現地日本人や各国の大使館からも注意喚起がされています。
バトハ地区はアジア系・アフリカ系の外国人が多く暮らし、活気のある市場や屋台が立ち並びますが、その一方で犯罪リスクが高いエリアでもあります。
・スリや置き引き、すり替え詐欺などの被害が多い
・夜間に歩くと、強盗や脅迫に遭うリスクが高まる
・女性の一人歩きや観光客は特に狙われやすい
現地在住日本人からは「日中に車で通り抜けるなら問題ないが、徒歩での移動や夜間の滞在は避けるべき」というアドバイスが多く寄せられています。
バトハのローカルマーケットには格安品が並びますが、財布やパスポートの盗難に注意が必要です。
バトハ地区での具体的な注意点
バトハ地区周辺のATMや両替所、商店利用時は特に警戒が必要です。
・路上での財布やスマートフォンの使用は控える
・不審な人物から話しかけられたら無視を徹底する
・貴重品や現金は最小限の携帯にとどめる
多くの在住外国人も、必要以上にこのエリアへ立ち入らないようにしています。
マンフハ地区・アル・サア地区の治安状況
マンフハ(Manfuhah)地区やアル・サア(Al Sa’a)地区は、リヤド南部に位置し地元住民からも治安の悪化を指摘されているエリアです。
この地域では外国人労働者層の流入により人口が増加している一方、警察力が十分に行き届かずトラブルが絶えません。
・麻薬や違法薬物の取引現場が度々摘発されている
・集団によるひったくり事件が報告されている
・違法タクシーによるぼったくり被害も多発
リヤド市内に滞在するビジネスマンや観光客は、この地区を訪れる必要がなければ避けることが推奨されます。
マンフハでは道端での露店や闇市も頻繁に見られ、トラブルに巻き込まれるリスクが上がります。
マンフハ・アル・サア地区での予防策
・地図アプリが示す最短ルートがこの地区を通過する場合でも、ルートを変更する
・不正規タクシーは利用せず、配車アプリか正規タクシーだけに絞る
・路上での長い立ち話や無闇な物品購入は控える
多言語が飛び交うため、英語が通じない場合もあります。
コミュニケーションのトラブルから事件に発展するケースも報告されています。
ナシーム地区・スウェイディ地区の課題
リヤド東部のナシーム(Nasim)地区やスウェイディ(Suwaidi)地区も、比較的治安が懸念されているエリアです。
現地住民向けの庶民的なエリアですが、議論やトラブルが起きやすい特性があります。
・モスク周辺や人が多く集まる場所でのトラブル
・夜間に学生らが広場で集団化していることがあり、絡まれることがある
・盗難・車上荒らしの発生件数が多い
特にスウェイディ地区は貧困層が多く暮らす地域でもあり、現地在住者でも夜間の外出は慎重になるエリアです。
ナシーム・スウェイディ地区における注意点
・モスク付近の混雑時にはバッグや貴重品を前に抱える
・車を駐車する際は人気の少ない路地を避ける
・現地住民から急な質問や頼まれごとをされた時も不用意に関わらない
日本人観光客がターゲットになりやすいので、特に警戒が必要です。
郊外アル・アジジア地区のトラブル傾向
リヤド南部のアル・アジジア(Al Aziziyah)地区は近年都市開発が進みつつありますが、依然としてトラブル件数が多いエリアです。
アクセスの良さを背景に人口が流入していますが、犯罪の温床となるケースが目立ちます。
・違法駐車や車上荒らしの発生
・闇市や違法営業の飲食店が点在
・夜間移動はタクシーや知人の車以外では控えるべき
現地在住日本人によると、「アジジアの一部は夜になると治安が急変するので絶対に一人歩きをしない」との声も聞かれます。
アル・アジジア地区で安全に行動するコツ
・やむを得ず立ち寄る場合は昼間かつ短時間の滞在を意識する
・現地でよく使われる配車アプリ「Careem」や「Uber」を活用して移動する
・食事や買い物はメインストリート沿いの明るい施設を選ぶ
管理事務所やセキュリティのいる商業施設を利用することで、トラブルを大幅に減らせます。
治安が悪いエリアに迷い込まないための工夫
リヤドでは都市開発が進む一方で、エリアごとの差が大きいのが現実です。
初訪問者や土地勘のない人は、下記のような工夫で不用意なトラブルを回避しましょう。
・渡航前に外務省海外安全ホームページで最新の治安情報を確認する
・現地滞在者からの口コミをアプリやSNSで入手する
・現地での移動は信頼できる配車サービスやホテル送迎を利用する
・「ProMODS」や「Googleマップ」の地域口コミ欄で治安の評判をチェック
万一迷い込んだ場合でも、明るく人通りの多い大通りに沿って移動することで安全度が高まります。
リヤド在住日本人によると「危険を察知したら遠慮せずすぐにタクシーで移動を」とのアドバイスが共通しています。
治安の悪いエリアとその特徴を事前に理解し、安全な滞在を実現しましょう。
リヤドの治安事情:最新データと傾向
リヤドの治安情報は都市機能の発展とともに常に変化しています。
外務省海外安全ホームページや現地在住日本人の経験をもとに、実際にどのような犯罪が発生しやすいのか、エリアごとの傾向、そして便利な防犯対策アプリなど、最新の治安動向を詳しく解説します。
外務省海外安全ホームページによるリヤドの現状
外務省海外安全ホームページは、リヤドを含むサウジアラビア全域での治安情報を定期的に更新し、日本人渡航者に注意を促しています。
リヤドでは、近年テロ事件や突発的な抗議デモは減少傾向ですが、窃盗や詐欺、交通トラブルといった小規模の犯罪は依然として発生しています。
・首都中心部や公共施設周辺はパトロールが強化されている
・夜間や人通りの少ない住宅街ではスリやひったくりが報告されている
・不審物発見時は決して近づかず、速やかに警察へ連絡することが推奨されている
また、空港や大型イベント開催時には、警備体制が一段と厳重になります。
テロ対策のアナウンスや警報が出た場合、日本大使館や外務省の指示に従うことが重要です。
リヤドの犯罪発生状況と代表的な手口
リヤドで発生している犯罪の多くは、観光客や外国人をターゲットにしたものが目立ちます。
特に人が多く集まる場所や、夜間、治安が悪いエリアでの被害が多いです。
・ショッピングモールや市場での置き引き
・路上でのすり替え詐欺や話しかけ詐欺
・タクシーの乗車トラブルやぼったくり
・両替所やATMの出入口付近での金銭トラブル
犯罪の手口としては、「落ちている財布を拾わせてお金を要求する」「親しげに話しかけて気をそらし、貴重品を盗む」など、いずれもターゲットに隙が生じた瞬間を狙っています。
犯罪被害を防ぐための具体的なアドバイス
・人混みではバッグやリュックを必ず前に抱える
・目立つアクセサリーや高額品の所持を避ける
・路上のATMではなく、モールやホテル内のATMを使う
・声をかけられてもむやみに応じない
現地在住日本人によると、用心深く行動していれば、大半のトラブルは回避できるとのことです。
ただし油断や、現地の習慣・ルールに無頓着な振る舞いがトラブルのきっかけとなることもあるため、注意が必要です。
治安情報マップと現地で役立つアプリ
リヤド市内の治安状況は、外務省のホームページや現地警察、各大使館がウェブ上で公開しているエリアマップで確認できます。
渡航時は下記のようなサービスを活用すると便利です。
・外務省「たびレジ」:滞在中の現地緊急情報や安全情報をリアルタイム配信
・在リヤド日本大使館ホームページ:事件や事故発生時の即時通知や注意喚起
・GoogleマップやProMODS:現地住民によるエリアのレビューや治安評価を確認できる
・防犯アプリ「SafeSaudi」「Uber」「Careem」:安全な移動・配車に役立つ
現地在住日本人によると、「地元の人や在留邦人が使うアプリで口コミや治安情報をこまめにチェックすることが現地適応のコツ」との声が多いです。
アプリ・ウェブサービス活用のポイント
・到着前に「たびレジ」や大使館サイトに登録する
・ローカルニュースや事件速報のアプリを入れておく
・現地の配車サービス(Careem, Uber)を必ずスマートフォンに入れておく
・万一の時のために警察や大使館の電話番号を事前にスマホへ登録
リヤドの緊急通報は警察「999」、救急「997」、消防「998」となっています。
短縮ダイヤルを即時発信できるよう設定しておくと安心です。
現地体験談からわかる治安の変化
ここ数年、リヤドでは都市開発で設備が整い、警備の目が届きやすくなったエリアが増えてきています。
それでも新興住宅街や開発途中のエリアでは、依然として防犯上のリスクが残っています。
・新しい都市開発区では建設作業員によるトラブルが報告
・イベント開催日は中心部で交通渋滞や混雑による犯罪が起きやすい
・従来の危険エリアが再開発で安全度が向上することもある
在住日本人からは「普段は安全な場所でも、大きなイベントや金曜夜は人が集まるためスリや盗難に注意している」との意見も。
新しい情報はSMSや現地アプリで随時届くので、常に最新データへの関心を持ちましょう。
リヤドのおすすめ滞在エリア:
>アル・オラヤ周辺のおすすめホテル
リヤド滞在で気を付けるべき文化・ルール
リヤドで安全かつ快適に過ごすためには、現地の文化やルールを正しく理解することが欠かせません。
サウジアラビアはイスラム教の教えが社会の基盤となっているため、衣服や行動、生活習慣に明確な決まりが存在します。
日本とは異なる価値観を尊重し、トラブルを避けるためにも、基本のマナーや日常で実感しやすい注意点をしっかり押さえておきましょう。
宗教・文化背景に基づく治安ルール
リヤドの生活ではイスラム教の影響が非常に強く現れています。
そのため、旅行者や短期滞在者も、現地の信仰や文化習慣を守ることで不要なトラブルを防げます。
・礼拝(サラー)の時間帯には公共施設や店舗が一時的にクローズする
・断食月(ラマダン)期間中は日中の飲食や喫煙が禁止されている
・大音量の音楽や公の場での親密な接触は控えること
また、宗教警察が巡回する場面もあります。
礼拝中は店舗のシャッターが下りるので、買い物や食事の予定を組む際は礼拝スケジュールを事前に把握しておくと安心です。
現地でよくある文化的トラブルと対処法
・人前でのアルコール飲酒は厳禁。持ち込みも禁止
・宗教施設の撮影や内部の立ち入りは許可が必要
・タクシー利用時も異性間の同乗は不審がられることがある
公共の場で控えめな態度を心掛けることが、リヤド滞在の基本です。
服装マナーと女性の行動ポイント
サウジアラビアでは服装のルールが厳格です。
とくに女性の場合、肌の露出を避け、控えめな装いが求められます。
・女性はアバヤ(黒いローブ)の着用が推奨される
・男性も短パンやノースリーブシャツは避ける
・帽子やサングラスは屋外で適度に着用可能
最近では外国人女性へのアバヤ強制は緩和傾向にありますが、それでも長袖・長ズボンまたはワンピースで華美にならない服装を意識しましょう。
また、女性単独での夜間外出や、タクシー単独利用は控えめにするのが無難です。
公共の場で注意するポイント
・ショッピングモールやレストランでも肩や脚を大きく出す服装は避ける
・水着着用が許可されている場所はごく一部の高級ホテル内プールのみ
・男性女性ともにサングラスやマスクで過度に顔を隠すのは敬遠されやすい
リヤド在住日本人の声では、「郊外や伝統的なエリアでは特に服装マナーが厳しく見られる」という意見もあります。
移動先や訪問先によって服装を調整すると安心です。
日本人が巻き込まれやすいトラブル事例
不慣れな文化や習慣の違いから思わぬトラブルに遭遇することがあります。
リヤドで日本人渡航者がよく経験するトラブルとして、以下のようなケースが目立ちます。
・道端で無許可の物売りや勧誘に引っかかる
・レストランやカフェでの写真撮影を巡り現地客から注意を受ける
・人混みでのスリや置き引きに遭遇、警察への対応が遅れる
また、トイレの利用マナーやレストランでのチップ習慣、日本と異なるレジの順番待ちルールなども、現地では違うことが多いです。
困ったときは大使館やホテルスタッフ、現地に詳しい在住日本人にアドバイスを求めるのが安全策です。
安心して滞在するためのコツ
・外務省海外安全ホームページや現地の口コミアプリで最新情報をチェック
・郊外や伝統的な場所では保守的な行動を心掛ける
・困った時は無理に自己解決せず、すぐに相談できる体制を作っておく
・現地の生活スタイルやルールを事前にリサーチしておく
異文化の理解と柔軟な対応が、リヤドでの安全な生活のカギです。
リヤド滞在の実践的な安全対策とトラブル時の対応
リヤドでの滞在を安全かつ快適にするには、事前の備えと現地での行動に気を付けることが欠かせません。
急なトラブルや予期しない事態にも冷静に対処できるよう、海外生活で知っておきたい連絡先や移動方法、万一トラブルに見舞われた際の相談先など、実践的な安全対策を具体的に解説します。
在リヤド大使館・警察・緊急時連絡先
リヤドでは思わぬ事故や犯罪トラブルに巻き込まれることもあります。
渡航前から各種連絡先を正確に控えておくことで、いざという時に慌てずに済みます。
・在サウジアラビア日本国大使館(リヤド):営業時間内 +966-11-488-1100
・在サウジアラビア日本国大使館(緊急時):+966-50-322-3722
・警察:999
・救急車:997
・消防:998
これらの番号は携帯電話に登録し、印刷して常に持ち歩くと安心です。
領事窓口ではパスポート紛失、事件・事故、突然の病気などに対する支援が可能です。
大使館では日本語での相談、在留邦人向けの緊急時情報提供も受け付けています。
緊急連絡時のコツ
・パスポートや在留登録カード、預金・クレジットカード番号を控えたリストを作る
・大使館には渡航時の「たびレジ」登録後、現地入りした旨を一報
・事件やトラブル時は「何が起きたか」「どこで発生したか」「自分の所属や連絡先」を具体的に伝える
トラブル時に焦らず、落ち着いて対応するための情報整理が重要です。
現地で安全に移動するための方法
リヤド滞在中の移動は、工夫次第で安全性が大きく違ってきます。
特に慣れない市内では無理に徒歩や路線バスを利用せず、信頼できる交通手段を選ぶのが鉄則です。
・配車アプリ「Careem」「Uber」を活用する
・空港⇔ホテル間など主要ルートは空港専用タクシーやホテル手配車を利用
・ホテルや商業施設が提供する送迎サービスを最大限活用する
・夜間や人気の少ない路地を避け、できるだけ人通りの多い大通りを利用
公共交通は路線や時刻表が分かりづらく、土地勘がないと迷いやすいため、初心者にはおすすめできません。
信頼できる運転手やアプリを使うことで、現地事情に不慣れでも安心して過ごせます。
移動時に役立つ知識
・目的地や行き先はGoogleマップの英語版またはアラビア語表記を保存
・配車時は乗車前に車両ナンバーと運転手名を必ず確認
・大型モールなどにはタクシー乗り場が整備されている
・現金ではなくアプリ決済・カード決済を活用するとトラブル防止になる
配車アプリの評価や口コミも参考にすると、より安心できます。
トラブル発生時の相談先・サポート体制
万一事件や盗難、体調不良などが発生した場合は、現地で迅速に頼れるサポート体制を事前に確保しておく必要があります。
・日本大使館/領事窓口:パスポート紛失、事件・事故時のサポート
・ホテルのレセプション:現地語での警察や病院手配の代行
・現地の日系企業・日本人会:通訳、現地生活サポート、現地情報の共有
また、外務省「たびレジ」に登録していれば、緊急情報や災害時の指示がリアルタイムで届きます。
難しい時は一人で解決しようとせず、必ず周囲に助けを求めましょう。
トラブル時に落ち着いて対応するポイント
・事件発生時は現場からすぐに離れ、安全な場所へ移動
・貴重品の盗難時は、すぐ警察(999)と大使館に通報
・怪我や体調不良の場合はホテルから救急車を要請。「997」で救急に連絡可能
・トラブル記録は状況・時刻・関係者・現場の写真をしっかり残す
書類の控えやデータのコピーを事前に準備しておくと、万一の際に役立ちます。
安心して滞在するためのアプリ・便利サービス
スマートフォンひとつでさまざまな安全対策が強化できる時代です。
リヤド滞在者におすすめの便利アプリやサービスを把握し、実践的に使える環境を整えておきましょう。
・たびレジ(外務省MM):日本語での渡航先安全情報受信、家族や友人への安否連絡が簡単に
・Careem/Uber:移動履歴が残り、GPS追跡可能でトラブル抑止にも有効
・SafeSaudi:サウジアラビア全国の防犯・治安情報を随時通知
・Googleマップ:人気の少ない大通りや治安の評判を事前に確認
現地で多用されるのがLINEやWhatsAppなどのメッセージアプリです。
ごく少数の日本人社会なので、駐在員や出張者同士で緊急要件や情報交換に重宝します。
アプリ活用の具体例
・「Careem」で事前に配車予約し、車両情報・乗車記録を家族や会社と共有
・「SafeSaudi」をインストールして、渡航先エリアの警戒アラートが出たら即行動を切り替える
・LINEグループで現地の日本人コミュニティへ加入し、リアルタイムで助言や情報収集
ツールやネットワークを駆使することで、不安やトラブルもグッと減らせます。
リヤドの治安まとめと安全に旅するためのポイント
リヤドを訪れる前に、都市全体の治安の傾向と安全な旅のコツを把握しておくことで、より安心して現地を楽しむことができます。
本記事の最後にあたるこの章では、これまで紹介した各エリアの特徴や実践的な対策をもう一度整理しながら、初めてリヤドに滞在する方にもすぐに役立つポイントをまとめます。
滞在エリア選びの重要性
リヤドはエリアによって治安状況が大きく異なります。
滞在中の安心感を高めるには、「治安が良いエリア」に宿泊することが何よりも大切です。
・中心部のアル・オラヤ地区やサフハ、ナキールなどは警備が充実し、初めての滞在者にも安心
・ショッピングモールや大使館周辺は警官やセキュリティの数も多く、トラブルが起きづらい
一方で、バトハやマンフハ、ナシームなど、現地在住者が危険性を指摘する「治安が悪いエリア」へは目的がなければ近寄らないことが最善の対策となります。
各エリアの特徴と防犯ポイント
市内の主要エリアごとにどんな特徴があり、どこに泊まるべきか、注意するべきかを整理します。
・アル・オラヤ地区:ビジネス街とホテルが集まり治安も良好
・サフハ地区:高級住宅街で静か、家族や長期滞在向き
・バトハ地区:市場や屋台が多く活気はあるが、観光客を狙った犯罪が発生しやすい
・マンフハ/アル・サア:外国人労働者が多く、ひったくりや詐欺などに注意
・ナシーム/スウェイディ:車上荒らしやスリ被害が報告される庶民的エリア
このように、予め現地の評判やリアルな声をチェックし、目的に応じて最適なエリアを選ぶことが大切です。
リヤドで役立つ安全対策と心得
リヤドを安全に歩くためには、渡航前・現地で常に心がけておくべきポイントがあります。
・外務省海外安全ホームページや「たびレジ」で最新の治安情報を随時チェック
・宿泊先のスタッフや現地在住日本人の体験談を参考に行動を決める
・移動は配車アプリ「Careem」や「Uber」など、信頼できる交通手段を使う
・夜間や人気のない道、知らないエリアへの立ち入りは極力避ける
・現金や貴重品の持ち歩きは必要最小限にとどめる
いつも冷静な判断を心がけ、不安な場面では現地の助けを躊躇せず借りることも大切です。
トラブル時の備えと相談先
何かあったときにすぐ動けるよう、サポート体制を事前に確認しましょう。
・在リヤド日本大使館や現地警察の連絡先をスマートフォン・手帳などに常備
・スマートフォンの「SafeSaudi」など防犯アプリを活用し、安全情報やアラートを受信
・ホテルや主要施設にはセキュリティが配置されているので、困った時は相談
また、現地の日本人コミュニティにも積極的にコンタクトを取ることで、予期せぬハプニングにも柔軟に対処できます。
初めてのリヤド滞在を安心して満喫するために
リヤドは中東最大級の都市でありながら、観光客やビジネスマン向けのインフラ整備が進み、治安対策も年々強化されています。
一方で、場所によって危険度に大きな差があることも事実です。
・基本のルールや価値観の違いを尊重する
・日常的な予防・備えを徹底する
・旅先で謙虚に現地の声に耳を傾ける
これらを意識することで、自分自身と同行者の安全を守るとともに、リヤドでの貴重な体験を最大限楽しむことができます。
まとめ
リヤドの治安は「エリア選び」と「正確な情報収集」によって大きく左右されます。
出発前の下調べと現地での行動判断を徹底すれば、多くのリスクは未然に防げます。
安心して滞在できる街リヤドで、自信を持ってさまざまな出会いや体験を楽しみましょう。
リヤドのおすすめ滞在エリア:
>アル・オラヤ周辺のおすすめホテル