【ポルト治安完全ガイド】ホテルをとるべき治安のよいエリアと現地人が避ける危険エリア

「ポルトの治安が気になるけど、どのエリアがいいんだろう」
「ホテルは治安の良いエリアに泊まりたいな」
「治安の悪いエリアは避けたいけど、どこを避ければいい?」

ポルトの治安情報は日本語の情報が少なく、宿泊エリア選びに迷う方が多いです。

ポルトは観光地として人気の高いエリアと、現地の人も避ける治安の悪いエリアが混在する街です。

外務省海外安全ホームページとポルト在住日本人の声をもとに、治安の良いエリアと治安の悪いエリアの特徴、ホテルを取るのにおすすめのエリアを解説していきます。

目次

ポルトの治安の概要と特徴

ポルトはポルトガル第2の都市として発展を遂げ、世界遺産の街並みと観光地としての魅力を兼ね備えています。観光客の増加に伴い、治安対策も強化されています。

ポルトの治安レベルと注意点

外務省海外安全ホームページによると、ポルトの治安レベルは「レベル1:十分注意してください」に分類されています。これは、パリやローマと同程度の治安レベルを示しています。

一般的な観光エリアは警察のパトロールも多く、昼間は比較的安全に過ごせます。ポルト在住日本人によると、観光客が命の危険を感じるような凶悪犯罪は稀で、主な犯罪はスリや置き引きなどの軽犯罪が中心です。

観光客が多いドウロ川沿いのリベイラ地区やサンベント駅周辺では、スリや置き引きの被害が報告されています。特に観光客が集中する週末や祝日は注意が必要です。

犯罪発生状況と傾向

ポルトの犯罪は季節性があり、観光のピークシーズンである6月から9月に発生件数が増加します。ポルト在住日本人によると、以下のような傾向が見られます。

・路面電車やメトロ内でのスリ被害が多発
・観光スポット周辺のカフェでの置き引き
・深夜の繁華街での置き引きやひったくり
・ATM利用時の現金狙いの犯罪

特に注意が必要なのは、観光客を狙った組織的な犯罪です。複数人で役割分担をして、観光客の気を散らしている間に所持品を盗むケースが報告されています。

観光客が狙われやすい犯罪の種類

ポルト在住日本人の情報によると、観光客が遭遇しやすい犯罪には以下のようなパターンがあります。

・カメラやスマートフォンの置き引き
観光スポットで写真を撮影中に、テーブルに置いた荷物を盗まれるケースが多発しています。特にカフェのテラス席では要注意です。

・路上での「話しかけ詐欺」
観光客に英語で話しかけ、注意を引きつけている間に共犯者が所持品を盗むケースがあります。

・偽警官による被害
警察官を装って職務質問と称し、財布の中身をチェックする振りをして現金を抜き取る手口も確認されています。

・公共交通機関でのスリ
混雑した路面電車やメトロ内で、押し合いへし合いの際にバッグやポケットから貴重品を抜き取られるケースが多いです。

これらの犯罪から身を守るため、ポルト警察は以下の対策を推奨しています。

・貴重品は必ず体の前で持ち歩く
・バッグは常にチャックを閉める
・見知らぬ人から話しかけられても、所持品から目を離さない
・警察官の職務質問時は、必ず警察手帳の提示を求める

なお、緊急時は警察(112)または日本国大使館(+351-213-110-560)に連絡してください。警察署では英語対応が可能な職員が常駐しています。

ポルトで要注意の治安が悪いエリア

ポルトには観光客が多く集まるエリアと、現地の人も避ける治安の悪いエリアが混在しています。特に夜間や人通りの少ない場所では注意が必要です。

リベイラ地区の治安と危険ポイント

リベイラ地区は世界遺産に登録された観光名所ですが、観光客を狙った犯罪が多発しているエリアです。ポルト在住日本人によると、特にスリや置き引きの被害が報告されています。

観光客が写真撮影に夢中になっている隙や、レストランのテラス席での食事中に荷物を狙われるケースが多いです。また、路地が入り組んでいることから、スリ集団の逃走経路として使われやすい特徴があります。

カンパニャ駅周辺の治安状況

カンパニャ駅周辺は、特に夜間の治安に注意が必要です。駅周辺では不審者による声かけや、マリファナの売買が行われることがあります。

駅構内や周辺では、以下のような犯罪が報告されています:

・複数人で観光客を取り囲み、所持品を盗む手口
・ATM利用時の現金を狙った犯罪
・偽警官による詐欺行為
・深夜の置き引きやひったくり

深夜に避けるべきエリアと時間帯

2022年の統計によると、ポルトでの一般犯罪認知件数は前年比14%増加しています。特に夜間は人通りが少なくなることから、犯罪のリスクが高まります。

以下の時間帯とエリアでは、特に警戒が必要です:

・22時以降のリベイラ地区の路地
・深夜のカンパニャ駅周辺
・人通りの少ない住宅街

安全に過ごすためのポイントとして、以下の対策を推奨します:

・夜間の一人歩きを避ける
・貴重品は分散して持ち歩く
・人通りの多いメインストリートを歩く
・深夜の移動はタクシーやUberを利用する

なお、緊急時は警察(112)または在ポルトガル日本国大使館(+351-213-110-560)に連絡してください。警察署では英語対応が可能な職員が常駐しています。

犯罪から身を守るため、ポルト警察は以下の対策を推奨しています:

・バッグは常にチャックを閉める
・見知らぬ人から話しかけられても、所持品から目を離さない
・警察官の職務質問時は、必ず警察手帳の提示を求める
・ATM利用時は周囲に不審者がいないか確認する

ポルトのホテルをとるべき治安のよいエリア

ポルトで安全に滞在するためには、宿泊エリアの選択が重要です。観光名所へのアクセスが良く、治安の良いエリアを紹介します。

アリアドス通り周辺の特徴と安全性

アリアドス通りは、ポルトの中心部に位置する目抜き通りです。警察のパトロールが頻繁にあり、24時間体制で監視カメラが設置されています。

この地区の特徴は以下の通りです:

・高級ブランドショップが立ち並ぶメインストリート
・観光警察が常駐し、英語での対応が可能
・地下鉄やバスの交通アクセスが充実
・深夜まで人通りが多く、明るい街灯が整備

ポルト在住日本人によると、アリアドス通り周辺のホテルは、セキュリティ体制が整っており、女性の一人旅でも安心して宿泊できます。

クレリゴス塔周辺エリアの治安

クレリゴス塔周辺は、観光客向けのホテルが多く集まるエリアです。世界遺産に登録された観光スポットに近く、治安も良好です。

このエリアの利点:

・観光名所が徒歩圏内
・レストランやカフェが充実
・ホテルのセキュリティスタッフが24時間常駐
・観光案内所があり、緊急時のサポートが受けられる

特に、リベルダーデ広場からクレリゴス塔にかけてのエリアは、観光客向けの高級ホテルが多く、セキュリティ面でも安心です。

ボアヴィスタ通り周辺の特徴

ボアヴィスタ通りは、高級住宅街として知られるエリアです。落ち着いた雰囲気で、長期滞在にも適しています。

このエリアの特徴:

・閑静な住宅街で騒音が少ない
・高級ホテルやブティックホテルが点在
・カーサ・ダ・ムジカなどの文化施設が近い
・地下鉄で中心部へ10分以内

ポルト在住日本人によると、このエリアは地元の富裕層も多く住む地域で、街灯も整備され、夜間も比較的安全に過ごせます。

ホテル選びのポイント:

・24時間フロントデスクがあるホテルを選ぶ
・セキュリティカメラの設置を確認
・メインストリートに面したホテルを優先
・客室の階数は3階以上を推奨
・ホテルスタッフの英語対応力を確認

また、以下の設備があるホテルがおすすめです:

・セーフティボックス完備
・カードキーによる入室管理
・エレベーターのセキュリティ
・緊急時の日本語対応

これらのエリアは、観光スポットへのアクセスも良く、レストランやスーパーマーケットも充実しています。特に初めてポルトを訪れる方や、女性の一人旅の方には、これらの治安の良いエリアでのホテル選びをおすすめします。

ポルトで安全に過ごすための対策

ポルトは比較的安全な都市ですが、観光客を狙った犯罪は発生しています。安全に滞在するための具体的な対策を紹介します。

スリ・置き引き対策の具体策

ポルト在住日本人によると、観光客が最も遭遇しやすい犯罪はスリと置き引きです。以下の対策を実践することで、被害のリスクを大幅に減らすことができます。

・バッグは必ずチャックを閉め、体の前で持つ
・リュックは前抱えで持つか、両肩にかける
・後ろポケットには財布を入れない
・スマートフォンは首から下げて使用する
・カフェではバッグを椅子に掛けない

特に注意が必要な場所と状況:

・路面電車やメトロの乗降時
・観光スポットでの写真撮影中
・屋外カフェでの飲食時
・地図を見ている時
・ATM利用時

夜間の注意点と安全な移動方法

夜間の移動には特別な注意が必要です。ポルト在住日本人から以下のアドバイスが寄せられています:

・22時以降は必ずタクシーかUberを利用する
・深夜の一人歩きは避ける
・人通りの多いメインストリートを歩く
・暗い路地は迂回する
・貴重品は分散して持ち歩く

安全な移動手段の選び方:

・タクシーは正規のタクシー乗り場から乗車
・Uberは車両ナンバーと運転手を必ず確認
・地下鉄は最終便を避ける
・夜間バスは避け、タクシーを利用

トラブル時の連絡先と対応方法

万が一の事態に備え、以下の緊急連絡先を控えておくことをおすすめします:

・警察緊急番号:112
・在ポルトガル日本国大使館:+351-213-110-560
・観光警察:+351-222-081-833
・救急車:112
・ポルト中央病院:+351-222-077-500

トラブルが発生した場合の対応手順:

  1. まず安全な場所に移動する
  2. 警察(112)に通報する
  3. パスポートを紛失した場合は大使館に連絡
  4. クレジットカードの紛失は即時停止手続き
  5. 盗難被害は必ず警察に届け出る

被害届の提出方法:

・最寄りの警察署で英語対応可能
・パスポートまたはコピーが必要
・盗難場所と時間を具体的に説明
・盗まれた物品のリストを用意
・保険請求のため警察調書を入手

予防的な対策として、以下の準備もおすすめです:

・パスポートのコピーを複数持参
・クレジットカードの番号を控える
・現金は分散して持ち歩く
・海外旅行保険への加入
・重要書類の写真をクラウドに保存

これらの対策を実践することで、より安全にポルトでの滞在を楽しむことができます。特に夜間の行動には細心の注意を払い、不審な状況を感じたら、すぐに安全な場所に移動することが重要です。

ポルトの治安に関する最新情報

2024年のポルトの治安状況について、現地の最新情報と対策をお伝えします。

コロナ後の治安変化

観光客の急増に伴い、ポルトでは軽犯罪の発生件数が増加傾向にあります。特に観光地や公共交通機関での犯罪が目立ちます。

路面電車では、28番と15番の路線で観光客を狙ったスリが多発しています。犯人グループは、前後から挟み込んで切符の検札機で時間を稼ぎながら、リュックサックから財布を抜き取る手口を使います。

また、ATMでの現金引き出し時に、親切を装った犯人が近づいてくるケースも報告されています。ATMは人通りの多い場所にあるものを選び、周囲に不審者がいないか確認することが重要です。

現地在住者が語る治安の実態

ポルト在住日本人によると、観光客が命の危険を感じるような凶悪犯罪は稀で、主な犯罪はスリや置き引きなどの軽犯罪が中心です。

特に注意が必要な状況:

・観光スポットでの写真撮影中の置き引き
・カフェのテラス席での荷物の盗難
・地図を広げて道を尋ねてくる詐欺グループ
・深夜の人通りの少ない道での強盗被害

観光客を狙った新たな手口として、偽警官による職務質問を装った犯罪も確認されています。警察官を名乗る人物に声をかけられた場合は、必ず警察手帳の提示を求めましょう。

観光客の安全を守る取り組み

ポルト市では観光客の安全確保のため、以下の対策を実施しています:

・観光地での警察官のパトロール強化
・防犯カメラの増設
・観光警察による24時間体制の警備
・多言語対応の緊急通報システム

緊急時の連絡先:
・警察緊急番号:112
・在ポルトガル日本国大使館:+351-213-110-560
・観光警察:+351-222-081-833
・ポルト中央病院:+351-222-077-500

トラブルに巻き込まれた場合は、まず安全な場所に移動し、すぐに警察に通報することが重要です。パスポートの紛失時は大使館に連絡し、クレジットカードの紛失時は即時に停止手続きを行いましょう。

被害届の提出は最寄りの警察署で可能で、英語対応も可能です。保険請求のため、警察調書を必ず入手するようにしてください。

これらの対策を知った上で、常に周囲に注意を払いながら観光を楽しむことが大切です。特に夜間の行動には細心の注意を払い、不審な状況を感じたら、すぐに安全な場所に移動することを心がけましょう。

まとめ:ポルトの治安と安全な旅行のポイント

ポルトは全体として治安の良い観光都市ですが、観光客を狙った犯罪には注意が必要です。安全な旅行のために重要なポイントをまとめます。

エリア選びのポイント

宿泊エリアは以下の3つがおすすめです:

アリアドス通り周辺
・24時間体制の警察パトロール
・観光警察の常駐
・明るい街灯と防犯カメラの設置
・公共交通機関へのアクセスが良好

クレリゴス塔周辺
・観光客向けの高級ホテルが集中
・セキュリティスタッフの24時間常駐
・観光名所が徒歩圏内
・観光案内所での緊急時サポート

ボアヴィスタ通り周辺
・高級住宅街で静かな環境
・地元富裕層の居住エリア
・文化施設が充実
・地下鉄で中心部まで10分

治安対策の重要ポイント

犯罪から身を守るための具体的な対策:

持ち物の管理
・バッグは必ずチャックを閉める
・貴重品は分散して持ち歩く
・リュックは前抱えで持つ
・スマートフォンは首から下げて使用

夜間の行動
・22時以降は必ずタクシーかUberを利用
・人通りの多いメインストリートを選ぶ
・深夜の一人歩きは避ける
・暗い路地は迂回する

緊急時の対応まとめ

トラブル発生時の基本的な対応手順:

  1. 安全な場所への避難
    ・人通りの多い場所に移動
    ・近くの店舗やホテルに避難
    ・警察署や観光案内所を利用
  2. 緊急連絡先
    ・警察緊急番号:112
    ・観光警察:+351-222-081-833
    ・日本国大使館:+351-213-110-560
    ・ポルト中央病院:+351-222-077-500
  3. 被害届の提出
    ・最寄りの警察署で英語対応可能
    ・パスポートまたはコピーが必要
    ・警察調書は保険請求に必要

事前準備として以下も重要です:

・パスポートのコピーを複数持参
・クレジットカード番号の控えを保管
・海外旅行保険への加入
・重要書類の写真をクラウドに保存

これらの対策を実践することで、ポルトでの滞在をより安全に楽しむことができます。特に注意が必要なのは以下の状況です:

・観光スポットでの写真撮影中
・カフェのテラス席での飲食時
・公共交通機関の利用時
・ATMでの現金引き出し時
・人通りの少ない場所での地図確認時

ポルトは世界遺産の街並みと観光地としての魅力を兼ね備えた都市です。基本的な防犯対策を心がけることで、安全に観光を楽しむことができます。特に初めて訪れる方は、治安の良いエリアに宿泊し、夜間の行動には細心の注意を払うことをおすすめします。

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この記事を書いた人

ヨーロッパ、北米、オーストラリアetc、治安をはじめとした海外情報をお届け。運営歴11年の海外旅行メディア世界新聞が監修しています。

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