海外旅行でスリ・置き引きから身を守る!旅のプロが実践しているテクニック集

こんにちは。世界新聞編集長です。
これまで40カ国以上を旅し、世界一周も経験してきました。

旅のなかで常に意識していたのが、「安全第一」。
楽しい旅行も、トラブルに巻き込まれてしまえば一気に台無しになってしまいます。

特に初めて海外旅行をする方にとって、スリや置き引きといった軽犯罪は油断できない存在です。
ですが、ちょっとした心がけと準備で、それらの被害はかなり防ぐことができます。

今回は、スリや置き引きに遭わないための実践的な対策を、旅行者の視点からわかりやすく解説します!

海外旅行でスリが多発するシーン

スリは「人の多い場所」で発生しやすいです。
具体的には以下のような場所・タイミングです。

  • 観光スポットや観光地の入り口(例:エッフェル塔、サグラダファミリアなど)
  • 地下鉄やバスなどの公共交通機関
  • 飛行機や列車のチェックイン・搭乗前後の混雑時
  • お土産店や市場など、観光客が集まる商業施設
  • カフェやフードコートで食事中にバッグを椅子にかけている時

中には2〜3人でチームを組んで、観光客にぶつかる役、注意を引く役、盗る役…というように連携してくるケースもあります。

スリ・置き引きから身を守る10の実践テクニック

1. 荷物は身体から絶対に離さない

一瞬だから…と椅子やベンチに荷物を置くのはNGです。

飲食中や休憩中でも、バッグのストラップを椅子の足に絡ませる、膝の上に置く、足で挟むなど、常に身体の一部と接触している状態をキープしましょう。

2. バッグは「前抱え」が基本

リュックを背負っていると、背後から簡単に開けられてしまいます。

人混みではリュックを前に抱えるスタイルが基本です。

ショルダーバッグも斜めがけ+前持ちで防御力アップ。

3. 財布やスマホはズボンの後ろポケットに入れない

後ろポケットはスリにとって“取りやすい場所No.1”。

貴重品は前ポケットか内ポケットに入れるようにしましょう。

スキミング対策として、RFID防止ポーチの使用もおすすめです。

4. 「現金・カード」は分散して持つ

財布の中にすべての資金を入れるのではなく、カード1枚+最低限の現金だけを財布に入れ、他はマネーベルトやセキュリティポーチに分けて携帯しましょう。

5. マネーベルトの活用

海外旅行の鉄板アイテム「マネーベルト」は、洋服の下に装着するタイプが特に効果的です。

パスポートや非常用のクレジットカード、現金などを入れておくと、万が一財布を盗まれてもダメージが少なくて済みます。

6. “写真を撮ってあげる”には注意

「写真を撮ってあげる」と近づいてきた人にカメラやスマホを渡すのは危険です。

特に観光地では、親切そうな人を装って近づき、そのままスマホを持ち去る事例も報告されています。

撮影は同行者や信頼できる人に頼むようにしましょう。

7. ホテルの朝食会場やロビーも油断しない

置き引きが意外に多いのがホテルの共用スペースです。

席取りにバッグを置いて離席するのは絶対にNG

貴重品をバッグに入れたまま目を離すのも避けましょう。

8. 「手がふさがっている」ときこそ危険

スーツケースを転がしている時、買い物袋を持っている時など、両手がふさがっていると狙われやすくなります。

ショルダーバッグや斜めがけバッグを活用し、片手は常に空けておく意識を持ちましょう。

9. 「近づいてくる人」に敏感になる

「サインを求められる」「募金をお願いされる」「地図を見せられる」など、一見親切そうな人が近づいてくる場面は要注意です。

そのスキにもう1人がバッグを開けていた…というケースが頻発しています。

10. クレジットカードは利用通知をONに

スキミングやカード盗難に備えて、クレジットカードの利用通知をメールやアプリで受け取る設定をしておきましょう。

見覚えのない利用があれば、即座にカード会社に連絡を。

実際にあった旅行者の声

旅人の口コミから、リアルな体験談もいくつか紹介します。

「バルセロナの地下鉄で、友人が財布をスラれました。

混雑した車内で誰かが押してきたと思ったら、あっという間に…。

人混みではリュックは絶対に前持ちが正解ですね」(20代女性・スペイン旅行)

「ローマのレストランで、隣のテーブルの人が『椅子にかけてたバッグが消えた!』って大騒ぎしていました。

食事中も気を抜かないようにしておいて良かったと思いました」(30代男性・イタリア旅行)

スリ・置き引きに遭ってしまったらどうする?

万が一、被害に遭ってしまった場合は、以下のように対応しましょう。

  1. クレジットカード会社に盗難の連絡
  2. 現地の警察に届け出る(ホテルスタッフやガイドに同行してもらうと安心)
  3. 盗難証明書(ポリスレポート)をもらう
  4. 海外旅行保険会社へ連絡し、補償申請を行う

特に、海外旅行保険に入っていれば、盗難補償を受けられる場合もあります。

ポリスレポートは提出書類になるので、必ず取得しておきましょう。

海外旅行保険&クレジットカードの活用でさらに安心

旅行中にスリや置き引きに遭ってしまった場合のために、海外旅行保険の携行品補償をカバーしている保険に入っておくと安心です。

また、クレジットカードの付帯保険も侮れません。

中には盗難対応や緊急再発行などのサービスを提供しているカードもあります。

まとめ:「盗られない工夫」こそ最大の防御

スリや置き引きは、「防げるトラブル」です。

そして、そうしたトラブルに遭わないためには、

  • 観光客オーラを出しすぎない
  • 常に周囲に注意を向ける
  • 荷物は身体と一体化させる

といった「意識」と「工夫」が最も大事です。

旅先で最高の思い出を作るためにも、トラブルとは無縁の安全な旅を目指しましょう!

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この記事を書いた人

ヨーロッパ、北米、オーストラリアetc、治安をはじめとした海外情報をお届け。運営歴11年の海外旅行メディア世界新聞が監修しています。