オーランドへの旅行を計画しながら、治安が気になって宿泊エリアをなかなか決められない方は多いと思います。
フロリダ州で観光客のレンタカーを狙った車上荒らしや追跡強盗が発生しているという報道を目にしていれば、子ども連れで大丈夫かと不安に感じるのは自然なことです。
この記事は、オーランドの治安を「良い・悪い」で評価するものではありません。
世界40カ国以上を訪れてきた編集長の経験からも、治安は「どの場所で」「何時ごろに」「どう行動するか」によって変わります。
この記事では、外務省をはじめとする公的情報をもとにオーランドで注意が必要なエリアを紹介するとともに、治安目線でおすすめの宿泊エリアを観光重視・落ち着いた滞在・交通アクセス重視の3つの目的別にまとめています。
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オーランドで注意が必要と言われるエリア
オーランドはテーマパークのイメージが強い都市ですが、エリアによって環境は大きく異なります。
宿泊先や移動ルートを決める前に、注意が必要とされるエリアを把握しておきましょう。
パラモア地区(Parramore)
パラモア地区は、夜間の徒歩移動で強盗や暴行被害が起きやすいエリアとして注意が必要です。
ダウンタウンオーランドの西側に隣接しており、バーやレストランが集まるオレンジ・アベニュー周辺から徒歩圏内に位置しています。
夜間にダウンタウンで食事や観光を楽しんだ後、方向を誤って入り込む可能性があるため、観光客にとって無関係なエリアとは言い切れません。
Wikivoyageはこの地区について、犯罪率が高く観光客は不必要に立ち入るべきでないと記述しています。
外務省の「米国 安全対策基礎データ」でも、夜間の人通りが少ない場所での強盗・暴行被害への注意が呼びかけられており、このエリアの性質と重なります。
夜間にダウンタウンへ向かう際は、移動にUberやLyftを使い、徒歩での移動範囲を広げないことをおすすめします。
ダウンタウンオーランド夜間帯(Downtown Orlando / Orange Avenue)
ダウンタウンオーランドのオレンジ・アベニュー沿いは、深夜帯に置き引き・スリ・酔客とのトラブルが起きやすいエリアです。
インターナショナル・ドライブやディズニー周辺に宿泊している場合でも、夕食や観光目的でUberを使って訪れることがある場所です。
昼間は問題なく観光できる繁華街ですが、Fodor’s TravelとWikivoyageはいずれも、週末の深夜帯には雰囲気が変わり、家族連れや単独行動には不向きな状況になると記述しています。
外務省の「米国 安全対策基礎データ」でも、バーやクラブが集まる夜間営業施設の周辺での置き引き・スリ被害、および言いがかり型の金銭要求への注意が促されています。
深夜帯は人混みの中での荷物管理を徹底し、知らない人物から声をかけられた際に立ち止まらない、路上でスマートフォンを操作しないといった点を意識しておくとよいでしょう。
サウス・オレンジ・ブロッサム・トレイル沿い(South Orange Blossom Trail)
サウス・オレンジ・ブロッサム・トレイル沿いは、レンタカーを利用する観光客を狙った車上荒らしや追跡型の犯罪に注意が必要なエリアです。
オーランド国際空港からテーマパークへ向かう際に通過する幹線道路沿いに位置しており、Wikivoyageはこのエリアについて、治安上の懸念が継続的に指摘されている地区として言及しています。
在マイアミ日本国総領事館は安全情報の中で、フロリダ州においてレンタカーを利用する観光客を狙った犯罪が発生しており、空港からの移動直後が特にリスクの高い時間帯であると注意を呼びかけています。
外務省の「米国 安全対策基礎データ」でも、観光客のレンタカーを狙った車上荒らしや追跡強盗への警戒が明記されています。
空港到着後はなるべく明るい時間帯に移動し、車内に荷物を見えるかたちで置かない、駐車中にスマートフォンや地図を確認するために路肩に停車しないといった行動が、被害を遠ざけることにつながります。
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オーランドで治安目線でおすすめの宿泊エリア
オーランドはエリアによって宿泊環境が大きく異なり、「どこに泊まるか」が旅行中の行動範囲にも影響します。
テーマパークへの近さを優先するか、コストを抑えて移動で補うか、それとも観光地の喧騒から離れてゆっくり過ごすか——目的に合わせて3つのエリアを紹介します。
【観光重視】レイク・ブエナ・ビスタ周辺/ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート隣接エリア(Lake Buena Vista)
おすすめする理由
レイク・ブエナ・ビスタ周辺は、テーマパーク観光を旅の中心に置く旅行者、とりわけ子ども連れの家族におすすめのエリアです。
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのゲートに隣接しており、Lonely PlanetおよびWikivoyageによると各パークまで車やシャトルバスで5〜15分でアクセスできます。
ユニバーサル・オーランド・リゾートへも車で約20〜30分の距離にあり(Wikivoyage)、複数パークをめぐる旅程にも対応できます。
ディズニー公式ホテルをはじめ、大型チェーンホテルや家族向けのスイート仕様のホテルが集中しており、中〜高価格帯が中心です。
公式ホテルに宿泊すると、リゾート内を走るシャトルが利用でき、レンタカーなしでパーク間を移動できる点も利便性の高さにつながります。
ショッピングや飲食の拠点としてディズニー・スプリングスが徒歩・シャトル圏内にあり、パーク以外の時間も敷地内や隣接エリアで完結しやすい環境です。
夜の雰囲気
テーマパークの花火やナイトショーが終わる時間帯になると、家族連れの旅行者がホテルへ戻る流れが生まれます。
ディズニー・スプリングスでは夜間もレストランやショップが営業しており、パーク終了後に食事や買い物を楽しむ旅行者で賑わいます。
ローカルのナイトライフとは切り離された環境で、深夜帯もテーマパーク利用者が中心の往来が続きます。
【落ち着いた滞在】カレッジ・パーク(College Park)
おすすめする理由
カレッジ・パークは、テーマパーク周辺の混雑や割高感を避けて、ゆったりとした雰囲気の中で滞在したい旅行者におすすめのエリアです。
ダウンタウンオーランドの北西側に隣接しており、Wikivoyageはエドジウォーター・ドライブ沿いに地元のカフェやレストラン、ショップが並ぶ落ち着いたエリアとして紹介しています。
ダウンタウンへは車またはライドシェアで約10分でアクセスできます(Wikivoyage)。
テーマパークへの所要時間はBソースでの明示がないため、車での移動が前提となりますが、ユニバーサル・オーランド・リゾートへは約20〜25分、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートへは約30〜40分の距離感です。
宿泊施設は大型チェーンホテルよりも小規模なブティックホテルや独立系の宿が中心で、テーマパーク周辺と比較して価格が抑えられる傾向があります。
夜の雰囲気
エドジウォーター・ドライブ沿いのカフェやレストランは夜間も営業しており、地元の住民が中心となった落ち着いた時間が流れます。
深夜まで営業するクラブやバーが並ぶような環境ではなく、早い時間帯に店じまいする飲食店が多い印象です。
テーマパーク帰りの旅行者がエリア内で夕食をとって宿に戻るといったパターンが、夜間の自然な行動の流れとなります。
【交通アクセス重視】インターナショナル・ドライブ周辺(International Drive)
おすすめする理由
インターナショナル・ドライブ周辺は、複数のテーマパークを効率よくめぐりたい旅行者や、コストを抑えながら主要スポットへのアクセスを確保したい旅行者におすすめのエリアです。
オーランド中部を南北に走る幹線道路沿いに広がるエリアで、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートへ車で約15〜20分、ユニバーサル・オーランド・リゾートへ約10〜15分、シーワールド・オーランドへ約5〜10分の距離にあります(Wikivoyage・Lonely Planet)。
オーランド国際空港へも車で約20〜25分でアクセスできます(Lonely Planet)。
エリア内にはアイ・ライド・トロリーと呼ばれる観光用トロリーバスが南北に走っており(Wikivoyage)、車を使わずに沿線の施設間を移動することもできます。
プレミアム・アウトレッツもエリア内にあり、テーマパーク以外の時間の過ごし方が充実している点も特徴です。
宿泊施設は大型チェーンホテルからコンドミニアム型ホテルまで幅広く、テーマパーク公式ホテルと比べて中〜低価格帯の選択肢が多くなります。
夜の雰囲気
テーマパークが閉園する時間帯になると、夕食を求める旅行者がドライブ沿いのレストランに集まり、にぎわいが続きます。
土産物店やショッピング施設も夜間まで営業しており、パーク帰りの旅行者が食事や買い物を済ませてホテルへ戻る流れが定番のパターンです。
ダウンタウンオーランドのオレンジ・アベニュー周辺のようなナイトライフ的な環境とは異なり、観光客向けの飲食・ショッピングが夜間の中心的な活動となっています。
オーランドの治安概要
オーランドはウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートやユニバーサル・オーランド・リゾートを擁する世界有数の観光都市ですが、エリアによって環境が大きく異なります。
テーマパーク周辺と、地元の生活圏であるダウンタウン周辺では、旅行者が直面するリスクの種類も変わります。
渡航前にオーランドの治安の傾向を把握しておくことで、宿泊先や移動ルートの選択に役立てることができます。
オーランドに対する公的情報のアナウンス
外務省は、米国全体の傾向として観光客が犯罪のターゲットになりやすいと注意を呼びかけています。
オーランドを個別に名指しした危険情報は出ていませんが、フロリダ州を含む観光地全般に向けた注意喚起として、レンタカー利用中の車上荒らしや追跡を伴う強盗、夜間の繁華街での置き引き・スリ、ATM周辺でのスキミング被害への警戒が促されています。
在マイアミ日本国総領事館も同様に、フロリダ州を訪れる旅行者に向けて、空港到着直後の移動時や夜間の駐車場・繁華街での行動に注意するよう呼びかけています。
どちらの機関もオーランドを特定して危険地域に指定しているわけではありませんが、観光客が集まる都市共通のリスクとして、日常的な防犯意識を持つことが前提とされています。
オーランドの治安の特徴
オーランドの特徴は、観光客が集まるエリアと地元の生活圏が地理的にはっきり分かれている点にあります。
ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートやユニバーサル・オーランド・リゾートが集まるエリア、およびインターナショナル・ドライブ沿いは、観光客が高い密度で集中するため、スリや置き引き、詐欺的な声かけといった財産犯罪のリスクが生まれやすい環境です。
一方でダウンタウンオーランドは、オレンジ・アベニュー沿いにバーやクラブが集まるナイトライフの街としての顔も持ちます。
テーマパークを中心に行動する旅行者が意識する場面は少ないですが、食事や観光でダウンタウンに足を延ばす場合は、テーマパーク周辺とは異なる環境になることを念頭に置く必要があります。
移動手段についても、オーランドは公共交通が限られており、空港からテーマパーク周辺まで、大半の旅行者がレンタカーかライドシェアを利用します。
車を使う旅行者を狙った犯罪はフロリダ州内で継続的に報告されており、移動中の行動にも注意が求められます。
オーランドの治安まとめ
オーランドは、テーマパークが集まるエリアとダウンタウン周辺では、旅行者が置かれる環境がまったく異なる都市です。
治安は「良い・悪い」で語れるものではなく、どのエリアで、何時ごろ、どう動くかによって変わります。
この記事では、パラモア地区やサウス・オレンジ・ブロッサム・トレイル沿いなど注意が必要なエリアを外務省の情報をもとに整理しました。
あわせて、レイク・ブエナ・ビスタ周辺・カレッジ・パーク・インターナショナル・ドライブ周辺の3エリアを、旅の目的別に紹介しています。
事前にエリアの特性を把握しておくことで、宿泊先を選ぶときも、現地での行動を組み立てるときも、必要以上に不安を抱えずに動けるはずです。
宿泊エリアの見当がついたら、次は具体的なホテル選びに進んでみてください。
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