【ロンドン治安ガイド2026】夜の雰囲気と動画でえらぶ滞在エリア

ロンドンへの旅行を前に、治安が心配で宿泊エリアをなかなか決められないという人は少なくありません。

ニュースで目にする犯罪情報が、自分の旅にどこまで関係するのかが見えないと、どこに泊まればいいかも判断しにくくなります。

この記事は、ロンドンの治安を「良い・悪い」で評価するものではありません。

世界40カ国以上を訪れた編集長の経験をもとに、治安は「場所・時間帯・行動」の組み合わせで考えるという軸で書いています。

外務省をはじめとする公的情報をもとにロンドンで注意が必要なエリアと犯罪の種類を整理し、治安目線でおすすめの宿泊エリアを旅の目的別に紹介します。

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ロンドンで注意が必要と言われるエリア

ロンドンは観光都市として世界中から旅行者が集まる一方、エリアによって注意すべき犯罪の種類が異なります。

外務省の海外安全情報や現地の公式犯罪統計、信頼性の高い旅行ガイドの記述をもとに、日本人旅行者が立ち寄る可能性のある3つのエリアを取り上げます。

ソーホー周辺(Soho)

ソーホー周辺は、スリや夜間のトラブルに注意が必要なエリアです。

ウェストエンドのほぼ中心に位置し、劇場・レストラン・バーが密集しています。

昼夜を問わず多くの旅行者が集まるエリアで、Time Out Londonはロンドン有数の繁華街・歓楽街として紹介しており、特に夜間は混雑が激しくなると記述しています。

外務省の海外安全情報「英国」では、観光地や繁華街でスリ・置き引きの被害が多発していること、夜間の繁華街では酔客とのトラブルや性犯罪への注意が必要であることが記されています。

ソーホーはこうした被害類型が集中しやすいエリアの性質を持っています。

バッグは体の前で持ち、飲食店やバーではテーブルや椅子の背もたれに荷物を置かないようにしてください。

観劇後など夜間に移動する際は、人通りの多い大通りを使い、ひとりでの移動はできるだけ避けることをおすすめします。

ブリクストン(Brixton)

ブリクストンは、強盗やナイフ犯罪のリスクに注意が必要なエリアです。

テムズ川の南側、ロンドン中心部から地下鉄で約20分のランベス区に位置しています。

マーケットや音楽シーンで知られ、Lonely Planetも観光スポットとして紹介していますが、昼間の賑わいとは対照的に夜間のリスクが高まります。

Wikivoyageはブリクストンについて「活気はあるが緊張感のある場所」と表現し、夜間の一部の通りでは慎重な行動が必要だと記しています。

メトロポリタン警察(ロンドン警視庁)の公式犯罪統計では、ブリクストンを含むランベス区がナイフ犯罪・強盗の件数でロンドン32区の中で上位に位置することが示されています。

マーケットを訪れる場合は昼間の時間帯にとどめ、日没後はエリアの外に出ることを意識しておくとよいでしょう。

パディントン駅周辺(Paddington Station area)

パディントン駅周辺は、置き引きや荷物を狙った詐欺的な接触に注意が必要なエリアです。

ヒースロー・エクスプレスの発着駅として、空港からロンドン市内へ向かう旅行者が最初に降り立つ場所のひとつです。

Wikivoyageは駅の北側および周辺の一部エリアについて夜間の注意を促しており、Fodor’s Travelも駅周辺のホテルを検討する旅行者に対して、エリアごとの雰囲気の違いを意識するよう記述しています。

外務省の海外安全情報「英国」および在英国日本国大使館の「安全の手引き」では、ターミナル駅周辺での荷物の置き引きや偽タクシー、見知らぬ人物による過度な親切への注意が呼びかけられています。

到着直後は特に荷物から手を離さないこと、タクシーは駅構内の公式乗り場を使うこと、声をかけてくる人物には距離を置くといった点を意識して行動することが、被害を遠ざけることにつながります。

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ロンドンで治安目線でおすすめの宿泊エリア

ロンドンは宿泊エリアによって、観光の効率・街の雰囲気・夜間の過ごし方がそれぞれ異なります。

「観光スポットに近い場所に泊まりたい」「落ち着いた環境でゆっくり過ごしたい」「空港や他都市へのアクセスを優先したい」など、旅のスタイルに合わせて3つのエリアを紹介します。

【観光重視】サウス・ケンジントン(South Kensington)

おすすめする理由

サウス・ケンジントンは、主要な観光スポットを歩いて回りたい人におすすめのエリアです。

ロンドン西部、ロイヤル・ボロー・オブ・ケンジントン・アンド・チェルシーに属するエリアで、ビクトリア・アンド・アルバート博物館・自然史博物館・科学博物館が徒歩圏内に集まっています。

ハイド・パークやナイツブリッジ方面へも徒歩で向かえる距離にあります。

ウェストミンスター方面へは地下鉄のサークル線またはディストリクト線で約10〜15分でアクセスできます(Wikivoyage)。

ヒースロー空港へは地下鉄ピカデリー線で約35〜40分です(Wikivoyage)。

Fodor’s Travelは「高級感があり、外交官や長期滞在者にも人気のエリア」と記述しており、高級〜中高級のホテルが中心です。

比較的静かな通りに面したブティック系の小規模ホテルも見つかります。

他エリアと比べると宿泊コストはやや高い傾向にあります。

夜の雰囲気

博物館が閉まる夕方以降、エリア内の人の流れは落ち着いていきます。

クロムウェル・ロード沿いにはレストランが並んでおり、夕食を終えた旅行者がホテルへ戻る時間帯は穏やかな雰囲気です。

ソーホーのような深夜まで続くナイトライフはこのエリアにはなく、夜間は静かな住宅地の顔になります。

観劇やバーへ出かける場合は地下鉄での移動が必要になりますが、帰宅後のエリアは落ち着いた状態です。

【落ち着いた滞在】ブルームズベリー(Bloomsbury)

おすすめする理由

ブルームズベリーは、観光地の混雑や割高感を避けつつ、中心部へのアクセスも確保したい人におすすめのエリアです。

ロンドン中心部、カムデン区の南端に位置しており、大英博物館が徒歩圏内にあります。

コベント・ガーデンへも徒歩または地下鉄で数分の距離で、ウェストエンド方面へも地下鉄で数駅です(Wikivoyage)。

ロンドン大学の関連施設が集まる文教エリアでもあり、Lonely Planetは「静かで知的な雰囲気のエリア」と紹介しています。

旅行者とロンドンに暮らす人が自然に混在する街並みで、観光地特有の浮ついた雰囲気が少ない点が特徴です。

Fodor’s Travelは「コストパフォーマンスの良い宿が見つかりやすいエリア」と記述しており、中級ホテルやゲストハウス、サービスアパートメントが中心です。

大型チェーンホテルよりも規模の小さな独立系ホテルが多く、旅のスタイルに合わせて選びやすい選択肢が揃っています。

夜の雰囲気

夕方以降、大英博物館周辺の人通りは落ち着き、エリア全体がゆったりとした時間に移っていきます。

Wikivoyageは夜間について「学生や旅行者が中心の穏やかな夜になる」と記述しており、深夜まで騒がしくなるような繁華街はエリア内にありません。

近くのコベント・ガーデンやウェストエンドで夕食・観劇を楽しんだ後、地下鉄でブルームズベリーへ戻るという行動パターンをとる旅行者が多く見られます。

大通りに面した宿が多いため、夜間の帰宅時も人の目がある環境で戻りやすい構造になっています。

【交通アクセス重視】パディントン駅周辺/ランカスター・ゲート(Paddington / Lancaster Gate)

おすすめする理由

パディントン駅周辺からランカスター・ゲートにかけてのエリアは、空港からの移動と市内各所へのアクセスを最優先にしたい人におすすめのエリアです。

パディントン駅はヒースロー・エクスプレスの発着駅で、ヒースロー空港まで約15分でアクセスできます(Wikivoyage・Lonely Planet)。

地下鉄はサークル線・ディストリクト線・ベーカールー線・エリザベス線が乗り入れており、市内各エリアへの移動がしやすい駅です。

バースやオックスフォードへ向かう高速列車もパディントン駅から出ており、ロンドンを拠点に他都市を訪れる旅行にも向いています(Lonely Planet・Fodor’s Travel)。

サウス・ケンジントンの博物館群へは地下鉄で約10〜15分です(Wikivoyage)。

Fodor’s Travelは「価格帯の幅が広く、予算に応じた選択肢が見つかりやすい」と記述しており、駅周辺の大型チェーンホテルから、ランカスター・ゲート寄りの中規模独立系ホテルまで幅広く揃っています。

駅から少し離れたランカスター・ゲート側はハイド・パークに面しており、落ち着いた環境で過ごしたい場合はこちら寄りのエリアで宿を探すのがひとつの選択肢です。

夜の雰囲気

パディントン駅周辺はターミナル駅特有の人の往来が夜間も続き、到着・出発の旅行者でにぎわっています。

ランカスター・ゲート側はハイド・パークに面しており、夜になると公園沿いの通りは静かになります。

夕食はパディントン駅周辺のレストランで済ませ、そのままホテルへ戻る旅行者が多い一方、ウェストエンドやサウス・ケンジントンで過ごした後に地下鉄で戻ってくるパターンも見られます。

駅に近いほど夜間も活気があり、離れるほど静かな環境になるため、求める夜の過ごし方に合わせて宿の場所を選ぶとよいでしょう。

ロンドンの治安概要

ロンドンは年間数千万人が訪れる国際観光都市であり、多くの旅行者が大きなトラブルなく滞在しています。

一方で、エリアや時間帯によってリスクの性格が異なるため、渡航前に傾向を把握しておくことが大切です。

ロンドンに対する公的情報のアナウンス

外務省は英国に対して危険情報レベル1(十分注意してください)を発令しています。

在英国日本国大使館の「安全の手引き」では、英国は他の西欧諸国と比較して犯罪発生率が高い傾向にあると記されています。

また、英国政府が設定するテロの脅威レベルは「深刻」の段階にあり、外務省・大使館ともに公共交通機関や観光地での警戒を呼びかけています。

危険地域の名指し指定は外務省による公式な発表では確認されていませんが、観光客が集まる繁華街やターミナル駅周辺でのスリ・置き引き・偽タクシーといった被害については、大使館が具体的に注意を促しています。

ロンドンの治安の特徴

ロンドンは33の行政区で構成される広大な都市で、エリアごとに街の性格が大きく異なります。

ウェストミンスターやコベント・ガーデンのように旅行者が集中するエリアがある一方、ナイトライフが盛んな地区や、再開発の途上にある地区も混在しており、同じ「ロンドン」でも場所によってリスクの種類は変わります。

メトロポリタン警察(ロンドン警視庁)はナイフ犯罪をロンドン全体の重点課題として取り上げており、対策キャンペーンを継続的に実施しています。

地下鉄やバスなどの公共交通機関には防犯カメラが広く設置されており、繁華街や観光エリアではイベントや季節に応じて警察官の配置が増やされることもあります。

旅行者の行動として多いのは、ウェストエンドでの観劇後にソーホーやコベント・ガーデン周辺で食事をし、夜間に地下鉄やナイトバスでホテルへ戻るというパターンです。

こうした夜間の移動を伴うスケジュールを組む場合は、時間帯とエリアの両方を意識した行動が求められます。

ロンドンの治安まとめ

ロンドンは年間数千万人が訪れる都市であり、エリアごとに街の性格もリスクの種類も異なります。

治安を「良い・悪い」で評価するより、どこで・何時に・どう行動するかを意識することが、現地での判断につながります。

この記事では、外務省や在英国日本国大使館の情報をもとにロンドンで注意が必要なエリアと犯罪の類型を整理し、夜間の観光や移動で特に気をつけたいポイントを紹介しました。

宿泊エリアについては、観光重視・落ち着いた滞在・交通アクセス重視の3つの視点から選択肢を示しています。

どのエリアにも一長一短があり、旅のスタイルや予算によって向き不向きは変わります。

自分の動き方に合ったエリアを選ぶことが、ロンドン滞在をより快適にする第一歩です。

宿泊先を選ぶ際の参考に、以下のホテル情報もあわせてご覧ください。

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免責事項

本記事は、公的機関の情報や統計、観光関連資料をもとにまとめています。

ただし、都市の雰囲気や治安の感じ方は、訪れる時期や時間帯、そのときの行動によっても変わります。

ここで紹介している内容は、特定の場所の安全性を保証するものではなく、あくまで滞在の参考情報のひとつです。

本記事の情報に基づく行動によって生じた損害等について、当サイトは責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

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この記事を書いた人

運営歴12年の海外旅行メディア世界新聞の編集長。世界一周を含め40カ国以上に訪問。海外旅行関連の登壇多数。旅の書籍を出版。