【カブール治安完全ガイド】ホテルをとるべき治安のよいエリアと現地人が避ける危険エリア

「カブールの治安が悪いエリアはどこなのか知りたい。」

「カブールの治安が良いエリアでホテルをとる方法が知りたい。」

「カブールで安全に滞在できるホテルやエリア情報を探している。」

カブールの治安やエリアごとの危険度が気になるのは当然だと感じる。

治安が良いエリアや悪いエリアを把握した上で、ホテル選びや安全対策を徹底することが最も重要になる。

この記事では、外務省海外安全ホームページとカブール在住日本人の声をもとに、滞在時に避けるべき治安が悪いエリアや安全なエリア、ホテルを取るのにおすすめのエリアを解説する。

カブールのおすすめ滞在エリア:

>ワジール・アクバル・ハーン周辺のおすすめホテル

\40カ国以上旅した編集長おすすめ/

ホテルをとるべきカブールの治安のよいエリア

カブールで安全に過ごすためには、どのエリアに宿泊するかが最重要ポイントとなります。

治安が良いとされるエリアを慎重に選ぶことで、危険リスクを大幅に軽減できます。

ここでは、外務省海外安全ホームページや現地在住日本人の声に基づき、カブールでホテルをとるべき治安のよいエリア・注意点・実践的な選び方について詳しく解説します。

エリア選びで治安を最優先する重要性

出張や業務でカブールに滞在する場合、まず意識すべきは「エリア選び」です。

治安状況は日々変化しており、安全だとされていた場所が急に危険エリアと化す事例も多発しています。

そのため、最新の情報をもとに慎重なエリア選びが必要です。

カブールには以下のような特徴の違いがあります。

・政府機関や国際機関が集まる地域は、警備レベルが比較的高い

・住宅街や市場周辺は犯罪発生率が上がる傾向がある

・空港周辺や交通の要衝は治安情勢が不安定になりやすい

現地の事情を知る日本人や外務省の公式情報を参考に、常にアップデートされる治安動向を把握することが重要です。

カブール在住日本人に聞く「比較的治安が良い」とされるエリア

多くの現地在住日本人が「比較的治安が良い」と認識しているのは、次のようなエリアです。

・ワジール・アクバル・ハーン地域

・シャシュダラク周辺

・大使館や国際機関の集積地区

それぞれのエリアには、共通して「警備体制が強化されている」・「外国人が集住している」といった特徴があります。

ワジール・アクバル・ハーン地区の治安事情

ワジール・アクバル・ハーン地区は、カブール北部に位置する高級住宅街です。

この地区は多くの大使館や国際機関が集まっており、周囲には検問所やバリケードが設置されています。

・警備員の数が多い

・車両のチェックが厳格に行われている

・深夜の移動は制限されている場合もある

在住日本人によると「このエリアでホテルを選ぶと、比較的安心して過ごせるが、必ずしもリスクゼロではない」との声が多くあります。

特に大通りや人通りが多いエリアでは犯罪が起こりにくい一方、外国人を標的としたテロや誘拐が発生した事例も。今年の春以降も警備が緩むタイミングを狙った事件のニュースが複数確認されています。

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シャシュダラク周辺の特徴と注意点

シャシュダラク周辺は、主に各国大使館や国際支援組織が集積している地域です。

この場所も警備強化の対象となっており、エントランスに検問、警察官の常駐などセキュリティ対応が徹底されています。

・エリア一帯でパトロールが頻繁に実施されている

・主要道路沿いには監視カメラや警備員の詰所がある

・車・歩行者ともに再三の身分チェックが必須

その一方で、こうした「外国人が多い地域」ならではの治安リスクも指摘されています。

タリバンやIS系の勢力は、しばしば国際機関を標的とした事件を起こしてきました。

よって、シャシュダラクでホテルを利用する際もセキュリティチェックだけでなく、外出先ルートや待機スペースに細心の注意を払うことが必要です。

大使館・国際機関の集積地における安全対策

各国の大使館が集まるエリアでは、独自の警備体制が敷かれています。

・車両ゲートやバリケードが目立つ

・来訪者全員にID提示が求められる

・敷地内外で民間警備会社が派遣された警備員を配置

外部の目から見ると「厳戒態勢」に感じることもありますが、滞在者にとっては安全を担保する大事なポイントです。

ただし、警備が厳重なエリアは、万一事件が発生した際に「狙われやすい」というリスクも抱えています。

現地では「一見安全に見えても油断できない」との声をよく耳にします。

現地最新情勢:治安の良いエリアの変化

2021年の政変以降、カブールの治安状況は流動的です。

外務省海外安全ホームページによると、かつて安全とされていたエリアでさえ、突発的な治安悪化が観測されています。

・爆発物や車両による攻撃の脅威が依然として存在

・外国人滞在者の動向を把握しようとする動きが活発化

・一部エリアで昼夜問わず犯罪率が上昇

こうした変化の中で、ホテル選びの基準も「今どこが安全か」を常に最新情報でアップデートする必要性が高まっています。

現地在住の日本人からは、「治安が良いエリアに見えても、日によって状況が大きく変わるため現地の最新情報収集が重要だ」との声が寄せられています。

カブールの治安が悪いエリアと危険スポット

カブールに滞在する際、どのエリアが危険であるかを事前に把握することは、命を守るうえで非常に重要です。

ここでは治安が悪いとされている具体的な地域や、事件・トラブルが多発するスポット、最新のリスクトレンドについて詳しく紹介します。

カブールでの安全な行動のため、危険エリアに近づかない判断材料にしてください。

発生が多いテロ・事件のエリアを具体的に解説

まず、カブール市内で治安が悪いとされるエリアは、過去にテロや犯罪が頻発しているため、特に警戒が必要です。

空港周辺で発生した過去の事件

カブール国際空港周辺は、過去に複数回の爆発事件や銃撃が発生しており、高い緊張状態が続いています。

・空港付近での大規模テロ事件

・出発・到着ロビーを狙った自爆攻撃

・軍関係者や要人の送迎車両が標的となった銃撃

これらの事件は「出入りが多い」「軍や外国人が集まる」という特性を突いたものが多く、現在も渡航者には不要な空港滞在を避けるよう強く推奨されています。

また、空港から市街地へ向かう経路では、不審物(車両・バッグ等)の存在や、検問での身分証提示の徹底が求められています。

バーグラミ地区など要注意地域

カブール東部・南部のバーグラミ(Bagrami)地区は治安が悪いエリアとして広く認識されています。

・地元住民による抗争が続発

・誘拐・強盗事件が多い

・警察や軍の治安維持が及びにくいエリア

在住日本人によると、「現地の住民ですら夜間は近づかない」「昼間でも外国人だけでの立入は危険」という声が複数挙げられています。

また、公共交通機関の停留所や、市場付近もバーグラミ地区内での犯罪温床となっていることが報告されています。

バザール周辺のリスク

カブールのバザール(市場)は物資の入手や異文化体験の場所としても有名ですが、治安面では細心の注意が必要です。

・スリや置き引きの多発

・人気がない裏通りでの強盗

・バザールアクセス路でのタクシー詐欺

市場の人混みに紛れて貴重品を狙う犯罪や、偽ガイド・偽タクシーによる被害報告が続出しています。

また、バザールは地場住民の生活エリアでもあるため、旅行者や出張者は「地元風の格好を心掛けて目立たないようにする」「大金や高価な持ち物を持ち歩かない」などの自衛策が有効とされています。

「IS-KP」やタリバンによる攻撃が多発するエリア

過激派武装組織IS-KP(イスラム国ホラサーン州)やタリバンによる攻撃の標的になりやすい地域も存在します。

・政府関連施設や警察署の周辺

・裁判所、商業施設が集中するエリア

・宗教的な行事が行われる施設周辺

これらの場所では突然の爆発や銃撃事件が発生する危険があり、現地在住日本人からも「警備が強化されている日でも油断できない」との現地証言が数多く寄せられています。

また、外国人を標的とした拉致や恐喝事案も、過去には学校やNGOオフィス近くで発生しています。

狙われる傾向があるのは、下記スポットです。

・州庁舎や行政機関

・主要病院や医療センター

・外国人駐在員の住宅が多いエリア

治安に詳しい住民によれば「自宅周辺での不審者や不審車両には常に警戒している」「玄関やエレベーターのセキュリティ機能も日々チェックしている」とのことです。

危険エリアでの犯罪パターンと予防策

カブールの危険エリアでは、犯罪の手口が巧妙化しているため、渡航者にも油断の隙がありません。

よく見かける犯罪の実例と、取るべき予防策は次のとおりです。

・路地裏や人通りの少ない道で待ち伏せし、現金や携帯電話を狙う

・警察官や政府職員を名乗る偽装犯による金銭要求

・現地の住民に成りすました犯罪グループの侵入

上記の被害を防ぐには、徒歩の移動を控え、信頼できる現地業者による専用車移動を優先することが有効です。

また、ホテル以外での宿泊や、Airbnbなどの民泊施設利用については、現地警察や知人による厳密なチェックが必要となります。

最新情勢:危険エリアの変化と不測のリスク

外務省海外安全ホームページでも「情勢悪化や新たなリスク発生」の最新情報が随時更新されています。

・最近は、従来安全と考えられていたエリアも突発的な事件が起こる傾向

・特定宗教や民族背景を持つ集落での突発的衝突

・新興勢力による巡回やパトロールの範囲拡大

現地在住の専門家は「毎朝必ず現地ニュースや大使館発の安全情報を確認してから行動する」「夜間外出や遠方移動は特別な理由がなければ避ける」とアドバイスしています。

また、危険エリアのリスクレベルは短期間で変動しやすいことから、「安心できるエリアであっても常に警戒心を持つ」ことが強調されています。

カブールにおける治安の現状と背景

カブールの治安状況は、過去数年で大きく変化し続けています。

この見出しでは、現在の治安情勢を理解するための背景や主な要因、現地で増加している犯罪の特徴、外務省海外安全ホームページから発信されている公式な警告内容まで幅広く解説します。

安全な滞在や渡航判断の参考になる具体的な情報を盛り込んでいます。

治安悪化の主な要因: テロと犯罪の多発

アフガニスタン政変以降、カブールの治安は大きく不安定化しています。

特に注目すべき要因は以下のとおりです。

・タリバン統治体制による治安維持力の限界

・イスラム国ホラサーン州(IS-KP)によるテロ攻撃の多発

・組織犯罪グループによる誘拐・強盗事件の頻発

タリバンは都市部の表面的な警備強化を進めていますが、市民生活の細部まで十分に統制できていないのが現状です。

現地住民によれば「昼間は落ち着いた雰囲気でも、夜間は銃声が聞こえることもある」との声が複数あります。

近年は自爆テロ・爆発事件に加え、武装グループが警察署や行政機関、商業施設や学校などを狙った襲撃を繰り返しています。

一般市民や外国人駐在員も巻き込まれる事件が続き、全般的な治安レベルは悪化傾向です。

カブールで多発する犯罪の特徴

日常生活のなかで多発している犯罪の種類や手口を知ることで、具体的なリスク回避ができます。

ここでは代表的な犯罪傾向を解説します。

誘拐や強盗事件の手口と傾向

経済環境の悪化や治安当局の人員不足を背景に、以下のような犯罪が多発しています。

・外国人を標的にした拉致・誘拐事件

・タクシーや市場付近でのスリ・強盗

・現地の警察官や軍人を装った脅迫・金品要求

特に目立つのが誘拐事件です。

駐在員や大使館関係者だけでなく、現地の富裕層や商人も標的とされています。

ターゲットを事前に観察する「計画型犯罪」が増加し、「日々同じルートで通勤しない」「身元不明な人物の接近に警戒する」といった自己防衛意識が求められています。

また、外出時や移動中に狙われるリスクが高いため、「運転手付き車両」での移動や「複数人での行動」が推奨されます。

夜間外出や路地裏の移動は控え、信頼できる関係者と行動するのが賢明です。

詐欺や恐喝の増加傾向

治安悪化のなか、詐欺や恐喝も増加しています。

・偽のタクシー運転手による遠回り請求や車内強盗

・偽警官による職務質問や罰金要求

・ATMで現金を引き下ろした直後の金品強奪

こうした犯罪は場所や時間を問わず発生しており、「手荷物は最低限」「ATMは人通りの多い場所を利用」「疑わしい検問や職務質問には即座に正規身分証の提示を求める」など具体的なアクションが重要です。

外務省海外安全ホームページが警告する事項

外務省海外安全ホームページでは、カブール滞在者や渡航予定者に対し以下のことを強調しています。

・不要不急の渡航は控えること

・移動する際は公共交通機関の使用を避け、信頼できる車両を利用

・現地での行動予定は周囲に必ず共有

・事件・事故発生時の緊急連絡先や避難経路の確認

また、情勢が急変するリスクに備え、日本大使館の安全情報や現地ニュースアプリの活用、「安全なエリア」や「危険なスポット」が変動する可能性にも十分注意するようにとされています。

カブール在住日本人の体験談では「現地の警察も即時対応できない事件が多く、危険は全て自衛が基本だと痛感した」という声も聞かれます。

現地の社会・経済状況が治安悪化に与える影響

カブールでは失業率の高さや生活インフラの不安定さも、治安悪化の温床となっています。

経済の悪化が犯罪増加を招き、「急きょ強盗に転じる事例」や「生活苦からの短絡的な犯行」も報告されています。

現地の商業施設では、警備員やセキュリティゲートの設置が進みつつも、「すべてのトラブルを防げるわけではない」と専門家は述べています。

カブールのおすすめ滞在エリア:

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カブールでホテルをとる際の安全対策と注意事項

カブールで安全に宿泊するためには、ホテル選びの基準や現地特有のリスクに対応できる知識が必須となります。

治安が良いとされるエリアでも、施設ごとの警備体制や注意点は異なるため、最新情報を常に取り入れたうえで判断する必要があります。

ここでは、ホテル選びから宿泊時のトラブル対策、現地で役立つ連絡先について詳細に解説します。

ホテルの警備体制に注目するポイント

カブールのホテルは、警備体制の有無やレベルによって安全度が大きく異なります。

単に有名ホテルを選ぶだけでなく、下記ポイントをチェックすることが大切です。

・出入口に有人ゲートや検問が設置されている

・駐車場やロビーで警備員が常時巡回している

・施設内外に監視カメラが多数設置されている

・建物全体が高い外壁やバリケードで囲まれている

・館内への立ち入りにルームキー提示が必要

こうした警備体制は、テロ対策のみならず、強盗や不審者の侵入防止にも直結します。

現地在住日本人の声では「警備が厳重なホテルほどチェックインや入館時に手間はかかるが、安心材料になる」といった意見が多く寄せられています。

有人ゲート・検問の有無で変わる安全度

ホテルの主な出入口には、軍や民間の守衛による検問が設けられている場合があります。

・入館時に全身や手荷物のスキャンチェックが実施される

・車でアクセスする場合、トランクや車内のチェックも徹底されている

・夜間はゲートの施錠や警備回数が増加する

特に夜間や休日など警備が手薄になりがちな時間帯は、「有人ゲートが24時間配置されているか」も安全度判断の重要項目です。

場合によっては身分証明書の提示やホテル宿泊証の確認が求められるため、事前に必要書類を整えておくことが推奨されます。

チェックイン・移動時の自己防衛策

ホテル内でも、宿泊客自身でリスクを下げる工夫が可能です。

・部屋の鍵は必ず複数回ロックする

・貴重品は館内のセーフティボックスに必ず預ける

・窓やベランダは就寝時や外出時に必ず施錠

・エレベーターで見知らぬ人と2人きりになるのを避ける

・客室内のインターホンやドアノブに不審者が接近した場合、即時フロントに連絡

また、チェックイン時にはホテルの非常口や避難経路を確認しておき、万が一火災やテロ事件が発生した際も迅速に対応できる準備が重要です。

部屋選びにおいては「ロビーや非常口からの距離」「階数」「バルコニーの有無」も考慮されるポイントとなります。

宿泊時のトラブル予防と現地連絡先リスト

カブールのような治安リスクが高い都市では、小さなトラブルが大きな危険につながる場合があります。

トラブルを事前に予防するために必要な対策と、万が一の際に利用するべき現地連絡先についてまとめました。

・夜間や早朝の外出は控える

・現地スタッフが同行できる場合は必ず同行を依頼

・ホテル外での待ち合わせや部屋番号の口外は厳禁

・室内でもドアチェーンや補助鍵を活用

また、以下のような緊急連絡先を手元にメモしておくと安心です。

・《日本大使館(カブール)》 現地安全情報やトラブル発生時の支援窓口

・《警察 119》 緊急時に通報可能な現地警察の番号

・《主要な病院・医療センター》 渡航前に所在地と電話番号をメモ

さらに、渡航時には「パスポートのコピー」「現地滞在中の連絡先」「緊急連絡人リスト」を必ず携帯し、デジタル・紙両方で保存しておくことが求められます。

ホテル以外の宿泊施設利用時の注意点

カブールでは近年、ホテル以外の宿泊手段(サービスアパートメントや民泊利用など)を検討する駐在者も増えていますが、こうした施設は警備体制や防犯設備が非公式な場合が多いです。

・建物の出入口に番号式ロックや警備員がいない場合が多い

・夜間の施錠や防犯意識は自己責任で徹底

・現地知人や紹介者がいない場合は利用を控える

Airbnbのようなサービスでは、信頼できるホストや滞在実績の高い物件を選んだうえで、渡航前に現地在住者の推薦を得るようにしましょう。

トラブルが起きた際の対応先が限定的なため、初めてカブールを訪れる場合は公式ホテルの利用が安全です。

カブール滞在時に活用したい安全アプリ・現地サポート

カブールで安全に過ごすためには、信頼できる現地サポートや緊急時に役立つアプリの活用が心強い味方となります。

高まる不安を少しでも和らげるために、現地サポート体制や具体的な活用手法を把握しておくことが肝心です。

ここでは、渡航者におすすめの安全アプリや、緊急時に頼れる大使館・警察・医療機関などの情報を分かりやすく紹介します。

渡航者に有用な現地アプリと使い方例

治安リスクが絶えないカブールでは、最新情報の取得とルート確認が命を守る基本となります。

スマートフォンアプリを上手く活用することで、リアルタイムで周辺危険情報や交通状況、緊急時の連絡手段を確保できます。

・「外務省 海外安全アプリ」

 日本の渡航者に必須となる公式アプリです。プッシュ通知で緊急情報や治安悪化警報が届きます。

・「WhatsApp」「Signal」などのメッセンジャーアプリ

 現地スタッフやホテル、同伴者と即時の連絡を取るのに広く使われており、セキュリティも強固です。

・「Googleマップ」や「MAPS.ME」

 市街地のルート確認、危険エリアの回避プランニングに役立ちます。オフライン地図もぜひ活用してください。

・「Safeture」「SmartTraveler」

 現地の災害や重大事件発生時に自動通知が届きます。外国人駐在員向けのリスク管理アプリです。

現地の口コミでは「緊急避難先や安全エリアの最新情報をアプリ通知で知れた」「不安な道を避けて通れた」など、リアルな実感が多く語られています。

現地アプリ活用の注意点

アプリは最新バージョンを事前にインストールし、現地SIMカードで動作するか確かめておきましょう。

・無料Wi-Fiにはセキュリティリスクがあるため、必ずVPNアプリも併用する

・予備バッテリーや充電ケーブルを常に持ち歩く

・万が一、携帯が使えなくなった場合のアナログ代替手段として紙の地図や重要連絡先リストも準備

不測の事態へ複数の備えを持っておくことで、万が一のリスクも最小化できます。

非常時に使える大使館、警察、現地サポート組織の情報

緊急事態が発生した場合は、冷静かつ迅速な対応が最も重要です。

そのため、公的サポート機関や信頼できる緊急連絡先の情報は、渡航前に必ずメモしておくことをおすすめします。

・《在アフガニスタン日本大使館》

 所在地:Kabul, Afghanistan
 
 業務時間内は日本人保護窓口で相談が可能です。
 
 電話:+93-700-102-505

・《現地警察》

 緊急通報番号:119
 
 事件・事故の際は直接この番号で現地警察へ通報できます。

・《主要病院》

 診療内容や対応言語は事前に必ず確認。ホテル従業員や、現地スタッフにも推奨病院の情報を問い合わせておきましょう。

現地在住日本人によれば、「大使館は治安悪化時もSNSや公式サイトで情報発信を続けている」「警察への通報はなるべく現地語か英語で」と語られます。

また、現地サポートとしては、日本人会やビジネス駐在ネットワーク、外資系企業の緊急サポートチームが存在します。

・日本人会の連絡先はホテルや大使館に問い合わせ可能

・現地での日本語対応ヘルプデスク(企業派遣スタッフの場合)は、必ずメモしておく

・長期滞在の場合は、日本人コミュニティの安心情報によく目を通す

安全情報の入手ルートを複数持つ

現地情勢は予想以上に早く変化するため、できるかぎり多様な情報ソースを確保しておくことが重要です。

・大使館、外務省、現地ニュース局のアカウントはSNSでフォロー

・信頼できる現地スタッフや日本人同僚との連携を強化

・滞在先ホテルや勤務先の警備担当とも日常的に連絡を取る

最新の治安動向、避難アラート、交通規制情報を逐次チェックすることで、不意のリスクにも素早く対応できます。

現地サポート活用の豆知識と実践例

カブール在住者の間で重宝されているのは、「ホテルのレセプションや現地スタッフの日常アドバイス」です。

・「○○通りと△△広場の間は避けたほうがいい」といったピンポイント情報

・「今日のルートは警備上変更したほうが良い」といった現場でのアドリブ

こうした細かなアドバイスは、外部の一般ニュースやSNSだけではキャッチできません。

信頼できる現地スタッフがいない場合は、日本人会や大使館が主催する安全情報共有の会合などに積極的に参加しましょう。

初めて滞在する場合でも、こうしたネットワークを通じて現場感覚のアドバイスを得ることが可能です。

また、緊急時に備えて下記も有効です。

・滞在先の非常口・避難経路の確認

・現地での現金所持を必要最小限に抑える

・万が一パスポートを盗まれた場合の手続きガイドを持参

こうした備えが、実際に問題が発生した時の大きな助けとなります。

まとめ

カブールの治安情報と現地での安全な滞在方法について、ここまでさまざまな側面から解説してきました。

最後に総括として、安全なエリア選びや現地で取るべき行動のポイント、最新の情報収集の重要性まで、カブール滞在を成功させるための重要事項をおさらいします。

カブールでの安全確保は情報収集とリスク回避から

カブールで安全に過ごすためには、常に変化する治安情勢に注意を払い、リアルタイムの情報を得ることが不可欠です。

・外務省海外安全ホームページを定期的に確認する

・在住日本人や現地スタッフから現場の声を集める

・SNSや専用アプリを活用して緊急情報を受け取る

こうした「広く、深く」情報を集め、日々の行動計画やホテル選びに活かす習慣づけが必要です。

ホテル選びとエリア別リスクへの対応法

治安が良いとされるワジール・アクバル・ハーン地区やシャシュダラク周辺は、警備体制が整ったホテルが多いのが特徴です。

しかし、どのエリアでも絶対的な安心はなく、次の対策が求められます。

・有人ゲートや検問が徹底されたホテルを優先的に選ぶ

・部屋選びにも自衛意識を持ち、セキュリティ設備の確認を怠らない

・夜間や単独での外出は極力控え、外部との連絡手段を常時確保する

万が一の際には、パスポートや重要連絡先のコピー、大使館・医療施設の場所や電話番号を必ず把握しておきましょう。

危険エリアと最新リスクの見極めが重要

空港付近やバーグラミ地区、バザール周辺は過去の事件から見ても治安が悪いエリアとして要警戒です。

・不用意な立ち入りや現地住民からの不用意な誘いには乗らない

・公共交通機関は避け、信頼のおける車両での移動を徹底する

時期や情勢によっては安全なはずの地域が急にリスクエリアとなる場合も多いため、常に現地の最新情報にアンテナを張り続けることが、最大の自衛策となります。

現地サポート・安全アプリを最大限に活用

スマートフォンの安全アプリや日本大使館、日本人会などの現地サポートをフルに活用し、情報と助けを得ることが大切です。

・「海外安全アプリ」「WhatsApp」「Signal」などで迅速な連絡手段を確保

・初めての滞在では必ず大使館に渡航予定を申告し、緊急時のガイダンスを受ける

・日々の危険情報や避難勧告にも素早く対応できるよう、アプリやSMSの通知設定を見直す

困ったとき頼れる現地ネットワークづくりも、長期的な安心につながります。

カブール滞在時に心がけるべき最終チェック項目

・治安状況は日々変化するため、油断せず最新の情報収集を怠らない

・宿泊施設や移動経路の選択、現地での行動予定も事前に整理

・現金や貴重品の持ち歩きは最小限にとどめ、安全対策を徹底

・現地スタッフや在住者の助言に耳を傾け、独断での行動は避ける

・非常時のシミュレーションや緊急連絡網の確認を日々欠かさない

これらのポイントを守ることで、カブールでの滞在をより安全かつ安心なものとできます。

まとめの一言

カブールの治安は決して一様ではなく、滞在者の安全は自己防衛と現地情報の活用にかかっています。

滞在前も滞在中も、「自分で集めたリアルな情報」と「ネットワークによる支援」を最大限に活用し、柔軟なリスク管理で大切な毎日を守ってください。

カブールのおすすめ滞在エリア:

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※最新の治安情報は外務省海外安全ホームページやSNSなどで収集することをおすすめします

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運営歴12年の海外旅行メディア「世界新聞」が運営しています。50カ国500都市以上の治安・観光情報を掲載中。