【ヨハネスブルグ治安完全ガイド】ホテルをとるべき治安のよいエリアと現地人が避ける危険エリア

2024年12月29日

「ヨハネスブルグの治安が気になるけど、どのエリアに泊まれば安全なの？」

「治安が悪い地区と良い地区の違いって何だろう」

「ホテル選びで失敗したくないな」

南アフリカ最大の都市ヨハネスブルグの治安について、正確な情報を得たいと考えている方は多いはずです。

世界有数の経済都市でありながら、市内には治安の悪いエリアと良いエリアが混在しているのが現状です。

外務省海外安全ホームページとヨハネスブルグ在住日本人の声をもとに、市内の治安状況を詳しく解説します。

この記事では、市内の危険エリアや、ホテルを取るのにおすすめのエリアを解説していきます。

＼40カ国以上旅した編集長おすすめ／

ヨハネスブルグの治安状況と危険度レベル

南アフリカ最大の経済都市ヨハネスブルグは、世界有数の危険都市として知られています。

2024年の犯罪指数は80.8を記録し、アフリカの主要都市の中でも特に治安が悪い都市の一つとなっています。

深刻な治安状況の実態

外務省は市内中心部のCBDエリアに対して「レベル2：不要不急の渡航は止めてください」という警告を発出しています。

特に市内では以下のような凶悪犯罪が頻発しています：

・殺人事件（1日あたり約82件発生）

・武装強盗（銃器を使用した強盗が多発）

・カージャック（停車中の車を襲う強盗）

・性犯罪（1日あたり約169件発生）

・誘拐事件（1日あたり約45件発生）

治安悪化の背景要因

深刻な治安状況の背景には、以下のような社会問題が存在します：

・40%を超える高失業率

・貧困層と富裕層の著しい経済格差

・違法な銃器の蔓延

・組織犯罪シンジケートの存在

・不十分な警察の取り締まり体制

特に注意が必要な時間帯と場所

夜間は日中と比べて犯罪リスクが著しく上昇します。

特に以下の場所では、昼夜を問わず細心の注意が必要です：

・中央駅周辺のCBDエリア

・ヒルブロー地区全域

・アレキサンドラ地区

・長距離バスターミナル付近

ヨハネスブルグで要注意の治安が悪いエリア

ヨハネスブルグには、観光客やビジネス渡航者が特に注意すべき治安の悪いエリアが存在します。

これらのエリアは地元住民でさえ立ち入りを避ける危険地域として知られています。

ヒルブロー地区の現状と注意点

ヒルブロー地区は、かつての高級住宅街から治安の悪いエリアへと変貌を遂げました。

外務省海外安全ホームページによると、この地区では以下のような犯罪が多発しています：

・路上強盗（特に夜間）

・薬物売買や違法取引

・置き引きや車上荒らし

・カージャック（信号待ちを狙った強盗）

地区内では以下のような場所への立ち入りは特に危険です：

・プレトリア通り周辺

・ウォルフ通りの路地

・閉鎖された商業施設付近

ヨハネスブルグCBDの危険度

CBDは平日の日中でも治安が非常に悪く、以下のような特徴があります：

・ホームレスや物乞いが多い

・路上での薬物使用が頻繁に見られる

・スリや置き引きが頻発する

・警察の巡回が少ない

特に危険な場所として以下が挙げられます：

・パーク駅周辺

・ガウトレイン中央駅付近

・ブリー通りの商店街

CBDで気をつけるべきポイント

・人通りの少ない通りは避ける

・貴重品は極力持ち歩かない

・写真撮影は周囲に注意して行う

・タクシーは正規のものを利用する

アレキサンドラ地区の治安状況

アレキサンドラ地区は、サントンの高層ビル群のすぐ隣に位置する貧困地域です。

ヨハネスブルグ在住日本人によると、以下のような危険性があります：

・組織的な犯罪グループの存在

・銃器を使用した強盗事件の多発

・警察の立ち入りが制限される地域の存在

・夜間の路上犯罪の頻発

アレキサンドラ地区周辺の注意点

この地区周辺では以下の対策が必要です：

・徒歩での移動を避ける

・車両での通過時は窓を閉める

・信号待ちでは周囲に注意を払う

・路上での停車を避ける

その他の危険エリア

上記以外にも、以下の地域では特に注意が必要です：

・イェオヴィル地区（特に夜間）

・ニュータウン地区の一部

・ベレア地区の路地

これらの地域では、以下の安全対策を徹底してください：

・単独行動を避ける

・夜間の外出を控える

・目立つ服装や装飾品は避ける

・常に周囲の状況に注意を払う

ヨハネスブルグでホテルをとるべき治安のよいエリア

ヨハネスブルグには、観光客やビジネス渡航者が安全に滞在できる治安の良いエリアが存在します。

特に北部の高級住宅街は、セキュリティが充実し、安全性が高い地域として知られています。

サントン地区の特徴と安全性

サントンは、ヨハネスブルグの金融街として知られ、高層ビルが立ち並ぶモダンな地区です。

以下の特徴から、ビジネス渡航者に特におすすめのエリアとなっています：

・24時間体制のセキュリティ警備

・高級ホテルチェーンの集積

・ショッピングモールやレストランが充実

・企業のオフィスが多く、日中も人通りが多い

サントン地区での注意点

治安の良い地区でも、以下の基本的な注意は必要です：

・夜間の一人歩きは控える

・貴重品は目立たないように携行する

・タクシーは正規のものを利用する

ローズバンク地区のおすすめポイント

ローズバンクは、高級住宅街とショッピングエリアが融合した洗練された地区です。

この地区の魅力は以下の点にあります：

・ガウトレイン（高速鉄道）の駅があり、空港からのアクセスが便利

・高級ブティックやアート施設が充実

・カフェやレストランが多く、昼夜問わず人通りがある

・警備員が常駐する高級ホテルが多い

メルローズ地区の治安状況

メルローズは、緑豊かな住宅街として知られ、以下の特徴があります：

・閑静な住宅街で騒音が少ない

・高級住宅が多く、セキュリティが充実

・サントンやローズバンクへのアクセスが便利

・大使館や領事館が近くにある

安全なホテル選びのポイント

これらの地区でホテルを選ぶ際は、以下の点を確認しましょう：

・24時間体制のセキュリティ

・エントランスでの入館チェック

・駐車場の警備体制

・フロントデスクの緊急時対応

各地区の共通の安全対策

どの地区に滞在する場合も、以下の対策を心がけましょう：

・ホテルのセキュリティボックスを利用する

・部屋の鍵は必ず二重ロックする

・見知らぬ人を部屋に入れない

・タクシーは必ずホテルのフロントで手配する

ヨハネスブルグで安全に過ごすための対策

南アフリカ最大の経済都市で過ごすためには、適切な安全対策が不可欠です。

移動時の基本的な注意点

徒歩での移動は極力避け、信頼できる交通手段を利用することが重要です。

以下の移動手段を推奨します：

・ホテルが手配する正規のタクシー

・Uberなどの配車アプリ（待ち合わせ場所は人通りの多い場所を選ぶ）

・レンタカー（カージャック対策として保険加入必須）

タクシー利用時の注意点

正規のタクシーは以下の特徴があります：

・車両に会社名とライセンス番号の表示がある

・運転手は身分証明書を携帯している

・メーターを使用している

所持品の管理と貴重品の扱い方

外出時は以下の対策を徹底します：

・パスポートのコピーのみ携帯し、原本はホテルのセーフティボックスに保管

・現金は必要最小限のみ持ち歩く

・スマートフォンは人目につかない場所で使用

・目立つ装飾品は着用しない

緊急時の連絡先

以下の連絡先は必ず控えておきましょう：

・警察緊急番号：10111

・救急車：10177

・在南アフリカ日本国大使館：012-452-1500

ホテル滞在時の安全対策

部屋での注意点：

・ドアは必ずダブルロックする

・見知らぬ人からのノックには応答しない

・客室階のエレベーターホールでは周囲に注意を払う

・貴重品は必ずセーフティボックスを使用する

外出時の注意事項

以下の時間帯や場所では特に警戒が必要です：

・早朝や夕暮れ時の外出を避ける

・人通りの少ない道は通らない

・ATMの利用は建物内のものを選ぶ

・携帯電話やカメラの使用は安全な場所で

現地での情報収集

滞在中は以下の方法で最新の治安情報を入手します：

・ホテルのコンシェルジュに相談

・在南アフリカ日本国大使館のウェブサイトを確認

・現地在住の日本人コミュニティの情報を活用

・外務省の海外安全アプリをダウンロード

トラブル回避のための心構え

以下の基本姿勢を常に意識します：

・目立たない服装を心がける

・周囲への警戒を怠らない

・知らない人からの声掛けには応じない

・困ったときは躊躇せず助けを求める

ヨハネスブルグのホテル選びで確認すべきポイント

南アフリカ最大の経済都市で安全に滞在するためには、適切なホテル選びが重要です。

セキュリティ体制の確認事項

ホテルを予約する前に、以下の安全対策が整っているか確認しましょう：

・24時間体制の警備員常駐

・エントランスでの入館チェックシステム

・監視カメラの設置状況

・非常時の避難経路の確保

客室のセキュリティ

部屋選びの際は以下の設備の有無を確認します：

・二重ロックシステム

・覗き穴付きドア

・セーフティボックス

・セキュリティチェーン

安全な立地の見極め方

以下の条件を満たすエリアのホテルを選びましょう：

・サントンやローズバンク等の治安の良いエリアに位置する

・大通りに面している

・周辺に警備員が配置されている

・24時間営業のコンビニや店舗がある

周辺環境のチェックポイント

ホテル予約前に確認すべき周辺施設：

・警察署までの距離

・大使館や領事館の位置

・信頼できる医療機関の有無

・安全なショッピングモールへのアクセス

滞在中の安全対策

チェックイン後は以下の対策を実施します：

・貴重品は必ずセーフティボックスを使用

・部屋番号は他人に漏らさない

・客室階での不審者に注意

・エレベーター内での警戒

これらの確認事項を満たすホテルを選ぶことで、より安全な滞在が可能となります。

まとめ：ヨハネスブルグでの安全な滞在のために

ヨハネスブルグは治安の悪いエリアと良いエリアが混在する都市です。

適切な準備と対策により、安全な滞在を実現することができます。

エリア選択のポイント

滞在先は以下の地区が推奨されます：

・サントン地区：高級ホテルが集中し、24時間警備体制が整っている

・ローズバンク地区：ショッピングモールや飲食店が充実し、人通りが多い

・メルローズ地区：閑静な高級住宅街で、セキュリティが充実している

避けるべき危険エリア

以下の地域への立ち入りは控えましょう：

・ヒルブロー地区：路上犯罪が多発

・CBDエリア：スリや置き引きが頻発

・アレキサンドラ地区：組織的な犯罪が存在

基本的な安全対策

安全な滞在のために以下の対策を徹底します：

・夜間の一人歩きを避ける

・貴重品は目立たないように携行する

・正規のタクシーのみを利用する

・人通りの少ない道は避ける

緊急時の対応準備

以下の連絡先は必ず控えておきましょう：

・警察緊急番号（10111）

・救急車（10177）

・在南アフリカ日本国大使館の連絡先

・宿泊ホテルの電話番号

ホテル滞在時の注意点

安全なホテル滞在のために以下を心がけます：

・セーフティボックスの活用

・部屋の二重ロックの徹底