こんにちは。
世界一周含めこれまで40カ国以上を旅した世界新聞編集長です。
「海外旅行保険って本当に必要?」「短期旅行なら入らなくていいのでは?」
実際に、保険のことを深く考えずに旅に出る人も多いですが、私はこれまでの旅で何度も保険に救われてきました。
この記事では、海外旅行保険が必要な理由、加入すべきケース、選び方のポイントをわかりやすく解説します。
医療費は想像以上に高い!
海外では、ちょっとした風邪やケガでも高額な医療費がかかります。
アメリカでは診察だけで数万円、入院や救急車を使えば数十万〜数百万円にもなることがあります。
これらの費用をカバーしてくれるのが、海外旅行保険です。
たとえば、骨折して手術が必要になった場合、費用は軽く100万円を超えることも。
言葉が通じない国での対応は不安も大きく、保険による日本語サポートの存在が心の支えになります。
トラブルは予想外のタイミングでやってくる
私自身、インドでマラリアにかかり入院、南米でリュックを盗まれた経験があります。
どちらも予想できるものではありませんでしたが、保険があったから安心して対応できました。
また、メキシコでは航空会社のストライキによってフライトがキャンセルされ、ホテル代と交通費を保険で補償してもらったこともあります。
旅にトラブルはつきもの。だからこそ保険が必要です。
クレジットカード付帯保険だけで大丈夫?
エポスカードや楽天カードなどは、年会費無料で海外旅行保険が付帯されています。
短期の旅行なら十分なこともありますが、補償額が低めなので注意が必要です。
例)疾病治療費が270万円など、病院によっては足りない場合も。
また、自動付帯と利用付帯の違いにも要注意。
利用付帯の場合は、ツアー代や航空券をそのカードで支払っていないと保険が適用されません。
選び方のポイント5つ
- キャッシュレス診療がある
- 治療費用が十分に高い(最低200万円)
- 日本語サポートが24時間対応
- 携行品・盗難・航空機遅延なども補償される
- スマホやネットで申し込める手軽さ
これらを満たしているクレジットカード付帯の海外旅行保険保険は意外と少ないです。
保険会社のプランも検討しよう
長期旅行、ワーホリ、留学の人は、クレカ付帯だけでなく、AIUや損保ジャパンなどの総合保険を併用するのが安心です。
申し込み時には渡航先や滞在日数、活動内容に合った補償内容を選びましょう。
保険会社によっては、コロナ関連の隔離費用やキャンセル料をカバーしているプランもあります。
また、リモートワークで海外に長期滞在するノマドワーカー向けの専用保険も登場しています。
保険証・緊急連絡先はすぐ出せるように
加入したら、保険証書はスマホと紙で持参し、緊急連絡先は英語でも控えておきましょう。
トラブル時、冷静に行動できる準備が生死を分ける場面もあります。
空港で荷物が紛失した、事故に遭った、病気で動けない…そんな時に、すぐに連絡できる体制を整えておくことが命綱になります。
「使わなかったら損」とは思わなくていい
「せっかく保険に入ったのに、使わなかった」と思う方もいるかもしれません。
でも、それはとても良いことです。使わなかった=トラブルなく旅ができたということ。
保険はあくまで「安心のための備え」であり、「使うこと」が目的ではありません。
トラブルが起きなかったことに感謝しつつ、今後も安心を携えて旅ができることを喜びましょう。
万が一のとき、どこに連絡するか決めておこう
実際に保険を使う場合、どうやって手続きすればいいか知っていますか?
多くの保険会社は、24時間の緊急連絡センターを設けています。
渡航前に、保険会社の緊急連絡先(国際電話番号含む)を控えておくことをおすすめします。
また、事前にアプリをダウンロードしておけば、位置情報を送って近くの提携病院を探すこともできます。
旅行中に焦らないよう、シュミレーションしておくと安心です。
補償対象外になるケースにも注意
海外旅行保険には、補償されないケースもあります。例えば、戦争・暴動地域への渡航や、飲酒・薬物が原因のトラブル、故意による損害などです。
また、持病に関する治療や、美容・整形目的の治療も対象外となる場合があります。
契約前に「約款(やっかん)」を確認し、自分の旅行スタイルに合った内容であるか必ずチェックしておきましょう。
まとめ
「大丈夫だろう」と思っていても、旅先では何が起こるかわかりません。
海外旅行保険は、安心して旅を楽しむための「安全ネット」。
トラブルに備えてこそ、本当の意味で自由な旅ができます。
数千円の保険料で、何十万円、何百万円もの損失を防ぐことができるなら、それは旅の必需品です。
これから旅立つあなたに、保険という「安心」をぜひ持っていってほしいと思います。