これまで40カ国以上を旅した世界新聞編集長です。
今回は、海外旅行に最適なクレジットカードの選び方と、おすすめのカードをご紹介します。
初めての海外旅行でも安心して利用できるよう、実体験と最新情報を交えて解説します。
海外旅行にクレジットカードが必要な理由
海外旅行中、クレジットカードは単なる支払い手段以上の役割を果たします。
以下のようなメリットがあります。
- 海外旅行保険の付帯:多くのクレジットカードには、海外旅行保険が付帯しており、病気やケガ、盗難などのトラブルに対応できます。
- キャッシュレス診療:提携病院であれば、治療費を立て替えることなく診療を受けられるサービスがあります。
- 現地通貨の引き出し:ATMで現地通貨を引き出す際に便利です。
- 不正利用時の補償:カードの不正利用があった場合、補償を受けられることが多いです。
【実体験】パタゴニアでカードが使えず焦った話
南米アルゼンチンの絶景・パタゴニア地方を旅した時のことです。
首都ブエノスアイレスでは問題なくクレジットカードが使えたので、現金は最小限しか持っていませんでした。
しかし、バスでカラファテに降り立ち、いざ宿にチェックインしようとした瞬間、トラブル発生。
「カードは使えません。現金だけです」と、にこやかに言われたのです。
あわてて町のATMを探しましたが、なんと1台目はなぜか使えず、2台目はネットワーク不調で現金が引き出せず。
途方に暮れながら3台目でようやくキャッシングに成功(なぜかVISAではできずJCBで成功)し、なんとか支払いできましたが、当時の自分を褒めたいのは「2枚以上の国際ブランドのカードを持っていたこと」と「キャッシング枠を設定していたこと」です。
この経験以降、「どんなに観光地でも、カードが使えない前提で動く」意識を持つようになりました。
クレジットカード選びの3つのポイント
1. 海外旅行保険の付帯条件
- 自動付帯:カードを持っているだけで保険が適用されます。
- 利用付帯:旅行代金などをカードで支払うことで保険が適用されます。
自動付帯のカードであれば、ついうっかり旅行代金を払いそびれても大丈夫です。
2. キャッシュレス診療の有無
旅先で急な体調不良やケガがあっても、キャッシュレス診療対応のカードなら、病院にお金を払う必要はありません。
保険会社が直接医療費を負担してくれるので、現金不要で治療が受けられます。
これは本当に心強いです。
3. 補償内容と金額
医療費が高額になる国では、治療費補償が200万円以上あるかをチェックしましょう。
携行品損害や航空機遅延保険も実際に使う可能性がある項目です。
海外旅行におすすめのクレジットカード3選
1. エポスカード(年会費無料)
- 海外旅行保険が自動付帯(治療費用270万円まで)
- キャッシュレス診療OK
- 海外サポートデスクあり
初めての1枚にぴったりです。
2. 楽天プレミアムカード(年会費11,000円)
- 保険金額が高く、プライオリティ・パスも付帯
- 空港ラウンジも利用可能
- 海外旅行の頻度が高い人向け
3. 三井住友カード(クラシックA)
- 編集長が世界一周中に使用していた実績あり
- キャッシュレス診療対応
- 電話サポートが丁寧で、トラブル時も安心
現地でのカード利用に関するリアルな口コミ
調査したところ、以下のような声が見つかりました。
「イタリアでクレジットカードを使おうとしたら、JCBが通らなかった。VISAかMasterはどこでも使える印象」(旅行者のSNS)
「モロッコでは観光地でも現金払いが多かった。カードは予備くらいの感覚で持っておいた方がいいかも」(旅行ブログより)
「タイのコンビニでは小額でもクレジットカードが使えて便利!でも地方に行くと現金オンリーになることも」(現地在住者のコメント)
編集長からのアドバイス
- カードは2枚以上(異なるブランド)を持つ
- 海外キャッシングは事前に限度額を設定しておく
- 現地ATMの位置や稼働状況は事前に調べておく
- 少額でも現地通貨を持っておくのが吉
クレジットカードは「旅の保険」であり「お財布」です。
現地での支払いをスムーズにするだけでなく、体調不良や盗難時にも心強い味方になります。
ぜひ自分に合った一枚を選んで、安心して海外旅行を楽しんでくださいね。