【ブダペスト治安完全ガイド】現地人が近づかない危険エリアとホテルをとるべき治安のよいエリアを解説

「ブダペストの治安が気になるけど大丈夫かな」
「ブダペストで治安の良いエリアにホテルを取りたい」
「ブダペストの治安が悪いエリアはどこを避ければいい?」

東欧の観光都市ブダペストは、治安の良いエリアと治安の悪いエリアの差が大きい都市です。

ブダペストの治安は、観光客が多く集まるブダ地区は警備が厳重で安全ですが、一部のエリアでは深夜の一人歩きを避けるべき場所もあります。

外務省海外安全ホームページとブダペスト在住日本人の声をもとに、この記事では治安が良いエリアと治安が悪いエリアの特徴、安全に滞在できるホテルエリア、現地での具体的な注意点をご紹介します。

目次

ブダペストの治安の現状|東欧最大の観光都市の実態

ブダペストは東欧有数の観光都市として知られていますが、地域によって治安状況に大きな差があります。外務省海外安全ホームページによると、一般的な注意を要する地域に分類されています。

ブダペストの犯罪発生状況

観光客を狙った犯罪が一定数報告されており、特に以下のような犯罪が発生しています:

・スリや置き引き
・偽装警官による被害
・タクシーでのぼったくり
・両替所での詐欺

特に観光客が集中するエリアでは、スリや置き引きなどの軽犯罪が発生しやすい傾向にあります。ただし、凶悪犯罪の発生率は比較的低く、基本的な防犯対策を講じれば安全に観光を楽しめます。

地域別の治安状況

ブダペストは大きく分けて、ブダ地区とペスト地区に分かれています:

ブダ地区の特徴:
・世界遺産が集中する高級住宅街
・観光警察が常時巡回
・街灯が整備され夜間も明るい
・カメラ監視システムが充実

ペスト地区の特徴:
・商業施設や飲食店が集中
・観光客と地元民が混在
・地域により治安に差がある
・夜間は人通りにムラがある

時間帯による治安の変化

昼夜で治安状況が大きく変化するエリアがあります:

昼間の治安:
・観光地は警備が厳重
・公共交通機関は安全
・主要施設には警備員配置
・トラブル発生時の対応が迅速

夜間の注意点:
・23時以降は人通りが減少
・地下鉄駅周辺での警戒が必要
・繁華街での客引きに注意
・深夜バスは混雑に要注意

観光客は特に以下の状況に注意が必要です:

・観光スポットでの写真撮影時
・公共交通機関の乗降時
・レストランでの支払い時
・両替所利用時

これらの状況では、周囲への注意を怠らず、貴重品の管理を徹底することが重要です。また、緊急時に備えて、以下の連絡先を控えておくことをお勧めします:

・警察:107
・救急:104
・日本大使館:+36-1-354-0450

ブダペストで治安が良いエリアと観光に最適なホテル選び

ブダペストで安全に滞在するためには、宿泊エリアの選択が重要です。特に観光名所へのアクセスと治安の両面から、適切なエリア選びが求められます。

治安が良いエリアの特徴

ブダペストの中でも、特に治安の良いエリアは以下の地域です:

城地区(ブダ側):
・王宮や漁夫の砦など世界遺産が集中
・高級ホテルが立ち並ぶ
・警備員の巡回が頻繁
・観光客向けの案内所が充実

アンドラーシ通り周辺:
・ユネスコ世界遺産に登録された大通り
・高級ブランドショップが並ぶ
・街灯が整備され夜間も明るい
・観光警察が常駐

観光客向けのおすすめホテルエリア

初めてブダペストを訪れる観光客には、以下のエリアがおすすめです:

ブダ城周辺:
・観光名所まで徒歩圏内
・高級ホテルが多く治安良好
・静かな住宅街で夜間も安全
・レストランや土産物店が充実

聖イシュトヴァーン大聖堂周辺:
・観光スポットへのアクセス抜群
・地下鉄駅が近く移動に便利
・カフェやレストランが豊富
・24時間営業のコンビニあり

宿泊施設選びのポイント

安全な滞在のために、以下の点に注意してホテルを選びましょう:

セキュリティ面:
・24時間フロント対応
・防犯カメラの設置
・客室の鍵はカードキー
・セーフティボックス完備

立地面:
・主要駅から徒歩圏内
・観光地へのアクセスが良好
・夜間も人通りがある
・明るい通りに面している

予約時の注意点:
・口コミでセキュリティ面の評価を確認
・周辺環境の写真をチェック
・深夜チェックインの可否を確認
・空港送迎サービスの有無を確認

これらの条件を満たすホテルを選ぶことで、安全で快適な滞在が実現できます。特に女性の一人旅の場合は、セキュリティ面を重視したホテル選びが推奨されます。

ブダペストで治安が悪いエリアと避けるべきエリア

ブダペストには観光客が避けるべきエリアが存在します。特に夜間や人通りの少ない時間帯には注意が必要なエリアをご紹介します。

治安が悪いエリアの特徴

第8区(ヨージェフヴァーロシュ地区):
・路上犯罪の発生率が高い
・深夜の一人歩きは危険
・観光客向けの施設が少ない
・街灯が十分に整備されていない

ケレペシ通り周辺:
・ブダペスト東駅の裏手エリア
・スリや置き引きの報告が多い
・客引きや不審者の出没
・夜間は人通りが極端に減少

深夜に近づかないエリア

以下のエリアは特に夜間の立ち入りを避けることをお勧めします:

ブダペスト東駅周辺:
・深夜のホームレス集中地域
・違法タクシーの客引きが多い
・薄暗い路地が多く存在
・緊急時の援助を得にくい

第9区(フェレンツヴァーロシュ地区)の一部:
・治安の悪いバーが点在
・路上での客引きが多発
・観光インフラが未整備
・警察の巡回頻度が低い

観光時の具体的な注意点

これらのエリアを完全に避けることは難しい場合もあるため、以下の対策を講じましょう:

時間帯による対策:
・日没後の単独行動を控える
・メインストリートを利用する
・明るい時間帯に観光を済ませる
・深夜の公共交通機関利用を避ける

持ち物の管理:
・貴重品は分散して持ち歩く
・バッグは必ず前で持つ
・露出した場所にスマートフォンを置かない
・現金は必要最小限に抑える

移動時の注意:
・正規のタクシーのみ利用
・人通りの多い道を選択
・緊急連絡先を常に携帯
・現地の緊急電話番号を控える

これらのエリアでのトラブルを避けるため、常に周囲の状況に注意を払い、不審に感じたら速やかにその場を離れることが重要です。

ブダペストでよくある犯罪と具体的な対策方法

外務省海外安全ホームページによると、ブダペストでは観光客を狙った特徴的な犯罪が発生しています。具体的な手口と対策方法を詳しく解説します。

スリ・置き引きの手口と対策

ブダペストで最も多い犯罪は、以下のような手口によるスリや置き引きです:

観光スポットでの手口:
・写真撮影に夢中になっている隙の置き引き
・レストランのテーブルに置いたバッグの盗難
・路上マジシャンの演技に気を取られている間の犯行
・観光客が地図を見ている際の背後からの接近

公共交通機関での手口:
・混雑した車内での計画的な押し合い
・切符購入時の財布をねらう
・エスカレーターでの接触型の犯行
・駅構内での荷物の放置狙い

詐欺被害の実例と予防法

ブダペストで報告されている主な詐欺の手口:

偽装警官による詐欺:
・観光客に職務質問を装う
・パスポートや財布の提示を要求
・所持金の確認を求める
・偽の罰金を請求する

両替所での詐欺:
・不正なレートでの両替
・札束の中に偽札を混入
・計算間違いを装った詐取
・正規の両替所を装った違法営業

緊急時の対応と連絡先

被害に遭った場合の具体的な対応手順:

即時の対応:
・最寄りの警察署への通報
・パスポートの再発行手続き
・クレジットカードの利用停止
・現金引き出し限度額の確認

必要な連絡先:
・警察緊急通報:107
・救急車:104
・在ハンガリー日本国大使館:+36-1-354-0450
・クレジットカード会社の緊急窓口

被害防止のための具体的な対策:
・貴重品は分散して所持
・ウエストポーチの活用
・首掛け財布の使用
・ホテルのセーフティボックス活用

これらの対策を実践することで、より安全な観光が可能になります。特に観光客が集中するエリアでは、常に周囲への注意を怠らないことが重要です。

ブダペストの公共交通機関の安全な利用方法

ブダペストの公共交通機関は発達していますが、観光客を狙った犯罪が発生することがあります。安全に利用するためのポイントを解説します。

電車・トラムの防犯対策

公共交通機関での犯罪被害を防ぐため、以下の点に注意が必要です:

切符の購入と携帯:
・必ず正規の券売機で購入
・乗車前に切符の確認
・切符は常に携帯する
・検札にすぐ対応できるよう準備

車内での注意点:
・混雑時は荷物を体の前で持つ
・座席に荷物を置いたまま離れない
・車両の端や出入り口付近は避ける
・深夜は中央の車両を利用する

深夜の移動手段と注意点

23時以降の公共交通機関利用時は特別な注意が必要です:

深夜電車利用時の注意:
・できるだけ複数人で移動
・明るい車両を選択
・周囲の乗客に注意を払う
・緊急通報ボタンの位置を確認

代替移動手段:
・正規のタクシーを利用
・ホテルの送迎サービスの活用
・深夜バスの時刻表確認
・安全なルートの事前確認

安全なタクシーの見分け方

正規のタクシーの特徴:
・車体に公式ライセンス番号の表示
・メーター表示が明確
・運転手の身分証が見える位置に掲示
・予約時の正確な料金提示

利用時の注意点:
・タクシー乗り場からの利用を優先
・深夜は事前予約を活用
・料金は必ずメーターで確認
・領収書の発行を依頼

緊急時の対応手順:
・車内の緊急通報ボタンを使用
・運転手や駅員に直接通報
・他の乗客に助けを求める
・最寄り駅で降車し警察に通報

これらの注意点を守ることで、ブダペストの充実した公共交通機関を安全に活用できます。特に夜間の移動時は、事前に経路を確認し、必要に応じて代替手段を検討することをお勧めします。

まとめ:ブダペストを安全に楽しむために

ブダペストは東欧を代表する観光都市として人気がありますが、安全に観光するためには適切な準備と注意が必要です。これまでの内容を踏まえて、重要なポイントを整理します。

滞在前の準備と対策

安全な旅行のために、出発前に以下の準備が推奨されます:

持ち物の準備:
・貴重品の分散収納用ポーチ
・コピーしたパスポート
・緊急連絡先リスト
・海外旅行保険証券

情報収集:
・現地の緊急連絡先
・大使館の場所と連絡先
・宿泊先周辺の地図
・最寄りの警察署の位置

エリア別の行動指針

地域によって適切な行動が異なります:

安全に過ごせるエリア:
・ブダ城周辺
・アンドラーシ通り
・聖イシュトヴァーン大聖堂周辺
・漁夫の砦エリア

避けるべきエリア:
・第8区の大部分
・ケレペシ通り周辺
・ブダペスト東駅裏手
・人通りの少ない路地

トラブル回避のための具体策

日常的な注意点:
・深夜の単独行動を避ける
・公共交通機関での荷物管理
・レストランでの支払い時の注意
・観光地での写真撮影時の警戒

緊急時の対応:
・警察への通報方法
・大使館への連絡手順
・保険会社への連絡方法
・現地医療機関の利用方法

これらの対策を実践することで、ブダペストの魅力を安全に楽しむことができます。観光客を狙った犯罪は存在しますが、基本的な注意を払えば、充実した旅行体験が可能です。

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この記事を書いた人

ヨーロッパ、北米、オーストラリアetc、治安をはじめとした海外情報をお届け。運営歴11年の海外旅行メディア世界新聞が監修しています。

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