【ブラジルの治安まとめ】現地人が避ける危険エリアとホテルをとるべき安全エリア

「ブラジルの治安やサンパウロ、リオデジャネイロの治安が不安です」
「治安が悪いエリアと治安が良いエリアを知りたい」
「ホテルを取るならどのエリアが安全なのか知りたい」

ブラジルへの渡航を予定しているあなたがサンパウロ、リオデジャネイロの治安が気になるのは自然なことです。

治安が悪いエリアと治安が良いエリアの違いを把握し、ホテルは治安が良いエリアで選ぶことが大切です。

この記事では、外務省海外安全ホームページとブラジル在住日本人の声をもとに、サンパウロやリオデジャネイロの治安が悪いエリアと治安が良いエリア、ホテルを取るのにおすすめのエリアを解説します。

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ブラジルの治安概要

ブラジルは世界的に見ても治安が悪い国のひとつとして知られています。

外務省海外安全ホームページによると、サンパウロやリオデジャネイロなどの大都市では強盗やスリ、短時間誘拐といった凶悪犯罪が多発しています。

特に観光客や日本人が被害に遭いやすい傾向があり、夜間の外出や人通りの少ない場所への立ち入りは非常に危険です。

ブラジル全体の治安状況と傾向

ブラジル全体で見ても、殺人や強盗などの重大犯罪の発生率は高い水準にあります。

例えば、ブラジリア連邦直轄区では2023年の人口10万人当たりの殺人事件件数が9.62件、強盗事件件数が526.48件と、サンパウロやリオデジャネイロと同等かそれ以上のレベルです。

都市部では犯罪組織の抗争や麻薬取引が日常的に行われており、警察とギャングの銃撃戦に一般市民が巻き込まれる事件も報告されています。

犯罪発生率とその特徴

ブラジルでは強盗、スリ、置き引きなどの窃盗犯罪が多発しています。

特に観光地やショッピングセンター、バスターミナル周辺での被害が目立ちます。

また、短時間誘拐や車上狙いなど、組織的な犯罪も増加傾向にあります。

外務省海外安全ホームページによる警戒レベル

外務省海外安全ホームページでは、ブラジルの多くの都市に「十分注意」や「渡航の是非を検討」などの危険レベルが設定されています。

特にサンパウロやリオデジャネイロの一部エリアでは、昼夜を問わず犯罪被害のリスクが高いとされています。

日本人が巻き込まれやすい犯罪

日本人や観光客が巻き込まれやすい犯罪として、強盗やスリ、短時間誘拐が挙げられます。

現地在住の日本人によると、日中でも油断は禁物であり、スマートフォンやカメラを人前で出すことは避けるべきとされています。

強盗・スリ・置き引きの手口

複数人で取り囲み、暴行を加えた上で所持品を強奪する手口が増えています。

また、カフェやレストランで荷物を足元に置いていると、気づかないうちに盗まれるケースも多発しています。

短時間誘拐や詐欺事件

サンパウロ市内では「短時間誘拐」と呼ばれる犯罪が多発しています。

被害者を短時間拘束し、その間に現金やカードを引き出させる手口です。

また、偽警官による詐欺や、タクシーを装った強盗事件も報告されています。

治安が良いエリア・悪いエリアの特徴

ブラジルの都市部では、治安が良いエリアと悪いエリアが隣接していることが多いです。

観光地のすぐ近くにスラム街(ファベーラ)が広がっているケースも珍しくありません。

治安が良いエリアの特徴

警備員が常駐する高級住宅街や、観光客向けのホテルが集まるエリアは比較的安全とされています。

夜間の人通りが多く、公共交通機関が整備されている場所も治安が良い傾向があります。

治安が悪いエリアの特徴

ファベーラや人通りの少ない裏通り、バスターミナル周辺は犯罪発生率が高いです。

麻薬組織が支配するエリアや、警察とギャングの衝突が頻発する地域は特に危険です。

ブラジルを訪れる際は、事前に現地の治安情報を確認し、危険なエリアには近づかないことが重要です。

サンパウロで治安が良いおすすめ宿泊エリア

サンパウロはブラジル最大の都市であり、多様な文化やビジネスの中心地として知られています。

一方で、エリアごとに治安状況が大きく異なるため、宿泊場所の選び方が非常に重要です。

ここでは、サンパウロで治安が良いとされるおすすめの宿泊エリアと、その特徴について詳しく解説します。

サンパウロの治安が良いエリア一覧

サンパウロには比較的治安が良いとされるエリアがいくつか存在します。

特に旅行者やビジネスパーソンに人気のエリアは、警備体制が整っており、安心して滞在できる環境が整っています。

ジャルジン地区

ジャルジン地区は高級住宅街として知られ、治安が良いことで有名です。

多くの高級ホテルやレストラン、ショッピングモールが立ち並び、観光客にも人気があります。

警備員が常駐している建物が多く、夜間の外出も比較的安心です。

また、大使館や高級ブランドショップも多く、街並みも美しく整備されています。

イタイン・ビビ地区

イタイン・ビビ地区はビジネス街として発展しており、多国籍企業のオフィスが集まっています。

治安が良いだけでなく、交通の便も非常に良いのが特徴です。

周辺には高級ホテルやレストランが多く、外国人ビジネスマンの利用も多いエリアです。

夜間でも人通りが多く、女性の一人歩きにも比較的安心感があります。

パウリスタ通り周辺

パウリスタ通りはサンパウロの中心地であり、観光・ビジネスの拠点となるエリアです。

大手ホテルチェーンやショッピングセンター、美術館などが集まっています。

警察の巡回も多く、治安が良いと評価されています。

地下鉄などの公共交通機関も充実しており、観光や移動にも便利です。

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宿泊時に注意すべきポイント

治安が良いエリアでも、油断は禁物です。

宿泊時にはいくつかの注意点を守ることで、より安全に滞在できます。

夜間の外出と移動手段

夜間はできるだけ人通りの多い道を選び、タクシーや配車アプリを利用するのが安心です。

正規のタクシーは「TAXI」マークがあり、配車アプリでは「99」や「Uber」などが利用可能です。

不審な車や流しのタクシーは避けるようにしましょう。

ホテル選びのコツ

ホテルを選ぶ際は、セキュリティ体制がしっかりしているかを確認しましょう。

フロントに24時間スタッフがいるか、出入り口に警備員が配置されているかがポイントです。

口コミサイトや在住日本人の意見も参考にすると安心です。

サンパウロ在住日本人の体験談

サンパウロ在住日本人によると、治安が良いエリアでも油断は禁物との声が多く聞かれます。

「ジャルジン地区では夜遅くまでレストランを楽しめるが、帰宅時は必ず配車アプリを使うようにしている」といった意見があります。

また、「イタイン・ビビ地区のホテルは警備がしっかりしていて安心感がある」との口コミも見られます。

パウリスタ通り周辺では、観光客が多いためスリには注意が必要というアドバイスもあります。

サンパウロでの滞在をより安全に楽しむためには、現地の最新情報をこまめにチェックし、危険を避ける意識を持つことが大切です。

リオデジャネイロで治安が良いおすすめ宿泊エリア

リオデジャネイロは美しいビーチや観光名所が多く、世界中から旅行者が訪れる都市です。

一方で、エリアによって治安状況が大きく異なるため、宿泊場所の選択が非常に重要です。

ここでは、リオデジャネイロで治安が良いとされるおすすめの宿泊エリアと、その特徴について詳しく解説します。

リオデジャネイロの治安が良いエリア一覧

リオデジャネイロには比較的治安が良いとされるエリアがいくつかあります。

特に観光客や家族連れに人気のエリアは、警備体制が整っており、安心して滞在できる環境が整っています。

イパネマ地区

イパネマ地区はリオデジャネイロの中でも特に治安が良いとされる高級住宅街です。

ビーチ沿いには高級ホテルやレストランが立ち並び、観光客にも人気があります。

警察の巡回も多く、夜間でも比較的人通りが多いため安心して過ごせます。

レブロン地区

レブロン地区はイパネマの隣に位置し、さらに落ち着いた雰囲気が特徴です。

高級マンションやショッピングモールが多く、現地の富裕層や外国人が多く住んでいます。

治安が良いだけでなく、家族連れにも適した静かな環境が魅力です。

コパカバーナ地区

コパカバーナ地区は世界的に有名なビーチエリアで、多くのホテルやレストランが集まっています。

観光客が多いため警察の巡回も強化されており、日中は比較的安全に過ごせます。

ただし、夜間は人通りが少なくなるため注意が必要です。

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宿泊時に注意すべきポイント

リオデジャネイロの治安が良いエリアでも、油断は禁物です。

宿泊時にはいくつかの注意点を守ることで、より安全に滞在できます。

ビーチ周辺の治安事情

ビーチ周辺ではスリや置き引きが多発しています。

貴重品はホテルに預け、ビーチには最低限の持ち物だけを持参しましょう。

また、見知らぬ人からの飲み物や食べ物の受け取りは避けるのが安全です。

ホテル選びの注意点

ホテルを選ぶ際は、セキュリティ体制や立地を重視しましょう。

フロントに24時間スタッフがいるか、警備員が常駐しているかを確認することが重要です。

口コミや在住日本人の意見も参考にすると安心です。

リオデジャネイロ在住日本人の体験談

リオデジャネイロ在住日本人によると、イパネマやレブロン地区は特に治安が良いと感じる人が多いです。

「イパネマのホテルでは夜遅くまでビーチを楽しめるが、帰りは必ず配車アプリを利用している」といった声があります。

また、「レブロン地区は静かで家族連れに最適」との意見もあります。

コパカバーナ地区では、日中は賑やかで安全だが、夜間は人通りが減るため注意が必要とのアドバイスが多く聞かれます。

リオデジャネイロでの滞在を安全に楽しむためには、現地の最新情報をこまめにチェックし、危険を避ける意識を持つことが大切です。

ブラジルで現地人も避ける危険エリア

ブラジルには現地の人々でさえ近づかない危険なエリアが存在します。

こうしたエリアは犯罪発生率が非常に高く、観光客や日本人が被害に遭いやすい場所でもあります。

ここでは、サンパウロとリオデジャネイロの代表的な危険エリアと、現地人のリアルな声を紹介します。

サンパウロの治安が悪いエリア

サンパウロには治安が悪いとされるエリアがいくつかあります。

特に観光やビジネスで訪れる際には、事前に危険エリアを把握しておくことが重要です。

セントロ地区

セントロ地区はサンパウロの中心部に位置し、日中はビジネスやショッピングで賑わいます。

しかし、夜間や週末は人通りが少なくなり、強盗やスリ、薬物関連の犯罪が多発しています。

現地在住日本人によると、「日中でも油断できない雰囲気がある」との声が多く聞かれます。

特に地下鉄駅周辺やバスターミナル付近は注意が必要です。

クラッキョランジア地区

クラッキョランジア地区は、薬物中毒者が多く集まるエリアとして知られています。

治安が極めて悪く、昼夜を問わず犯罪が頻発しています。

現地の人も近づかない場所であり、観光客は絶対に立ち入らないようにしましょう。

警察のパトロールも強化されていますが、犯罪組織の影響が強く、危険度は非常に高いです。

リオデジャネイロの治安が悪いエリア

リオデジャネイロにも治安が悪いとされるエリアが点在しています。

観光地のすぐ近くにも危険な場所があるため、注意が必要です。

ファヴェーラ(スラム街)

リオデジャネイロには多数のファヴェーラ(スラム街)が存在します。

これらのエリアは麻薬組織の支配下にあり、銃撃戦や強盗事件が頻発しています。

警察も容易に立ち入れない場所が多く、観光客は絶対に近づかないことが鉄則です。

現地在住日本人からも「ファヴェーラには絶対に足を踏み入れないようにしている」との声が多く寄せられています。

リオ中心部の一部エリア

リオデジャネイロの中心部にも治安が悪いエリアがあります。

特にセントロ地区やラパ地区の一部は、夜間になると犯罪が増加します。

人通りの少ない裏通りやバスターミナル周辺では、強盗やスリの被害が多発しています。

観光で訪れる場合は、昼間でも油断せず、危険なエリアには近づかないようにしましょう。

現地人のリアルな声

サンパウロやリオデジャネイロ在住の日本人や現地人は、危険エリアへの立ち入りを徹底的に避けています。

「地元の友人からも『あのエリアには絶対行くな』と何度も忠告された」という体験談が多く聞かれます。

また、「タクシーや配車アプリを使う際も、目的地が危険エリアに近い場合は運転手が断ることもある」といった声もあります。

危険エリアの最新情報は、現地のニュースや在住者のSNS、外務省海外安全ホームページなどで必ず確認しましょう。

ブラジルを安全に楽しむためには、現地人のアドバイスを素直に受け入れ、危険エリアには絶対に近づかないことが大切です。

ブラジルの治安と家族・子連れ渡航の注意点

家族や子供連れでブラジルを訪れる場合、特有のリスクや注意点があります。

治安が良いエリアを選ぶことはもちろん、日常の行動や宿泊先の選び方にも工夫が必要です。

ここでは、家族や子供連れでのブラジル滞在時に気をつけたいポイントや、家族向けのおすすめエリア、在住日本人の体験談を紹介します。

子供連れで気をつけたいポイント

子供連れでブラジルを訪れる際は、日中の行動範囲や夜間の外出に特に注意が必要です。

観光地や公園でも油断せず、常に子供の手を離さないようにしましょう。

日中の行動範囲と夜間の外出

日中は比較的安全なエリアでも、夕方以降は治安が悪化することがあります。

夜間の外出はできるだけ避け、どうしても外出が必要な場合はタクシーや配車アプリを利用しましょう。

また、イベントやお祭りなど人が多く集まる場所では、迷子やスリに注意が必要です。

公園や観光地での注意点

公園や観光地では、子供から目を離さないことが大切です。

遊具や広場で遊ばせる際も、貴重品は必ず身につけ、荷物は目の届く範囲に置きましょう。

人混みではスリや置き引きが発生しやすいため、リュックやバッグは前に持つようにすると安心です。

家族で利用しやすい治安が良いエリア

家族連れには、治安が良く生活環境も整ったエリアがおすすめです。

サンパウロではジャルジン地区やイタイン・ビビ地区、リオデジャネイロではレブロン地区やイパネマ地区が人気です。

これらのエリアは警備体制がしっかりしており、子供向けの施設や公園も充実しています。

家族向けホテルの選び方

家族向けホテルを選ぶ際は、セキュリティや設備の充実度を重視しましょう。

フロントが24時間対応しているか、子供向けのサービスやアメニティがあるかを確認すると安心です。

口コミや在住日本人の体験談も参考にして、実際の利用者の声をチェックしましょう。

在住日本人の家族の体験談

ブラジル在住の日本人家族からは、「子供と一緒に過ごすなら治安が良いエリアを選ぶことが最重要」という声が多く聞かれます。

「日中は公園やショッピングモールで過ごし、夜は早めに帰宅するようにしている」といった生活スタイルが一般的です。

また、「ホテルやアパートメントのセキュリティがしっかりしていると安心して滞在できる」との意見もあります。

家族や子供連れでのブラジル滞在を安全に楽しむためには、最新の治安情報をこまめに確認し、無理のない行動計画を立てることが大切です。

ブラジルの治安まとめ

ブラジルは多様な魅力を持つ国ですが、治安面での注意が欠かせません。

都市やエリアによって治安状況が大きく異なり、事前の情報収集と対策が安全な滞在のカギとなります。

ここでは、これまで紹介した治安が良いエリア・悪いエリアの再確認や、安全に滞在するためのポイント、緊急時に役立つ情報をまとめます。

治安が良いエリア・悪いエリアの再確認

サンパウロではジャルジン地区、イタイン・ビビ地区、パウリスタ通り周辺が治安が良いとされています。

リオデジャネイロではイパネマ地区、レブロン地区、コパカバーナ地区が比較的安全です。

一方、サンパウロのセントロ地区やクラッキョランジア地区、リオデジャネイロのファヴェーラや中心部の一部エリアは治安が悪く、現地人も避ける場所です。

滞在先を選ぶ際は、必ず最新の治安情報を確認しましょう。

安全に滞在するためのポイント

安全にブラジルで過ごすためには、以下のポイントを守ることが重要です。

・夜間の外出は控え、人通りの多い道を選ぶ

・正規のタクシーや配車アプリ(Uber、99など)を利用する

・貴重品や現金は最小限にし、分散して持ち歩く

・スマートフォンやカメラは人前で不用意に出さない

・ホテル選びはセキュリティ体制や口コミを重視する

・現地の最新情報をSNSや外務省海外安全ホームページで確認する

日常のちょっとした注意が、大きなトラブルを防ぐことにつながります。

緊急時の連絡先と役立つアプリ

万が一トラブルに巻き込まれた場合は、すぐに現地警察や日本大使館・総領事館に連絡しましょう。

・警察(Polícia Militar):190

・救急(SAMU):192

・消防:193

・在ブラジル日本大使館(ブラジリア):+55-61-3442-4200

・サンパウロ日本総領事館:+55-11-3254-0100

・リオデジャネイロ日本総領事館:+55-21-3461-9595

また、配車アプリ「Uber」「99」、現地の地図アプリ「Google Maps」や「Moovit」なども安全な移動に役立ちます。

緊急時には慌てず、落ち着いて行動することが大切です。

安全なエリアを選び、日々の注意を怠らなければ、ブラジルでの滞在を安心して楽しむことができます。

※最新の治安情報は外務省海外安全ホームページやSNSなどで収集することをおすすめします

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この記事を書いた人

運営歴12年の海外旅行メディア世界新聞の編集長。世界一周を含め40カ国以上に訪問。海外旅行関連の登壇多数。旅の書籍を出版。