【北京治安まとめ】ホテルをとるべき治安のよいエリアと現地人が避ける危険エリア

「北京の治安が気になるけど、どのエリアが危険なのか知りたい」

「治安が良いエリアでホテルを取りたいけど、具体的な場所が分からない」

「現地の人が避ける治安が悪いエリアや、安心して泊まれるおすすめホテルを知りたい」

北京の治安やエリアごとの安全性は、初めて訪れる人にとって大きな不安要素ですよね。

結論としては、北京は全体的に治安が安定している一方、治安が悪いエリアや観光客が狙われやすいスポットも存在するため、エリア選びと防犯対策が重要です。

この記事では、外務省海外安全ホームページと北京在住日本人の声をもとに、北京の治安事情や現地人が避ける治安が悪いエリア、ホテルを取るのにおすすめの治安が良いエリア、そして安心して滞在できるホテル選びのポイントを解説します。

北京のおすすめ滞在エリア:

>朝陽区周辺のおすすめホテル

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北京でホテルをとるべき治安のよいエリア

北京は中国の首都として世界中から多くの観光客やビジネスパーソンが集まる都市です。

治安は全体的に安定しているものの、エリアによって雰囲気や安全性に違いがあります。

ここでは、北京でホテルを取るのにおすすめの治安が良いエリアについて、現地の特徴や注意点を詳しく解説します。

朝陽区(三里屯・CBD)

朝陽区は北京の中でも国際色が豊かなエリアとして知られています。

三里屯(サンリートン)やCBD(中央ビジネス地区)は、外資系企業や大使館が集まり、外国人駐在員や出張者、観光客が多く滞在する場所です。

高層ビルや高級マンションが立ち並び、街全体が洗練された雰囲気に包まれています。

・警察のパトロールが頻繁に行われている
・24時間体制の警備や防犯カメラが設置されている施設が多い
・ショッピングモールやレストラン、カフェが充実している

特にCBDエリアは金融・ビジネスの中心として発展しており、日系や外資系のホテルも多く、治安の良さで知られています。

夜間も人通りが多く、女性の一人歩きや家族連れでも安心して過ごせる環境です。

ただし、三里屯は夜になるとバーやクラブが賑わうため、酔客によるトラブルやスリ、置き引きには注意が必要です。

北京在住日本人によると、三里屯周辺は普段は安全ですが、週末や深夜は人混みが増えるため、貴重品の管理を徹底することが大切とされています。

東城区(王府井・天安門周辺)

東城区は北京の中心部に位置し、王府井(ワンフージン)や天安門広場など有名な観光スポットが集まるエリアです。

歴史的な建造物やショッピングストリートが多く、観光客にとって非常に便利な立地です。

・王府井は「北京の銀座」とも呼ばれる繁華街
・ホテルや飲食店、デパートが多く集まる
・観光地へのアクセスが抜群に良い

このエリアは警備体制が強化されており、警察官や警備員の姿を頻繁に見かけます。

外務省海外安全ホームページによると、王府井や天安門周辺は観光客が多いため、スリや置き引きが発生しやすいものの、治安自体は比較的良好とされています。

夜間でも明るい街灯や人通りがあり、初めて北京を訪れる人にもおすすめできるエリアです。

ただし、観光地特有のぼったくりや偽ツアー、強引な客引きには注意が必要です。

北京在住日本人によると、王府井での買い物や食事は便利だが、混雑時にはカバンのファスナーをしっかり閉めておくと安心との声があります。

>東城区周辺のおすすめホテル

海淀区(中関村・五道口)

海淀区は北京の西北部に位置し、教育・ITの中心地として知られています。

中関村(チョンガンツン)は「中国のシリコンバレー」と呼ばれ、IT企業や大学が密集しています。

五道口(ウーダオコウ)は学生街としても有名で、若者や留学生が多く集まる活気あるエリアです。

・清華大学や北京大学などの名門大学が近い
・24時間体制の警備や防犯カメラが設置されているマンションが多い
・飲食店やカフェ、書店などが充実している

このエリアは教育水準が高く、知識層や学生が多いため、全体的に落ち着いた雰囲気があります。

夜遅くまで学生やIT企業の従業員が行き交い、街灯も多く設置されているため、夜間の治安も良好です。

北京在住日本人によると、中関村や五道口は家族連れや女性の一人旅にもおすすめできる安全なエリアとのことです。

ただし、駅周辺や人が集まる場所ではスリや置き引きに注意しましょう。

>海淀区周辺のおすすめホテル

順義区・望京エリアも治安が良い

順義区(シュンイーチュー)は北京首都国際空港に近い高級住宅街で、大使館関係者や外資系企業の駐在員が多く住んでいます。

セキュリティが厳重で、マンションやアパートには24時間体制の警備員が常駐しています。

望京(ワンジン)エリアは外資系企業のオフィスが集中する新興住宅地区で、日本人駐在員やその家族が多く住んでいます。

・警備員が常駐し、防犯カメラも多数設置
・日本人学校や日本食レストランが近く、生活しやすい
・コミュニティの結束が強く、近所付き合いも活発

北京在住日本人によると、順義区や望京エリアは日本人が安心して暮らせる環境が整っており、初めての滞在でも不安を感じにくいとの声が多いです。

>順義区周辺のおすすめホテル

治安が良いエリアでホテルを選ぶ際のポイント

治安が良いエリアでホテルを選ぶ際は、以下のポイントを参考にしましょう。

・24時間体制のフロントや警備員がいる
・防犯カメラが設置されている
・主要な観光地や交通機関へのアクセスが良い
・周辺に飲食店やコンビニがある
・現地での評判や口コミが良い

外務省海外安全ホームページによると、ホテル選びの際は立地だけでなく、周辺環境やセキュリティ設備も重視することが推奨されています。

北京在住日本人の口コミでは、日系や外資系のホテルはスタッフの対応が丁寧で、トラブル時にも安心できるとの意見が多く見られます。

まとめ:北京の治安が良いエリアで快適な滞在を

北京の治安が良いエリアは、朝陽区(CBD・三里屯)、東城区(王府井・天安門周辺)、海淀区(中関村・五道口)、順義区、望京エリアなどが挙げられます。

これらのエリアは警備体制がしっかりしており、観光やビジネス、家族旅行にも適しています。

ホテルを選ぶ際は、立地やセキュリティ、現地の評判を確認し、安全で快適な滞在を心がけましょう。

現地の最新情報や在住日本人の口コミも参考にしながら、安心して北京での時間を楽しんでください。

北京で注意が必要な治安が悪いエリア

北京は中国の中でも比較的治安が安定している都市ですが、エリアによっては犯罪発生率が高く、特に日本人や観光客が狙われやすい場所も存在します。

ここでは、北京で注意すべき治安が悪いエリアと、その特徴や具体的なリスク、現地で実際に起きている犯罪事例について詳しく解説します。

南苑・豊台区周辺

南苑や豊台区は、北京市内でも特に注意が必要とされるエリアです。

豊台区は観光地からやや離れていますが、北京西駅や北京南駅に近く、地方からの労働者や旅行客が多く集まる地域です。

・大紅門(ダーホンメン)では商業施設でのスリや夜間の強盗が多発
・夜間は人通りが少なく、暗い路地での犯罪リスクが高い
・駅周辺では白タクや違法営業タクシーによるトラブルも発生

外務省海外安全ホームページや在中国日本国大使館の情報によると、豊台区の大紅門や劉家窖橋周辺、分鐘寺商業街、六里橋地区はスリや強盗が多発するエリアとして警戒が呼びかけられています。

また、南苑地区も同様に、夜間の外出や人気のない場所への立ち入りは避けるべきとされています。

北京在住日本人によると、豊台区周辺は昼間は比較的安全ですが、夜になると雰囲気が一変するため、特に女性や一人での移動は控えた方が良いとの声が多いです。

北京駅・北京西駅周辺エリア

北京駅や北京西駅、北京南駅などの主要鉄道駅周辺は、北京でも特に犯罪が多発するスポットです。

・駅構内や周辺でのスリ、置き引き事件が頻発
・白タクや違法な客引きによるぼったくり被害
・駅周辺の混雑に紛れて貴重品を狙う犯罪集団が活動

北京西駅は中国全土から多くの人が集まるため、常に混雑しています。

そのため、スリや置き引き、偽警官を装った詐欺事件が発生しやすい環境です。

北京駅や北京南駅でも、正規のタクシーを装った白タクが高額な料金を請求してくるケースや、観光客を狙った偽ツアーの勧誘が報告されています。

駅周辺では、荷物から目を離さない、カバンは体の前で持つ、大きな声で日本語を話さないなどの注意が必要です。

また、駅周辺のATM利用時は、周囲に不審者がいないか必ず確認しましょう。

安家楼地区・城中村エリア

安家楼地区は朝陽区の一角にあり、日本大使館にも近い場所ですが、都市と農村の中間に位置する「城中村」と呼ばれる発展途上のエリアです。

・舗装されていない道路や瓦礫が残る場所がある
・夜間や人気のない場所での強盗やひったくりのリスク
・不法滞在者や低所得者層が多く、治安が不安定

城中村エリアは、近年の都市開発で徐々に改善されているものの、依然として犯罪発生率が高い傾向にあります。

北京在住日本人によると、安家楼地区の奥に入り込むと、昼間でも人通りが少なく、現地の人でも不用意に立ち入らないようにしているとのことです。

観光やビジネスで訪れる場合は、むやみに立ち入らず、主要道路や人通りの多い場所を選ぶことが推奨されます。

天通苑・崇文門・西単などのローカル住宅街

天通苑は北京最大級の住宅地区ですが、防犯設備が十分でない場所も多く、夜間の路地や暗い場所ではひったくりや置き引きが発生しています。

・防犯カメラの設置が少ないエリアがある
・深夜のタクシー強盗や不審者の出没が報告されている
・崇文門や西単などの繁華街でもスリやぼったくりが多発

崇文門は地下商城や露店が密集し、偽ブランド品の売買や強引な客引き、ぼったくり被害が報告されています。

西単は若者の流行発信地として賑わっていますが、商業施設内でのスリや、買い物中の置き引きが多発しています。

北京在住日本人によると、これらのエリアでは「財布やスマートフォンをポケットに入れたまま歩かない」「カバンは必ず体の前で持つ」などの対策が有効とのことです。

繁華街・観光地での注意点

北京の繁華街や観光地でも、観光客を狙った犯罪が多発しています。

・王府井では観光客を狙ったスリやぼったくりが多い
・三里屯では夜間の詐欺や恐喝事件が発生
・八達嶺長城など観光地のお土産屋での過剰請求や偽ツアーに注意

観光地では、話しかけてくる現地の人やガイドを装った人物に警戒が必要です。

「お茶に誘われて高額な料金を請求された」「偽警官にパスポートの提示を求められ、現金を抜き取られた」などの事例も報告されています。

外務省海外安全ホームページでも、観光地でのスリや詐欺、ぼったくり被害について注意喚起がなされています。

夜間に注意すべきローカル住宅街

北京の住宅街やローカルエリアでは、夜間の外出時に特に注意が必要です。

・人通りが少なくなり、犯罪リスクが高まる
・街灯が少ない場所では、ひったくりや強盗のリスクが増加
・女性や一人歩きは避け、複数人での行動が安心

北京在住日本人によると、夜間はできるだけタクシーや配車アプリを利用し、目的地まで直行するのが安全とされています。

また、現地の人も夜遅くの外出は控える傾向があり、特に初めて訪れるエリアでは事前に治安状況を確認することが重要です。

まとめ:北京で治安が悪いエリアを避けるために

北京には全体的に治安が安定している一方で、南苑・豊台区、北京駅・北京西駅周辺、安家楼地区、天通苑や崇文門、西単など、注意が必要なエリアが存在します。

繁華街や観光地でも油断は禁物で、スリや詐欺、ぼったくりのリスクが常にあります。

夜間の外出や人気のない場所への立ち入りは避け、正規のタクシーや配車アプリを利用する、貴重品は分散して持つ、話しかけてくる人には警戒するなど、基本的な防犯対策を徹底しましょう。

現地の最新情報や在住日本人の口コミも参考にしながら、安全な北京滞在を心がけてください。

北京のおすすめ滞在エリア:

>朝陽区周辺のおすすめホテル

北京の治安事情:外務省海外安全ホームページと現地情報

北京は中国の首都として、世界中から多くの観光客やビジネスパーソンが訪れる国際都市です。

治安は中国国内でも比較的良好とされますが、都市の規模や多様な人の流れを考えると、地域や時間帯によって注意が必要な場面もあります。

ここでは外務省海外安全ホームページの情報と、北京在住日本人の声をもとに、北京の治安事情を多角的に解説します。

外務省海外安全ホームページが警告するリスク

外務省海外安全ホームページによると、2025年5月時点で北京には特別な危険レベルの発令はありません。

新疆ウイグル自治区やチベット自治区など一部地域を除き、北京を含む主要都市では「十分注意してください」という一般的な注意喚起にとどまっています。

ただし、北京では人口が多く、観光客を狙った軽犯罪や詐欺、スリ、置き引きなどの被害が報告されています。

中国政府の統計(2023年)によれば、全国の刑事事件は前年比で増加傾向にあり、特に詐欺事件や窃盗事件の件数が目立ちます。

北京でも、駅や空港、観光地、繁華街など人が集まる場所では、スリや置き引き、ぼったくりタクシーなどのトラブルが発生しています。

外務省は、犯罪被害に遭った場合は抵抗せず、冷静に対応することを推奨しています。

慌ててポケットやカバンに手を入れると、犯人に誤解されて危険な状況に発展する可能性があるため、身の安全を最優先に行動しましょう。

北京在住日本人の実体験と口コミ

北京在住日本人の口コミによると、日常生活で大きな危険を感じることは少ないものの、観光客や外国人が集まるエリアでは「スリや置き引き」「白タクによるぼったくり」「強引な客引き」などの被害が身近に感じられるとの声が多く聞かれます。

特に三里屯や王府井、崇文門などの繁華街や大型ショッピングモール、駅周辺では、混雑時に貴重品を狙う犯罪が多発しています。

北京在住日本人の体験談では、以下のような具体的な注意点が挙げられています。

・カバンは必ず体の前で持つ
・財布やスマートフォンはズボンや上着のポケットに入れない
・話しかけてくる現地人や客引きには安易についていかない
・夜間の一人歩きは避け、タクシーや配車アプリを利用する
・ATMや両替所では周囲に不審者がいないか確認する

また、北京の飲食店やカフェは基本的に安全ですが、路上の屋台や極端に安価な店舗では衛生面に注意が必要です。

評価の高い店や、現地の日本人が利用している店舗を選ぶと安心です。

犯罪の手口と被害事例

北京で頻発している犯罪の手口には、以下のようなものがあります。

・スリや置き引き:駅、空港、観光地、ショッピングモール、レストランなどで多発。荷物を椅子に置いたまま食事をして盗難に遭うケースや、混雑時にカバンから財布やスマートフォンを抜き取られる被害が報告されています。

・ぼったくりタクシー:正規のタクシーを装った「白タク」による高額請求が多発。メーターを使わず高額な料金を要求されたり、お釣りを誤魔化されるトラブルが発生しています。運転手から声をかけられた場合は特に注意が必要です。

・偽警官・偽ツアー詐欺:観光地で警官を装った人物にパスポートの提示を求められ、現金を抜き取られる事件や、偽のツアーガイドに高額な料金を請求される被害が発生しています。

・強引な客引き・押し売り:繁華街や観光地で、しつこく商品やサービスを勧めてくるケース。断りきれずに高額な支払いを求められることがあります。

・ATM詐欺:ATM利用時に背後から覗き見され、暗証番号を盗み見られてカードをすり替えられる事件も報告されています。

外務省海外安全ホームページでも、こうした犯罪手口について具体的な注意喚起がなされています。

北京の治安に関する統計データ

中国政府の発表によると、2023年の窃盗事件は約98万件、詐欺事件は約169万件発生しています。

北京は人口が多いため、絶対数としては多く見えますが、人口比で見ると日本の大都市と大きな差はありません。

ただし、観光客や外国人は犯罪のターゲットになりやすいため、常に防犯意識を持つことが重要です。

北京で安全に過ごすための基本対策

北京で安全に過ごすためには、以下のような基本的な対策が有効です。

・人混みではカバンを前に持ち、貴重品は分散して管理する
・夜間や人気のない場所への立ち入りは避ける
・正規のタクシーや配車アプリ(DiDiなど)を利用する
・現地の警察や大使館の連絡先を控えておく
・困ったときは周囲の人や警察にすぐ相談する

また、外務省の「たびレジ」など安全情報サービスに登録しておくと、現地での緊急情報を迅速に受け取ることができます。

緊急時に役立つ連絡先とサービス

北京でトラブルに遭遇した場合、下記の連絡先を活用しましょう。

・警察(通報):110
・救急車:120
・在中国日本国大使館(北京):(010)8531-9800
・領事部直通:(010)6532-2361
・夜間・休日の緊急連絡先:(010)6532-0964
・北京市観光ホットライン:(010)6513-0828

これらの番号は、スマートフォンや手帳にメモしておくと安心です。

まとめ:現地情報と公式情報の両方を活用しよう

北京の治安は全体として安定していますが、観光客や外国人が狙われる犯罪は一定数発生しています。

外務省海外安全ホームページや現地の日本人の口コミを参考に、日々の行動に注意を払いましょう。

特に人混みや夜間の外出、タクシー利用時のトラブルには十分注意し、防犯意識を高く持つことが安全な滞在につながります。

現地の最新情報や安全対策を把握し、北京で安心して過ごせるよう準備を整えましょう。

北京で日本人が巻き込まれやすいトラブルと治安対策

北京は世界的な大都市であり、治安は比較的良好とされていますが、日本人を含む外国人旅行者や出張者が巻き込まれやすいトラブルがいくつも存在します。

ここでは、代表的なトラブルの手口と、実際の被害事例、そして具体的な対策を詳しく解説します。

スリ・置き引き・詐欺の具体例

北京で最も多いトラブルは、スリや置き引き、そして観光客を狙った詐欺です。

特に人混みの多い観光地や地下鉄、バスの車内では、以下のような被害が多発しています。

・天安門駅や王府井駅などの混雑した駅で、カバンやリュックから財布やスマートフォンを抜き取られる
・レストランやカフェで、椅子やテーブルに置いたバッグや荷物を盗まれる
・地下鉄やバスで居眠りしている間に、ポケットから貴重品を抜かれる
・親切を装った現地人に「写真を撮ってあげる」と声をかけられ、撮影後に高額な撮影料を請求される
・「お茶を飲みながら中国語を教えてあげる」と誘われ、店で高額な料金を請求される

北京在住日本人によると、特に一人で行動しているときや、観光地で気が緩んだ瞬間に狙われやすいとのことです。

また、旧正月や大型連休前後は犯罪が増える傾向があるため、時期にも注意が必要です。

スリ・置き引き対策

・貴重品はホテルのセーフティボックスに預ける
・バッグや財布は必ず体の前に持つ
・背負いリュックは避け、ショルダーバッグやウエストポーチを活用する
・人混みでは周囲の動きに常に注意する
・不自然に接近してくる人物や、話しかけてくる人には警戒する

詐欺対策

・知らない人からの誘いはきっぱり断る
・「写真を撮ってあげる」「お茶に誘う」など親切そうな提案には乗らない
・値段が明示されていないサービスや商品は利用しない
・支払いは少額紙幣や硬貨を使い、大金を見せない

タクシー・交通機関利用時の注意点

北京では「白タク」と呼ばれる無許可営業のタクシーによるトラブルが多発しています。

空港や駅、観光地周辺で「安く乗せてあげる」と日本語で声をかけてくるケースが典型的です。

乗車後に法外な料金を請求されたり、目的地とは違う場所で降ろされたり、時には暴力的なトラブルに発展することもあります。

タクシー利用のポイント

・正規タクシーは緑と黄色の車体、ナンバープレートが「京B」で始まる
・必ずメーターを使うタクシーを選ぶ
・積極的に声をかけてくるドライバーは避ける
・ホテルやタクシー乗り場から乗車する
・配車アプリ「DiDi」の利用を検討する
・タクシーが見つからない場合は、公共交通機関を利用する
・やむを得ず白タクに乗る場合は、単独乗車を避け、人目の多い場所で下車する

北京在住日本人によると、夜間や深夜は正規タクシーがつかまりにくくなるため、配車アプリを事前にインストールしておくと安心です。

また、料金でもめた場合は身の安全を最優先にし、無理に抵抗しないことが重要です。

公共交通機関での注意点

・地下鉄やバスの混雑時は、カバンやリュックを前に持つ
・居眠りをしない、荷物から目を離さない
・不自然に接近する人物には警戒する
・駅やバス停での待ち時間も油断しない

トラブル発生時の連絡先と対処法

万が一トラブルに巻き込まれた場合、迅速に対応することが被害を最小限に抑えるポイントです。

北京で役立つ主な連絡先は以下の通りです。

・警察(通報):110
・救急車:120
・在中国日本国大使館(北京):(010)8531-9800
・領事部直通:(010)6532-2361
・夜間・休日の緊急連絡先:(010)6532-0964
・北京市観光ホットライン:(010)6513-0828

トラブルに遭遇した場合は、まず身の安全を確保し、必要に応じて警察や大使館に連絡してください。

警察への通報は中国語が基本ですが、北京市公安局の外国人サービスセンターでは英語対応も可能です。

パスポートや現金の盗難、紛失時は、警察の盗難証明書(ポリスレポート)が必要となるため、必ず通報しましょう。

大使館では旅券の再発行や各種手続き、邦人救護などのサポートを受けられます。

現地での防犯意識を高めるコツ

・大金や高価なアクセサリーは持ち歩かない
・夜間や人気のない場所への外出は控える
・日本語で大きな声を出さない
・写真撮影は許可された場所でのみ行う
・反日デモや集会には近づかない

北京での防犯意識を高めることで、トラブルのリスクを大幅に減らすことができます。

まとめ:日本人が巻き込まれやすいトラブルを回避するために

北京ではスリや置き引き、白タク詐欺、高額請求、そして観光地での詐欺など、日本人を含む外国人が巻き込まれやすいトラブルがいくつも存在します。

事前に手口や対策を知っておくことで、被害を未然に防ぐことが可能です。

現地の最新情報や在住日本人の体験談も参考にしながら、安全意識を持って行動しましょう。

困ったときは迷わず警察や大使館に連絡し、落ち着いて対応することが大切です。

北京での滞在を安心して楽しむためにも、日常的な防犯対策を徹底してください。

北京で治安のよいホテルに宿泊するためのポイント

北京での滞在を安全かつ快適に過ごすためには、ホテル選びが非常に重要です。

治安が良いエリアにあるホテルを選ぶことで、犯罪リスクを大きく減らすことができます。

ここでは、北京で安心して宿泊できるホテル選びのポイントや、現地で役立つアプリやサービスについて詳しく解説します。

治安の良いエリアのホテルの特徴

北京の中でも治安が良いとされるエリアには、共通した特徴があります。

これらの特徴を押さえておくことで、初めての滞在でも安心して過ごすことができます。

・24時間体制のフロントや警備員が常駐している
・防犯カメラが館内や周辺に設置されている
・出入口やエレベーターにセキュリティゲートやカードキーが導入されている
・主要な観光地や地下鉄駅、空港へのアクセスが良い
・周辺に飲食店やコンビニ、薬局がある
・日本語や英語が通じるスタッフがいるホテルも多い
・口コミや評判が高く、トラブル時の対応が迅速

北京在住日本人によると、特に朝陽区(CBD・三里屯)、東城区(王府井・天安門周辺)、海淀区(中関村・五道口)、順義区、望京エリアのホテルは、治安面で安心感があるとの声が多いです。

また、日系や外資系のホテルは、スタッフの対応やセキュリティ体制がしっかりしているため、トラブル時も安心できます。

ホテルの周辺環境をチェック

ホテル選びでは、建物自体の安全性だけでなく、周辺環境も重要なポイントです。

・夜でも人通りが多く、明るい通りに面している
・駅やバス停から徒歩圏内にある
・治安が悪いとされるエリアや路地裏から離れている
・近くに交番や警察署がある

現地の口コミや地図アプリを活用し、ホテル周辺の様子を事前に確認しておきましょう。

ホテル予約時に確認すべき項目

ホテルを予約する際には、以下の項目を必ずチェックしましょう。

・予約サイトや公式ホームページで最新の口コミや評価を確認する
・セキュリティ設備(防犯カメラ、カードキー、金庫など)の有無
・フロントが24時間対応かどうか
・スタッフの言語対応(日本語、英語、中国語)
・Wi-Fiやランドリーなどの設備が整っているか
・キャンセルポリシーやトラブル時の対応について明記されているか

また、外務省海外安全ホームページでは、ホテルの安全性や衛生面にも注意するよう呼びかけています。

格安ホテルや無認可の民泊は、セキュリティや衛生面で問題が発生することがあるため、信頼できる施設を選ぶことが大切です。

チェックイン時の注意点

・パスポートの提示が求められるため、コピーも用意しておく
・部屋のドアや窓の施錠を必ず確認する
・貴重品は金庫やセーフティボックスに保管する
・部屋に不審な人物が近づいた場合は、すぐにフロントに連絡する

北京在住日本人の口コミでは、「部屋の鍵が壊れていた」「隣室の騒音がひどかった」などのトラブルも報告されています。

気になる点があれば、すぐにフロントに相談しましょう。

現地で役立つアプリ・サービス情報

北京での滞在をより安全・快適にするためには、現地で使えるアプリやサービスを活用することをおすすめします。

・配車アプリ「DiDi」:正規のタクシーや専用車を簡単に呼べる。中国語が苦手でもアプリ内で目的地設定が可能。
・地図アプリ「百度地図」「高徳地図」:ホテルや観光地、最寄りの警察署などを検索できる。
・翻訳アプリ「Google翻訳」「百度翻訳」:緊急時やホテルでのやり取りに便利。
・外務省「たびレジ」:最新の安全情報や緊急連絡を受け取れる。
・WeChat(微信):現地の連絡手段や支払いにも使える必須アプリ。

アプリのインストールや初期設定は、日本出発前に済ませておくと安心です。

また、ホテルのWi-Fi情報やパスワードはチェックイン時に必ず確認しておきましょう。

ホテル利用時の防犯・安全対策

・部屋のドアは必ず施錠し、チェーンロックも活用する
・訪問者が来た場合は、ドアスコープやインターホンで確認する
・夜間の外出は必要最低限にし、帰宅が遅くなる場合はフロントに伝える
・ホテルの外で現地人から声をかけられても、安易に応じない
・貴重品やパスポートは分散して管理し、万が一の紛失に備える

北京在住日本人によると、ホテルの部屋での盗難や、廊下での置き引き被害もゼロではありません。

必ず施錠や管理を徹底し、安心して滞在できる環境を自分でも作ることが大切です。

まとめ:北京で安心してホテルを選ぶために

北京で安全に宿泊するためには、治安の良いエリアにあるホテルを選び、セキュリティや周辺環境、スタッフの対応を重視することがポイントです。

予約時や滞在中も、口コミや現地情報を活用し、トラブルに遭わないよう注意を払いましょう。

配車アプリや翻訳アプリなどの現地サービスを上手に使いこなせば、初めての北京でも安心して過ごすことができます。

防犯対策を徹底し、安全で快適な北京滞在を楽しんでください。

まとめ:北京で安心して滞在するために

北京は中国の中でも比較的治安が良い都市として知られていますが、油断は禁物です。

大都市ならではの犯罪リスクや、旅行者・日本人が巻き込まれるトラブルは依然として存在します。

ここでは、これまで解説してきたポイントを振り返りつつ、北京で安全に過ごすための総合的なアドバイスをまとめます。

北京の治安の現状と最新動向

中国全土で見ると、2025年現在、外務省の危険度レベルは新疆ウイグル自治区やチベット自治区を除き、北京を含む主要都市は危険度ゼロとされています。

ただし、近年は人の集まる場所での凶悪事件や、観光客を狙ったスリ・置き引き・ぼったくりタクシーの被害が報告されています。

北京の空港や駅、観光地、繁華街では特に警戒が必要です。

夜間は人通りの少ない路地やバーなどでのトラブルも発生しているため、遅い時間の一人歩きは避け、移動には配車アプリや正規タクシーを利用しましょう。

エリアごとの治安とホテル選び

北京には治安が良いエリアと、注意が必要なエリアがはっきりと分かれています。

朝陽区(三里屯・CBD)、東城区(王府井・天安門周辺)、海淀区(中関村・五道口)、順義区、望京エリアなどは警備体制が整い、ホテルも充実しているため、初めての滞在や家族連れにもおすすめです。

逆に、南苑・豊台区、北京駅周辺、夜間のローカル住宅街などは犯罪リスクが高く、できるだけ避けるのが賢明です。

ホテル選びでは、24時間体制のフロントや警備、セキュリティゲート、防犯カメラの有無、口コミ評価などを必ず確認しましょう。

犯罪・トラブルの具体例と対策

北京で多いトラブルは、スリや置き引き、ぼったくりタクシー、偽ツアーや詐欺、飲食店やカラオケでの高額請求などです。

・荷物や貴重品は常に身につける
・現金は必要最小限にし、クレジットカードや電子決済を活用する
・白タクや声をかけてくる運転手は利用しない
・不審な誘いには絶対に乗らない
・夜間や人気のない場所は避ける

トラブルに遭遇した場合は、冷静に対応し、警察や大使館、ホテルスタッフにすぐ相談しましょう。

現地で役立つサービスと緊急連絡先

配車アプリ「DiDi」や地図アプリ、翻訳アプリ、外務省「たびレジ」などは、北京滞在を安全に、そして快適にするための必須ツールです。

緊急時には以下の連絡先を活用してください。

・警察:110
・救急車:120
・在中国日本国大使館(北京):(010)6532-2361
・北京市観光ホットライン:(010)6513-0828

これらの番号は、スマートフォンやメモ帳に控えておくと安心です。

安全な滞在のための心構え

北京での滞在を安全に楽しむためには、「日本と同じ感覚で行動しない」ことが重要です。

現地の治安情報や口コミを参考にし、常に防犯意識を持って行動しましょう。

特に初めての北京や家族連れの場合は、治安が良いエリアのホテルを選び、夜間の外出や現金の持ち歩きには十分注意してください。

また、現地の最新情報は外務省海外安全ホームページや、在住日本人のSNS・ブログなどからも得られます。

まとめ

北京は世界中から多くの人が集まる国際都市であり、治安は全体として安定しています。

しかし、観光客や日本人が巻き込まれる犯罪やトラブルはゼロではありません。

安全なエリアでホテルを選び、現地の情報を活用しながら、基本的な防犯対策を徹底すれば、初めての北京でも安心して滞在できます。

しっかりと準備を整え、北京での貴重な時間を安全に、そして思い出深く過ごしてください。

北京のおすすめ滞在エリア:

>朝陽区周辺のおすすめホテル

※最新の治安情報は外務省海外安全ホームページやSNSなどで収集することをおすすめします

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運営歴12年の海外旅行メディア「世界新聞」が運営しています。50カ国500都市以上の治安・観光情報を掲載中。