「カリアリの治安が心配、治安が悪いエリアはどこ?」
「治安が良いエリアでホテルを取りたい」
「カリアリで治安の良いホテル周辺はどこが安心?」
カリアリは地域ごとに雰囲気が異なり、治安情報の見極めが難しいと感じるのは自然です。
結論は、観光導線に沿った治安が良いエリアでホテルを選び、現地人が避ける治安が悪いエリアと時間帯を把握すれば、安心して滞在できるということです。
この記事では、外務省海外安全ホームページとカリアリ在住日本人の声をもとに、カリアリの治安の全体像、治安が良いエリアと治安が悪いエリアの見分け方、ホテルを取るのにおすすめのエリアを解説し、女子旅・ひとり旅・家族旅・レンタカー利用別の注意点まで要点を整理して案内します。
カリアリのおすすめ滞在エリア:
カリアリでホテルをとるべき治安のよいエリア
カリアリで安心して滞在するためには、治安が良いエリアを正しく選ぶことが欠かせません。
この段落では、旅行者がホテルをとるのにおすすめの治安のよいエリアを、実際の街の特徴とあわせて詳しく紹介します。
カリアリ中心部(イタリア語:Centro Storico)
カリアリの中心部は、歴史的な建造物やおしゃれなカフェ、レストランが集まるエリアです。
主要観光スポットやショッピングストリートが多く、昼間から夜にかけて多くの人で賑わっています。
治安の面ではカリアリ全体の中でも特に安心できるエリアであり、観光目的の滞在やホテル選びに最適な地域といえるでしょう。
外務省海外安全ホームページによると、カリアリ中心部では凶悪犯罪の発生率は低く、観光客も比較的安全に歩ける環境が保たれています。
その一方で、人混みの多い場所ではスリや置き引きなどの軽犯罪には注意が必要です。
観光名所が集中する分、観光シーズンや週末には特に人通りが多くなり、混雑に乗じた犯罪も報告されています。
夜間もライトアップが多く、主要道路では一定の人通りがありますが、大通りから外れた小道や裏路地では雰囲気が変わることもあります。
買い物や外食に便利な一方で、荷物や貴重品の管理には気を配りましょう。
女性の一人旅や友人同士のグループ旅行でも、カフェやショップ選びに困ることが少なく、多様な宿泊スタイルに適しています。
マリーナ(Marina)エリアの特徴
マリーナはカリアリ中心部の南に位置し、駅や港にも近いエリアです。
オープンテラスのカフェや魚介料理のレストランが並び、海風を感じる雰囲気が特徴です。
治安面に関しては、駅周辺よりもマリーナエリア自体は観光スポットが多いため、観光客の姿も多く比較的安心して過ごせます。
外務省海外安全ホームページでも、マリーナ周辺は市内でも訪れやすい場所に分類されています。
ただし、早朝や深夜は他の表通りに比べて人が減る傾向があります。
このため、夜遅い時間帯には表通りを利用する、人気のある施設を選ぶなどの配慮が重要です。
治安が良いだけでなく、移動や観光にも便利な立地のため、ホテル拠点として非常に人気があります。
観光目的の出発点として使いやすい反面、繁忙期やイベント時期は深夜まで賑やかになる場合にも注意しましょう。
カステッロ(Castello)エリアの特徴
カステッロはカリアリ旧市街の代表的な歴史地区で、丘の上から港や市街を一望できる景観が魅力です。
石畳の細道や中世の建物が立ち並び、ヨーロッパの古都らしい落ち着いた雰囲気が広がっています。
治安の観点では、観光客の多い昼間はとても安全で、家族連れや女性の個人旅行者も多く見かけます。
一方、遅い時間帯や観光客が減る夜は、人気(ひとけ)がない通りでは防犯意識を少し高めましょう。
外務省海外安全ホームページでも、カステッロ区域での大きな凶悪事件は報告されていません。
坂道や階段の多い地形のため、ホテル選びの際は足腰への負担やスーツケース移動のしやすさも考慮すると安心です。
このエリアには市立博物館やカテドラルなど文化施設も多く、昼夜を問わず観光が楽しめます。
治安の良さと歴史的街並みの両立が、旅行者に根強い人気をもたらしています。
ヴィッラノーヴァ(Villanova)エリアの特徴
ヴィッラノーヴァはカステッロ地区の東に隣接する住宅街で、地元住民にも愛される落ち着いた雰囲気のエリアです。
賑やかな中心部に近いものの、比較的静かに過ごせる環境が特長となっています。
ファミリー層やシニア層が多く、旅行者にとっても安心感や生活感のある滞在が叶います。
外務省海外安全ホームページやカリアリ在住日本人の口コミによると、ヴィッラノーヴァ地区は治安が良いことで知られており、夜間の外出でも怖さを感じにくいです。
小さなスーパーやベーカリー、カフェが点在し、短期旅行だけでなく中期の長めの滞在にも適しています。
道幅が広く、通りも明るい区画が多いため、女性の一人旅・友達同士の滞在、子連れファミリーにも選ばれています。
ホテルのバリエーションも幅広く、予算や好みに合わせて選びやすい環境が整っています。
>ヴィッラノーヴァ(Villanova)周辺のおすすめホテル
ポエット・ボニフィカ(Poetto – Bonifacia)エリア
ポエット・ボニフィカ地区は、カリアリ市北東のビーチエリアです。
新鮮な海の空気と長い砂浜、多彩なビーチクラブやカフェが並ぶ観光名所として有名です。
治安については、日中のビーチ周辺は観光客が多く安心して過ごせます。
外務省海外安全ホームページによると、ビーチエリア全体で重大な犯罪事件は多くありません。
ただし、荷物の置き引きやビーチクラブでの盗難は、イタリア全体で頻発している軽犯罪です。
貴重品は持ち歩かず、現地のルールと置き引き対策(荷物の固定や交代で海に入る等)を徹底しましょう。
夜間や早朝はビーチ利用者が減り、人通りが少なくなるため、単独行動は控えた方が安心です。
リゾート型のホテルやアパートメント滞在も多く、一味違うリゾート気分を味わいたい方には人気の拠点となります。
>ポエット・ボニフィカ(Poetto – Bonifacia)周辺のおすすめホテル
サン・バルデッロ(San Barratu)・ヴィア・ローマ(Via Roma)周辺
サン・バルデッロ(San Barratu)やヴィア・ローマ(Via Roma)は、カリアリの交通・観光の要所のひとつです。
ヴァポレット(船)や鉄道駅、ショッピングエリアへのアクセスが良く、都市型観光に適した立地です。
外務省海外安全ホームページによると、このエリアは大通りが多く比較的人通りも絶えないため、昼夜を問わず安心して利用できる区画が多いです。
ただしイベント時や繁忙期は観光客が集中しやすく、スリやひったくり狙いの犯行が発生することもあります。
交通拠点として便利な一方、駅周辺の裏通りへ不用意に足を踏み入れることは避けましょう。
ホテルを選ぶ場合、大通り沿いかつ評判の良い施設を選ぶとより安全です。
エリア全体としてはカリアリでも定番の「治安が良いエリア」に含まれますが、荷物管理を徹底し、グループ行動を意識すると安心感が高まります。
カリアリで要注意の治安が悪いエリア
カリアリはイタリア本土およびサルデーニャ島の主要都市として、観光客も多く訪れる人気の目的地です。
しかし、どの都市にも共通するように、治安面で注意すべきエリアや場所が存在します。
外務省海外安全ホームページを参照しながら、現地の事情や在住日本人の声を交えて、できるだけ具体的に「危険な区画」「避けた方がいい場所」を紹介します。
観光客がカリアリを訪れる際、こうしたエリアを事前に知っておくと、トラブルリスクを抑えることが可能です。
サン・ベネデット(San Benedetto)・サンタルーサ(Santaruga)エリア
サン・ベネデットやサンタルーサは、カリアリ中心部から離れたやや新興住宅地の広がるエリアです。
昼間は地元住民の日常が繰り広げられ、閑静な雰囲気が漂っています。
外務省海外安全ホームページによると、市内中心部と比較して観光客は少なく、夜間になると人通りが極端に減ります。
通りや路地が暗かったり、スーパーマーケットや商店以外の人が集まる場所が少ないエリアは、昼間でも無闇に入り込まず、用事がある場合以外は訪問を控えたほうが賢明です。
カリアリ在住日本人によると、通りが広くても周囲の塀やアパートメントの目隠しが多く、防犯意識を高める必要があるとも指摘されています。
車で移動する場合は車上荒らしの注意も必要で、道路脇の空き地での短時間駐車は盗難リスクが高まります。
特に夜間や早朝、閑散とした時間帯の徒歩移動は、現地住民以外は避けた方が無難です。
旅行者向けの宿泊施設や観光施設が集中していないため、あえて滞在するメリットが薄いのが現状です。
スタンパーチェ(Stampace)北部・ポルタ(Porta)周辺
スタンパーチェ地区の北部やポルタ周辺も、カリアリ市内で治安面にやや注意が必要な区画です。
このエリアはカリアリ旧市街の外れにあたるため、地元住民の様子が日に日に変わりやすく、一部で物乞いや生活感の強い雰囲気が目立ちます。
外務省海外安全ホームページでも、観光客向けのショップやレストランが少ないエリアは警戒すべきとされています。
街路や広場、公園の一部が照明不足で暗く、夜間は足早に通り過ぎるべき場所と地元ガイドブックに明記されています。
現地日本人の声としても、「観光目的で入る必要がないだけでなく、迷い込まないように注意している」とのコメントが見られます。
自動車利用者にとっては駐車場が少なく、路上駐車や空き地への一時停車は盗難リスクにつながります。
荷物などを絶対に車内に放置しない、車上荒らし防止用の目立つガジェットや対策ステッカーを使うことが推奨されます。
夜間に用事がなければ、なるべくこのエリアには近づかず、滞在先も選ばないほうが安心です。
モンテ・ウルピヌ(Monte Urpinu)公園周辺の夜間
モンテ・ウルピヌ公園は春や秋に訪れると花や緑が美しく、街を見渡せる展望台がある人気スポットです。
日中は展望デッキや散歩道で地元住民や観光客が行き交い、ピクニックや写真撮影を楽しむ姿が見られます。
外務省海外安全ホームページでは「モンテ・ウルピヌ公園周辺は日中は危険性が低い」とされています。
しかし、夕暮れ以降になると様子が一変します。
夜間は公園のゲートも閉鎖されるため、公式アナウンスで立ち入り禁止となることも多く、周辺の通りも静かになりすぎるのです。
カリアリ在住日本人によると「夜間の外出は控えたい」という意見が根強く、特に女性の単独行動はさらに慎重さが求められます。
照明のある主要道路を利用し、公園内や周辺の細道には立ち寄らないようにするのが基本です。
日没直前には周辺集落から出る必要があり、夜間に駐車をせず、早めの移動を徹底します。
観光の途中で公園を訪れる場合は、日の高いうちに帰路につくことが最も賢明な選択です。
その他の注意すべき場所
カリアリには、上記以外にも治安面で注意すべき場所や状況があります。
・人通りの少ない裏路地やアパートメントの裏手、工事中の建物周辺は夜間だけでなく日中も不審者や空き巣の死角になりやすいです。
・駅周辺の自動券売機やATM付近では、周囲に誰もいない場合はスリや置き引き被害が多発しています。
・バスターミナルやショッピングモールのトイレ、屋外の公共スペースなども不用心に立ち寄らないほうが安心です。
・観光客の多いショッピングストリートや市場で物乞いやスリグループに遭遇した場合、相手に応答せず速やかにその場を離れることが大切です。
・バスや鉄道の車内や駅構内でのスリ、特に乗り換えや出発直前の注意喚起を地元メディアが毎年繰り返しています。
カリアリのおすすめ滞在エリア:
カリアリのホテル選びと治安のポイント
カリアリに滞在する際、治安と快適さを両立できるホテル選びはとても重要です。
治安の良いエリアを拠点にすることで、不安やストレスを減らし、観光やショッピング、夜の外出も安心して満喫できます。
ここでは、治安重視のホテル選びのコツと、実際に現地で気をつけるべきポイント、ホテルの防犯対策について具体的に解説します。
治安が良いエリアでホテルを選ぶメリット
治安が良いエリアにホテルを取ることで、多くの旅行者がトラブルを回避できます。
外務省海外安全ホームページによると、カリアリ中心部やマリーナ、ヴィッラノーヴァなどは犯罪発生率が低く、観光客にも人気の滞在先です。
このようなエリアで滞在する主なメリットは次の通りです。
・夜間の外出やレストラン利用が安心
・荷物や貴重品の盗難リスクが低い
・治安が悪いエリアと比べて騒音や不審者の出入りが少ない
・観光スポットやショッピングエリアへ徒歩移動できる
・ホテル周辺に警察官や防犯カメラが多い
こうした治安の良い地区での滞在は、子連れファミリーや女性グループの旅行にも適しています。
ホテルのフロントやスタッフもしっかりした対応が多く、困った時のサポートも期待できます。
帰りが遅くなった日でも、明るい大通りを利用できる安心感が大きな魅力です。
ホテル周辺で気をつけるべきポイント
滞在先のホテルが治安の良い場所であっても、注意を怠らないことが大切です。
カリアリ在住日本人によると「どのエリアでも観光客はスリやひったくりのターゲットになりやすい」という意見が見られます。
特に以下のような地点では防犯意識を高めましょう。
・駅や空港からホテルまでの移動ルート上
・人気のショップが並ぶメインストリートや賑やかな広場付近
・ホテルやレジデンスの出入口(チェックイン・チェックアウト時)
・カフェやレストランの路上テラス席
・荷物を車から運び入れる際の路上や裏通り
このような場面では、貴重品やパスポート、カメラなどの管理を徹底します。
特に混雑するシーズンや大きなイベントが行われている時期は、気が緩みやすく被害が増加しがちです。
また、夜遅くの移動には必ず防犯意識を持ち、不安を感じるエリアや時間帯を避けるのが基本となります。
ホテルのセキュリティチェックリスト
カリアリのホテルを予約する際は、下記の防犯ポイントを必ず確認しましょう。
・出入口に防犯カメラや24時間有人のフロントがある
・客室のドアに2重ロックやセーフティボックスが備わっている
・ホテル内のエレベーターにはルームキー認証が必要
・ID提示やサインによるゲスト管理が徹底されている
・夜間の出入口は施錠されている、もしくは警備員が常駐している
・目立つ立地で大通りに面している(裏道や路地奥は避ける)
・ホテル周辺にバス停やタクシー乗り場、警察署がある
このような設備や運用が整ったホテルであれば、万が一のトラブル時も迅速な対応が期待できます。
カリアリで発生しやすい犯罪と対策
カリアリは比較的安全な街ですが、観光客が巻き込まれやすい犯罪には傾向があります。
外務省海外安全ホームページや現地の警察統計、在住日本人の声をもとに、特に注意すべき犯罪の種類や発生場所、具体的な対策方法を詳しく紹介します。
旅行者が十分な対策を取ることで、被害リスクを大幅に下げられます。
スリ・ひったくりの手口と注意点
カリアリ中心部やマリーナ、ヴィア・ローマ周辺などの人通りが多いエリアでは、スリ・ひったくりが発生しています。
外務省海外安全ホームページによると、スリは混雑する市場やバス、鉄道の車内、観光名所、ショッピングモール内でも多発しています。
典型的な手口としては、観光客が写真撮影や買い物に夢中になっている隙を狙い、バッグや財布を抜き取られたり、ジッパーやボタンの開いた荷物に手を伸ばされたりするケースです。
ひったくりは徒歩や自転車、スクーターでの移動時に発生しやすく、特に夜間や人通りの少ない路地、暗い場所で被害が増加します。
貴重品は絶対に後ろに背負わず、前面や内側ポケットに保管します。
歩行中は不用意にスマートフォンや財布を取り出さず、周囲の人との距離感を意識しましょう。
混雑した場所では、バッグのファスナーが完全に閉まっているかこまめに確認します。
複数人で行動する場合は、誰か1人が常に荷物を持ち回りを見守る体制が理想です。
置き引き・車上荒らしの発生場所と予防策
エスプラネードビーチ(Poetto)やカフェテラス、レストランの屋外席などは、荷物の置き引きが発生しやすい場所です。
外務省海外安全ホームページでも、イタリア全土でビーチや観光地での荷物の目を離した隙に盗難が後を絶たないと警告されています。
カリアリ在住日本人によると「休憩中や食事中、つい携帯をテーブルに置いたままトイレに行くのが一番危険」との声も多く、目を離す場合は貴重品は必ず持ち歩きます。
車上荒らしについては、レンタカー利用者や現地住民車両ともに、車内に荷物やバッグを残したまま駐車するのは絶対に避けます。
車上荒らし多発エリアには注意喚起看板が設置されていることが多いため、近づく場合は必ず車両の施錠状態や周囲の不審な人物に目を配ります。
車内に目立つ荷物やカメラ、PCを置くと窓ガラス破りの標的になりやすいため、たとえ短時間の離席でもすべて持ち歩く習慣を身につけます。
カフェやレストラン、ビーチチェア利用時は、荷物をワイヤーロックで固定したり、交代で看守したりする方法も有効です。
現地で案内されているワイヤーロックスやカバン用チェーンサービスを活用するのもおすすめです。
詐欺・ぼったくりの事例と対策
詐欺やぼったくりは観光地で発生しやすく、カリアリでも例外ではありません。
代表的な事例として、路上での通貨交換詐欺や、タクシーの料金水増し、レストランでのサービス料未明示請求、露店やフリーマーケットでの偽ブランド品販売などが挙げられます。
外務省海外安全ホームページでも、観光客がターゲットになりやすい事例が報告されています。
現地の正規以外のタクシー利用や、知らない人からの現金両替の誘いには絶対に応じないでください。
チップやサービス料の金額は店員に直接確認し、領収書を必ず受け取ります。
レストランやカフェのメニューにはサービス料やカプリ(席料)の有無が表示されているかを確認します。
現金のやり取りは店員やフロントから離れた場所で行わず、万が一トラブルがあればすぐに警察やホテルスタッフに相談しましょう。
現地日本人の声としても「観光シーズンの始まると道端のリキシャや両替商の誘いが増えるので注意が必要」という話が聞かれます。
特に休日のマーケットやビーチ周辺では、声をかけられても立ち止まらない、不用意に現金を見せないなどの基本ルールを徹底します。
被害に遭った場合の対処方法
不幸にも被害に遭った場合は、決して1人で抱え込まず、現地警察への届け出を最優先します。
被害届(Denuncia)を出すことで、パスポート再発行や保険請求の際にも必要になります。
現地警察やホテルのフロント、日本大使館に連絡し、必要な手続きや相談を速やかに行います。
カードやスマートフォンの紛失・盗難時は即座に各社に連絡し、利用停止や追跡サービスを依頼します。
被害届出の手順や必要書類はホテルの案内や日本大使館のウェブサイトも参考になります。
焦らず落ち着いて行動し、無理をして現地回収作業などを行わないのが基本です。
警察や現地サービスの連絡先
トラブルや緊急時、現地警察(Carabinieri)への連絡は113、憲兵隊(Polizia di Stato)への緊急通報は112です。
カリアリ市内の観光案内所やホテルフロントでも、警察や病院への連絡方法を案内してもらえます。
日本大使館や在ミラノ総領事館へは、領事部(業務時間外はメッセンジャーなどで情報案内)で相談できます。
現地で利用できるパトロールサービスや通訳サポートも、観光案内所や市役所で案内されています。
スマートフォンの現地SIMやWiFi接続を活用し、万が一に備えて通じる連絡先を目立つ場所に保管しておくと安心です。
カリアリの交通機関利用時の治安と注意点
カリアリでは鉄道・市内バス・タクシー・レンタカーの各手段を使い分ける場面が多いです。
移動中は荷物やスマートフォンの管理が甘くなりやすく、スリや置き引きのリスクが高まります。
外務省海外安全ホームページによると、駅やバスターミナル、空港周辺は観光客狙いの軽犯罪が起きやすい環境です。
ここでは、各交通手段ごとの具体的な注意点と実践的な対策をまとめます。
初めてカリアリを訪れる人でもすぐに実行できる行動ルールを提示します。
不安を減らし、快適に観光を楽しむための移動ノウハウとして役立ててください。
鉄道・バス利用時の安全対策
カリアリ・エルマス空港やカリアリ駅を起点に、近郊都市や市内各所へ移動する旅行者が多いです。
駅構内やバス車内は混雑しやすく、乗降時に荷物への注意が散漫になりがちです。
車内や停留所での「置き引き」「すり寄り型のスリ」に備え、立ち位置や荷物の持ち方を工夫します。
・バックパックは前に抱える、ハンドバッグは体の内側に回す。
・座席上の荷棚に貴重品を置かない。荷物は膝か足元の内側へ。
・扉付近に立つ場合は、扉が開く瞬間の持ち逃げに注意する。
・乗車待ちの列では、接近してくる不自然な動きの人物に意識を向ける。
・乗り換え時間が短い場合ほど、スマホや財布の出し入れを減らす。
外務省海外安全ホームページによると、券売機周辺や改札付近では声かけ詐欺や両替詐欺が散見されます。
見知らぬ人の手助けの申し出は丁寧に断り、操作は自分のペースで行います。
ICカードやQRチケットは、必要な瞬間まで人目につかない場所に保管します。
観光客の多い路線や観光停留所では、地図やガイドの確認は壁際で行い、通行の妨げにならない位置に移動します。
タクシー利用時の注意点
カリアリ市内の短距離移動や夜間の帰路では、タクシーの安全性と利便性が高いです。
正規タクシーの識別と乗車手順を押さえておくと、料金トラブルや乗り間違いを防げます。
・車体の屋根灯、側面の認可番号、社名表示を確認する。
・メーター作動を出発時に目視し、作動しない場合は乗車を中止する。
・目的地を地図アプリで把握し、おおよその所要時間を事前確認する。
・大きな紙幣の使用は避け、できるだけ小額現金かクレジット決済を使う。
・降車前に料金明細(レシート)を必ず受け取る。
空港や駅の乗り場では、客引きや「個人送迎」を装う非正規の車両に注意します。
正規のタクシー乗り場から乗車し、ホテルのスタッフが呼んだ車両であれば安心度が高まります。
深夜の移動は徒歩を避け、タクシーや配車サービスを積極的に選びます。
支払い時は財布を大きく開けず、現金やカードの露出を最小限にします。
レンタカー利用時の防犯ポイント
サルデーニャ島のビーチや遺跡を回る場合、レンタカーは行動の自由度が高く便利です。
一方で、車上荒らしや駐車中の窓割り盗難には継続した注意が必要です。
・車内に荷物を残さない。トランクも含め、駐車場で積み替えをしない。
・視認性の高い有人駐車場を選び、夜間の路上駐車を避ける。
・短時間でも施錠を徹底し、窓を数センチでも開けたままにしない。
・観光スポットの無料駐車帯は要注意。混雑時は特に人気のない区画を避ける。
・ドライブレコーダーやハンドルロックなどの抑止装置を活用する。
外務省海外安全ホームページでも、人気観光地の駐車場では荷物狙いの犯行が起きやすいと注意喚起があります。
到着後は先に観光をせず、チェックインして荷物を置いてから外出すると安全性が高まります。
見知らぬ人に道を聞かれた際は、車内の物を見られないよう窓越しや短い会話で対応します。
レンタル契約時には盗難・破損対応の補償範囲を確認し、緊急時の連絡先も控えます。
空港〜市内アクセスの治安と深夜対応
カリアリ・エルマス空港(CAG)から市内中心部までは鉄道やバス、タクシーで移動できます。
深夜着・早朝発の便では、公共交通の本数が少なくなる時間帯が生じます。
・到着ロビーで長時間の荷物整理をしない。外に出る前に貴重品の位置を確定する。
・深夜帯はタクシー利用を基本とし、乗り場の行列や客引きに流されない。
・複数名での移動を心がけ、単独での長距離徒歩を避ける。
・到着前にホテルへ到着時刻を共有し、レイトチェックイン手順を確認する。
・帰国便の朝は前夜のうちに精算を済ませ、当朝の移動は最短動線で行う。
空港の到着ロビーや駐車エリアは広く、注意が散漫になりやすい環境です。
トロリーバッグの上にハンドバッグを載せたまま放置しないなど、置き引き対策を徹底します。
配車サービスを使う場合は、アプリ上の車両とナンバーを確認してから乗車します。
カリアリの治安まとめ
カリアリは観光で過ごしやすい都市ですが、エリア選びと基本的な防犯行動で安心感が大きく変わります。
治安が良いエリアとしては、マリーナ、カステッロ、ヴィッラノーヴァ、ヴィア・ローマ周辺がホテル拠点に適しています。
治安が悪いエリアとしては、スタンパーチェ北部や夜間のモンテ・ウルピヌ公園周辺など、具体的な区画での警戒が現実的です。
交通機関やビーチ、カフェのテラス席では、スリ・置き引きに備えた前掛け・分散管理・レシート確認といった小さな対策の積み上げが効果的です。
滞在中は大通りを選び、夜間はタクシーや配車サービスへ切り替える判断が安全につながります。
在住日本人の実感や外務省海外安全ホームページの基本方針を踏まえ、ホテルは24時間フロントや二重ロック、明るい立地などの条件で選ぶと安心です。
緊急時は112(一括)、113(警察)へ連絡し、ホテルや観光案内所の支援を早期に得る準備を整えておくと対応がスムーズです。
カリアリのおすすめ滞在エリア: